
ヴィノスやまざきの買付隊とは?
ヴィノスやまざきの買付隊とは、世界各国の蔵元を直接訪れ、生産者の想いや品質を自らの足で確認にし行く独自の仕入チームです。
ブランドや産地にこだわらず「本当に美味しいと感じたワインだけをお客様に届ける」という使命のもとに世界中を飛び回る私たちは、ネットや評価紙の情報だけでなく、畑やブドウの状態、醸造設備まで自分たちの目や舌で確認し本当に納得したワインだけを直輸入しています。
安価で高品質なワインを探し求め、また蔵元と長い取引を重ねることで信頼関係を築くことで、ヴィノスやまざきのワインはコストパフォーマンスが良く、美味しいワインをリリースすることができるのです。

今回はそんな買付隊が選ぶ、「一度は飲んでいただきたい、おすすめワイン」をワインタイプごとに選出。買付を決めたエピソードとともに、ご紹介いたします。
買付隊がおすすめする赤ワイン5選!
シャトー・ムーラン・オーラロック 2011
フランスの有名メーカーがひしめくワイン産地、ボルドー地方で家族経営でワイン造りを続けるシャトー。
彼らが造るワインは「エルヴェさんのワイン」と長年現地で親しまれていました。
そんなエルヴェさんのワインですが、一時世界的に超有名なワイン評論家から高い評価を受け市場では高級ワインという扱いをされていました。
エルヴェさんはその事態を深刻に捉え「ワインを商売道具ではなく大切に扱い、お客様へ想いと共に届ける業者としか取引をしない」と決意。そんな中、30年前ヴィノスやまざきの種本祐子(買付隊長)に出会い、ワインに対する方針に深く共感し取引をスタートしたのです。
シャトー・ムーラン・オーラロック2011は、現当主のトーマさんが特別に保管していたワインを譲っていただいたスペシャルワイン。
先代の想いと共に、ヴィンテージワインとの一期一会の出会いをぜひお楽しみください!
シャトー・ド・レイニャック 赤ラベル 2020

フランスのワイン銘醸地ボルドーで挑戦を続ける実業家、イヴ・ヴァテロ氏が手がける手ごろなお値段でありながら高品質な赤ワイン。
新しい造り方を取り入れながらもブドウは樹齢30年の古木を中心に使用しており、ボルドーらしさを感じさせつつ親しみやすい味わいは今もなおレイニャック・ファンをつくり続けています。
シャトー・ド・レイニャック 赤ラベル2020はそんなレイニャックがリリースした、日常シーンからちょっと贅沢したいときまでさまざまな場面で活躍する1本。
当たり年の2020年のぶどうを使用することでポテンシャルが高く、グラスに入れて回していくと香りや味わいの変化を感じることができます。若いうちに楽しんでも、熟成用にとっておいても楽しめるボルドーワインです。
シャトー レゾリュー 赤ラベル ACコルビエール
ヴィノスやまざきが静岡県の日本酒に力を入れていた酒屋だったころ初めて輸入した直輸入第1号のワイン。
ワインといえば高級なボルドー産やブルゴーニュ産しかない時代、「これからはブランドではなく、安くて美味しいワインの時代だ!」と種本(現買付隊長)は、無名産地だったフランスのラングドック地方のワイン、レゾリューの輸入を決意。熱い思いで仕入れたワインは売り切れるどころか予想以上の人気を博し、次第にやまざき酒店はヴィノスやまざきへ発展していきました。
その濃厚ながら柔らかい味わい、コストパフォーマンス性は30年経った今も愛され続け、今や日本中のヴィノスやまざきの店舗で見かけるヴィノスを代表するワインになりました。
ぜひヴィノスやまざきのワインを初めて飲む方に手に取っていただきたいと思います。
ストーンヘッジ メリタージュ プレミアム ナパ・ヴァレー 2022
アメリカ カリフォルニア州の銘醸地ナパ・ヴァレーで、蔵元とのパートナーシップによって生まれたオリジナルワイン!
