暑さが一段と強まる季節となりました。今年は昨年に引き続き酷暑が予想されるとのことですので、熱中症には十分気をつけてお過ごしいただければと存じます。
ヴィノスやまざきでは、この時期おすすめの「夏ヌーヴォー2025」の販売が開始します。
今年は、例年と比べると温暖で乾燥していており、降雨量が少なかったため収穫量は落ちましたが、ぶどうはしっかり完熟し、果実味がギュッと凝縮された、香り豊かなぶどうを収穫することができました!
フレッシュで飲みやすく、夏にぴったりな味わいをぜひご堪能ください。
今月のこだわり赤ワインコースは、ブルゴーニュの蔵元として人気だった蔵元がついに戻ってきました!繊細なピノ・ノワールの旨味を存分にお楽しみいただける1本をお届けいたします!
レジス・ヴーヴィエ マルサネ ヴェイユ・ヴィーニュ 2022
ストーリー
以前、ヴィノスやまざきでも繊細な味わいのブルゴーニュの蔵元として人気のあったレジス・ヴーヴィエ。実は蔵の後継者問題があり、一時的に途絶えていました。しかし、今回、見事に復活しました。実の弟さんがお兄さんの畑を引継ぎ、変わらぬ情熱でワインを造ってくれました。
ワインはお兄さんが得意としたマルサネ村のVV(ヴィエィユ・ヴィーニュ)。マルサネ村はコート・ドールの中ではロゼワインが有名ですが、決して赤ワインが劣っているわけではありません。(なんなら、他では造れない美味しい白ワインもあります!)
確かに力強くてパワフルなワインを造ることは難しいですが、ピノ・ノワールの魅力はそこではないと(個人的には)思っています。透明感のある美しい色合い、芳醇と表現される複雑な香り、ピュアでありながら滑らかな口当たりに、その後に永遠に続くかと思われるような余韻。
畑でのぶどうの栽培、収穫後の醸造・熟成をその土地にあった方法で丁寧に行うことにより、素晴らしいピノ・ノワールは完成されます。
実際、彼は収穫は手摘みでその後に丁寧な選果を行います。発酵は自然酵母で2~3週間かけて行います。その間に適度な回数でパンチングオーバーを行うことによって、滑らかなタンニンの抽出を促します。熟成は多くても30%の新樽率でフィネスを大切にします。約1年間の樽熟成を経て瓶詰となります。こうして見てみると、特に特別なことをしているわけではありませんが、一つ一つの工程を丁寧にやることによって、これだけのクオリティのワインが出来上がるのだと思います。
この蔵の特徴としては樹齢の高さもあります。このキュヴェもVV(古い樹)から造られるぶどうを使うことにより、味わいの中に奥深さを感じることができます。
本物のピノ・ノワールの魅力を存分にお楽しみください!
蔵元:ドメーヌ・レジス・ブーヴィエ
産地:フランス ブルゴーニュ マルサネ
品種:ピノ・ノワール100%
ペアリング:鴨のたたき、コック・オ・ヴァン、ウォッシュタイプのチーズ
最後に、次回8月のお引き渡しは、8月15日(金)の開始を予定しております。
入荷の関係で引き渡し開始日や、引き渡し商品の変更が生じる場合がございますので、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。
それでは、来月の蔵直Ⓡワイン定期便でお会いしましょう!