ヴィノスやまざきから、新年にむけてのご挨拶

まもなく2025年が始まろうとしています。
皆様にとって2024年はどんな年でしたか?

ヴィノスやまざきにとっては、ワインの蔵直便を始めて30周年という記念すべき一年でした。

 

30年前、まだ日本にはフランスを中心としたボルドー・ブルゴーニュの有名産地のワインが主体の時代で、カリフォルニアワインが出始めた時代でした。

ワインの産地名や村名や畑名や固有名詞が、フランスを中心に紹介されていた時代で、有名産地はとても高く、逆に安いワインはブレンドしたようなワインの時代でした。

そんな時に、フランス大使館の方から「無名産地でも美味しいワインがあります。」とご紹介頂き、現地の蔵を訪問。
当時は無名の南フランスラングドック地方のワインを、銀行に飛び込んで、清水の舞台から飛び降りるつもりで借金をして輸入したところ、沢山のお客様に喜んで頂き、ワインの専門店として30年やってくることが出来ました。

 

3月には、数年ぶりに「蔵の祭典」を開催。
20年にわたって行ってきた、お客様と蔵元との交流イベントで、蔵元とお客様が感動の再会を果たすことができました。 


8月には、フジテレビの「あきやま魯山人」で、何とロバート秋山がヴィノスやまざきのファウンダーの種本を演じるという突然のニュースが。

広尾店で撮影し、広尾店は当時(1994年を再現)のバブル時代のヴィノスにタイムスリップ。
実は、日本で初めて、生産者の顔写真を掲載したPOPを書いたのがヴィノスやまざきだということを知り、農業や商業にも貢献した会社なのだと感じました。
改めてヴィノスやまざきの「生産者とお客様を結ぶ」というモットーが、本物だったなと、週刊文春にまで掲載され話題のトピックスとなりました。

 

夏は、アメリカ大使館の独立記念日のパーティでヴィノスのカリフォルニアワインをお出しし、大使館の方や日本の招待客の方にご好評いただいたり、またウルグアイ大使主催のパーティで南米の大使の皆さまと、ヴィノスの発掘したウルグアイの「ガルソン」のサマー・ヌーヴォーを楽しみました。
なんと、一番最初に売り切れてしまいウルグアイ・ヌーヴォーの可能性に感動しました。

 

30年たっても、新しい産地や造り手を発掘したり特注で造って頂いたり、ヴィノスのDNAは30年前と変わっていない、と、実感しました。
というより、むしろ、その前の代の山崎巽が、「磯自慢」や「喜久酔」や「初亀」を世に出したDNAが、今もなお残っていると確信した次第です。

 

秋のボジョレー・ヌーヴォーについても、多くのボジョレーヌーヴォーの中でもダントツに美味しい!と、沢山のお客様からお声を頂き、例年のギヨさんのヌーヴォーは一瞬で完売。

さらに、今年天候に恵まれず諦めた蔵元の変わりに、ギヨさんのライバルのボディヤールや、オーストラリアの蔵元カラブリアがピノ・ノワールで、さらにウルグアイのガルソンが、タナ種でヌーヴォーを造ってくれて、ヌーヴォーの世界にイノベーションを起こしました。

 

秋には、レイニャック、シャトー・ムーラン・オーラロック、シャトー・ベルグラーブ等、仲買人を通さない、実力派ボルドーシャトーのオーナーが来日。
現在ボルドー格付けワインがどんどん高額になっている中、蔵直ボルドーの熟成ワインの実力とコスパに脱帽しました。

そんなあっと言う間の2024年。
こんな沢山のことに挑戦できたのも、30年間、いえ110年以上もご愛顧いただいたお客様お一人お一人のお陰です。

駄目なところも沢山あって、反省することも多いヴィノスやまざきですが、愚直に泥臭く、一生懸命来年も頑張っていきたいと思います。

 

最後に30年に感謝を込めて、蔵元と造った、ヴィノスやまざきの数字シリーズ#30を、心からの感謝を込めて、お届けしたいと思います。 

 ストーンヘッジ メリタージュ リザーヴ No.30 ナパ・ヴァレー 2021

 

どうか、皆様にとって新しい年が平和で幸せに溢れた年になりますように。

ヴィノスやまざきは2025年も、大八車を引いて、For otherの気持ちで頑張ります。

1日から営業する店舗、2日から営業する店舗、新年もヴィノスやまざきをどうぞよろしくお願いいたします。

ファウンダー
種本祐子

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