ナパ・ヴァレーの実力派ワイナリーの造る、最高においしいワイン!

ナパ・ヴァレーのワインは、1976年の「パリ ティスティング」で、フランス人のプロソムリエ達がフランスの超高額ワイン(5大シャトーと言われるワインやブルゴーニュの格付け畑)を超えて1位になり、世界的に大人気となりました。

赤はカベルネ・ソーヴィニヨン 白はシャルドネが代表的な品種。
1980年代には、フランスの5大シャトーの1つとナパ・ヴァレーのワイナリーが「オーパス・ワン(作品番号1号という意味)」の、フランス・ボルドーとナパ・ヴァレーの合作ワインを発表。
単一品種ではなく、いくつかの品種をブレンドした「メリタージュ」も登場しました。
世界的なワイン産地の中でも、トップクラスの産地となったのです。

 

その後ナパ・ヴァレーでは、数々の大手ワイナリーが競い合うように出現してきました。

そんな中で、醸造設備も持たず、葡萄も契約農家の葡萄を使い、小さな醸造施設を借りて、二人だけでナパのトップクラスのワインを造ろうと、出来たワイナリーが「Waterstone Winery(ウォーターストーン・ワイナリー)」。

ナパ・ヴァレー ワイン協会のリーダーの1人として、契約農家ともパイプを持つブレントと、超有名ワイナリーで醸造をしてきた女性醸造家のローリーフック。

2人の若者が、今でいうスタートアップのワイナリーを起業。
高品質でありながら、手頃な価格ながら、「ナパ・ヴァレーで最もコストパフォーマンスのあるワイン」として、リーマンショックやアメリカの経済的困難な時代も大好評を博し、多くのレストランやワインファンに愛されてきました。

そんなウォーターストーンとヴィノスやまざきが出会ったのは、今から25年前。
「本当に高品質なワインを手頃な価格で」という、両者は運命的に出会ったのです。

ナパの葡萄は年々高騰し、当初は数千円だったオーパス・ワンが、今では10万円など、特別な日にしか飲めないワインになってきました。

 そんな時に、「何とか3000円以下で、美味しいワインを造ってほしい。」と、ブレントとローリーにお願いをしました。

が、当然答えは「NO!」。
「ナパの葡萄で造ったら、3000円以下は絶対に不可能。特に高品質で美味しいなど、さらに無理。最高に良い葡萄を使いたいんだ。」
と、断られました。

いやいや、ナパでなくてもいい。
ナパ・ヴァレーの外の地域の葡萄でも、とにかく「おいしいワイン」を造ってほしい。
だから、ナパと名乗らなくても、カリフォルニアでいいから、これがナパ・ヴァレーの実力ワイナリーの造る、最高に美味しい2000円代、そんなワインを造ってほしい。と、私は無理難題をお願いしました。

出来上がったワインは…驚くべく美味しいワイン!

しかも赤=カベルネ・ソーヴィニヨン、白=シャルドネ つまり、ボルドースタイル、ブルゴーニュスタイルを完全にひっくり返したワインでした。

赤は「プティ・ヴェルド」を使用。
フランスでは西南地方で使われる濃い葡萄。
何と、これはナパではなく、ローダイという、ナパから少し外れた地区の葡萄を使い、フレンチオークで熟成したワイン。

いや、果実味がたっぷりしているのに、きりっとした酸、しかし柔らかな樽が、ワインを実にまろやかに仕上げている。

このブログを書くのにあたり、ヴィノスのソムリエ達にもう一度試飲してもらったところ、皆の第一声が「美味しい!!!」

カベルネ・ソーヴィニヨンを使い、アメリカン・オークを使った、濃くてまったりした赤ワインとは真逆。

まるで、フランスの西南地方から南フランスにかけての地区の、エレガントでありながらフルーティなワインを飲んでいるかと思える味わい。

ウォーターストーン エクストラ・エディション レッド カリフォルニア|ヴィノスやまざき|ワイン通販

 

そして白の品種は、何と「ルーサンヌ」
フランスのラングドックルーションの地場品種。
まさにヴィノスが世に出した南仏ワインを思わせる、ひたすらフルーティで果実味と酸が綺麗にこなれている味わい。
そして、フレッシュでありながら、フレンチオークが高級感を醸し出している
南仏でもこの味なら5000円位はしてしまいます。

とにかく「おいしい!!」

シャルドネ主体でアメリカン・オーク使い、ヴァニラのような白ワインとはまったく違う美味しさです!

 ウォーターストーン エクストラ・エディション ホワイト カリフォルニア|ヴィノスやまざき|ワイン通販

 

本当に奇跡的にローダイで素晴らしい畑と出会い、栽培から収穫まで参加し、ナパ・ヴァレーのワイン造りのプロが造った、このワイン。
「番外編 Exstra Edition(赤ワイン 白ワイン」としてご案内しています。 

そしてナパのワイナリーの常識を覆したこんなに「おいしいく、フレンチオークで樽熟成までしたワインが」2000円代というのも奇跡。
この価格でご提供できるのは、これが最後です。カリフォルニアは山火事などもあり、良い葡萄を使える量も減ってきているそうです。

次回、このワインを造って頂けるかもわかりませんし、少なくともこの価格は最終価格となります。もう少し熟成させてみるとさらにまろやかになる実力派。
絶対にケースでお買い求めをおすすめします。

トロピカルな雰囲気の味わいも感じられます。まさに、春の今、召し上がって下さい。

元祖買い付け隊長
(というより開発隊長??)
種本祐子

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