ご存じでしたか?
本日11月11日は、「チーズの日」!
日本でチーズ造りが行われた最古の記録が、西暦700年のこの頃であることにちなんでいます。
ワインのお供といえば、やっぱりチーズが欠かせません。
ヴィノスやまざきでは、ワインをより一層お楽しみいただきたいと、チーズも自分たちで納得したものを直輸入してきました。
そこで本日は、当店自慢のチーズを、ワインとのおすすめマリアージュ(組み合わせ)と共にご紹介いたします。
■イタリアチーズの王様「パルミジャーノ」
まずは、おそらくきっと誰もが聞いたことがある「パルミジャーノ」。
ハードタイプのチーズで、正式名は「パルミジャーノ・レッジャーノ」といい、美食の街と呼ばれるイタリア北部エミリア・ロマーニャ州の一部でしか造られていません。
つまり「アメリカ産」や「国産」といったパルミジャーノ・レッジャーノは存在せず、他の国や地域で造られるのは、似て非なるもの。「パルメザン」という名前で販売されているものが多いです。
当店は、ワインのベストパートナーであるチーズ選びにも、本気で取り組んできました。
この「パルミジャーノ・レッジャーノ」も、あるワインの蔵元の奥様の出身地が、パルミジャーノ造りの中心の村出身だったため、村一番の職人を紹介してもらい、ワインと一緒に輸入を始めました。
チーズの断面に浮き出る白い結晶は、旨味成分のアミノ酸。熟成が進むとこの結晶が大きくなっていきますが、なんと当店で販売しているのは、36カ月熟成の超長期熟成パルミジャーノ!
そのままでも十分美味しいのですが、ぜひバルサミコ酢を少しかけてお召し上がりください。これと一緒に、赤の微発泡ワイン「ランブルスコ」を合わせていただくのが、地元イタリア人の大好きな食べ方!
同郷エミリア・ロマーニャ州のチーズとワインですので、合わないはずがありません・・・!
■一口食べれば虜に・・・魅惑の白カビチーズ「プレステージ・ド・ブルゴーニュ」
そして、間もなく解禁となるヌーヴォーにぜひ合わせていただきたい、この時期にだけ入荷する限定の白カビチーズが・・・「プレステージ・ド・ブルゴーニュ」。
ふわふわの白カビに包まれた濃厚なチーズは、クリームチーズやまるでバターのような深いコクとミルクの甘み、それにほどよい塩味がバランス良い、上品な味わい。
口に入れるとすぐに溶けて、クリーミーで風味豊かな余韻が続きます・・・
フレッシュフルーツとの相性がいいので、旬の梨やリンゴの上に乗せてお召し上がりください!
ボジョレー・ヌーヴォーに合うチーズは何だろう・・・と、現地で探して見つけたこのチーズ。
フランス、ブルゴーニュ地方の小さな工房で、一つ一つ手作業で造られます。
残り数がわずかとなっていて、店舗によってはご予約で完売してしまうこともあります。
ぜひヌーヴォーと一緒に、ご予約していただくのがおすすめです!
■高貴な青カビチーズ「フルムダンベール」
独特な香りを放つ青カビチーズも、ちょっとした工夫でより美味しく楽しめます。
数ある青カビチーズの中でも、塩味や特有の刺激も控えめで上品なことから「高貴な青カビチーズ」といわれるのが、フランス産の「フルムダンベール」。
チーズの隙間に、大理石状に青カビが広がっています。
チーズの塩気は甘いものとの相性が抜群。
本日は、ご自宅で簡単に出来るアレンジレシピをご紹介いたします。
コンビニやスーパーなど、どこでも良く見かけるチョコチップが入ったミルクパン。
これをスライスし、フルムダンベールを乗せてトースターで軽く温めます。
ちょっと焦げたチョコの香ばしい甘みと、チーズの塩気のバランスが絶妙・・・!
簡単なのに止まらない美味しさです。
そして合わせるなら、濃厚な赤ワインがベストマッチ!
今回私が合わせたのは、先月爆発的な人気だった、カリフォルニア州ナパ・ヴァレーの蔵元ウォーターストーンが造る、パワフルな赤ワイン「ウォーターストーン・メルロ2016」。
ナパ・ヴァレーのメルロの赤ワインでもっとも有名な、あの名門ワイナリーも過去に使用していた銘醸畑の同一区画のぶどうを使用したワインです。
口に含むと、いっぱいに広がる凝縮した果実の味わいに、スパイスやバニラの風味・・・青カビチーズの風味や、チョコレートの甘さを包み込みます。
ぜひ11月の本格ワインシーズンには、食卓にチーズで彩りを添えて、蔵直ワインと共にお楽しみください。