2001年渋谷に東京第一号店を出させて頂き、渋谷でワインを試飲して下さるお客様たちから、
「家の近くにもヴィノスやまざきあったらな。」
という、お声を頂くようになりました。
そんなことから、渋谷店をご利用いただいていたお客様のご自宅の近くである、たまプラーザや中目黒、武蔵小杉等にお店を出すことになりました。
ヴィノスやまざきの社章やロゴは、「大八車に葡萄を積んで行商している」を表したもの。
111年前に、創業者「山崎豊作」が、大八車で行商をしていた気持ちを今も引き継いでいます。
2010年以前は、たまプラーザの駅前はまだ何もない状態でした。
そんな時、親しくなったお客様のお一人が、
「今度、駅前に『たまプラーザテラス』という商業施設を開発するんです。
路面の商店街みたいな暖かい街を作りたい。」
と、お話を頂きました。
たまプラーザは子育て世代も多い街。
ここでワインが売れるのだろうか、当時はそんな不安の中、たまプラーザテラスの立ち上げメンバーと共に、たまプラーザ店はオープンしました。
地域に根付いた店を作ろう。
そんな想いで、共有会議室をお借りして、街の方を対象に定期的にワインセミナーを開催。
ワインの知識のまったくなかったお客様も、1年たつと、適格にティスティングをされるようになりました。
また、子育て世代が多いということもあり、街の行事にも積極的に参加して、お子様たちが楽しめる葡萄ジュースの開発や、葡萄のお絵描きコーナーも、この街から生まれました。
そして、この街は、若い方だけでなく、かなりのワインキャリアのある大人世代の方も多いのです。
この街を開発した電鉄会社の元代表取締役の方も、たまプラーザ店のお客様で、多くのボルドー有名ワインのコレクターでもありました。
シャトー・ムートン・ロートシルトやシャトー・マルゴーなど、お持ちのワインコレクションを見せて頂いたこともあります。
そんな方が日常使いに選んで下さったのが、ヴィノスやまざきの蔵直(R)ボルドーワイン、ユニメドック。
「手頃な価格なのに、グランヴァン好きが満足する味だね。」
と、言って下さり、お子様のご家族とご一緒に楽しまれていました。
そんな3世代でワインを楽しまれる方が多いお店なので、高級ワインを飲みつくしてこられた世代の方や、若い初心者の方々が一緒に楽しめるユニメドックのようなヴィノスのボルドーワインを育てていただけたのだと思います。
たまプラーザも来年で15年、新たな気持ちで、お店もイベント企画もリニューアルしたいね、という話が社内のあちらこちらで聞こえます。
実は…たまプラーザは、ヴィノスやまざきの新社長の住む街でもあります。
ずっと経営企画畑で管理の専門だった関社長が、
「酒屋のおやじになりたい。是非社長をやりたい。」
と、自ら手をあげるきっかけになったのも、この店だったらしいと聞きました。
普段は、管理面で忙しい社長ですが、たまプラーザ店では時々エプロンを付けて、ワインを販売しているとか…
来年から再スタート予定の「ヴィノス名物ワインセミナー」も、もしかしたら社長自ら熱い想いを語らせて頂くかもしれません。
また、店長の山地も産まれも育ちも、たまプラーザ。
都内や関西の店舗を経て、故郷たまプラーザに戻ってきました。
次の改装や、セミナー企画は、たまプラーザっ子たちが、工夫を凝らしてくれるはず。
そんなたまプラーザ店、ご近所の方も、他地域の方も是非遊びにいらして下さい。
ユニメドック のような、本格派コスパワインを開けてお待ちしています。
ファウンダー
種本祐子