2021年初荷の到着とともに、フランス、アメリカ、ドイツ、オーストラリアなど、世界各国から旨得ワインが入荷しました。
最近では、家飲み人気がますます高まっていて、ヴィノスやまざきでも1,000円台の手頃で美味しいワインが人気です。
そんな中、日頃からお客様やスタッフからの声が圧倒的に多かったのが、「シャトー・レゾリューが造る家飲みデイリーワインがあったらいいな」というリクエストでした。
「シャトー・レゾリュー」は、当店の直輸入第一号蔵元。
看板ワインの「赤ラベル」は、南仏らしい完熟ぶどうのギュッと詰まった旨みに、しっかりとした樽の香りを感じる味わいで、高級ボルドーワインを愛飲していた有名作家の方が「一口飲んだ時、1万円はするな・・・と思った」と新聞のコラムに書いてくださったことも。
それほど飲み応えのある味わいなのに、価格は1,880円(税別)というコスパの高さから、25年以上にわたって多くのお客様に愛されてきました。
彼らのワインが、1,000円台前半で楽しめたら・・・
そんな声にお応えするべく、当店では昨年の夏頃から、シャトー・レゾリューのオーナーであるピエール氏に、「レゾリューの名に相応しい品質で、でも毎日楽しめる手頃な価格の白ワインと赤ワインを造ってほしい」とお願いしてきました。
そして誕生したのが、「プティ・レゾリュー」です。
でも、最初からそんなに簡単に造れるわけではありませんでした。
まず難航したのが、ぶどう探し。
シャトー・レゾリューがあるのは、南仏ラングドック地方の中でも、上質なぶどうが栽培されるコルビエール地区。「コルビエール」という原産地呼称を名乗るには、ぶどう栽培やワインの醸造方法にも厳しい規制があり、価格も高額になる傾向があります。
そこで「プティ・レゾリュー」は、コルビエールという地区名は名乗らず、厳しい規定がなく蔵元の自由な発想で造ることができる「VIN DE FRANCE(フランス産ワイン)」として造ることにしました。もちろんぶどうの品質には、妥協はありません。
そして、価格。
毎日飲むなら、税込でも1,000円台半ばという価格は絶対に譲れない・・・とピエール氏に何度も交渉し、ヴィノスのお客様のためなら、と1,380円(税別)で造ってもらうことができました。
このような蔵元との信頼関係が育まれるまでには、本当に長い歴史があるのです。
そして、25年以上にわたって、彼らのワインを飲んでくださったお客様がいらっしゃるからこそ、実現することができました。
レゾリューのワインを楽しんでくださるお客様に、ありがとうの気持ちを伝えたい。
「プティ・レゾリュー」は、そんな恩返しの気持ちも詰まったワインです。
果たして、気になる味わいは?
料理に合わせて、さっそく飲んでみました。
白ワインはソーヴィニヨン・ブラン種から造られ、レモン、グレープフルーツ、清々しいハーブなどの香り。酸味も口当りもまろやかで、スッキリと爽やかな味わいです。
そして、南仏のぶどう品種をブレンドして造られる赤ワインは、フレッシュな赤いベリーや、甘いスパイスなどの香り。適度な渋みと酸味も感じ、穏やかでスルスルと飲めてしまいます。
合わせたのは、自宅でも小麦粉・バター・豆乳で簡単に作れる、鶏肉とお野菜のシチューで、塩こしょうで味を調えただけのシンプルな味付けのもの。シンプルな料理だからこそ、ワインと合わせるとより旨みが引き立って、気軽に美味しく楽しむことができました。
飲み飽きせず、様々なお食事に合わせて毎日楽しめる、まさにデイリーワインにぴったりの味わい。
レゾリューのワインを普段から良く飲んでいるという方にも、これから初めてお試しになられる方にも、安心してお楽しみいただける味わいに出来上がりました。
この機により多くの方にレゾリューを知っていただけたら・・・とご用意した「赤白アソートセット(赤白各6本ずつ、合計12本)」ですと、一本当たり1,280円(税別)でお届けできますので、断然おすすめです!
長年変わらず支えてくださったお客様へ、恩返しの気持ちを込めて造った「プティ・レゾリュー」を、ぜひ応援していただければ嬉しいです。
鶴見
【プロフィール紹介】
フランスワインが好きすぎて、某地方銀行を退職。ヴィノスやまざきの存在に触発され、その数年後の1999年の夏に単身語学留学。場所は当店フランスワイン直輸入発祥の地、スペインとの国境沿いのワイン産地「ラングドック・ルーション地方」。 片道30㎞以内は自転車で蔵元を巡り、すっかり南フランスのワインの虜に。 2001年9月末に帰国後、早速ヴィノスやまざきに履歴書と入社への熱いメッセージを送り、同年12月25日からアルバイトとして渋谷店にて勤務を開始し、現在に至る。