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ジオリス・ワイナリー

何度も振られたトップクラスの秘境のワイン

「あまりにも山奥の辺鄙な場所で、ガードレールもない険しい山道をひたすら上りました。看板もなかったため行き過ぎてしまい、なかなかたどり着けなかった・・・」 初めてワイナリーを訪問した買付隊がそう語るほど、秘境の地にジオリス・ワイナリーはあります。

ジオリスとの出会いは、今から20年以上前。カリフォルニアを訪問した際に、現地のワインショップのソムリエに「今一番注目のカルフォルニアのワインは?」と聞いたところ紹介してくれたのが、ジオリスでした。
当時、ジオリスがあるワイン産地「カーメル・ヴァレー」はほとんど知られておらず、「本当にこのワインが?」と思いながら、いざ試飲してみると…「美味しい!洗練された果実味で、濃密だけど渋みはきめ細かく、バランスの取れた味わい。しかも余韻が長い…今まで味わったことのないワイン!」と、衝撃を受けました。なんと、上のクラスのワインには、フランス銘醸地ボルドーの超有名ワイナリーや、ブルゴーニュ特級クラスのぶどうの苗木をカリフォルニアに植樹して造っているとのこと!

すぐにジオリスの連絡先を聞き、オーナーのウォルター氏に「ぜひ、ジオリスのワインを日本で販売したい」と訪問しましたが、答えは「NO」。ほとんどが国内で売れてしまい、輸出できる本数が確保できないとのことでした。その後も、何度も交渉しましたが、取引してもらうことはできませんでした。
しかし、2007年に粘り強い交渉がついに功を奏し、ウォルター氏から少量なら輸出できると連絡があり、譲ってもらえるようになったのです。「断られ続け、何度もジオリスを後にする私の後ろ姿が忘れられなかった」と、ウォルター氏が言っていました。

ようやく日本に輸入できたと思ったのも束の間、現地価格が高騰してしまい、一時は販売がストップしてしまいました。しかしながら、お客様から「ジオリスはもう入荷しないのですか?」との声を多数いただき、2019年夏、再度交渉するために現地を訪問。なんと特別価格で譲っていただけることになりました。
さらに、ウォルター氏がいつも家族と一緒に飲んでいるプライベートのハウスワインを、新しく「ジオリス・ファミリー・ワイン」として手頃な価格で造ってもらえることになりました!

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