南米ウルグアイのイメージを覆し、世界が注目するトップワイナリー、ボデガ・ガルソン。大西洋からの冷涼な風が吹き抜けるガルソン地区で、1,200以上の区画を細かく管理し、テロワールの個性を徹底的に追求しています。
そんなガルソンから、遥々約40時間かけてエミリアさんが来日!
毎週水曜日に生配信している「ヴィノスLIVE」に出演して、その魅力を語ってくださいました!

買付隊・福井もテンション爆上がりで、ガルソンのTシャツを着て登場。
始終大盛り上がりで、いつも以上に多くのお客様にご視聴いただきました!
「みなさまと一緒にワイン楽しむことができるのをとても楽しみにやってきた」というエミリアさん。
ガルソンのワイナリーやワインの魅力を沢山お伺いすることが出来ました!
■ ガルソンのHISTORY
ウルグアイは日本のちょうど真裏、ブラジルの南に位置しており、その中でも東に位置するガルソン。
大西洋から約18kmと、ワイナリーから海が見えるくらいの場所にあるので、海風の影響を受けて、とてもエレガントなワインが出来るが特徴のワイナリーです。
「なぜ、創業者のアレハンドロ・ブルゲローニさんがここでワイン造りを始めたのか?」とエミリアさんに伺ったところ…
もともとエネルギー事業をされていた実業者だったアレハンドロさんは、2006年にウルグアイの土地を見つけ、風力発電に利用しようと購入。
しかし、もっといい使い方があるのではないかと考えた末、ぶどうを栽培しワイナリーをつくることになったそうです。
ウルグアイには200以上のワイナリーがありますが、そのほとんどが首都のエリア。
本当に全く何もない場所にぶどうを植え、ゼロからのスタートでしたが、アレハンドロさんの開拓精神があったからこそ生まれたワイナリーとのことでした。
■ヴィンヤードについて
同じエリアに全くワイナリーがない土地で、何をどう植えていくかなどの経験も全くない中で開拓がスタートし、2008年からぶどうの植樹。
オーナーのアレハンドロさんは、ワインコンサルタントのアルベルト・アントニー二氏(トスカーナのワインメーカーの方で、ワイン醸造家ならトップ5にはいるくらい有名な方です)にお願いをして、土壌の調査をしたり、どんな品種がいいかなどをテストし、まずは150ヘクタール16品種から栽培を始めたそうです。
それが、現在では、250ヘクタール32品種を育てるまでに成長。
そして驚くべきことに、250ヘクタールの畑を1500もの区画に区分してそれぞれの畑を管理をし、ワイン造りを行っています。

ワイナリーの土地は1000ヘクタールくらいある中で、畑として開拓しているのがわずか250ヘクタール。
森が沢山残っていて自然豊かなので、カピバラなど野生動物がいたりするそうです。
畑を増やせばそれだけワインも造れて利益も上がるところ、自然と共存するワイナリーにするため、「これ以上先は開拓しない」というのを決めて生産を行っている、自然に囲まれた中にあるワイナリー。
自然や環境を大切にする素敵な経営理念を持っているのがガルソンなんです!
■サステナビリティな醸造所
アレハンドロさんがエネルギー事業を行っていたことから、ワイナリーの設備を環境に優しいものにしようということで、ガルソンは「LEEDリード」という非常に厳しい認証を取得している、世界の中でも非常に珍しいワイナリーなんです。

ワイン造りや設備も非常に環境に優しいものとなっており、
・重力を使ったなるべく電力に頼らないワイン造り
・ソーラーパネルや風力発電を使用
・ワイナリーの設備の中にダムが7つあり、使った水をきれいにして干害に使用
・ポンプを使わず地下のタンクに上から落としていくグラフィティシステムを導入
するなど、環境に考慮されているそうです。
今でこそサステナビリティという言葉をよく耳にしますが、ガルソンはワイナリーを造る最初の設計から意識して作られているのですね。
そしてウルグアイで初めて、「ワインスペクテーター」という専門雑誌で世界TOP100に選ばれたガルソン!
世界の高級ワイナリーが名を連ねている中、今では、他のワイン専門誌でも獲得したり、ベストバリューワインになったりと、世界のワインソムリエやコレクターが最も注目しているワイナリーの1つなんです。
■ガルソンを紹介するのにふさわしいスパークリング

