京都の紅葉は、まもなく盛りです。
今年は例年より静かな京都でしたが、最近ではまたGO TOトラベルで、たくさんの方々が京都を楽しんでくださっています。
このたび11月11日に、京都店はオープン10周年を迎える運びとなりました。
静岡を発祥の地とするヴィノスやまざきは、東京・神奈川にも店舗ができ、10年前に四条烏丸の交差点に新しい商業施設「ラクエ四条烏丸」ができる際に、ビルのオーナーの方より「ぜひ京都に出店してください」というお誘いを受けました。
実は当初、「京都はよそ者が商売をできるところではない」と、業界の重鎮の方にも反対をされました。
有名ワイン専門店まで撤退したこともある、そんな厳しいところだと・・・
しかしながら、静岡でワインの直輸入を始めた際に、お取り寄せのお電話を一番たくさんいただいたのが、関西のお客様でした。
ブランドではなく、品質で選ぶのが関西流・・・関西からのご注文が多いということを、当時のDIME誌の記事『ワイン流通革命』に取り上げていただいたこともあります。
こうして周囲の反対を押し切って、お客様を信じ、出店を決意したのです。
そして迎えた、オープンの日。
手伝ってくれたのは、イタリア・トスカーナの蔵元「マルケサート」でした。
店頭では、試飲販売をオーナーのマウリツィオ氏自らが手伝ってくれました。
(実は京都は、トスカーナの州都フィレンツェの姉妹都市なのです!)
当店のイタリアワインでNo.1の人気を誇るのが、この「マルケサート」です。
数々のスーパーワインを生み出してきたトスカーナ州のボルゲリ村で、イタリア最高峰ワインの一つ「サシカイア」を造るサングイードぶどう園から土地を譲り受け、ぶどう栽培を始めました。
オーナーのマウリッツィオ氏は、数々の高級ワインを造るアンティノリ家で10年に渡ってぶどう栽培とワイン造りに関わり、醸造の責任者も務めた実力派。
しかしながら、ブランディングや広告にも力を入れる有名ワイナリーとは異なり、「マルケサート」は地域のお客様に販売するために少量のみを造っている、家族経営の蔵元。
有名ワイナリーにも負けない質のワインを、数分の一の価格で届けてくれるのです。
京都店のオープンを助けてくれた「マルケサート」ですが、実は彼らは今「レストラン向けに予約されていた商品が、キャンセルになって困っている」と・・・
「彼らのワインを、少しでも多くの方に手に取っていただくことで、助けになりたい・・・」と、今月のヴィノスやまざきでは「マルケサート」のワインを特別価格でご案内しております。
もともとはレストラン向けに造っていて、メルロ種×シラー種の果実味がしっかりした味わいで、店頭でも人気となった赤ワイン「イネディート」は、通常2,980円を1,980円(税別)で。
現地のワインショップでは、名だたる高級ワインと並べて陳列されるほどの、果実味あふれる白ワイン「エミリオ・プリモ白」も、通常2,980円を1,980円(税別)で。
どちらも今回限りの特別価格で、ご案内しております。
彼らの思いが詰まったワインを、ぜひ手に取っていただければ幸いです。
今年の4~5月には店舗を休業し、観光客も減り、一時は京都から撤退することも考えました。
しかしそんな時、温かく支えてくださったのが、京都店のお客様でした。
心から、御礼申し上げます。
そして、もともとはお客様で「どうしても京都店で働きたい」と一緒に働きはじめた京都店のスタッフたちも、大変な中ここまで頑張ってくれました。
本当に多くの方に支えられ、無事10周年を迎えられることになりました。
本当に、ありがとうございます。
感謝の気持ちをこめまして、京都店がオープンした10年前の特別なオールドヴィンテージワイン「ウォーターストーン・カベルネ・ソーヴィニヨン2010」を、この日のために特別に輸入いたしました。
お祝いのパーティーも開催しますので、ぜひいらしてください。
ご参加できない方は、リモートでも京都店のイベントにご参加いただけるよう、オンラインのイベントも企画してまいります。
ぜひ秋の京都を楽しみにお越しいただき、一緒にお祝いしていただければ幸いです。