厳しい暑さが続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。すっきりと爽やかな白ワインやスパークリングワインもいいですが、こういった時期だからこそコクありワインとお料理でスタミナをつけるのも大事ですよね。
今月のプレステージ赤赤ワインコースは南アフリカから!
栽培から醸造まで一人でこなすクラフトワイン生産者のノーブル・ヒルと、銘醸地ステレンボッシュの生産者クロ・マルヴェルヌの2蔵元のワインをお届けいたします!
【赤】ノーブル・ヒル フィールド アトラス
ストーリー
ノーブル・ヒルは南アフリカ直輸入蔵元の第1号の蔵元。約20年前、まだ南アフリカのワインが日本で流通されていなかった頃に現地を訪問し、その品質の高さに驚いた蔵元の一人でもあります。
【ノーブルヒルの畑から見下ろす景色】
パール地区と呼ばれる比較的温暖なエリアに蔵を構え、所有する畑はシモンズバーグ山脈の標高約400mの丘陵地帯に広がっていることから、冷涼な風によって健康的で上質なぶどうを収穫することができます。現オーナーのクリストファーが言うには、「パール地区で一番立地に恵まれている畑だ」とのこと!
ノーブルヒルはほぼ全てのワインを単一畑の単一品種で造りますが、それを可能にしているのが、シモンズバーグの土壌の多様性。
標高が変わると土壌も全く異なり、それぞの土壌の性質に適した品種を栽培することができます。
彼の造る多くのワインのラベルには ↑ のように鍵のマークが描かれています。品種ごとに異なるデザインの鍵になっており、単一の畑で造っていることを表現しています。
そんなクリスファーが、ぶどうをブレンドして造る希少なワインが今回ご紹介する「フィールド・アトラス」。フランスのローヌ地方を訪問した時にローヌブレンドのワインに感銘を受けたことがきっかけで、シャトー・ヌフデュ・パプのような力強く洗練されたワインを造りたいという想いで造られました。
その名の通り、「フィールド・ブレンド」というに複数の品種を一緒に収穫して一つの発酵槽で醸造をする方法を用い、シラー、ムールヴェードル、ヴィオニエ、グルナッス・ノワールの4品種をから生み出されるハーモニーに重点を置いて造られます。複数品種、多様な土壌からくる複雑性、さらにフレンチオークで熟成することで生まれる一体感、すべての要素が上手にまとまった味わいは感動の一言!
過去のヴィンテージでは南アフリカのコンクールで「TOP20ローヌブレンドワイン」にも選出されるほど。
クリストファーの造る渾身の1本をお愉しみください!
蔵元:ノーブル・ヒル
産地:南アフリカ パール地区
品種:シラー主体、ムールヴェードル、ヴィオニエ、グルナッシュ・ノワール
【赤】クロ・マルヴェルヌ ル・カフェ ピノタージュ
クロ・マルヴェルヌとの出会いは今から約20年前。まだ南アフリカのワインが日本でそこまで流通されていなかった頃に遡ります。南アフリカを代表する人気産地「ステレンボッシュ」で昔ながらのワイン造りを行っている家族経営の小さな生産者です。
【オーナーのシムールさん】
元々は現地の最大ワイナリーと言われた、ステレンボッシュ・ファーマーズ・ワイナリーへぶどうを販売していた栽培農家でしたが、現オーナーのシムールさんが、友人のアドバイスを受けて1986年から自分たちでワイン造りを始めました。
現在ステレンボッシュには100を超えるワイナリーが存在しますが、「バスケットプレス」という、ワインに上質な成分を抽出させるための伝統的手法でワイン造りを行っている数少ないワイナリーの1件です。
このル・カフェも同様の手法で造られ、シルキーで滑らかなタンニン、濃厚でありながらも飲み疲れしない柔らかな口当たりの1本です。内側を焦がした樽で熟成させることで、まるでコーヒーのような風味も人気の秘密!濃厚な味わいをお愉しみください!
蔵元:クロ・マルヴェルヌ
産地:南アフリカ ステレンボッシュ
品種:ピノタージュ
最後に、9月お引き渡しは、9月15日(月)の開始を予定しております。(配送のお客様は15日以降の最短土曜日~)
入荷の関係で引き渡し開始日や、引き渡し商品の変更が生じる場合がございますので、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。
それでは、来月の蔵直Ⓡワイン定期便でお会いしましょう!