今回のLIVEでエミリアさんと乾杯をした「スパークリング エクストラ・ブリュット」は、現地のワイナリーに併設されたレストランで提供していた特別なもので、今でも限定生産で本当に信頼できる一部のパートナーだけに特別にご案内しているというワイン。

ちなみに、ガルソンのレストランは、ワイナリーに併設されているレストランでTOP10に入るくらい評価されている!
ヴィノスやまざきが最初に現地に行った時は、「レストランに来たお客様に出すものなので輸出はできない」と断られました。
当初は「スパークリングと同じ製法で、手作業でやっているので大量にできない」ということでしたが、少しずつ本数が増えていく中でガルソンから「日本のお客様にも…」というお話をいただいて、少しだけ分けていただくことができるようになり、現在の販売に至っています。
瓶内で発酵して造るスパークリングと同じ製法で、80%がシャルドネ、20%ピノノワールなので、品種もシャンパーニュに非常に近い1本。
本来、ガルソンに行って食事した時に出てくる希少なスパークリングワインは、是非特別なシーンやおもてなしの時に楽しんでいただきたい、シャンパーニュにも負けない1本です。
■買付隊・福井が愛飲する「アルバニーニョ」

買付隊の福井が一押しの「ガルソン アルバリーニョ レセルバ」。
ヴィノスやまざきでも非常に評価の高いワインで、2023年のヴィンテージがワインスペクテーターで世界TOP100ワインになっています!
アルバリーニョという品種は珍しいと思いますが、もともとポルトガルやスペインで沢山栽培されている品種。
2008年にウルグアイでワイナリーを始めた当初は、アルバリーニョという品種を育てている生産者は他にはいなかったそうです。
しかし、ワインコンサルタントのアルベルト・アントニー二さんの「この土地は海の影響で、アルバリーニョの有名な産地、ガリシア地方のリアルバイシャスに近いんじゃないか」という一言から栽培をスタート。
彼のアドバイス通り、この品種が成功して、今では40ヘクタールまで畑を拡大し、ガルソンのワインの中で一番成功している品種が「アルバリーニョ」となりました。
今では、ガルソンのアルバリーニョは、アルバリーニョという品種の中でもトップクラス、ヨーロッパ以外で一番成功していると言われており、これをきっかけにウルグアイでもガルソン以外にアルバニーニョを造る生産者が増えています。
ウルグアイでアルバニーニョのパイオニアがガルソンなのです!
このワインの製法をエミリアさんに尋ねてみると…

ステンレススチールタンクで発酵させていて、30%だけはコンクリートタンクで発酵。
おりとともに6か月熟成しているので、ワインに複雑味が生まれるとのことでした。
樽で重いのではなく、ぶどうの良さのストレートな果実味を表現しているのガルソンの造りの特徴。味わいは、最大の特徴はきれいなミネラル感と生き生きとした酸味、海の影響を受けてちょっと塩味が感じられ、エレガントでお食事と合わせて楽しんでいただけるとのことでした。
「アルバニーニョは天ぷらやシーフードなど食事に合わせやすい。天ぷらに少し塩をかけて、その塩味とアルバニーニョを合わせたら最高」と絶品マリアージュもご紹介。
是非お試しいただきたい1本です。
■とにかく美味しいオレンジワイン

