新コスパワインのデビューなるか??カリフォルニアの無名産地で見つけた、無名バイヤーの新時代ワイン

新しい家飲みワインにふさわしいか、評価してください!--新商品ワインのデビューです!ーー
 
緊急事態宣言も解除され、ヴィノスやまざきのほとんどの店舗が営業を再開し、6月3日には久々に全店舗そろっての営業となります。
休業中、たくさんの応援メッセージをいただき、本当にありがとうございました。
 
やっと、私たちが昨年買い付けたワインのお披露目が出来ることになりました。
それが、「センターピース」というカリフォルニアのワイナリーの、シャルドネ種の白ワインとカベルネ・ソーヴィニヨン種の赤ワイン。
フルーティでいてまろやかな白ワインと、コクがあるのにキレがいい、まさにワイン好きには嬉しい赤ワイン。そして価格が高騰しているカリフォルニアで1000円台。

まさに待望のワインだと自負してします。

 昨年夏にカリフォルニアを買付で訪れた時のこと。
1000円台で納得できるワインがなかなかなく、落ち込んでいた私達に、当店でも人気のワイン「トゥルー・ヴァイン」を造るデニスさんから「カリフォルニアの内陸でコストパフォーマンスに溢れるワインを造る蔵元がいる」と、一つのワイナリーを紹介していただきました。
 
聞いてみると、カリフォルニアのセントラル・ヴァレーという場所のワインだということ。
セントラル・ヴァレーは、カリフォルニアの中央付近に位置する広大な農業地帯。生産されるぶどうの大半は、日常消費用の安いワインにブレンドされており、大企業のワイナリーが多いのです。
え?セントラル・ヴァレー??今まで、色々試飲したけれど、納得できるワインはなかったのです。
が、デニスさんの家で飲ませてもらったら、確かに美味しい…フルーティでまろやかで、まさに求めていた味だったのです。
 
買付隊長は、翌日帰国のチケットを買ってあり、偶然にも私はぶどう畑の調査のために一日だけ予備日がありました。もう、これは自分たちが行くしかない…セントラル・ヴァレーに向かうことに決めました。
 

 
片道3時間以上を車で走破したどり着いたのは、内陸部のワイン産地「セントラル・ヴァレー」の中でも南部のサン・ホワキン・ヴァレー。南北350km、東西80kmの広大な生産地。ぶどうの生育に適した気候条件を持つことから、大手ブランドのワインが大量に造られている産地です。
 
到着してみると、とにかく乾燥していて暑い…
冷たい海風の影響で気温が下がりやすい沿岸部とは異なり、気温の高さがジリジリと肌から感じられます。この場所なら、完熟して糖度の高いぶどうが収穫できるに違いない!と、期待が高まります。
 

さっそく訪問して話を聞くと、彼らはここを拠点に、カリフォルニア州の様々な地域の中から厳選したぶどうを使用し、信頼のできるぶどう農家からぶどうの提供を受けながらも、自社でもぶどう栽培を行っていました。自社畑では、サステイナブル(保全農法)のぶどう栽培で、自然環境に配慮したワイン造りを行っています。

このワイン「センターピース」は、「カリフォルニアこそがアメリカのワイン生産の最も重要な部分(=センターピース)である」という思いを表しているとのこと。
 
カリフォルニアのそれぞれの地区の個性あふれるぶどうを使用することで、その味わいをいかんなく発揮しています。
デニスさんや、その奥様のアンドレアさん達と共に、カリフォルニア全土のぶどう農家とネットワークをもっているからこそ、このセントラル・ヴァレーで素晴らしいワインを造ることが出来るのです。

単一の品種の個性をしっかりと表現した、カリフォルニアの特徴を感じる一本に仕上がっています。
 
白ワインは、口の中で鮮烈なフルーツの印象が爆発!酸味は控えめで飲みやすい印象ですが、ほんのりとトロピカルな風味を感じる味わい。
そして赤ワインは、程よい渋味とそれに負けないリッチでパワフルな果実の風味を感じます。
 

今回、カリフォルニアワインの買い付けキャリア30年の買付隊長に代わり、私達隊員だけで輸入を決めたワインですので、お客様から評価して頂けるのか、まだ不安な気持ちで一杯です。
 
是非、皆様に召し上がって頂き、評価して頂ければ幸いです。
 
新しい生活が再スタートするこの時期にデビューする「センターピース」。
少しでも皆様の食卓を彩って頂ければ、こんなに嬉しいことはありません。
 
直輸入ワイン 買付隊 
ソムリエ 福井
ソムリエ 保坂
セノバ店店長 石井
 
キーワード #家飲み #新着ワイン #ハウスワイン