時が経つのも早いもので、もう11月も半ばを迎えました。
まもなく2025年の新酒、ボジョレー・ヌーヴォーも解禁となり、来月にはクリスマスと、ワインの季節が到来します!
ヴィノスやまざきでは、これからの本格的なワインの季節、現地から生産者を招いてのイベントも盛りだくさんです!ワインを造ってくれている生産者から直接その美味しさの秘密を聞ける機会ですので、ぜひ一度ご参加いただけますと幸いです。
https://www.v-yamazaki.co.jp/collections/event
今月のこだわり白ワインコースは、ボルドー地方フロンサック地区で代々ぶどう栽培を行う、当店では30年以上のお付き合いのあるシャトー・ムーラン・オーラロックの白ワインです。頑なに赤ワインだけを造っていた生産者が当店のお客様のために造り始めた白ワインの最新ヴィンテージをお届けします。
ストーリー
ボルドーのシャトー・ムーラン・オーラロックは、ボルドー右岸のメルローを主体とする赤の銘醸ワイン。

前当主、ジャン・ノエル・エルヴェさんのワインの対するこだわりは半端なものではありませんでした。

10年前後熟成させて、本当に美味しくいただけるタイミングで、顔が見えるお得意先様だけに、手頃な価格で提供してくれるのです。
先代の山崎巽の頃から、言葉は通じなくても分かりあい、信頼しあってきました。
お父さんの手法を引き継ぎ、葡萄の畑の手入れ、葡萄の選別、醸造、全て自分の手で手掛け、お父さんに負けない、素晴らしいワインを造ってくれるようになりました。
「お父さんは造らなかった白ワインを造ってほしい。」
シュヴァル・ブラン(ボルドー右岸、サン・テミリオンのトップシャトー)のような素晴らしい白ワインができるポテンシャルがあるのでは、と。
それに加えて、トーマの情熱にかけてみた。」
とのことでした。

数量は本当に少しでしたが、2019年、2020年と宿題の白ワインは届き、種本他、ヴィノス専門家委員会も試飲して輸入をすることになりました。
「よく出来ていて綺麗。すっきりとしてドライ。よく出来た白ワイン」
でした。
しかし、ティスティング歴30年のH氏がこう言いました。
「ムーランは白はまだまだだね。
レイニャックの白のような濃くて官能的な白にはかなわないな。」
でも、量もわずかだし、まだこれからのワインだから…
そう思っていたのですが、昨年の夏、シャトー・ムーラン・オーラロックを訪問したときのこと。

シャトー・ムーラン・オーラロック2023を樽から試飲させてもらいました。
「こ、これは….」
どうしても輸入したい、サンプルを日本に送る時間的余裕もない。
今、決めなくては。
私は独断でシャトームーランオーラロック白2023を予約したのです。
まだ若々しい緑がかった色調だけれど、先程新大陸の白ワイン試飲したばかりなのに、負けてない位、濃い!!
樽が綺麗にかかっていて、しっかりとした酸と果実味が、柔らかく溶け込んでいて、あとからぐんぐんと旨みがくる。」
と、種本は涙ぐんでさえいました。
実は先日、一本だけ残っていた2019を飲んだのだけど、熟成したムーラン・オーラロックの白は、まったりとして複雑で、まるで、グランヴァンの白、いや、それを超えているかもしれないと感じた。
ムーランは、すぐに飲むより、何年か熟成して飲むワインなのだとわかった。
とも。
商品詳細
蔵元:シャトー・ムーラン・オーラロック
産地:ボルドー地方フロンサック
品種:ソーヴィニヨン・ブラン100%
ペアリング:天ぷら、魚介のムニエル、クリーミーな白カビチーズ
最後に、次回12月のお引き渡しは、12月15日(月)の開始を予定しております。(配送のお客様は15日以降の最短土曜日~)
入荷の関係で引き渡し開始日や、引き渡し商品の変更が生じる場合がございますので、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。
それでは、来月の蔵直Ⓡワイン定期便でお会いしましょう!
