9月21日(月)は敬老の日。
今年はコロナへの心配もあり、ご家族に直接会いたいけれども、なかなか会いに行けない・・・
そんな方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「いつもありがとう」
「いつまでも元気で」
その想いを、ワインに込めて贈りませんか?
「敬老の日」に、何をもらったらうれしいだろう・・・そんな話し合いを重ねて、「健康と絆を贈る」をテーマに、おすすめワインと日本酒をセレクトしました。
健康にいいといわれるポリフェノールたっぷりの赤ワインや、家族経営の小さな農家が造るワイン、飲む点滴とも言われるあまざけなど・・・
中でも「自分が贈るならこのワイン」と、ヴィノススタッフから絶大な支持を集めるワインが、こちらの一本です。
シャトー・ムーラン・オーラロック2011
「シャトー・ムーラン・オーラロック」は、当店を代表するボルドーワインの一つ。
畑、選果、熟成・・・全てにこだわり抜いた、職人エルヴェさんが手がけています。
ボリュームあふれる圧倒的な果実味に、豊富にあるはずの酸味が隠れてしまうほど。
そして、ボルドーワインらしい力強いタンニン(渋み)と樽の香りが、見事に溶け込み調和しています。
このワインを造るエルヴェさん一家とは、まるで家族のような関係。
私たちも現地に何度も足を運び、またエルヴェさん自身も日本を何度も訪れ、強い絆を築いてきました。
エルヴェさんとの出会いは、1994年。ワインの直輸入を始めて、約1年経った頃のことです。
世界屈指の高級ワイン産地、フランスのボルドー地方の中でも、「フロンサック」というあまりメジャーではなかった地区に、「ネゴシアン*を通さない上、なかなかワインを譲ってくれないが、地元では密かに話題になっているシャトーがある」と知人から聞きつけ、早速訪ねてみました。
*フランスのボルドーでは、ほとんどのシャトーが「ネゴシアン」と呼ばれる仲買人を通じて商取引を行います。
当主のエルヴェさんに話を聞いてみると、フロンサック産ワインの品質を向上させるため、自分のシャトーだけでなく、地域全体の畑の品質向上にも取り組んでいるとのこと。
試飲させてもらうと、格付シャトーにも負けない、力強さと深いコク、複雑味・・・
あまりに骨格がしっかりしていて、「熟成させればもっと美味しくなるのに・・・」と思っていたところ、奥のワインカーヴに案内してくれ、10年熟成のワインを飲ませてくれたのです。
その美味しさに感動し、どうしても輸入したいと交渉をしたところ、
「あなたたちのような人が来るのを待っていたんだよ。」
エルヴェさんはそう言って、輸入を開始できることになりました。
そして、エルヴェさん一家との長年の関係は、それから現在まで続いています。
新しいお店が出来た時は、エルヴェさん自ら店頭に立って試飲販売を、また当店で輸入している他の地域の生産者に、自分の親友でボルドー1級シャトーの醸造も手がけた著名ワインコンサルタントを紹介してくれたこともありました。(エピソードはこちらから>>)
26年前に初めて出会ったときには若かったエルヴェさんも、今では孫も生まれておじいちゃんに。
現在では、息子のトーマさんがその情熱を引き継ぎ、ワイン造りを行っています。
人と人との繋がりを、これほど感じさせてくれるワインは、他にないかもしれません。
大切な方への贈り物に、そしてご自身用にも、ぜひお楽しみただきたい一本です。
そして、さらに特別な一本を贈りたい方には・・・
ワインにお名前と一緒にメッセージを彫って贈ることができる「メッセージワイン」サービスを開始します!(詳しくはこちらから>>)
こちらもぜひ、あわせてご利用ください。
マーケティンググループ ソムリエ 本島