日中はまだ残暑が厳しいですが、朝夕は少しずつ過ごしやすくなってきました。食の秋、ワインの秋の訪れを楽しみに待ちたいですね。
ヴィノスやまざきでは、「ボジョレー・ヌーヴォー2025」のご案内を開始いたしました。今年は日本へ輸入することを止めてしまった会社も多いと聞きました。ですが、ヴィノスやまざきは毎年美味しいヌーヴォーを造ってくれる匠たちのヌーヴォーをご用意いたしますので、ぜひご堪能いただけましたらと思います。
では、今月のマスター・オブ・蔵直🄬赤ワインコース、イタリア銘酒の上位的立ち位置「ブルネロ・ディ・モンタルチーノ リゼルヴァ」をご紹介します。
ポデーレ・ブリッツィオ ブルネロ・ディ・モンタルチーノ リゼルヴァ 2015

品種:サンジョヴェーゼ・グロッソ
醸造:アリエ産のフレンチ樽 48カ月熟成
ペアリング:鹿肉のロースト、Tボーンステーキ

『ポデーレ・ブリッツィオ』は、海岸方面を望む小高い丘陵地に設立された新鋭の蔵元。海上300-330mに位置し、このエリアでも最も熱い区画と言われています。土壌に関しては、1億年以上前に形成された砂、シルト、泥灰土、石灰岩が点在する海洋由来の土壌が広がり、高品質なぶどうの収穫が約束されたエリアです。

さて、イタリア3大銘酒の一つとして知られる「ブルネロ・ディ・モンタルチーノ」は、トスカーナ地方で生まれる濃厚で強靭な赤ワイン。サンジョヴェーゼ・グロッソ種を用いて、時間をかけて造られることで、豊潤な果実味とまろやかな口当たりの力強い渋味があります。長期熟成も可能で、熟成により素晴らしい味わいをお楽しみいただけます。
実際に、今回のブルネロ・ディ・モンタルチーノ リゼルヴァは、2015年ヴィンテージ。10年の熟成を経て、より複雑で旨味の感じる味わいです。

色調は中心が淡いダークルビーの色合いで、縁は赤みがかったオレンジ色が少し見られます。ドライフィグやマッシュルーム、ドライオリーブなど、複雑な香りが広がります。口に含むと、ドライベリーや黒蜜のような深みのある甘味、まだ熟成ができるポテンシャルを感じさせる渋みもあります。
ぜひ時間をかけてお楽しみくださいませ。