毎年あまり大きく取り上げていないのに、ほぼ全て予約で完売してしまう人気のボジョレー・ヌーヴォーがあります。
それが・・・
「ドメーヌ・ディディエ」が造る、自然派マダムのボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー。
「ドメーヌ・ディディエ」は、フランス・ブルゴーニュ地方ボジョレー地区の中でも、力強いワインを生み出す「モルゴン村」にある小さなドメーヌ(蔵元)。
骨格のしっかりとしたボジョレー・ワインを造っていて、フランスの名だたる星付きレストランに卸しているという実力派の蔵元です。
そんな彼らは、顧客である三ツ星レストランからの依頼で、極わずかだけボジョレー・ヌーヴォーを造りはじめました。
そして「ボジョレー・ヌーヴォーを造ったので、ぜひヴィノスで取り扱ってもらえないか?」と、買付隊長の種本に直接届いた1通のメールをきっかけに、出会ったのです。
彼らのボジョレー・ヌーヴォーは「酸化防止剤無添加」。
この「酸化防止剤無添加」のワインというのは、賛否両論あり・・・
酸化防止剤はワインを劣化から守ってくれるものであり、質を大切にする生産者たちは最低限の量しか使用しないため、添加していることには問題ありません。
過去には、酸化防止剤無添加のワインを買ったら、酸化していて飲めるような味わいではなかった・・・なんて経験も。
それでも、まずは味を確かめてみようと、ドメーヌ・ディディエを訪問することにしました。
早速現地を訪問して目にしたのは、丁寧なぶどう栽培と、こだわりのワイン造り。
そして、試飲させていただくと、力強い味わいで、濃くて美味しい!
「自然派」や「酸化防止剤無添加」は関係なく、輸入を決意しました。
マダムに、なぜ酸化防止剤を使わないのか?尋ねると、
「レストランから頼まれて、ボジョレー・ヌーヴォーを造っているだけだからね。ほとんど11月中にはレストランで全て飲まれてしまうので、入れないだけ。」
と話してくれました。
「自然派ワインを造ろう」とか「それを売りにしたい」とは全く考えず、とにかく自然体でワインを造っているマダム。
そんな自然派(というより天然!)マダムが造るボジョレー・ヌーヴォーは、輸入量も少ないので、いつも店頭に並ぶことなく、売り切れてしまいます。
航空便で持ってきますので、途中で酸化することもなく、現地と変わらない味わいでお届けいたします。
▲2020年の収穫の様子
ヴィノスのワインは、ラベルには表記していないけれど、自然派の造りをしているワインがたくさんあります。
でも、それを売りにするのではなく、本当に美味しいワインだから仕入れる・・・その姿勢を貫きたいと思います。
もちろん、他のヌーヴォーも、農薬などは使用せず、自然な造りで、手作業で造っています。
ぜひヴィノスやまざきのボジョレー・ヌーヴォーをお楽しみください!