6月に入りに日増しに「夏」を感じるようになりました。日本酒業界でも夏を楽しむ「夏酒」が続々登場しております。各蔵が夏に向け考えて醸したお酒を見かけた際は「夏」を感じる一杯を是非、お楽しみください。
今月の「地酒倶楽部 蔵」は、静岡市内で家族経営の小さな蔵「萩錦」。生もと造り×雄町×静岡の酒造りを表現する酸とキレのバランスが良い1本、是非「酒かすたけのこ」と合わせてみてください。

[静岡]萩錦 おまち2024 720ml
[京都]酒かすたけのこ
ストーリー
【萩錦酒造】

1876年(明治9年)から日本酒を製造する造り酒屋、静岡県静岡市の中心街から車で20分、海の近くに位置した家族3名で守る小さな酒蔵です。初代 萩原新吉氏がこの土地の豊富な水に惚れ込み酒を造りはじめ、現在は5代目になります。蔵元杜氏を中心に少量ながら丁寧に造られたお酒は地元を中心に飲んでいただいています。昔から愛される萩錦の味も守りながら、時代に合わせた食中酒を届けていけるよう新しいお酒の開発にも取り組んでおります。

酒造りのこだわり
仕込み水の柔らかな口あたりを生かした食中酒を造るという点は、先代の頃から一貫して変わらずに心がけている点です。その上で夫婦での酒造りの経験から、自分達が提案したい味わいや酒質を学びながら形成していきました。温暖な地域である静岡でじっくりと飲んでもらう日本酒というのを求め、生酛造りや9号酵母での製造もはじめました。静岡らしいすっきりとした穏やかな香りを大切に芯があり、飲み続けたくなるお酒を目指しています。飲む人と一緒に楽しめるような、日々を少し豊かにするようなお酒を造りたいと思っています。

萩錦の使用米
先代の時は山田錦、誉富士、美山錦、日本晴を使用していましたが、世代交代により蔵元杜氏に代わり、使用したことのない酒米へもチャレンジしたいと考え使用米を増やしました。その中でも今後は県産米などの使用を増やしていきたいと考えています。飯米は2023BYにてお話をいただき小仕込みで仕込みを行いました。製造の経験にもなることは取り組んでいきたいと判断しその年ごとの造りなども行います。

酒造りにこめる想い
●繋がりを感じるものづくり
酒米や酵母の選択を酒質の設計以上に何かゆかりのあるものを
●造り手のらしさを表現する
夫婦+αで造る酒で毎回違うが軸がしっかりしているものを
●酒造り周辺の魅力を再考する
異業種、他県からの酒造りを通して地域や食を楽しめるもの
静岡県清酒の中で萩錦酒造の特徴
蔵元自身静岡のお酒が大好きで、穏やかな香りで丁寧な吟醸造りのお酒の魅力にはまり、この地で製造をできることに喜びを感じています。
その中でも美味しいお蔵さんがたくさんあります。
萩錦は小規模であり、経営者が製造をする蔵だからこそできる方法を模索して提案したいと思っています。
静岡吟醸と生酛造りの両方からのアプローチによるお酒や、社長の実家である熊本由来の酵母を使用した自分達が造るストーリーがある選択などをおこなっていきたい。染み渡る味わいといつの間にか杯があくお酒を目指して。
今後は、社長の実家である造り酒屋の「菊の城」の製造方法をもとに熊本酵母を使用したお酒づくりを萩錦で行ってみたいと考えています。
商品詳細
日本酒:【萩錦 おまち2024】

2020BYに初めてチャレンジした酒米雄町。初年度は精米歩合60%で造りました。2021BYは精米歩合58%。2022BYは56%と年ごと変更をして味わいや造りのの違いを考えました。
再構築することであるところから変わる景色を見るように。そんなお酒のシリーズを2024BYからは生酛造りでリスタートしました。
生酛造り×雄町×静岡の酒造りを表現するべくチャレンジしました。
味わいとしては米を溶かし過ぎず製造を行い。貯蔵や熟成から柔らかさを引き出せる設計で造りました。幅広い温度帯で楽しめるお酒に仕上げています。
産地:静岡県
蔵元:萩錦酒造
原材料名:岡山県産:雄町
精米歩合:麹米・掛米 ALL60%
日本酒度:+10
酸度:1.4
アルコール分:14%
おつまみ:【酒かすたけのこ】

酒かすが初めて方でも食べやすい粕漬けに仕上げています。
たけのこ特有のほのかなえぐみや苦みは、酒粕のコクと甘味がまろやかに包み込んでくれます。お互いの旨味や風味を引き立て合うクリーミーな味わいとたけのこの食感をお楽しみください。
