父の日に「特別」を贈りませんか?~思い出と共に限定古酒で乾杯を~


今週末の日曜日は父の日ですね。お渡しになるプレゼントはもう決まりましたか?

私の場合、「こだわりが強い父には、少し特別なものを贈りたい!」と思っているのですが、何にしようか悩んでいる間に時間だけが過ぎて行き、いつも直前になって焦ってしまいます。
同じお悩みをお持ちの方も、多いのではないでしょうか…?

なかなか手に入らない特別なワインをお探しの方には、“古酒”がおすすめです。


ほとんどのワインにはぶどうの収穫年を表す“年号”が記載してあります。明確な定義はありませんが、一般的に10年以上前のものを“古酒”(ヴィンテージワイン)と言うことが多いようです。

「ワインは全て熟成させた方が良いのか?」というと決してそうではなく、1~2年で飲んだ方が美味しいフレッシュな味わいのものや、5年程度で味のピークを迎えるワインもあります。

しかしながら一部の赤ワインなどは熟成が進むことで、渋みがまろやかになり、複雑な香りと余韻の長さが増していきます。長期熟成を経ることで他に代えがたい味わいが生まれます。


ただし”熟成”には、ただ置いておけばいいというわけではなく、温度・湿度、光などの保存環境が非常に大切で、適切に保存をしないと劣化してしまい、お酢に近い味わいになってしまいます。

正しい環境で長期熟成を施したワインは本数が少なく、熟成のための手間とコストによってどうしても値段が高くなり、私たちワインに携わる人間ですら入手するのが困難なことが多いのです。



・・・今、そんな希少なヴィンテージワインが限定数入荷をしております。
すぐに売れてしまうのであまり大きな宣伝をしませんでしたが、今回父の日も近いので、少しだけご紹介させていただきます!

ボデガス・フランコ・リオハ・グラン・レセルバ 1999

スペインの銘醸地、「リオハ」で1890年から続く老舗蔵元。良質なワイン造りで定評があり、地域のリーダー的存在でもあります。その長い歴史の中では、ヘミングウェイやスペイン国王アルフォンソ13世などの偉人もこの蔵を訪問しています。

昨年「蔵直ワイン定期便」という、月に1回、特別なワインをご紹介する頒布会にて、この蔵元のワインをご紹介したところ、大反響をいただきました。(蔵直ワイン定期便についての詳細はこちらをご覧下さい
そこで今回は蔵元に無理なお願いをして、特別にセラーの奥から21年熟成のワインを譲っていただくことに成功しました!


■エスプリ・ド・ペノティエ1998

当店と20年以上のお付き合いがある南フランスの蔵元「シャトー・ド・ペノティエ」。輸入当初から味わいについて私たちと徹底的に話し合い、「日本のお客様が満足する」ワインを造るために有名醸造家を招き入れ、飛躍的に品質が向上しました。
現オーナーの“マダム・ミラン”と弊社買付隊長の種本とは、パートナーであり戦友のような関係。このワインはそんな長い付き合いだからこそ、分けていただけた特別な1本です。

ワインの名前である「エスプリ・ド・ペノティエ」とは直訳すると「ペノティエの魂」。
まさに南フランスワインを極めたペノティエが、魂を込めて造る力強くてコク深い、本格的な赤ワインです。22年の熟成を経ることで更に複雑味や上品さが加わり、まさに“マダムが手掛けるワイン”として女性らしさ、華やかさが表現されています。


■ウォーターストーン・カベルネ・ソーヴィニヨン・リザーヴ2007

ナパ・ヴァレー産のワインは世界でもトップクラスの銘醸地として知られ、高級なものだと数万円~数十万円するものも存在します。そんな中で「ウォーターストーン・ワイナリー」は「美味しいナパヴァレーワインを手頃な価格でお届けしたい」という想いのもと、ナパ・ヴァレーの中でも銘醸地区のぶどうを使用し、お客様が求める味わいのワインを造り続けています。

ナパ・ヴァレーのワインは比較的早い内から楽しめるものが多いため、こんなにも長い熟成を施したものは大変希少です。
しかしながらオーナーであるブレントさんは、「このワインは時間をかけてゆっくり楽しんで欲しい」と語ってくれました。特にこだわっているのは食事との相性を考え、フランスボルドーを彷彿とさせるクラシックスタイルで仕上げるということ。そのため長期熟成を経てこそ、上品で繊細な味わいが生まれるそうです。

今回譲ってもらえた本数は非常に少なく、週末までご案内できるかわかりませんが、是非お早めにお求めいただければと思います。



これらの熟成ワインを楽しむ際には、その年の写真や思い出を語らいながらお召し上がりください。
今年の父の日は、直接お渡しになれない方も多くいらっしゃるかと思いますが、プレゼントにプラスして、電話やメールなどで一言思い出を添えて贈られてはいかがでしょうか。

ご家族の素敵な1日に華を添えるワインとして、お楽しみくださいませ。

駒木根

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