ヴィノスやまざきWEBショップで店長を務めております、井山です。
普段は裏方として、あまり表に立たない私ですが、本日はどうしてもおすすめしたい一本が入荷しておりましたので、ご紹介させていただきます!
WEBショップでも、4月23日(土)から、「My Standardワインフェア」を展開中です!
そこには、私井山の大好きなマイスタンダードワインもオンリストしております。
エミリオ・プリモ 赤 2018
約20年前、ヴィノスやまざき買付隊はイタリアのワイナリーを数十件訪問したものの、なかなか「これだ!」という納得のワインに出会えませんでした…
そんな旅の道中、ローマ郊外にある、地元で評判のレストランで休憩がてら食事をすることになりました
そこで運命的な出会いをします。
本場のイタリアンに合わせて食事をしていた時に、「このお店で一番おすすめの赤ワインは何ですか?」とお願いして出てきた一本のワイン…
イタリアらしい地中海の太陽を浴びた果実味がたっぷりありながらも、まるでフランスの銘醸産地ボルドーの高級ワインのようなしっかりした飲み応え、なめらかな渋味に、買付隊一同「これだ!」と感動しました。
そのワインが今でも店舗で人気の「エミリオ・プリモ」でした。
早速このワインを造っている蔵元を訪問しようと、ボルゲリ村(イタリア中部トスカーナ地方の有名ワイン産地のワインだったのです!)のワインショップをめぐってみるとさらにビックリ!
世界的に有名な名立たるワイナリーと並んで販売されていただけではなく、なんとその店で一番売れるのがこの「エミリオ・プリモ」とのこと…。
実際に蔵元を訪問してみて、その人気に納得でした。
彼らの畑は小さな小道を挟んで、「サッシカイア」という2万円以上する高級ワインを造る蔵元の畑が!
実は、このワインを造る蔵元マルケサートが所有する畑は、1954年にオーナーのおじいさまがこの村の侯爵から買い受けた区画。
あのサッシカイアで有名な「サングイードぶどう園」の区画でもあったのです。
このボルゲリ村は、イタリアの品種だけではなく、カベルネ・ソーヴィニヨンといった国際品種を用い、のちに「スーパー・トスカーナ(スーパー・タスカン)」といわれる、世界的に注目されるワインの産地だったのです。
先述のサッシカイアをはじめとした、高級ワインがひしめく中、家族経営でこだわりのワインを少量だけ造り上げるのが彼らマルケサートです。
※ワイン造りのこだわりはまたいずれ…
その後、輸入を決意した私たちですが、ワインを飲むお客様の声を大事にしている彼らは、生の声を聞くため、過去に何度も来日してくれました。
そして、その度にお客様の感想に耳を傾け、ヴィノスやまざきと何度もディスカッションを重ね、試行錯誤の末にワインの品質はぐんぐん向上。今では世界のバイヤーが注目の一本となったのです。
しかし、元々畑もそこまで大きくなく、生産量も少ないワインですので、今後価格が高騰する可能性も…ストックしておいてもよいワインかもしれません。
トスカーナの太陽によって完熟したぶどうの濃縮感、複数の品種をブレンドした複雑な香りと柔らかな渋味が特徴です。口いっぱいに広がるかつてないほどの果実味と濃縮感に驚くこと間違いなしです!
ぜひこの機会にイタリアの匠が造る蔵直®ワインを皆様のスタンダートワインに加えていただければ幸いです。
WEBショップ店長 井山
ヴィノスやまざきWEBSHOP店長。学生時代から筋金入りのワイン好きで、入社前から「ヴィノスやまざき池袋店」に通っていたワイン通。その当時からのお気に入りワインは「レイニャック キュヴェ・スペシャル赤」「プティプロ シャルドネ樽熟成」。全国のお客様に蔵直®ワインの魅力を伝えるべく、情報発信中!