雨の中で咲く紫陽花がとても美しい季節になってまいりました。気が付けば早いもので、年の折り返しとなりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。
ヴィノスやまざきでは暑い時期に美味しい、毎年人気の「夏ヌーヴォー」のご予約を開始いたしました。今年は世界初!?となる、ウルグアイのヌーヴォーをリリースいたします!他では手に入らない、ぜひお早目のご予約をお待ちしております。
今月の蔵直Ⓡワイン30周年記念 人気蔵元おまかせコースは、当店蔵直Ⓡフランスワインの中から、ロワール地方で出会った超限定白ワイン、蔵直Ⓡワイン30周年を支えてきた南フランスの赤ワインをお届けします!
入荷の関係でお引き渡し開始が遅くなり、大変申し訳ございません。
白:フランシス・ブランシェ プイィ・フュメ樽熟成2022
赤:シャトー・レゾリュー 青ラベル2020
赤:シャトー・ド・ペノティエ 赤・樽熟成2017
ストーリー
まだ、静岡本店1店舗しかお店がなかった時代、フランスのボルドーやブルゴーニュといった有名産地のワインを中心に販売していました。
しかし、売り上げが伸び悩み、売れないのは近隣に出来たディスカウントストアが有名ワインを安く売るからなのだろうか、本当にお客様の望んでいるワインは何だろうかと、試行錯誤していました。
ある時、お客様から「本当に美味しいワインは1万円位するね。私は毎日飲みたいから1,000円代で1万円くらいの味のワインがあればケースで買うよ。」と、言われました。
そんな時、フランス大使館の商務部の方が来店され、
「フランスには無名産地がまだまだありますが、なかなかそういうワインを大手インポーターは輸入してくれないのです。是非一度試飲して頂けませんか?」とのこと。
その試飲会では、大手企業の方々が有名産地のブースに群がっていました。
そんな時、当時は無名産地と言われ、誰もいなかったラングドック・ルーション地方のブースで出会ったのが、今月の本コースでもお楽しみいただけるシャトー・レゾリューです。
あまりの美味しさと価格の安さに驚き、すぐに現地に飛びました。そこで目にした丁寧な手摘みの収穫、こだわりの醸造法・・・すぐに仕入れをお願いしました。
その後、購入された有名作家の方が「一口飲んだ時、1万円はするな・・・と、思った。」と、新聞のコラムにも書いて下さったのです。
今からちょうど30年前。直輸入ワインに取り組むきっかけになった、ヴィノス原点のワインこそ、南フランス・ラングドックのワインだったのです。
商品詳細
【白ワイン】フランシス・ブランシェ プイィ・フュメ樽熟成
実は長年直輸入していたプイィ・フュメがありましたが、販売価格がどんどん上がってしまいました。
もっと安くても美味しい白ワインを求めてフランスを歩き回っていたところ、地元の蔵元から「美味しいプイィ・フュメを造る職人がいる!」と、今から10年以上前に紹介してもらったのが、小さな家族経営のぶどう栽培農家、フランシス・ブランシェでした。
この1本は、南西部の斜面に位置した、僅か0.18haという極小畑のぶどうを使用し、圧搾は素早くかつ優しく行い、樽発酵・樽熟成させた、同蔵元の秘蔵白ワインです。
味わい:パイナップルのようなトロピカルフルーツの果実味、バニラ、ナッツ、ハーブなどの風味が複雑にからみ合い、キリっとした酸味が全体を引き締めています。グラスに注いだ瞬間から立ち込める華やかな香りと、口に含むと力強く深みのある味わいで、長く心地良い余韻を感じます。
蔵元:ドメーヌ・フランシス・ブランシェ
産地:プイィ・フュメ
品種:ソーヴィニヨン・ブラン100%
ペアリング:サラダ、甲殻類のクリームソース、鶏肉のオーブン焼き、ヒレカツなどと共に。白カビチーズにも。
【赤ワイン】レゾリュー 青ラベル
当店蔵直Ⓡフランスワイン第一号シャトー・レゾリューが手がける同蔵最高峰の赤ワイン。自然農法で栽培された地場品種を使い、樹齢80年を超える古木のぶどうも一部使用しながら、長期樽熟成を施し、繊細で丸みを帯びた渋味がワインに溶けこみ、力強さと複雑味と余韻の長さが高級感を演出しています。
ボルドーやナパヴァレーの赤ワインを飲み尽くした皆さまへ、次の1本としてお薦めです。
味わい:プルーンやベリー系の赤黒果実の濃縮感に加え、地中海のハーブやスパイスのニュアンス、木樽熟成からくるコーヒーやカカオのような香ばしい風味が、複雑に口の中に広がり、なめらかな口当たりと長い余韻を感じます。
蔵元:シャトー・レゾリュー
産地:ラングドック地方コルビエール
品種:カリニャン40%、グルナッシュ30%、 シラー25%、ムールヴェードル5%
ペアリング:スペアリブ、牛肉のステーキ、焼き鳥(たれ)に合わせて。ブルーチーズや熟成した白カビチーズのお供にも。
【赤】シャトー・ド・ペノティエ 赤・樽熟成2017
人気ゆえに、一時期欠品してしまったシャトー・レゾリューに代わるピンチヒッターとして輸入した際、まるでボルドーの高級赤ワインのような風味で一躍当店のお客様を魅了!以来25年以上に渡り多くのワイン愛好家に愛される蔵元の一人になったのが、シャトー・ド・ペノティエです。
南フランス「ラングドック地方カバルデス」の地に1620年設立し、直系の家系が代々シャトーを継承し、ワイン造りを行うラングドック地方で最も古い老舗蔵元の一人です。
彼らがワイン造りを行う「ラングドック地方カバルデス」は、ボルドーと南フランスの品種のブレンドが許された、非常にめずらしい生産地。この二つの気候が交じり合い、やや標高の高い区画のぶどうを使うことで、温暖な気候の南フランスでありながら上品な酸味を生み、ここでしか生まれない唯一無二のワインが誕生します。
かつて、醸造コンサルタントを務めていたのは、ボルドー5大シャトーの醸造長も務めた偉大な醸造家の故パトリック・レオン氏。
今では彼の技術と情熱を継承した醸造チームが、今の時流に合った、複雑で高級感溢れるこだわりのワインを造っています。
味わい:まさに今飲み頃です。赤黒い熟した果実と南フランスのハーブやスパイスの香り。口の中では、ベリーやほのかなチョコレートのような風味を感じます。豊かな果実味に上品な酸味、柔らかな渋味、木樽の風味が複雑に溶け込み、余韻も長い味わいです。
蔵元:シャトー・ド・ペノティエ
産地:ラングドック地方カバルデス
品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、シラー、グルナッシュ
ペアリング:ハーブやスパイスのお肉料理、ソーセージ、カスレ(白インゲン、数種類の肉類、香味野菜やトマトペースをオーブンで焼き上げた郷土料理)とご一緒に。熟成ハードタイプのチーズとも。
最後に、次回7月のお引き渡しは、7月15日(月)の開始を予定しております。
入荷の関係で引き渡し開始日、引き渡し月、商品の変更が生じる場合がございますので、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。
それでは、来月の蔵直Ⓡワイン定期便でお会いしましょう!