雨の中で咲く紫陽花がとても美しい季節になってまいりました。気が付けば早いもので、年の折り返しとなりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
ヴィノスやまざきでは、熱い季節にぴったりの、毎年ご好評をいただいております「夏ヌーヴォー2025」のご予約を開始いたしました。
2025年は例年と比べると温暖で乾燥していた年でした。雨量が少なかったため収穫量は落ちましたが、ぶどうはしっかり完熟し、果実味がギュッと濃縮された、香り豊かなぶどうを収穫することができました!フレッシュで飲みやすく、夏にぴったりな味わいをぜひご堪能ください。
今月の銘醸赤ワインコースは、昨年のフランス買付で出会った、新蔵元からご紹介!ボルドー地方右岸の銘醸地サンテミリオン・グランクリュから、10年熟成のワインをお届けします。

シャトー・ミラン サンテミリオン・グランクリュ 2015
ストーリー
昨年、ヴィノスやまざき買付隊がフランスを訪れた際に新規訪問した蔵元がこのシャトー・ミラン。
フランス、ボルドーの銘醸産地サン・テミリオン グランクリュの蔵元です。
この蔵元はワイン商を営んでいた、ワインをこよなく愛するアルバート・ボジェさんが、その味わいにほれ込み、1998年に再スタートをしました。
シャトー・ミランの追い求めるスタイルは、しっかりとした構成を持ちつつも、バランスの取れた味わい。
一時期の「超凝縮」スタイルではなく、食事とも相性の良いワインを実現します。
また、テロワールとその年のぶどうの品質の調和のとれた味わいを目指しているとのこと。
造ったワインのほとんどはフランス国内のレストランに卸しており、そのため熟成したワインをお客様のために用意しているとのことです。
今回ご用意したのも、今飲み頃になっている2015年の熟成酒!
ぶどうの樹の平均樹齢は約40年で、所有する二つの土壌の特徴を持つ畑では、粘土質の畑にメルロ、砂質の畑にカベルネ・フランを植えているとのこと。
収穫は全て手摘みで行います。

優しくプレスすることで、雑味のないクリアな果汁を得ることができるそうです。

ファーストラベルのシャトー・ミランに関しては100%樽熟成を施します。
樽に関しても、樽の印象が強くなり過ぎない為に、ローストの強すぎない樽を使用することがこだわりです。

そうした努力で生まれるワインは、果実のポテンシャルをしっかりと残しつつ、なめらかな口当たりと果実味が調和した味わいに仕上がります。
2020年には、サンテミリオンワイン評議会による厳しい審査会「クープ・デス・クリュス・サンテミリオン」で「Coups de Cœur 」に選出されました!
また、著名評論家からも高い評価を獲得し続けています。
もともとこの蔵元は、買付隊の一員でフランスで醸造家の資格を取得した寺田がほれ込んで紹介してくれたワイン。
確かに、ブルゴーニュで醸造を学んだ寺田らしい、ガストロノミックでバランスのとれた味わいでした!
商品詳細
シャトー・ミラン サンテミリオン・グランクリュ2015
味わい:平均樹齢50年以上という古木を使用し、20ヶ月間の樽熟成。ダークでスパイシー、ブラックベリーとブラックチェリーの香りに、樽由来のバニラのニュアンスが特徴。クリーミーかつソフトな口当たりに驚きます。きめ細やかなタンニンで、ジューシーで深みのある味わいがフレッシュな余韻まで続きます。
2015年は特にバランスが素晴らしい年号。10年ほどで飲み頃を迎え、20年は熟成することができるとのこと。
蔵元:シャトー・ミラン
産地:フランス ボルドー サンテミリオン・グランクリュ
品種:メルロ85% カベルネ・フラン15%
最後に、7月お引き渡しは、7月15日(木)の開始を予定しております。(配送のお客様は15日以降の最短土曜日~)
入荷の関係で引き渡し開始日や、引き渡し商品の変更が生じる場合がございますので、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。
それでは、来月の蔵直Ⓡワイン定期便でお会いしましょう!