買付隊の福井が2024年に現地に行った時、飲んで感動したという「ガルソン オレンジ フィールド・ブレンド」。
どうしても輸入したい!ということで、半分押し切って輸入したという1本です。
オレンジワインというと、ちょっと癖があって、話題にはなっていても難しい味わいのものが多いと言われている中で、ガルソンのオレンジワインはとにかく美味しい!
その秘密をエミリアさんに聞いてみると…
ご紹介のワイン「オレンジ フィールド・ブレンド」は、その名の通り、畑でブレンドしているそうです。
世界で造られるワインの95%くらいは、ぶどうを収穫してワインを造ってそれぞれ醸造をした後にブレンド。
しかし、このワインは異なる複数の品種の味を畑でその場で確かめ、ガルソンのヘッドワインメーカーのヒルマンさんがその時に判断したもっとも最適なぶどうをその場で収穫し、ぶどうを畑でブレンドし、ワイナリーに持っていってワイン造りをしています。
同時に熟したぶどうたちをピックアップして一つのかごに入れ、それがそのままワインになるそうです。

使用しているぶどうの品種は、
・リースリング
・アルバニーニョ
・ベルデホ
・ベルメンティーノ
・プティマンサン
の5つ。
普段あまりブレンドしない品種のぶどうが使用されており、ワインの可愛らしい、淡いオレンジの色合いは、プティマンサンからきているそうです。
現地で福井が「どうやってぶどうをきめているのか?」と尋ねた時、「その時のぶどうをみて、いいなと思ったら収獲してぶどうを集めてワインにする」と回答されたそうです。
ぶどうを食べてそのワインの味わいを想像できるのはまさに神業。
優秀なワインメーカーのヒルマンさんだからなせる業なのです。
その時の感覚で造られるので、毎年若干異なり、「このヴィンテージのこのオレンジワインはこのブレンド」というオリジナル感もお楽しみいただけるのも魅力。
とにかく数が少なく、今あるヴィンテージはある時にかっていただかないとなかなか買えない、貴重なワインです!
このワインにおすすめのペアリングをエミリアさんに聞いてみると…、
「チーズだったらしっかり熟成したようなコンテとかブルーチーズもおすすめ。
またとてもきれいな酸味と塩味があるので、牡蠣とかお寿司、グリルしたシーフードにもぴったり!」とのことでした。
■ガルソンに欠かせない1本「ガルソン タナ レセルバ」

ワインスペクテーターで世界Top100に初めて選ばれた、「ガルソン タナ レセルバ」。
このワインからすべてが始まったと言われるぐらい、ガルソンが造るワインで絶対欠かせない1本です。
テイスティングしてた福井は、
「ストレートな果実味があって、渋みと酸味のバランスがいい赤ワイン。タナというと結構渋みがあって、飲みにくいイメージがありますが、ガルソンのタナはとてもスムース」とコメント。
なぜこのような味わいができるのかをエミリアさんに聞いてみました。
タナは最初に植えられてから150年くらいになるのですが、もともとバスクから持ち込まれ、今ではウルグアイを代表する品種だそうです。
ガルソンのタナが他のタナと違うのは、「とてもエレガントで海の影響を受けた滑らかで果実味が前面に出たスタイルに仕上がっていてバランスがいい」こと。
コンサルタントをされたアルベルト・アントニー二さんの「ぶどうの良さをストレートに表現する」という強い哲学のもと造られており、5つのルールが設けられているそうです。
①ぶどうが熟しすぎないこと
②抽出しすぎないこと
③科学肥料を使わないこと
④トーストしたオークは使わないこと
⑤ワインメーカーごとに味わいを変えないこと
通常は樽の中を焦がすことでバニラやシナモンの風味をつけるのですが、ガルソンのワインはそうではない、珍しいスタイル。
樽は使っているのですが、焦がしていない500Lの大きな樽使って12か月熟成。
樽を使う目的が、風味をつける為でなく、タンニンを柔らかくするために使用しているので、ナチュラルで果実味と渋みのバランスがよく、すっと入っていくワインになるそうです。
ヴィノスやまざきでも人気のラインナップ、ガルソン!
是非この機会にお楽しみいただけたら嬉しいです。

