1本2万円のオークションワインが、今なら6800円・・・!?これもお客様のおかげです!


本日、うれしい訪問がありました。

女性審査員によるワインコンクール「サクラアワード」の主宰・田辺由美さんが、トロフィーを届けにきてくださったのです。

当初3月に予定していた「サクラアワード2020」の授賞式は、残念ながらコロナの影響で中止。
外出自粛中には、トロフィーを受賞した弊社のワインをFacebookでもご紹介いただいたのですが、本日晴れて直接トロフィーを受け取ることができました。(→田辺由美さんのテイスティングコメントはこちらから

じつは、今回受賞したワインは、第二回「サクラアワード2015」でも最高賞のダイヤモンドトロフィーを獲得。
今回、異例の二度目のトロフィーを獲得したワインを、本日はご紹介したいと思います。

ウォーターストーン・スタディ・イン・ブルー 2016

カベルネ・ソーヴィニヨン種の骨太で濃厚な味わいと、シラー種由来の熟したブルーベリーのような香りやスパイシーな風味が調和した一本。

このワインの誕生は、カリフォルニアの最高峰ワインが出品される「プレミア・ナパ・ヴァレー・オークション」がきっかけでした。

「プレミア・ナパ・ヴァレー・オークション」は、世界トップクラスの高級ワイン産地カリフォルアのナパ・ヴァレーで毎年開催され、トップクラスのワイナリーが秘蔵ワインを持ち寄ります。
数多くの富豪が訪れる当オークションは、彼らにとって実力試しの場とも言えます。

当店とは20年来のパートナーであるウォーターストーン・ワイナリーが、もともとこのオークションに出品するために造ったのが、「スタディ・イン・ブルー」でした。

オークションで出品したウォーターストーンのワインは、なんと一本2万円で落札・・・!

その特別なワインを、なんとオーナーであるブレントさんが、
「ヴィノスのお客様のために、少しだけ残しておいたんだ。」
と譲っていただき、輸入できることになったのです。

こうして誕生した「スタディ・イン・ブルー」は、輸入後人気が集中し、瞬く間に完売。

その後も、
「あの青いラベルのワインは、もう入荷しないの?」
「あの濃厚な味わいを、もう一度飲みたい・・・」
と、お客様からたくさんのご要望をいただきました。

もともとオークションのために造られたワインで、現地にも在庫がなかったのですが、
「どうしても、お客様からのご要望にお応えしたい!」
とブレントさんにお願いをして、ヴィノスやまざきのお客様のために造っていただくことに・・・!

こうして再入荷した「スタディ・イン・ブルー」は、なんと第二回「サクラアワード2015」で最高賞のダイヤモンドトロフィーを獲得したのです。

リピート購入される方が多く、特別に造っていただいたワインのため生産量も少ないこのワインは、入荷のたびにすぐに完売し、長らく店頭から姿を消していました・・・。

そして、再び「スタディ・イン・ブルー」を造ってもらうために、2018年秋、ヴィノスやまざきの買付隊は現地に飛びました。

オーナーのブレントさんが用意してくれたサンプルをテイスティングした際に、
「美味しいけど、ちょっと物足りないような・・・」
と感じた買付隊。

「お客様の期待に応えるには、これまで以上にインパクトのある味わいのワインにしないと!
もっと濃厚で、ダークチョコのようなニュアンスを強くしてほしい・・・」と直談判。

「分かった・・・そこまで言うなら、ぶどうのブレンドを少し変えて、樽熟成の期間も長くしてみよう。」
と応えてくれたブレントさん。

納得のいく味わいができるまで、テイスティングとディスカッションを重ねたため、予約してから入荷までに1年以上の時間がかかってしまいましたが・・・最新2016年ヴィンテージが完成しました。

こうして出来上がったスタディ・イン・ブルー2016は、「サクラアワード2020」で最高賞のダイヤモンドトロフィーを獲得。
同じワインで、二度目の獲得という快挙を成し遂げました。

これもひとえに、日本のお客様のおかげです。
お客様からいただいた声を生産者に届け、ワイン造りに活かすことができたからこそ、今回のうれしい受賞に繋がりました。

ところで、ウォーターストーンの顧客の半分以上は、地元のレストランだそうです。
カリフォルニア州では、外出規制がいったん緩和されたものの、感染者数の増加によって再び外出制限が強化される可能性もあり、「心配が尽きないよ。でも日本でスタディ・イン・ブルーが人気と聞いて、うれしいよ!」と話すブレントさん。

応援の気持ちも込めて、この機会にぜひスタディ・イン・ブルーをお楽しみいただけたらと思います。

本島

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