新年おめでとうございます。
2026年が、皆様にとって穏やかで幸せに満ちた一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。
本年もヴィノスやまざきは、世界各地の造り手の想いが詰まった蔵直®ワインの奥深い魅力や楽しさをお伝えしてまいります。変わらぬご愛顧を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
今月のプレステージ赤白ワインコースでは、アルゼンチンワインのパイオニアとも言われるカルロス・プレンタ氏が手がける、話題のトメロシリーズより、ボナルダ(赤)とソーヴィニヨン・ブラン(白)をご紹介いたします。

ヴィノスやまざきと南米ワインとの歴史は長く、今から約20年前、手頃な価格でありながら高品質な家族経営のチリ・アルゼンチンの蔵元との直輸入が始まりました。
当時からチリをはじめとした南米ワインは、品質が高くコストパフォーマンスにも優れていました。しかし次第に“最安値ワイン”だけが市場に広まり、『チリワイン=安いワイン』というイメージが定着してしまった……。
それなら、自分たちの目で本当に良い南米ワインを選び、直接お客様に届けようと考えたのです。」

当時の買付総長・種本均が現地を訪問し、長時間の移動、舗装されていない道、そしてまだ危険も多かった時代に、物流や現地事情の確認も含め、ワイン未開の地を切り拓いてくれました。
その買い付けの話は、過酷さと同時に、「本当に良いワインを届けたい」という強い信念を感じるものでした。
その旅の中で出会った蔵元――
チリのテラ・マター、アルゼンチンのビニャルバ、そしてビスタルバ。
彼らは今もなお多くのファンに愛され、ヴィノスやまざきのロングパートナーとして共に歩み続けています。
「いつか自分も南米に行きたい」
そんな想いが、今回ついに実現しました。
日本からアルゼンチンまでは片道約32時間。決して楽な旅ではありませんが、いつも販売している人気ワイン「ビスタルバ」を訪れると思うと、不思議と疲れは感じませんでした。

アルゼンチンワイン界の重鎮として知られるカルロス・プレンタ氏がオーナーを務める「ビスタルバ」。プレンタ氏の父は、“アルゼンチンのナパ・ヴァレー”と称されるウコ・ヴァレーを切り拓いた人物で、「アルゼンチンワインの父」とも呼ばれています。そのDNAを受け継ぎ、ビスタルバの品質は世界的に高く評価されています。

シンプルで洗練され、効率性と緻密さを兼ね備えた醸造所。実際の地層を壁にした重厚感あふれるテイスティングルームでの試飲は、ワイン造りへの哲学を肌で感じる時間でした。

今回ご紹介するトメロシリーズは、テロワールを正確に表現し、価格以上の品質を実現することを信条とし、アルゼンチン国内外で高い評価を受けています。

「トメロ」とは、“土地の声を聞き、畑を深く理解する人”という意味を持つ言葉で、ワイン造りにおいてもっとも重要な考え方を象徴しています。
畑は標高の高いウコ・ヴァレーに位置し、アンデス山脈の高地ならではの寒暖差が、凝縮した果実味と美しい酸を生み出しています。ぶどう本来の個性を重視した味わいが特徴です。
トメロ ソーヴィニヨン・ブラン(白)
トメロ ボナルダ(赤)

ソーヴィニヨン・ブランは、昼夜の寒暖差により、フレッシュな酸と凝縮した果実味を楽しめます。グレープフルーツやライムなどの柑橘系の香りに、白桃やハーブのニュアンスが重なり、清涼感のあるアロマが広がります。
味わいはみずみずしく、酸は穏やかでシャープすぎず、果実味とのバランスが良いのが特徴です。樽を使用せずに醸造することで、ぶどう本来のピュアな味わいが素直に表現されています。
ニュージーランドほど香りが強すぎず、親しみやすい味わいで、幅広い方に楽しんでいただける一本。魚介料理やサラダ、和食とも相性が良く、日常の食卓で活躍するソーヴィニヨン・ブランです。
ボナルダ(赤)は、イタリア・ピエモンテ原産と言われていますが、現在ではアルゼンチンで古くから親しまれてきた土着品種として知られています。
マルベックとは異なる、やわらかな個性を持ち、日常の食卓に寄り添うスタイルが魅力。アンデス山脈麓の畑で育ったぶどうは、豊かな日照と寒暖差により、完熟した果実の旨みをしっかりと蓄えています。
香りにはブラックチェリーやプラムなどの黒系果実に、ほのかなスパイスやチョコレートのニュアンス。口当たりは非常になめらかで、タンニンは穏やか、渋みは控えめです。
果実味が前面に出ながらも重すぎず、バランスの取れた味わいに仕上がっています。個人的には、ジューシーな果実味で飲みやすく、お料理とのペアリングワインとして特におすすめです。肉料理はもちろん、トマトソースのパスタや和食にも合わせやすい、注目の一本です。

ヴィノスやまざきを代表するアルゼンチンワインの魅力を存分に楽しんでください。
買付隊 福井
