先週からご案内させていただいている「家飲み達人の赤ワインセット(税別10,000円)」。
お客様から「あのワインも入っていて1万円で本当にいいんですか!?」とお声をいただいているワインがあります。それが・・・
南仏ラングドック地方のワイン、「エスプリ・ド・ペノティエ2015」です。
お客様から多くの驚きの声をいただくほどのワインとは、一体どんなワインなのか?
ヴィノス1の「南仏ワインの達人」であり「家飲みの達人」でもある鶴見に語ってもらいました。
【プロフィール】鶴見 明
フランスワインが好きすぎて、某地方銀行を退職。ヴィノスやまざきの存在に触発され、その数年後の1999年の夏に単身語学留学。場所は当店フランスワイン直輸入発祥の地、スペインとの国境沿いのワイン産地「ラングドック・ルーション地方」。 片道30㎞以内は自転車で蔵元を巡り、すっかり南フランスのワインの虜に。 2001年9月末に帰国後、早速ヴィノスやまざきに履歴書と入社への熱いメッセージを送り、同年12月25日からアルバイトとして渋谷店にて勤務を開始し、現在に至る。
このワインは、とにかく濃厚。
初めて飲んだ時のインパクトは、今でも忘れられません。言われなければ「高級ボルドーワインでは?」と一瞬思ってしまったほどです。
ワインは「おしゃれ」というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、現地の生産者たちを訪問するとつくづく感じるのが、ワインは「農産物」ということ。
観光客向けの豪華で洗練されたテイスティングルームをもつワイナリーもありますが、ヴィノスのパートナーたちは、ぶどう栽培から自分たちの手で畑仕事を行っている、いわば「農家」の蔵元たちがほとんどです。
そして、農作物であるぶどうはその年の天候によって出来が異なるため、本当にぶどうの出来が良い年にしか造られない、特別なワインも存在しています。
そんなワインの一つが「エスプリ・ド・ペノティエ2015」です。
このワインを造るのは、当店でもロングセラーの蔵元「シャトー・ド・ペノティエ」。
1600年代から続く、元貴族の歴史あるシャトーです。
当店は今から25年以上前に、南仏ラングドック地方のワインの直輸入を始め、現地の生産者とのネットワークの中で、シャトー・ド・ペノティエに出会いました。そして、その力強い味わいに「日本のお客様にお届けしたい」と輸入を決めたのです。
その後、シャトー・ド・ペノティエとは密度の高い交流が続き、日本のお客様のためのオリジナルワインを共同で開発したりと、私たちのお客様への熱い思いも理解してくれる良きパートナーとなったのです。
ペノティエの畑があるのは、南仏の中でも「カバルデス」という特別な土地。
南仏のぶどう品種とボルドーのぶどう品種のブレンドが許されているめずらしい産地で、二つの気候が交じり合う、ここでしか生まれないワインが楽しめます。
彼らの定番ワイン「ペノティエ赤樽熟成」もまた、南仏とボルドーの3~4種類のぶどう品種をブレンドして造られ、その飲み応えのある味わいとコスパの高さから、当店でも大ヒットとなりました。
そして「エスプリ・ド・ペノティエ」はさらにワンランク上の一本で、まさにこの蔵のエスプリを表現したワイン。
「その年の一番良いぶどうをブレンドする」という造りは、味はもちろんトップクラスなのですが、毎回異なるブレンドで、異なる味わいのワインが出来上がることを意味します。それがまた楽しみでもあって、様々な年のものをコレクションしているお客様もいらっしゃるほど・・・
その年のもっとも出来が良いぶどうだけあって、その味わいはとにかくパワフル。しかし、上品でもあり、余韻も長く、この蔵元の旗艦ワインであるのも納得です。それにもかかわらず、このコストパフォーマンスなのは、本当に驚きです。
現地では、ジビエ料理などと一緒に楽しまれています。ご自宅で料理に合わせるなら、ラムチョップのグリルや、カレーのようなスパイシーな料理にも結構合いますよ!
まだ寒さが残るこの季節には、濃厚でどっしりとした赤ワインが恋しくなります。私も今週末は、この「エスプリ・ド・ペノティエ2015」を、改めてじっくり飲もうかなと思います。
皆様も、ぜひ「家飲み達人の赤ワインセット」で、ご自宅での時間にお楽しみください。
通販部 本島
【プロフィール紹介】
2010年ヴィノスやまざき入社。学生時代はほとんどワインを飲まず、ヴィノスやまざきの開発した甘口&低アルコール赤ワイン「ソレイユ」に衝撃を受けて入社。広尾店店長、商品部にて輸入業務を担当した後、現在はWEB・マーケティングを担当。JSAソムリエ、SAKE Diploma、WSET Level3。WSET Diploma受験中。