100倍返しのワイン!!!

私は「半沢直樹」のような?元銀行員でしたが、ヴィノスのワインに惚れ込んで、フランスにワイン留学。
帰国したら、当然ヴィノスで働きたいと押しかけ就職をして、まもなく勤務歴20年の鶴見です。

私が運よくヴィノスに就職できたのは、ちょうどフランス語で交渉できる人を探していたから。
買い付けのためではなく、揉め事の交渉です。

当時ヴィノスは、小さな蔵元のワインを直輸入して話題になっていました。
静岡の小さなワイン屋が、渋谷西武から誘致されて出店したのもその頃で、私自身も西武渋谷店の立ち上げを経験させていただきました。

無名だった小さな蔵元を日本に紹介し、そんな小さな蔵が有名になっていったその頃・・・
もっとたくさん仕入れてくれるインポーターに乗り換えたり、価格を上げてくる蔵元が出てきました。

当店は蔵元とガチガチの契約は結びませんでした。それは、毎年味を確かめてから仕入れたいから。味が落ちたり、価格が急騰したりしたら、こちらからも止める勇気を持たなければならないと考えていたからです。

他のインポーターがワイナリーの代理店となり、毎年一定量を仕入れなくてはならず、時には在庫過多になったり、品質が以前より落ちたりしているのを目の当たりにしてきたからです。

しかし、そこを突かれました・・・

「量をもっと仕入れる」「高く仕入れる」という他社が、数件の蔵元をもっていってしまったのです・・・
その交渉のためにフランスに行ったのが、私の初の海外出張でした。

その時の苦労話は、またいつか・・・にして、その中の一つがシャブリでした。

「シャブリ」は、フランスの白ワインでは有名な産地。
「生ガキに合う」とか、名前が覚えやすいため、スーパーから高級レストランまで、シャブリはどこでも目にすることがあります。

当時ヴィノスが選んだシャブリは、ドメーヌもの(=ぶどうの栽培から醸造まで一貫して行っている蔵元)。とてもフルーティで、価格も手頃。生産者を呼んだイベントも開催し、有名になっていきました。

しかし・・・
見事に取られてしまったのです。

それから、それ以上のシャブリを探す旅に何度も出ました。

美味しいシャブリを探すのは大変で、安いものは酸っぱくてだめ。
ドメーヌものの良質なシャブリは、高い!

納得できるものがなかなかなく、それでも、その中では「まあまあ」というシャブリを少量扱っていました。

しかし、ついに見つかったのです。

若手生産者が造ったドメーヌもので、味もフルーティで美味しい!
ワンランク上の一級畑ものも、素晴らしい。
まるで20年前に戻った気がしました・・・

しかも、あの頃のヴィノスは2店舗だけで、色々な蔵元のワインをコンテナに混載して輸入していましたが、今は仲間も増えて、一つの蔵元で1コンテナ(12,000本)を仕入れる力が付きました。

そして、その結果・・・
なんとドメーヌもののシャブリを3,000円台で、しかも、今だけお試し価格の2,580円(税別)でご紹介できることになったのです。
一級畑「ヴォー・ド・ヴェイ」のワンランク上のものも、先週末到着いたしました。

何を探してきても試飲で×を出すヴィノスの厳しいソムリエ達も、全員が◎。

今まで「安いシャブリをやりたいならドメーヌものは無理だ。コーポラティブ(組合の集めたぶどうをブレンドして造るもの)なら、ラベルを変えていくらでも安くできる。ドメーヌものは高いんだ。」と、フランスの生産者に言われ続けましたが、なんと信じられない奇跡の価格・・・

これも、20年の間支え続けてきてくれたお客様のおかげだと、胸が一杯です。

銀行員になって100倍返しをする人生は送れなかったけれど、ワインの世界に生涯を捧げて、ついに、私の100倍返しが実現したような気もします。

社内一のワイン通で、全日本ソムリエコンクール本選にも出場した西武渋谷店・四家ソムリエも、こんなコメントを寄せてくれました。
「しっかりした果実味に、酸味が穏やかで飲みやすい。余韻もしっかり続く、質の高いシャブリ。しかもドメーヌものでこの価格は、本当に驚きです!」

ドメーヌ・マリオン・リシャールのシャブリ・・・
いえ、100倍返しのシャブリ、と覚えてください。

毎日、すごい勢いで売れています。
100倍返しのシャブリと言っていただければ、すぐにご案内いたします。

よろしくお願いいたします。

ヴィノスやまざきの「半沢直樹」こと 鶴見 明

【プロフィール紹介】
フランスワインが好きすぎて、某地方銀行を退職。ヴィノスやまざきの存在に触発され、その数年後の1999年の夏に単身語学留学。場所は当店フランスワイン直輸入発祥の地、スペインとの国境沿いのワイン産地「ラングドック・ルーション地方」。片道30㎞以内は自転車で蔵元を巡り、すっかり南フランスのワインの虜に。2001年9月末に帰国後、早速ヴィノスやまざきに履歴書と入社への熱いメッセージを送り、同年12月25日からアルバイトとして渋谷店にて勤務を開始し、現在に至る。

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