ヴィノスやまざき買付隊の福井です。
イタリアワインの銘醸地・ピエモンテから、待望の「微発砲」ワインが到着しました!
ヴィノスやまざきとは20年来のお付き合いであるピエモンテの蔵元、タッキーノとヴィノスやまざきが共同で開発したワインです。
イタリア・ピエモンテ州はワインの銘醸地。
フランスに例えると、ピエモンテがブルゴーニュなら、トスカーナがボルドー位の有名産地です。バローロやバルバレスコを作っている産地なんです。
赤はフルーティでありながら心地よい渋みもあり、なのにシュワシュワの微発砲...
白はしっかりした酸味とコクがありながら、爽やかな泡の口当たり...
まさに暑い季節にぴったりの味わいです!
タッキーノとの出会いと微発泡ワインの誕生
20年前、元祖買付け隊長(ヴィノスやまざきの創業者)の種本が美味しいバローロとバルバレスコを探しに、イタリアを回っていた時、現地に詳しいイタリア人の友人が
「バローロやバルバレスコでなく、今現地の人が注目している産地がある。」
と教えてくれました。
それはモンフェッラートという丘陵地帯で、その中でも、特に素晴らしいワインを家族だけで造っている葡萄農家がタッキーノでした。


バルベラ種、ドルチェット種の赤ワイン、そしてイタリアを代表する白ワイン「ガヴィ」特に「デュ・リヴァ ドルチェット・ディ・オヴァーダ・スペリオーレDOCG」は、今までに飲んだピエモンテワインの中で最も素晴らしい、と、感銘を受けたそうです。

通称:デュ・リヴァと呼んでいるこのワインは、今でも少量入荷すると、あっという間に売り切れてしまう人気ワイン。
イタリアの有名評価誌『ガンベロ・ロッソ』では、その年の最高評価にあたるトレビッキエーリ(3つ星相当)を何度も獲得したほど。
3代続く家族経営の蔵ゆえに、生産量も少なく、現在の当主のロミーナさんが栽培から醸造まで全てを行っており、当初は「分けて下さい。」と本格ワインを少量のみ分けて頂いていたのです。
(デュ・リヴァは、今後少量ですが入荷する予定です!)

お互いにイタリアと日本を行き来し、ロミーナとヴィノスやまざきファウンダーの種本祐子とは姉妹のように信頼を重ねていくようになりました。
そして、銘醸ワインの生産者に、とんでもないお願いをしたのです。

「タッキーノのワインで、シュワシュワの夏ワインを造ってほしい。」
そんな無理難題を聞き入れてくれ、シュワシュワに微発泡ワインを夏限定で造って頂き、日本でおそらく初めての、「夏ワイン ヴィノ・テテ」という名前で販売を実現しました。
しかし、世界の物流危機で、造ったワインが夏に到着するのが難しくなりました。
夏ワインはやめようか?と話した時、
「あのシュワシュワが飲みたい。ドライで、こくもあり、でも冷やして美味しい。
夏に限定しなくても是非購入したい。」
という、イタリアレストランのソムリエやお客様の声をいただきました。
考え抜いて開発!新 微発泡ワイン
待っているお客様がいるなら、造ってもらおう!
以前よりもっと美味しいワインを!
そんな意気込みで、新しい微発泡ワインの開発に取り組みました。
そして、単にタッキーノの微発泡ワインを復活させるのではなく、創業者を超える、もっと美味しいワインを造ってもらいたい!
師匠でもある種本祐子を超えたい...
ワインのプロとして自分が超えられることは何なのか...
米国ワインエデュケーターCSWの資格も取った...
南米大陸の南極に近いワイナリーまで買付けにも行った...
その経験を活かすのだ...
考えて考えて、そうだ!!
思いつきました。
気軽に飲める微発泡ワインを、超銘醸ワインを造るぶどうから使ったらどうかと!
タッキーノの唯一のDOCG(バローロやバルバレスコ級の格付け)「ドゥ・リヴァ・ドルチェット・ディ・オヴァーダ・スペリオーレDOCG」にも使われているドルチェット種を使ってもらう。

超銘醸ワインの葡萄を使って、微発砲のワインを造っていただけないか…無理を承知で、ロミーナさんに頼み込んでみました。
「もちろん、やってみる!
だって、私達は家族でしょ。ユウコさんの後継者は、私にとっても息子や娘だから!」
と、言葉をかけてもらい、タッキーノが造ってくれた新商品。
名前は「ボンヴィーノ」と名付けました。

イタリアのことわざで、「ボンヴィーノ」という言葉があり、「ワインと健康は良い血を作る」という意味なのですが、そこからヒントを得ました。
後は、師匠に飲んでもらうだけ・・・
「うん、美味しい!
福井君、素晴らしい!」
「白は酸味もしっかりしていて、でもドライすぎず果実味もあって、まさに、これが求めていた味。銘醸白ワインのガヴィを微発泡にしたような味。こんなワイン、飲んだことない!」
「そして、赤は、フルーティ、果実味たっぷりで渋みも溶け込んでいる。そう、タッキーノの畑で初めて口にした完熟したドルチェットの果実を微発泡にしたみたい。私が造ったワインを超えたよ。凄いよ。ヴィノスのチーム力」
と種本は、心から喜んでくれたのです。
でも、師匠、私達だけの努力ではないのです。
品質を保ち、ぶどうの樹もさらに古くなり、ぶどうそのものの品質もあがっているのです。
そして、タッキーノも、お客様の求める味をやっと理解できるようになったからなのです。
20年の歴史と、友情、そしてチャレンジ精神。
美味しいワインは、そんなもので構成されている....
そんなことがやっと少しだけ私もわかるようになりました。
ボンヴィーノ、お客様の健康に乾杯サルーテ!
元祖買い付け隊長の、自称一番弟子
福井 謙一郎