大阪、京都、兵庫の関西2府1県で、緊急事態宣言が解除される見通しになりました。
4月20日より京都店のあるラクエ四条烏丸が休館となり、ここ一カ月は関西では神戸阪急店の1店舗のみでの営業でしたが、5月25日より京都店も営業を再開することが決まりました。
わたくしは普段は、通信販売部で勤務しておりますが、もともと京都店のオープン時からの店長を経験しており、現在でも関西のお店を担当しております。この2か月間お店を訪問できず、歯がゆい思いも・・・。
しかしながら、普段京都店をご利用いただいたいるお客様とは、GOYOKIKIでのお電話や店舗のLineチャットでやり取りさせていただき、離れていても繋がっていることを実感しておりました。
ワイン専門誌などでは「京料理には、ブルゴーニュワインが合う」と言われることも多く、
勝手にブルゴーニュワイン好きが多いかな?と先入観を持っていたのですが、予想を裏切ってカリフォルニアのナパ・ヴァレー産のワインをお好きな方が多いようです。
先日もお客様とお電話で「最近、どんなワインをお召し上がりですか?」とお話しした際に、まだお試しいただいておらず、ぜひ一度飲んでみたい!と会話が盛り上がった1本も。
ウォーターストーン・スタジオ赤 ナパ・ヴァレー
当店の20年来のパートナーである「ウォーターストーン・ワイナリー」が造るこのスタジオ赤は、じつはとてもユニークで、他では手に入らないナパワインです。
ナパ・ヴァレーといえば、カリフォルニアで一番有名なワイン産地。
「オーパスワン」を筆頭に、数万円~数十万円クラスのワインも産出する、世界でもトップクラスの高級ワインの産地です。
1999年からこの地でワイン造りを行うウォーターストーン・ワイナリーのブレントさんは、自分たちで畑や醸造設備を所有するのではなく、ぶどう農家との強いパイプで質の高いぶどうの提供を受けながら、醸造所を借りてワインを造っています。
このスタジオ赤の誕生は、ある出会いがきっかけでした。
現在ウォーターストーンで醸造を手掛けるのは、ナパで最も老舗の名門ワイナリーの一つで15年以上醸造を行っていた女性醸造家のローリーさん。
女性ながらこの超有名ワイナリーの醸造長も務め、有名評論家ロバート・パーカーから97点という高得点を獲得したこともある、敏腕醸造家です。
ブレントさんは、実力のある女性醸造家としてナパでも有名だったローリーさんのことを、かなり以前から知っていました。その後、たまたまワインとは無関係の場所で、二人は出会い、知り合いになります。
ウォーターストーンの前の醸造家フィリップさんが引退するちょうど同じタイミングで、ローリーさんも偶然そのナパの有名ワイナリーをやめる決意をしていて、意気投合したブレントさんと一緒にワイン造りを始めることにしたのです。
有名ワイナリーでは、「いつも型にはめられていて、自由なワイン造りができなかった」というローリーさん。そんな彼女が、ブレントさんのぶどう農家との繋がりを活かして、その年に一番出来が良いぶどうからベストだと思うブレンドで造り上げたワインが、スタジオ赤なのです。
2017年に現地を訪問した際に、まだ試作品だったこのワインを飲んだ買付隊が、「これだ!」と買付を決意しました。
真っ白なキャンバスに画を描くように、自由な発想から生み出されたワイン。
ラベルもこれを象徴するように、真っ白なキャンバスにペイントしたようなデザインになっています。
京都店と神戸店、関西の店舗にも、過去何回も足を運んでくれているブレントさん。
毎回、直接お客様と話し、お客様の声に耳を傾けることを欠かしません。
お客様の声を柔軟に取り入れ、ワイン造りに反映させています。
じつは今店頭でご案内しているスタジオ赤2015も、初ヴィンテージ(2014)のリリース後、お客様の声を受けてカベルネ・ソーヴィニヨンの比率をアップし、さらに美味しくなって帰ってきました!
その味わいは、リッチなフルボディながら、とってもなめらか!
濃縮したぶどうの旨みと、しっかりとした渋みが感じられます。コクのある赤ワインがお好きな方は、間違いなくご満足いただける1本です!
この文章を書きながらも、思い出して飲みたくなってきました・・・。
「ウォーターストーン・スタジオ赤 ナパ・ヴァレー」には、シンプルに焼いたステーキが相性抜群!今週末はプチ贅沢で、スタジオ赤と牛肉のステーキを楽しみたいと思います。
全国のヴィノスやまざきはまだまだ本格的な再開とはなりませんが、日々、元の生活に向けて少しずつ動き出しております。
ただいまオンラインショップでのお買い求めはもちろん、営業中のお店へのお電話や、ヴィノスやまざき公式Lineでもお気軽にお問合せ下さい。
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