先日、ヴィノスやまざきの買付隊がフランスから帰国しました!
現地のワイナリーでは収穫を終え、蔵元たちが新たなヴィンテージのワイン造りを始める、一年で最も活気にあふれる季節を迎えています。
私たちもそんなワインシーズンの高揚感を皆さまにお届けしたく、旬の食材が並び始める9月に合わせて、秋の味覚に寄り添うワインをご用意いたしました。
今月のこだわりスウィートワインコースは、ウィリ・ハッグ リースリングQBAです。

ドイツ最高峰の白ワイン産地として知られるモーゼル地方。
その中でも銘醸地ブラウネベルク村で、500年以上にわたりワイン造りを続けてきた家族経営のワイナリーが「ウィリ・ハッグ」です。

*昨年、現地を訪問してテイスティングしました。
現在は5代目のマーカス・ハッグ氏が蔵を率い、伝統を守りながらも現代的な感性を取り入れたワイン造りを行っています。
マーカス氏は幼い頃から畑とワインに囲まれて育ち、「自然と向き合い、その年の個性をありのまま表現すること」を信条としています。急斜面の畑で育つリースリングから、モーゼルならではの繊細さとエレガンスを引き出すことに情熱を注いでいます。
しかし、このワインの物語はモーゼルだけでは終わりません。
ヴィノスやまざきとウィリ・ハッグとの出会いは、今から約50年前にさかのぼります。
まだ日本でワイン文化が一般的ではなかった時代、山崎酒店の店頭でこのワインを試飲されたお客様の多くが、その美味しさに驚き、感動して購入してくださいました。
そしてウィリ・ハッグとの出会いをきっかけに、ワインの楽しさや奥深さを知り、ワインファンになった方も少なくありませんでした。
直輸入を始めてからも、ウィリ・ハッグは長年にわたり人気を集める存在でした。
しかしある時、このワインを日本へ紹介していた酒販店「Mさん」が、ご高齢を理由に商売を畳むことを決断。ウィリ・ハッグをはじめとするドイツワインが、日本から姿を消してしまうかもしれない危機が訪れました。
「私のワインは大手ディスカウンターでは売ってほしくない。丁寧に、大切にお客様へ届けてくれる店に引き継いでほしい。」
その想いから、ウィリ・ハッグをはじめとするドイツワインの輸入代理権はヴィノスやまざきへ託されました。
今、多くのお客様から「ヴィノスやまざきのドイツワインは本格的なのに飲みやすく、美味しい」と評価をいただけるのも、ワイン文化の普及に尽力した先人たちの情熱があったからこそ。
多くの人々の想いが、小さなドイツの家族経営ワイナリーと日本のお客様を結び続けているのです。
畑はモーゼル川を見下ろす急斜面に広がり、土壌は風化したスレート(粘板岩)土壌。

この特別な環境が、リースリング特有の美しい酸と豊かなミネラル感を育みます。
今回お届けする「リースリング QBA」は、そんなウィリ・ハッグの哲学を気軽にお楽しみいただける一本です。
グラスからは青りんごや白桃、柑橘を思わせる爽やかな香り。口に含むとみずみずしい果実味が広がり、生き生きとした酸味と上品なミネラル感が絶妙に調和します。飲み疲れすることなく、もう一杯飲みたくなる味わいです。
和食との相性も抜群。寿司や天ぷら、白身魚のカルパッチョはもちろん、豚しゃぶや生姜焼きなどともよく合います。

*ユッファー(乙女)と呼ばれている単一畑の急斜面から。
50年にわたり受け継がれてきた蔵元とヴィノスやまざきの物語、そしてモーゼルの風景に思いを馳せてみてください。
生産地:ドイツ モーゼル地方 ブラウネベルク村
生産者:ウィリ・ハッグ
品種:リースリング 100%
味わい:やや甘口~中辛口
おすすめ料理:寿司、天ぷら、白身魚料理、豚しゃぶ、生姜焼き
福井
