新年あけましておめでとうございます。
昨年も多くのお客様にご来店頂き、またWEBや卸店舗を通じてご愛顧頂き、誠にありがとうございました。
かつて体験したことのない状況の中で、ワインの業界もまた厳しい環境下でした。飲食店のお客様がアルコールを販売自粛せざるを得ない中で、多くのワイン生産者も私たちも試練に直面しました。
しかし、創業108年の歴史の中には、戦争や災害、感染病、大変だったことも多かったと先代より聞いてまいりました。そんな中で、教訓として伝えられてきたのは、何かあったら通帳も現金もすべて捨てて逃げなさい。でも、お客様の連絡先だけは命懸けで守りなさい・・・という言葉でした。
昨年もショッピングセンターの閉鎖などで営業ができない店舗が増えた時、お店からお客様に「御用聞き」のお電話を差し上げて、お客様からご注文だけでなく「頑張ってね。」というお言葉を頂き、社員一同、商人冥利につきました。
このような中で、創業の地、静岡本店を新装オープンさせたり、銀座に新店舗を出店し、私たちは、店舗を通じてお客様と心の絆を作ることが出来、お客様の声で、素晴らしい商品を生産者と共に造り上げることが出来たのです。
2,980円の飛び切り美味しいナパの赤ワイン
まるでワイン!?の、とびきり美味しいノンアルコールワイン
お客様の声に真摯に耳を傾け、造り手に伝え、その商品でより多くのお客様に喜んで頂く・・・
私たちは、お店はよくメーカーの言う商品の「出口」ではなく、お客様の声に耳を傾け、よりお客様のお役にたてる商品を造る「入口」だと考えています。
ですので、このような中ではありますが、一歩ずつ、またお店を増やしていく計画を立てております。
1月12日には、名古屋高島屋
3月には岡崎高島屋
そして
流山おおたかの森に路面店を出店いたします。
昨年は、社員が独立し、札幌にワインと実家の野菜のつまみのお店を開店しました。
DXの時代・・・も大切ですが、この数年を経験し、小売業とは本当に大切な仕事だと実感いたしました。
私たちはお客様や生産者のお役に立てる商人を育て、店舗経営の出来る地に足のついた未来の経営者を育てていきたいと考えています。
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これからも、お客様と生産者のパイプ役としてお役にたてるよう精いっぱい頑張ってまいりたいと思いますので、今年もどうぞ宜しくお願いいたします。
そして、まだまだ不安なことも多い年明けではありますが、2022年が皆様にとって素晴らしい年になりますことを心からお祈りしております。
種本 祐子
シニアソムリエ、カリフォルニアワインマスター、他フランスのワインの騎士等、数多くの称号あれど、常にワインの師匠は「お客様」。お客様の求めるワインが、なければ造る!そんな思いでワイン一筋35年。