ブランド化し高騰し続けるナパ・ワインをもっと手軽にお客様に楽しんで欲しい!という思いから、長年タッグを組んでいた生産者の協力で開発されたメリタージュシリーズは、今や数百種類あるヴィノスやまざきの赤ワインランキングで10年以上人気No.1を誇るほど。
ナパ・ヴァレーらしいしっかりとした赤いベリーやカシスのような果実味に「ナパのワインでこのクオリティでこの価格はなかなかないよ!」とケース購入される方も珍しくありません。
自宅用だけでなく、ギフトにもおすすめのまさに万能なワインです。
スリーブリッジズ カベルネ・ソーヴィニヨン
スリーブリッジスはカラブリア・ファミリー・ワインズが造る、家族経営の蔵のこだわりが詰まった、オーストラリアの南オーストラリア州で造られる濃厚赤ワイン。
三世代に渡って引き継がれるカラブリア・ファミリー・ワインズが「私たちの”こころ”そのもの」という気持ちで名付けたスリーブリッジスシリーズ。イタリアから移住してきたばかりの初代が1990年代初めにワイナリーに隣接して建設された、ぶどう畑に水を供給してくれた橋に敬意を表して名付けられました。
フレンチオークで熟成して造る、オーストラリアらしい凝縮感に富んだ一本。
ベリージャムのように濃密な香りに、濃くパワフルな果実味、コーヒーのような香ばしい樽の香りが感じられます。
買付隊がおすすめする白ワイン5選!
グールガゾー ヴィオニエ
このワインはさわやかながらも甘みを感じる味わいや、ジャスミンなど白いお花や洋ナシの香りがするヴィオニエ種を使用しています。
ドメーヌ・グールガゾーの創業者ピケさんは、南フランスラングドック地方のポテンシャルの高さを確信し、当時周りでは誰も栽培していなかったシャルドネ種を植えた先駆者的存在。次第にそのワインが評価されていくうちにラングドックは名産地となり、ピケさんは周りの生産者を導く存在になりました。
クオリティは高いのに低価格なグールガゾーシリーズ。どれもコストパフォーマンス性に優れているので、ぜひヴィオニエだけでなく他の品種もコンプリートしていただきたいワインです。
ストーンヘッジ メリタージュ 白 カリフォルニア
10年以上赤ワイン部門で人気No,1を誇る大人気ワイン、メリタージュ ナパ・ヴァレーシリーズ。
「白はないの?」という声に応えようとするものの、今までの価格でナパのワインを提供し続けるのが困難となり買付隊が悩んでいる中、あっさりと買付隊長の種本裕子が一言。
「別にナパ・ヴァレーでなくてもいいじゃん。カリフォルニアには素晴らしいぶどうを造る畑が他にもあるよ。」
確かに、お客様が本当に求めているのは「ナパ・ヴァレーのワイン」ではなく「メリタージュという美味しいワイン」ではないか…。その可能性を信じ、いくつもの試作、試飲を重ね開発されたのがメリタージュ白なのです。
スッキリしたい気分のとき、よく冷やした状態で。
【「Think outside the box」箱の外で考えろ。】という買付隊長の言葉で、常識に囚われず「本当に美味しいと思うもの」をお届けすることが、私たちの使命だということを改めて認識した1本です。
フランシス・ブランシェ・プイィ・フュメ シリス 2023

当時取引していたロワールの蔵元から「ライバルだけど、本当に素晴らしい蔵元だから紹介するよ。」と買付隊に紹介されたのが、8世代にわたってワインを造り続けるフランシス・ブランシェでした。
あまりものクオリティと価格の安さに、なぜ話題にならなかったのか聞くと「ほとんどが地元かフランス国内のソムリエに売っていて、ブランド化していないからだよ」とのこと。
ライバルさえも応援したくなる実力に、ぜひヴィノスやまざきでも取引したい!と輸入を決意。
フランス ロワール地方の特徴である爽やかな酸味と、ソーヴィニヨン・ブランらしいハーブのような香りは、魚介系の料理やスパイスの効いた料理と相性抜群。
ロワールのシェーブルチーズ(山羊のミルクを使ったチーズ)ともぜひお楽しみいただきたいワインです。
テ マニア ソーヴィニヨンブラン
ソーヴィニヨン・ブランのお手本と呼ばれるワイン産地、ニュージーランドで高い評価を受ける自然派の生産者テマニア。
現地を訪れた際、彼らの畑は青々とした芝が生えており、除草剤を使わずに羊を100頭以上放し飼いすることで自然共生型のブドウ造りに取り組んでいました。
厳しい認証も取得した彼らのワイン造りは、徹底的な手作業のため収穫量はほんとうに少なく人気が高いものの店頭やオンラインショップから姿を消すこともしばしば…。(2年入荷待ちの時もありました!)
