父の日に贈る、「ついつい沢山飲んでしまう」と父を困らせるワイン

6月20日(日)は「父の日」。
毎年、父にはワインをプレゼントしています。

私がヴィノスやまざきに入社するきっかけとなったのは、何といっても父の影響が大きいのです。

小さい頃から、よく食卓で父がワインを嗜んでいるのを目にしていました。
普段使うようなグラスではなく、大ぶりのワイングラスに入ったワインはキラキラしていて、とても美味しそうに見えました。大人の格好良さがあり、憧れを抱いたのを覚えています。

そんなワインへの憧れから、大学時代はフランス料理店とスペイン料理店でアルバイトをし、料理にワインが添えられるとさらに味わいが引き立ち、変化する様を目の当たりにしていく中で、ワインの仕事をしたいと強く思いました。

そんなワイン好きの父と私が、10本以上リピートしている思い出のワインをご紹介いたします。

シャトー・ムーラン・オーラロック 2016

ボルドー地方の中でもフロンサックというメルロ種の銘醸地で、家族経営の小さなシャトーが造る赤ワインです。

ボルドーでは、ネゴシアンと呼ばれる仲買人を通した取引が常識。ですが、彼らはその常識を覆し、「顔の見えるお客様にワインを届けたい」と、直輸入を始めてもう30年近くになります。

2019年の夏。 買い付け見習いとしてフランスに行った際に、念願叶って、訪問させていただきました。

彼らは、まさに職人。
毎日自ら畑で作業をするため、土やぶどうの色で手が染まっていました。

自然栽培で育てられた樹齢の高いぶどうから造られる「シャトー・ムーラン・オーラロック」は、なめらかで濃密な果実の旨味にあふれています。

熟成には、新樽を使っています。通常、新樽で熟成すると、樽の香りがしっかりと付くのですが、このワインは樽のニュアンスを感じさせないほど、ぶどうの味わいをしっかりと感じます。

そして過去には、評価誌で「シャトー・ペトリュス(30万円~)」など、名だたる超高級ボルドーワインと同じ点数を獲得した実力の持ち主です。

「飲みすぎは良くないと分かっていても、ついつい飲んじゃうんだよ」と、父を困らせている1本です。
赤ワイン好きのお父様へのギフトに、ぜひおすすめです。

池袋店 店長 田川

【プロフィール紹介】
JSAソムリエ。レストランでのアルバイト経験から、人の心を豊かにしてくれるワインに興味を持ち、蔵直ワインの楽しさを伝えるヴィノスやまざきに入社。有楽町店、中目黒店店長、通販部を経て、2020年7月から池袋店店長を務める。料理に合わせてワインを楽しむのが好きで、ワインへの情熱は人一倍。

新着読み物

ヴィノスやまざきの誕生祭 各店の誕生秘話①有楽町店
蔵直ワイン物語

ヴィノスやまざきの誕生祭 各店の誕生秘話①有楽町店

ヴィノスやまざきの有楽町店は2007年10月12日にオープンしました。 全店舗の中で一番大きなお店で、...

誕生祭に2本の幻のワインが登場!
いまイチオシのワインたち

誕生祭に2本の幻のワインが登場!

先日、広尾店がオープンして連日多くのお客様にご来店にただき誠にありがとうございます。   2階に設置し...

広尾店リニューアルオープンによせて
Vinosニュース

広尾店リニューアルオープンによせて

2024年10月18日、広尾商店街の入り口にあるヴィノスやまざきが19年ぶりにリニューアルオープンしま...