絶対、自信あり! ヴィノスのボジョレー・ヌーヴォー2025は“凄い予感”!

フランス・ボジョレー地区の新酒「ボジョレー・ヌーヴォー」。
今年の解禁日は、11月20日(木)です。

11月第三木曜日に世界同時解禁となる中、時差の関係で日本が世界で最も早くこの“ワインの祭典”を迎える国。
かつては社会現象になるほどの人気を誇り、いまもなおその熱気は健在です。

ボジョレー・ヌーヴォー解禁の様子

今年も銀座店・新静岡セノバ店では、蔵元を迎えたカウントダウンイベントを開催!また、ヴィノスやまざきの店舗にて解禁イベントを予定しています。

解禁とともに店中に広がる歓声と拍手。
一年に一度のワインのお祭りが始まる瞬間を思うだけで、胸が高鳴ります。

一方で、近年のボジョレーを取り巻く環境は、決して明るくはありません。
世界情勢による物流費の高騰、そして気候変動。厳しい自然に耐えられずぶどう栽培をやめる生産者も増え、輸入を見送るインポーターも少なくありません。

ボジョレーの騎士 ボジョレー・ヌーヴォー

それでも、

「家族経営の造り手を守りたい」
「毎年楽しみにしているお客様に、変わらぬ味わいを届けたい」
「ヌーヴォーを飲んでワインを好きになってほしい」

その想いだけは、ヴィノスやまざきは決して揺るぎません。
だからこそ、今年も価格を据え置き、信頼の造り手とともに最高の一本をお届けします。

ボジョレーの騎士ボジョレー・ヌーヴォーを造るギヨさんと畑

今年6月、私たちはボジョレーの地を訪れ、蔵元と話し合いました。
今年の出来だけでなく、栽培の状況、収穫のタイミング、醸造へのこだわり、まで…。
すべては「お客様に最高の1本を届けるため」です。

そして先日、ボジョレー・ヌーヴォー2025ヴィンテージのタンクサンプルが、フランスから到着!
グラスに注がれた瞬間感じたのは、ただならぬ手応えでした。
    
 
驚きの味わい「ドメーヌ・ペール・ギヨ」

ボジョレーの騎士ボジョレー・ヌーヴォーのタンクサンプル

まずは、長年のパートナー「ドメーヌ・ペール・ギヨ」のボジョレー・ヌーヴォー。
グラスを覗いた瞬間、「これ、本当にヌーヴォー?」と全員が驚きの声を上げました。

濃縮した色合い、ベリー系果実の凝縮感、そしてヌーヴォーらしいフレッシュな酸味。まさにギヨさんならではの “完熟果実のパワー” を感じました。

 

ボジョレー・ヌーヴォー タンクサンプルの試飲

さらにワンランク上のキュヴェ「ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー」は圧巻。

口の中でフルーツが弾けるような果実味と、洗練された酸の調和。まるで新大陸のピノ・ノワールを思わせる力強さ。

グランクラの畑

その秘密は、"グランクラ”(100年以上の古木が並ぶ特別区画)のぶどうを、過去最高の40%も使用していること。

完熟するまで収穫を待ったギヨ家の決断が、凝縮感と深みを生み出していました。

春に買付隊が訪れた際のギヨさん

 先日オンラインにて、ギヨさんの息子で次世代の期待の星、エドワードさんとMTGしましたが、
「夏以降は完璧な天候で、ブドウは小粒で凝縮。自信作だよ!」
そう語ってくれました。
その瞳は自信に満ちていました!


■個性が際立つワインの匠「ボディヤール」

ボディヤールの畑を訪ねる買付隊

昨年、初登場にして即完売となったもうひとつのヌーヴォー。ギヨさんの良きライバル、「ボディヤール」も、今年は見逃せません。

ボディヤールが畑を持つ、モルゴン地区でも特別な区画「コルセレッテ」は、花崗岩、砂質と粘土質の土壌に育つ樹齢80100年の古木。
この畑から生まれるワインは、まるでブルゴーニュの銘醸ピノ・ノワールのような上品さを備えています。

今年は初の試みとなる、買付隊が参加したアッサンブラージュ(調合)を実施しました。

ボディヤールのボジョレー・ヌーヴォータンクサンプル

届いたタンクサンプルは、3種類。

右から、
花崗岩の斜面に育つ若木のぶどうを使った、ラズベリーのような新鮮な赤い果実の香りが心地よい「D2」、
花崗岩の斜面に育つ古木のぶどうを使った、やわらかい果実味の「D3」
砂質と粘土質のに育つ古木のぶどうを使った、黒い果実味の美しい凝縮感を持つ「R1」

それぞれ個性が異なる3種類を、買付隊や店長がそれぞれ美味しいと思う比率でブレンドしました。

できたのは、7つのブレンド。

7つのボジョレー・ヌーヴォーブレンド

ここからは、皆でテイスティングをして、納得したものを選びます。
もちろんブラインドティスティングで、誰がブレンドしたものかはわかりません…。
自らの舌を頼りに、7つの中から「これぞ」と思うものを選びました。

ブラインドテイスティング

投票の結果、選ばれたのは私、福井がブレンドした一本。
胸の鼓動が高鳴りました!

選ばれたブレンドは、
骨格と凝縮感を持つ「R180%、
上品な酸味を感じる「D2」「D3」を各10%。
唯一無二の「俺のヌーヴォー」、ここに誕生です!(笑)

 オンラインでつないでいるボディヤールのオーナー・ルノーさんにも、同じタンクサンプル・同じ比率でブレンドしてもらい、テイスティングしてもらいます。 

ルノーさんの反応は…
「複層に重なる香りと、味わいのバランス、そして深みもあり、これは美味しい!」
と笑顔で頷いてくれました。

2025年は、経験の中でも稀に見る素晴らしいヴィンテージ」
と太鼓判。

蔵元と乾杯する買付隊・福井

 

ギヨが生み出す「新大陸のような凝縮感」。
ボディヤールが魅せる「ブルゴーニュを思わせる上質な酸と果実味」。

どちらも、ヴィノスやまざきだからこそ実現できた特別なヌーヴォーです。

 

そして今年の解禁カウントダウンイベントには、
この二人の匠、ギヨさんとルノーさんがそろって来日予定!
新静岡セノバ店と銀座店で、1年に一度のワインの祭典を盛り上げてくれます。

 

さあ、一緒に盛り上がりましょう!
今年のボジョレー・ヌーヴォーは、間違いなく“凄い”です。

 

ヴィノスやまざきが誇る二人の造り手、そして現地を訪問し積み重ねた信頼。
そのすべてが詰まった、2025年の奇跡の味わいを、ぜひご一緒にお楽しみください。

ご予約を心よりお待ちしております。

 

買付隊 福井

この記事を書いた人

買付隊 福井 謙一郎

買付隊 福井 謙一郎

静岡県出身。ヴィノスやまざきの新卒第1期生として入社。先代・山崎巽の最後の教え子として、商人魂と日本酒の知識を学ぶ。米国ワインエデュケーター協会認定CSWワインスペシャリスト、JSAソムリエ、唎酒師の資格を保有。

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