それでも「また飲みたい!」というアンコールが絶えない隠れた人気ワインです。
フランスのロワールとはまた違う桃のような香りをまとったフルーティな風味、ぜひ蔵元のこだわりを感じながらお楽しみください。
ガルソン アルバリーニョ レゼルヴァ
地球の裏側、ウルグアイのマルドナド県で見つけた、今やなくてはならないヴィノスを代表するワイナリーがガルソンです。
買付隊が世界的な専門誌に載っているのを見かけ、現場を確かめるべく急いで地球の裏側に向かうと、そこは徹底した区画の管理がされ実力は十分ということを確信。
あとは全くの無名産地をお客様は受け入れてくれるのだろうか…、という心配と共に試飲イベント「蔵の祭典」でお披露目をおこなうと、なんとガルソンのブースには長蛇の列ができたのです!
「あのワイン、美味しかったよ!いつから買えるんですか?」という声と共に次第に人気は高まり、今では通年を通してご案内ができるようになりました。
国も品種もマイナーだけど、本当に美味しい。買付隊福井も一目惚れした実力派、ぜひお楽しみください。
買付隊がおすすめするスパークリングワイン5選!
ここからはシャンパンにも負けず劣らずの買付隊厳選コスパスパークリングワインをご紹介!
リッチランド スパークリング
ヴィノスやまざきで大ヒットワインを産み続けるカラブリア・ファミリー・ワインズが造るスパークリングが、リッチランド スパークリングです。
オーストラリアのニューサウスウェールズ州で造られるこのワインは、
白葡萄のシャルドネと黒葡萄のピノ・ノワールをブレンドすることでフレッシュさと甘みが調和した味わいとなり、スタッフも一押しするコスパ◎なワイン。「ちょっとヴィノスのスパークリングを試したいな」という方にぜひおすすめしたい1本です。
原料となるブドウの収穫はその日のブドウの状態を見てから判断。家族経営ならではの強みが味わいに活かされています。
シャンパンのような高級感はないものの、「デイリーワインにちょうどいいね」とヴィノスファンのお客様からの厚い信頼を得る隠れた実力ワインです。
ウィリ・ハッグ リースリング ゼクト ブリュット
ドイツの最古のブドウ産地、モーゼル地区。
日照量が少ないドイツでは、川から反射する反射光を利用したブドウ栽培が行われます。そのため日光を浴びるためにブドウ畑は急斜面に位置することになり、このワインを造るウィリハッグも機械が通ることができない環境のため、いつも収穫は手作業で行われています。
そんなウィリハッグが所有する、限定された地域のブドウだけを使用したのがウィリ・ハッグ リースリング ゼクト ブリュット。青リンゴのような香りとすっきりした心地良い酸味が感じられ、ハーブがたっぷり入ったヴァイス・ヴルスト(白いソーセージ)とも相性抜群です。
誰でも楽しめるフルーティな味わいは、今もベテランスから新入社員まで、数々のスタッフを虜にしています。
ノーブル・ヒル・ブラン・ド・ブラン 2021
きっかけは10年以上前。南アフリカがワイン産地としてほとんど知られていなかった当時、蔵元から届いた「私たち家族経営の小さな造り手たちが、素晴らしいワインを造っています。ぜひこちらを訪れて、南アフリカワインを知ってください。」という1本の電話から。
スパークリングワインの最高峰といえばシャンパーニュが有名ですが、そんなシャンパーニュと同じ瓶内2次発酵を行い、24ヶ月という長期の熟成期間を経て作られていたのが、ノーブル・ヒル・ブラン・ド・ブランです。
自社ブドウは全て自分たちで造っていて、瓶詰めもオーナーのクリスさん自ら手作業で行います。
繊細な泡と、柑橘やリンゴのような果実味、きれいな酸が魅力的なシャンパンに匹敵する高品質なスパークリングワインです。
モンマルサル エクストレマリウム ブリュット ナチューレ オーガニック
ヴィノスやまざきの圧倒的人気スパークリングワインの造り手、モンマルサル。
出会いのきっかけは、ある一人の営業マンがはるばるスペインからヴィノスやまざきを訪ねてきたことから。その熱意から買付隊が現地に向かい、畑を見せてもらうと、大手メーカーとは違い小規模ながらも自社ブドウを育てる素晴らしい造り手でした。
