家飲みワインのはじめ方 ② ~GWにGerman Wine(ドイツワイン)をはじめよう!編~

今年のゴールデンウィーク、ご自宅で過ごされる時間も多いかと思います。
今こそ、家飲みワインをはじめてみませんか?

レストランでワインを飲む機会があっても、家でワインを楽しむのは難しそう・・・
そもそも、何を選んだらいいのか分からない・・・

そんな時に、ぜひおすすめしたいのがドイツワインです。

はじめての家飲みワインに、ドイツワインをおすすめする理由は3つ。

(1)甘口の白ワインが豊富で、ぶどうの自然な甘さがフルーティで飲みやすい!
(2)アルコール度数もやや低めのものが多く、無理せず楽しめる!
(3)一日で飲み切れなくても大丈夫!甘口ワインは味わいの変化(酸化)が進みにくく、自分のペースで楽しめます。

そしてヴィノスやまざきでは、初めてのワインにドイツワインを選ばれる方が多いからこそ、「本当に美味しいものをお届けしたい」と、30年以上に渡って、納得した味わいのドイツワインだけをお届けしてきました。

ヴィノスやまざきのドイツワインは・・・

(1)生産者元詰め
ぶどうの栽培から、醸造、瓶詰めまで、自分たちの手で行う「農家のワイン」を選んでいます。ぶどうを買い集めるのではなく、自分たちで厳しく育てた完熟ぶどうから造ることではじめて、自然な甘さのワインが出来るのです。

(2)単一畑
大きな畑ではなく、自分たちの目が行き届く範囲の、小さな畑から出来るワインを選んでいます。きめ細かな管理が行き届くからこそ、しっかりと完熟したぶどうが収穫できるのです。

(3)蔵直便
(1)生産者元詰め、(2)単一畑にこだわれば、どうしてもワインの価格も高いものになりがち・・・
ですが、生産者や産地の知名度ではなく、小さな無名の生産者でも、自分たちの足で訪ねて本当に納得したものを、直接買い付けしているので、手頃な価格でお届けできるのです。

そんなヴィノスのドイツワインの中でも、まずは、こちらの一本はいかがでしょうか?
ゴールデンウィークにぴったりの、爽やかな甘さの一本です!



ウィリ・ハッグ ピースポーター ゴルドトロプフェン
リースリング シュペートレーゼ 2018


ラベルに書いてあるのは、このなんとも長い名前・・・ですが、どうかご安心ください!
書いてあることは、いたって簡単なのです。

このワインは、
・ 「ウィリ・ハッグ」という蔵元が造る、
・ 「ピースポート村」の「ゴルドトロプフェン」という畑の、
・ 「リースリング」というぶどう品種を使った、
・ 「シュペートレーゼ」という等級(※後述)
のワイン、という意味。

日本のお米でいえば、
・ 「山田さん」というお米農家さんが造る、
・ 「新潟県」の「魚沼地区」の、
・ 「コシヒカリ」というお米、
といったところでしょうか。

「等級」については、こちらのドイツワインのピラミッドをご覧ください!

「等級」というと、難しそうに感じるかもしれませんが、実はシンプル。

ドイツワインの格付けは、収穫時のぶどう(果汁)の糖度でランクに分かれています。
つまり、等級が上がるほど、より遅摘みぶどうを使っていて、より甘くなるのです。

そして、裏ラベルに書かれている「Gutsabfullung(グーツ・アプフュルング)」の文字。
これが「醸造所元詰め」の意味で、ぶどう栽培から瓶詰までを一貫して行うことを意味します。

まじめなドイツ人(?)らしく、全ての情報が、しっかりとラベルに書かれているのです。

このワインを造る畑は、「ゴルドトロプフェン(=黄金の雫、という意味)」と呼ばれ、世界中から評価される銘醸畑。そして造るのは、小さな家族経営のハッグ家で、代々続く名門ぶどう農家です。

(※実際の畑の様子。非常に勾配が急で、日当たりのよい畑でした!)

口に含むと、完熟した白桃や青りんごのような、果実の自然な甘みがたっぷり・・・そしてフレッシュな酸味が程よく感じられ、非常にバランスの取れた味わいです。

お食事と合わせて、また食後にデザート代わりに楽しむだけでなく、夕暮れ時にベランダで程よく冷やして楽しむのもいいですね!

親しみやすくも奥深いドイツワインで、ゴールデンウィークを楽しみましょう。

保坂

【プロフィール紹介】
秋田県出身。JSAソムリエ。ドイツワイン上級ケナー。
大学卒業後新卒採用で入社。大手ワイン企業を蹴って入社したことから、最初は図に乗っていたかも・・・と反省。スーパーの売場作り、海外買付のかばん持ち、武蔵小杉店・仙台店の立ち上げ店長を経て、挫折の中から「川上から仕入れたワインを売るのではなく、お客様に喜んで頂く商品を開発することがミッション」と開眼、現職に。 座右の銘は「謙虚 感謝」。 東北出身者として今なお、地元の復興支援を応援。復興支援ワイナリーのサポートにも取り組む。

新着読み物

オーパス・ワンを超えた!?幻のナパヴァレーワインが、日本初上陸!
イベントのお知らせ・レポート

オーパス・ワンを超えた!?幻のナパヴァレーワインが、日本初上陸!

現在、世界でもトップクラスのカベルネソーヴィニヨン種の赤ワインを造るのが、カリフォルニアのナパ・ヴァレー...

ヴィノスやまざきボジョレー・ヌーヴォー2024第一報!
いまイチオシのワインたち

ヴィノスやまざきボジョレー・ヌーヴォー2024第一報!

ヴィノスやまざき買付隊は、フランス・ボジョレー地方のモルゴン村に来ております! 今年の新酒、ボジョレー・...

ヴィノスやまざきがボジョレー・ヌーヴォーにこだわる理由とは・・・
いまイチオシのワインたち

ヴィノスやまざきがボジョレー・ヌーヴォーにこだわる理由とは・・・

  「ヴィノスやまざきは、なぜ、ここまでボジョレー・ヌーヴォーにこだわるのですか?」と、よく聞かれます。...