時が経つのも早いもので、もう11月も半ばを迎えました。
まもなく2025年の新酒、ボジョレー・ヌーヴォーも解禁となり、来月にはクリスマスと、ワインの季節が到来しました!
ヴィノスやまざきでは、これからの本格的なワインの季節、現地から生産者を招いてのイベントも盛りだくさんです!ワインを造ってくれている生産者から直接その美味しさの秘密を聞ける機会ですので、ぜひ一度ご参加いただけますと幸いです。
https://www.v-yamazaki.co.jp/collections/event
今月のうま得赤白ワインコースは、スペインを代表するワイン産地の歴史ある蔵元から買い付けた1年樽熟成のリッチな赤と、南アフリカの大人気蔵元が造るフルーティな白で乾杯!

赤:ボデガ・フランコ バレラ クリアンサ
白:ブルーム シュナン・ブラン
ストーリー①
ボデガ・フランコは、スペインの伝統的ワイン産地リオハの中でも最も古いワイナリーの一つ。

1890年代にフィロキセラというぶどうの病害がフランスで広まった際に、ボルドー地方から移住したワインメーカーと地元の人物が共同で設立。
現在でも家族経営を貫き、三代目のファミリーがワイナリーを切り盛りしています。

ファーストヴィンテージはなんと、1892年。
現在では400以上のワイナリーが存在するリオハ地方で最初の5軒のうちの一軒とのこと。
拠点とするログローニョの街と、近くの複数の街に畑を所有しています。
創業当初は、ワイナリーはログローニョの街の外に位置しており、蔵を囲む形で畑があったが、街の発展と共にワイナリーも街の中に入り、畑は街の外に。
所有している自社畑と、長く家族付き合いを続けるパートナーぶどう農家のぶどうを使用します。

ワインのほとんどは樽熟成を施します。
そのため、14,000個以上の樽を所有するため、非常に広くまるで迷路のような地下セラーに驚きました。
ストーリー②
ノーブル・ヒルは南アフリカ直輸入蔵元の第1号の蔵元。約20年前、まだ南アフリカのワインが日本で流通されていなかった頃に現地を訪問し、その品質の高さに驚いた蔵元の一人でもあります。

【ノーブルヒルの畑から見下ろす景色】
パール地区と呼ばれる比較的温暖なエリアに蔵を構え、所有する畑はシモンズバーグ山脈の標高約400mの丘陵地帯に広がっていることから、冷涼な風によって健康的で上質なぶどうを収穫することができます。現オーナーのクリストファーが言うには、「パール地区で一番立地に恵まれている畑だ」とのこと!
ノーブルヒルはほぼ全てのワインを単一畑の単一品種で造りますが、それを可能にしているのが、シモンズバーグの土壌の多様性。
標高が変わると土壌も全く異なり、それぞの土壌の性質に適した品種を栽培することができます。

彼の造る多くのワインのラベルには ↑ のように鍵のマークが描かれています。品種ごとに異なるデザインの鍵になっており、単一の畑で造っていることを表現しています。

商品詳細
赤:ボデガ・フランコ バレラ クリアンサ

このワインは、スペインの伝統的な銘醸地リオハの歴史を表現した一本。フィロキセラへの対策で有名なスペイン初の果樹栽培学者レオポルド・サラス・イ・アマットへの敬意が込められています。
リオハの3つのサブゾーンの畑のテンプラニーリョを使用。果実が選別されると、ブドウの房を除梗し、優しく破砕する。12ヶ月間以上木樽で熟成を行っています。樽とのコンタクトを維持するため、4ヶ月ごとに全ての樽の澱を取り除くという途方もないこだわりで熟成されます。
味わい:赤果実とバニラの風味が絶妙に調和した一本。ルビーの縁を持つ赤色の色合いで、熟した果実、トースト、バニラのニュアンスが感じられる香りにそそられます。なめらかな口当たり、エレガントな渋味がたまりません。
蔵元:ボデガ・フランコ・エスパニョーラス
産地:スペイン リオハ
品種:テンプラニーリョ
ペアリング:白身肉、パスタ、揚げ物
白:ブルーム シュナン・ブラン

「ケープ植物王国」は、世界の 6 つの植物王国の中で最も小さく、生物多様性に富んでいます。ブルームワイン(現地語で「花」を意味する)は、過去には世界のワイン誌「ワインスペクテイター」の南アフリカのトップ20バリューワインの1つに選ばれました。
味わい:爽やかなフルーツの香り、クリーンでクリーミーな風味、そしてほのかなエキゾチックなスパイスの香りで、このユニークでダイナミックな生態系のエッセンスを表現します。
蔵元:ノーブルヒル・エステート
産地:南アフリカ パール地区
品種:シュナン・ブラン
ペアリング:カラマリ、セヴィーチェ、ワカモレ
最後に、次回12月のお引き渡しは、12月15日(月)の開始を予定しております。
入荷の関係で引き渡し開始日や、引き渡し商品の変更が生じる場合がございますので、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。
それでは、来月の蔵直Ⓡワイン定期便でお会いしましょう!
