日中はまだ残暑が厳しいですが、朝夕は少しずつ過ごしやすくなってきました。食の秋、ワインの秋の訪れを楽しみに待ちたいですね。
ヴィノスやまざきでは、2年ぶりにあのシュワシュワワインが到着します!北イタリアの家族経営の実力派ぶどう農家「タッキーノ家」が造る、シュワシュワ赤白ワインをぜひお楽しみくださいませ!
今月の銘醸赤ワインコースは、大切な方への思いが込められた、特別なワインをお分けいただきました。スペインの山奥で造るこだわりのワインは、上質な渋味が広がり、ボリューム感たっぷりでも心地よくエレガント。ぜひ一度飲んでいただきたい!

タンデム アルス・メモリア 2014
ストーリー
今年スペインを訪れた買付隊が1週間で多くの蔵元を回りましたが、中でも印象に残っている蔵の1つがタンデムです。

タンデムは、知る人ぞ知るスペインの秘境の産地「ナバーラ」で2003年に創業した蔵元。
オーナーのホセ・マリア氏とパートナーで醸造家のアリシアさんが力を合わせて立ち上げました。
「タンデム」は、「2人で」という意味と、「ついに」という意味を持つ、ダブルミーニング。
このエリアを代表するワイナリーでワイン造りに取り組んでいた2人が、この畑を選び、そして醸造施設を一から造って、「ついに」たどり着いた到達点、という想いが込められています。

ナーバラは、スペインの有名ワイン生産地「リオハ」に隣接していますが、乾燥した砂漠のエリアから山深いエリアまで様々な表情を持っています。

その中でもタンデムが位置する渓谷は大西洋に近いため、海の影響を受ける大陸性気候。北向きの畑には、風が吹きつけ、涼しいのが特徴です。
また、標高約650mと高く、冬には雪が降るほど!

一方で夏は非常に暑くなりますが、夜が涼しいため、ぶどうの成熟が非常にゆっくり進みます。
収穫は南部地域よりも3~4週間ほど遅いのですが、完熟した質のよいぶどうが収穫できるのです。

彼らが目指すのは、「最小限の介入=ぶどう本来の個性を引き出す」こと。
できる限り自然なワイン造りを心掛け、自然な栽培、野生酵母、最低限度の酸化防止剤の添加など、ぶどう造りからワイン醸造まで徹底しています。
オーガニック認証はあえて取得していないそうですが、オーガニックでぶどう栽培を行っていました。

タンデムのエレガントでフレッシュなワインは、このように質の高いぶどうから造るから実現しているんですね!
また、高度の違いで、重力を利用する事で、絞ったジュースを醸造や熟成につなげるグラヴィティシステムも採用していて、ぶどうにストレスをかけないことを徹底します。
このワイン「アルス・メモリア」は、タンデムにとっても特別なワイン。
蔵元に尽力してくれた二人の友人に捧げる、メモリーの一本です。
ラベルは、タンデムが位置する、サンティアゴ巡礼の旅をイメージしています。
18カ月フレンチオークの木樽で熟成、10年以上の熟成に耐えうる一本です。
商品詳細
タンデム アルス・メモリア 2014

味わい:深みのあるダークプラムの色合い。熟成した香りは、黒系果実、スパイス、黒胡椒、チョコレートを思わせます。上質なタンニン(渋み)が口いっぱいに広がり、ボリューム感たっぷり。
蔵元:ボデガ・タンデム
産地:スペイン ナヴァーラ
品種:カベルネ・ソーヴィニヨン
ペアリング:赤身肉のステーキ、熟成チーズ、ダークチョコレート
最後に、次回10月のお引き渡しは、10月15日(水)の開始を予定しております。(配送のお客様は15日以降の最短土曜日~)
入荷の関係で引き渡し開始日や、引き渡し商品の変更が生じる場合がございますので、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。
それでは、来月の蔵直Ⓡワイン定期便でお会いしましょう!