こだわりの蔵直®輸入ワインを毎月お届けする「蔵直ワイン定期便」の後期コースがスタートいたしました。
また、ボジョレー・ヌーヴォー2026の解禁まで約1か月となり、いよいよ本格的なワインシーズンの到来です。
蔵直®ワインならではの魅力を存分にお楽しみいただきながら、新たなお気に入りの一本との出会いを見つけていただければ幸いです。
10月の「スウィートワインコース」には、昨年新着ワインとして入荷した「ダインハート」と長年のロングセラー甘口ワイン「モスカート・ダスティ」をご紹介します。
■ダインハート リースリング ミヒェルスベルク

「もっと気軽にドイツワインの魅力を楽しんでいただきたい」
そんな想いから新たに出会ったのが、250年以上の歴史を誇る名門ワイナリー「ダインハート」です。
ドイツ屈指の銘醸地として知られるモーゼル地方は、「ベルンカステラー・ドクトール」や「シャルツホーフベルガー」など世界的な銘醸畑を有し、透明感のある果実味、美しい酸味、そしてエレガントなミネラル感で高い評価を受けています。
そのモーゼル地方で1764年に創業したのが「ダインハート」。

250年以上にわたりドイツワインの歴史を支えてきた名門であり、ドイツ皇帝やスウェーデン王室の行事で採用されたほか、英国エリザベス二世の戴冠式でもそのワインが振る舞われました。
現在でも世界の名だたるレストランのワインリストに名を連ねています。
現地を訪問した際、モーゼル川沿いに広がる急斜面の畑はまさに圧巻でした。

場所によっては68度を超える傾斜があり、栽培には高度な知識と熟練の技術が求められます。

スレート(粘板岩)土壌で育つリースリングから生まれるのは、涼やかなアロマ、透明感あふれる酸味、そして繊細なミネラル感。その魅力を最大限に表現するため、ダインハートでは専門チームによる徹底した品質管理が行われています。
ラベルにも描かれたライオンの誇りを胸に、伝統と革新を両立しながらワイン造りを続けています。
このワインは、モーゼル川沿いの銘醸地ピースポートのぶどうを使用した、やや甘口タイプのリースリングです。
昼夜の寒暖差が大きく、日照に恵まれた理想的な環境で育つぶどうは、凝縮感のある果実味と生き生きとした酸味を生み出します。

畑名である「ミヒェルスベルク」は南向きの斜面に位置し、太陽の光をたっぷり浴びながらゆっくりと成熟。フルーティーな香りと心地よい甘みが魅力です。
ワインをこれから飲み始めたいという方には、まずおすすめしたい一本。
しっかり冷やしてお楽しみいただくと、爽やかな喉ごしとフルーティーな果実味が一層引き立ちます。
■マンフレディ モスカート・ダスティ

モスカート・ダスティと聞くと、私がヴィノスやまざきに入社する前、百貨店の酒売場でアルバイトをしていた頃のことを思い出します。
年末の試飲販売では、1日に100本近く販売したこともあるほど人気の商品でした。
フルーティーでほんのりシュワッとした飲みやすい味わいは、多くのお客様に支持され、ワインにあまり馴染みのない方にも「これなら飲める」と喜ばれていたのを覚えています。
その後ヴィノスやまざきに入社し、初めてマンフレディのモスカート・ダスティを飲んだ時、それまで飲んできたものとは一線を画す、上質な果実の甘みに驚かされました。
さらに買付でマンフレディを訪問した際、ヴィノスやまざきと同じ1913年創業であることを知り、蔵元に残されていた大八車を見た時には驚きと感動を覚えました。

蔵元のストーリーを伺うと、イタリア屈指の銘醸地ピエモンテ州の中でも近年特に注目を集める「ランゲの丘」で、家族経営によるワイン造りを続ける農家でした。
創業は祖父の代。大八車を使ってワインの量り売りを始めたことがルーツだそうです。
先々代が大八車で行商を始めたヴィノスやまざきと重なり、まるで親戚のようなご縁を感じたことを今でもよく覚えています。
味わいは微発泡で、マスカットの華やかな香りが広がるとてもフルーティーなスタイル。
すっかりお馴染みの人気甘口ワインですが、マンフレディ家のモスカート・ダスティは、厳選された完熟ぶどうのみを使用し、伝統的な醸造方法で丁寧に造られるため、どこか懐かしく安心感のある味わいに仕上がっています。

完熟モスカート由来の華やかなマスカットの香りに加え、白桃やアプリコットを思わせるフルーティーな風味が広がります。
やさしい泡立ちと低アルコールが心地よく、爽やかな甘みと酸味のバランスも抜群。
そのままはもちろん、フルーツやデザートと合わせて楽しむのもおすすめです。
スウィートワインがお好きな方にはぜひ一度お試しいただきたい、飲みやすく癒やされる一本です。
買付隊 福井
