白ワインを樽熟成すると、リンゴ酸が乳酸に変わり、すっきりとした味わいから柔らかくクリーミーで旨みのあるワインに変化します。
ですので、”高級”と言われる白ワインには、樽で熟成しているものが多く存在するのです。
ですので、”高級”と言われる白ワインには、樽で熟成しているものが多く存在するのです。
そんな高級な白ワインは、「シャルドネ」から造られるとイメージされる方が多いかもしれません。
ヴィノスやまざきも30年前に、ブルゴーニュに負けないと言われた、南仏ラングドック・ルーション地方の蔵元グールガゾー、ペノティエのシャルドネを見つけ直輸入しました。
でも、高級白ワインは「シャルドネ」だけではありません。
ワイン通が愛してきた白ワイン品種…そう、「ソーヴィニヨン・ブラン」があるのです。
ボルドー格付け1級、シャトー・オー・ブリオンをはじめとするボルドーのシャトーで造られる白ワインは、ソーヴィニヨン・ブランにセミヨンを加えて造ります。
また、ナパ・ヴァレーでもワイン通が食事に合わせるのはソーヴィニヨン・ブランが多いとか。
また、ナパ・ヴァレーでもワイン通が食事に合わせるのはソーヴィニヨン・ブランが多いとか。
ある有名映画で、食通のヒロインが「私が好きなワインはソーヴィニヨン・ブラン」と言ったことで、ソーヴィニヨン・ブラン人気が、じわじわとワイン通の間に広がってきたのではないかと思います。
30年以上に渡り蔵元直送ワインを選んできた私・種本は、好きなワインを聞かれると「どんなワインも大好きです。」と答えるようにしていますが、ここでカミングアウトしますと…白ワインは樽のかかっているソーヴィニヨン・ブランが大好きです。
シャルドネが華やかなハリウッド女優だとすると、ソーヴィニヨン・ブランは料理を引き立てる名脇役、清楚でいて、しっかりしていて、凛としているけど、優しい(柔らかい)知性的な大人の女性のイメージなのです。
さらに、最高級レベルのものは、飲んでいると、旨みがぐんぐんと押し寄せてきて、余韻が長い・・・
そんな、私の人生の中で最高峰だと感じたソーヴィニヨン・ブランは、ボルドーの格付けではありません。
また、ナパ・ヴァレーの何万円、何十万円もするワインでもありません。
それは…
カーメル・ヴァレーという、あまり世界的には知られないカリフォルニアの秘境の地で造られている「ジオリス ワイナリー」のソーヴィニヨンブランなのです。
また、ナパ・ヴァレーの何万円、何十万円もするワインでもありません。
それは…
カーメル・ヴァレーという、あまり世界的には知られないカリフォルニアの秘境の地で造られている「ジオリス ワイナリー」のソーヴィニヨンブランなのです。

今から20年程前、カリフォルニアの高級ワインショップで、オーパス・ワンやハーラン等の有名ワインをお土産に購入しようとしたら、その店の店長から
「せっかく日本から来たのなら、日本には売っていない、今セレブの間で話題のワインを紹介してあげるよ。」
と紹介いただいたのが、カーメル・ヴァレーのジオリスのワイン。
「せっかく日本から来たのなら、日本には売っていない、今セレブの間で話題のワインを紹介してあげるよ。」
と紹介いただいたのが、カーメル・ヴァレーのジオリスのワイン。

その時は赤ワインのメルローを紹介いただいたのですが、あまりの美味しさに、秘境のカーメル・ヴァレーを訪ねることになりました。
そのお店の店長の話では、超有名ハリウッドスターが自家用機でカーメル・ヴァレーまでワインを買いに行っているほど、知る日ぞ知るワインとのこと。

車が側道から落ちてしまいそうな、山の中を走り、到着して
「日本から来たワインのバイヤーです。ぜひ、オーナーに会わせて下さい。」
と頼み込むことを毎年行い、数年後にやっと分けて頂けるようになりました。
「日本から来たワインのバイヤーです。ぜひ、オーナーに会わせて下さい。」
と頼み込むことを毎年行い、数年後にやっと分けて頂けるようになりました。
その後、オーナーのウォルター・ジオリスと意気投合し、優先的にワインをわけて頂けるようになるまでの関係性に。

ウォルターはアメリカ人ではなく、欧州生まれのベルギー人。
若い頃は、ボルドーの格付けシャトーで修行をしていたということで、まるでフランスにような小さな畑には、有名シャトーから分けてもらった苗木が、丁寧に手入れされ植えられています。
若い頃は、ボルドーの格付けシャトーで修行をしていたということで、まるでフランスにような小さな畑には、有名シャトーから分けてもらった苗木が、丁寧に手入れされ植えられています。

このソーヴィニヨン・ブランも名前は言えませんが、ボルドーの超有名シャトーの苗木。
そこから少量だけ収穫される葡萄を、やはりフランスの高級シャトーと同じフレンチオークで何年も熟成しているのです。

そんなソーヴィニヨン・ブランを譲って頂きたく、毎年お願いしてきましたが、ジオリスワインの中でもかなり希少なので難航。
が、ついにジオリスの幻のソーヴィニヨン・ブランを譲っていただけたのです!
が、ついにジオリスの幻のソーヴィニヨン・ブランを譲っていただけたのです!
改めて、コルクをあけて試飲してみると、ソーヴィニヨン・ブランのハーブを思わせるような白い花の香りに、トーストのような香ばしい樽の香りが絡みつき、まるであのボルドーの格付けシャトーの白ワインのよう!
しかし、味わいは、ボルドーのあの白ワインよりさらにボリュームがあり、口の中で
凝縮した果実味が樽熟成によって、柔らかく、優しく、ぐんぐんと旨みとなり口の中を優しく滑っていきます。
美味しい…
これが最高峰の白ワインかもしれない。

ウォルターとの付き合いも20年を超えました。
80歳を超えたウォルターが、いつまでこの素晴らしいワインを造り続けられるのだろうか…
80歳を超えたウォルターが、いつまでこの素晴らしいワインを造り続けられるのだろうか…
カリフォルニアとボルドーが融合した、この畑と蔵を、次の世代の方に繋いでいただきたい…ふと、そんなことも考えます。

知る人ぞ知る秘境の地の、こんなに素晴らしいソーヴィニヨン・ブラン。
そんな特別な白ワインに出会えた私のワイン人生も、本当に幸せなものだったなと感じます。
人生は、何度断られても、何度挫折しても、強い思いがあれば、絶対に叶う。
若い世代にそんなことを伝えたくなる、ジオリスのソーヴィニヨン・ブランをぜひご賞味ください!
人生は、何度断られても、何度挫折しても、強い思いがあれば、絶対に叶う。
若い世代にそんなことを伝えたくなる、ジオリスのソーヴィニヨン・ブランをぜひご賞味ください!
白ワインは樽のかかったソーヴィニヨン・ブランが好み
元祖買い付け隊長
種本祐子
元祖買い付け隊長
種本祐子
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