このスペインのカタルーニャ州で造られる、ナチューレオーガニックは、通常行われる補糖をせずに作られる特別な1本。シャルドネをブレンドすることでぶどう本来の旨みを味わえ、他にはない超辛口テイストを楽しめます。
プロジェニー スリー エクストラ・ブリュット
買付隊が日本から約30時間をかけて訪れたのはアルゼンチン、その中でもアンデス山脈のふもとに広がるメンドーサにある銘醸地「ウコ・ヴァレー」。
標高1,000m超という環境は買付隊に厳しく「歩くだけでも息が苦しい…」と大変な思いで現地を訪れました。
そんな環境で父親の代からワインを造り続けている、カルロス・ブレンタ氏。
彼の造るプロジェニー スリー エクストラ・ブリュットはシャルドネ種とピノ・ノワール種をブレンドしたほんのり優しいピンク色で、華やかな香りと色合いは今も女性スタッフを虜にし続けています。
またプロジェニーは、女性ソムリエによるワイン審査会「JAPAN SAKURA AWARD」で最高賞ダイヤモンド・トロフィーを獲得しました。女性へのプレゼントに迷わずおすすめできる1本です。
買付隊がおすすめする甘口ワイン3選!
最後に通な方も楽しめる買付隊がおすすめ甘口ワイン3選をご紹介!
ソレイユ・キュヴェ・ユウコ(R)&アンドリュー
ソレイユが誕生したのは「赤ワインを飲みたいけど、赤ワインはアルコール度数が高い上に渋くて飲みづらい…」と買付隊長の種本祐子が母親に言われた一言から。
そこから「母でも楽しめる本格的な低アルコールの甘口赤ワインを!」という思いで駆け回り、南フランスの蔵元と開発したのがソレイユ・キュヴェ・ユウコ®です。今やヴィノスやまざきの代名詞ともいえる大ヒットワインになっています。
しかし、南フランスの蔵元がブドウ収穫量減少により製造終了の危機に。なんとか継続できないかと模索する中で手を上げたオーストラリアのカラブリア・ファミリーとタッグを組み、新たにこのソレイユ・キュヴェ・ユウコ®&アンドリューが誕生しました。
ぜひ、赤ワインは苦手と思っている方にこそ試していただきたい1本です。
マンフレディ モスカート・ダスティ
ヴィノスやまざきが蔵元と出会ったのは20年前。
買付隊長である種本が友人の紹介で醸造所を尋ねたところ、そこにはワイナリーの創業者であるお爺さんが行商に使った、古い大八車がありました。
実はヴィノスやまざきも静岡県の小さな酒屋だった頃、創業者の山崎豊作が大八車で行商していたことと一致し、蔵元と一瞬で意気投合!
マンフレディのワインは厳格に選ばれた十分に甘味ののったぶどうを使い、醸造も伝統的な方法で行われることでどこか懐かしさを感じさせ、今もたくさんの方に愛されています。
イタリアのピエモンテ州で造られるこのワインは、みずみずしいマスカットの自然な甘さと、しゅわっと弾ける軽い口当たりは食中酒としてもおすすめです。
スリーブリッジズ 貴腐ワイン 375ml
「デザートワインの最高峰」と呼ばれる貴腐ワイン。
そんな中、異例の価格で貴腐ワインを造り続けているのがオーストラリアのカラブリア・ファミリー・ワインズです。
彼らの貴腐ワインはまだ有名でないため価格は控えめなものの、アジア最大規模のコンクール「ジャパン・ワイン・チャレンジ」で、過去2回デザートワイン部門の最高賞を受賞する実力!
貴腐ワインを知っている方からは「安いのに美味しすぎる…」と驚かれることも珍しくありません。
よく冷やすとトロッとした口当たりの中に、濃厚なハチミツやアプリコットの甘みが広がります。
またこれからワインを飲む方への最初の1本としても自信をもっておすすめします。
まとめ
いかがでしたか?
ヴィノスやまざきの買付隊は今も美味しいワインを探し求め、世界中を飛び回っています。
私たちが見つけたワインを飲みながら、買付のエピソードとともに楽しんでいただければ嬉しいです。
そしてぜひお気に入りの1本を見つけてください!
Bon Voyage!(良い旅を!)