「あの女性の絵が描かれたワインはありませんか?」
「いつ入荷しますか?」
多くのお客様からお問い合わせをいただいていたこのワインが、まもなく店頭に再入荷いたします。
ユニメドック2016
当店でもファンの多いこちらのワインは、フランス・ボルドー地方の中でも、有名シャトーが軒を連ね、数多くの高級ワインを生み出す「メドック」地区のコクあり赤ワイン。
メドックと言えば、フランスでブルゴーニュと並ぶ2大産地ボルドーの中でも、トップクラスの銘醸産地として知られていますが、お値段もそれになりにしてしまうことも・・・
しかし、この「ユニメドック」は2,000円台とお手頃な価格ながらも、そんな銘醸ワイン達に負けないコクのある味わいが大人気で、当店でも20年以上愛されるロングセラーです。
今から20年以上前、メドックの5大シャトーなどの有名ワイナリーを訪れていた買付隊が「格付シャトーのワインは美味しいけれど、高くて毎日は飲めないな・・・」と、現地で働いていたスタッフに「毎日どんなワインを飲んでいるの?」と聞いたところ、このユニメドックを教えてくれたことがきっかけで出会い、直輸入が実現しました。
5大シャトーのスタッフがオススメするだけあって、当店のお客様からも、
「お手頃なのにしっかりとした果実感があって、家飲みに重宝しています」
「メドックのワインは敷居が高いと思っていたけれど、ユニメドックは本格的な味わいを気軽に楽しめるのが気に入っています」
と、男女問わず厚い支持を得ています。
ユニメドックとは、「メドック農協」のこと。約160軒の契約している栽培農家からぶどうを購入してワイン造りを行っています。
一般的に農協のワインは、手頃だけれども品質はあまり高くないと思われがち・・・ですが、実は、彼らは単にぶどうを購入してワインを造るだけに留まりません。
醸造責任者のローラン・バッシェさんが、自ら1軒1軒農家を訪問し、どうすればより上質なぶどうを育てることができるのかを直接指導しています。
こうして、格付シャトーの10分の1の価格で、質の高いメドックワインをお届けできるのです。
私も実際に現地を訪れた際には、畑の栽培区画ごとに細かくぶどうの完熟度合いを見極めながら収穫するなど、徹底したこだわりを見ることができました。
ぶどうの品質向上のために、足しげく農家さんのもとを巡るバッシェさんの姿を目の当たりにし、「良いぶどうから、良いワインを造りたい」という熱い想いをひしひしと感じたのを、強く覚えています。
今回再入荷した2016年は、ボルドーで特に素晴らしいビッグヴィンテージとして絶賛されており、バッシェさんも「24年間このワインを造り続けているが、2016年はその中でもパーフェクトな年だった」と太鼓判の一本。是非お試しくださいませ。
長年多くのお客様からご支持いただいてきたこの一本を、私も改めてじっくりと楽しみたいと思います。
有楽町店 店長 芳賀
【プロフィール紹介】
静岡市出身。JSAソムリエ。バーテンダーとして数多くのお酒に触れる中で、ワインの美味しさと奥深さに魅了され、自分たちの足でワインを買い付けてきたヴィノスやまざきに入社。2019年より有楽町店店長を務める。豊富なワインの知識に加え、静岡県人らしい持ち前の人当たりの柔らかさで、有楽町から静岡の魅力を全国に発信中。