暑さが一段と強まる季節となりました。今年は昨年に引き続き酷暑が予想されるとのことですので、熱中症には十分気をつけてお過ごしいただければと存じます。
ヴィノスやまざきでは、この時期おすすめの「夏ヌーヴォー2025」の販売が開始します。
今年は、例年と比べると温暖で乾燥していており、降雨量が少なかったため収穫量は落ちましたが、ぶどうはしっかり完熟し、果実味がギュッと凝縮された、香り豊かなぶどうを収穫することができました!
フレッシュで飲みやすく、夏にぴったりな味わいをぜひご堪能ください。
今月のうま得赤赤ワインコースは、南アフリカの老舗蔵元と当店人気オーストラリア生産者カラブリア・ファミリーが造るメルロをお届けいたします!
■ジョンB メルロ
ジョンB を造るリエトヴァレイは、南アフリカの内陸にあるワイン産地「ロバートソン」で1864年から続く家族経理のワイナリーです。家族経営のワイナリーとしてはロバートソンエリアでは一番古いと言われている、歴史ある生産者の一人です。
ケープタウン空港からロバートソンまでは車で約2時間。途中からは上記写真のような周りが断崖に囲まれ道へと変わっていきます。
リエトヴァレイはヴィノスやまざきが南アフリカのワインの輸入をするきっかけになった蔵元の一人でもあり、その高いコストパフォーマンスには輸入当初から定評があります。
ロバートソンは、多様な土壌の性質と昼は30度を超え夕方には20度近くまで下がるという温度変化を有す産地であることから、様々な品種が造られるワイン産地です。リエトヴァレイがコストパフォーマンスの高いワインを造ることができるのも、それぞれの畑の特徴に適した品種を選び、質の高いぶどうを収穫できていることにあります。
現オーナー兼醸造家のコーバスさんは、畑のワイナリーの経営だけでなく、畑の管理か醸造までを担当する凄腕。イギリスの飲料雑誌では、2025年のMASTER WINEMAKER100にも選ばれています。
ジョンB は、コーバスさんの父「ジョニー・バーガー」さんの名前にちなんだシリーズです。優しくプレスした果汁だけを使用し、樽とタンクに分けて12か月間熟成させたものをブレンドして造ります。
芳醇な果実味と強すぎない樽の風味が絶妙で、渋みも柔らかく飲みやすい味わいに仕上がっています。リエトヴァレイのこだわりが詰まった1本をお愉しみください!
蔵元:リエトヴァレイ
産地:南アフリカ ロバートソン
品種:メルロ
ペアリング:ピザ、ミートソースパスタ、ステーキ
■リッチランド メルロ
ヴィノスやまざきとは20年以上のパートナー、カラブリア・ファミリー・ワインズ。オーストラリアからの直輸入を検討していた時、今でも店頭に並んでいる「リッチランド シリーズ」のコストパフォーマンスの高さに驚き、輸入を決めたことがきっかけでした。
ニュー・サウス・ウエールズ州の中にあるリヴァリーナという、どちらかと言えば大手ワイナリーの大量生産の地域に蔵を構えながら、オーナーのビルさんは「この地でプレミアムワインを造りたい」という夢を持ちワイン造りに励んできました。
「グリフィスでプレミアムワインは無理だ」と他のワイナリーから言われたこともあるとビルさんは言います。しかし、ぶどうに適した土壌の開拓、栽培方法の工夫、新しい品種への取り組みなど、様々な挑戦と努力を重ねて、いまでは国内外から評価されるワイナリーへとなりました。
今月のコースでは、20年前から変わらぬコストパフォーマンスを誇るリッチランドシリーズからメルロをお届けいたします。
2024年は、彼らの本拠地でもあるリヴァリーナのぶどうだけでなく、バロッサ・ヴァレーのぶどうも一部ブレンドしているという、この価格帯のワインとは思えない贅沢な造り!
リヴァリーナとバロッサヴァレーではぶどうの価格が異なりますが、両エリアに自社畑を持つことでその年の出来栄えに応じて臨機応変なブレンドができる、カラブリアならではの1本です。
細かくしなやかな渋み、凝縮されたベリー系果実の旨味に適度な酸味のバランスが見事!飲み飽きしない味わいです。
蔵元:カラブリア・ファミリー・ワインズ
産地:リヴァリーナ、バロッサ・ヴァレー
品種:メルロ
ペアリング:グリルチキン、ポークソーセージ、ステーキ
最後に、次回8月のお引き渡しは、8月15日(金)の開始を予定しております。
入荷の関係で引き渡し開始日や、引き渡し商品の変更が生じる場合がございますので、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。
それでは、来月の蔵直Ⓡワイン定期便でお会いしましょう!