ヴィノスやまざき買付隊・保坂です。
今、ポルトガルに買付けに来ています！
周囲に「一人旅はさすがに大変すぎます！」と言ったのですが、誰もスケジュールが合わず…私一人でポルトガルに上陸しました！
ポルトガルでまず向かったのは…
昨年、入荷から約２週間で完売してしまった「ZAP ヴィーニョ・ヴェルデ」を造る蔵元、キンタ・ダス・アルカスです。
キンタ・ダス・アルカスは、ポルトガル北部のフレッシュなワインで有名なヴィーニョ・ヴェルデ地区、そしてポルトガル南部のアレンテージョ地区に自社畑を所有している家族経営の蔵元。
畑の管理からワイン造り、そして瓶詰めまで自社で一貫して行っています。
ヴィノスやまざきとの出会いは、2019年。
ポルトガルに美味しいワインを造る蔵元がある、と聞いて、世界遺産に登録されたドウロ渓谷の脇、そして細くて険しい道を抜けて、辿り着いたのがアルカスでした。
化学農薬に頼らず、害虫を駆除し畑を管理する「IPMシステム」でぶどうを栽培し、一部のワインではヴィーガン認証やビオ認定を取得するなど、自然に配慮したワイン造りを行うアルカス。
見てください！この青々しい緑を！
そんな自然に寄り添うワイン造りから、品種が持つポテンシャルを最大限引き出し、凝縮されたぶどう本来の旨味がバランスのよいワインを造りだしているのです！
そんな、キンタ・ダス・アルカスの注目ワイン「ZAP ヴィーニョ・ヴェルデ」！
ヴィーニョ・ヴェルデを、ポルトガル語をそのまま訳すと「緑のワイン」。
アルコ―ル度数も10％以下と低く、微発泡で軽やか、爽やかに飲めるワインとして人気です。
そんなヴィーニョ・ヴェルデをもっと多くの方に楽しんでほしい！と、フレッシュ＆フルーティな味わい、そして気軽なスタイルを目指して蔵元が造ったのが、「ZAP」。
昨夏、突然新商品としてリリースされましたが、人気でなんと約２週間で完売…。
お召し上がりになったお客様からも、
「ZAPって、爽やかで心地よくて、あっという間に１本開けてしまったよ！」
というお言葉を頂戴したほど。
そして、「もう一度飲みたいのに、もうないの！？」と伝説のワインとなりました。
今回、現地を訪問してみると、ヴィーニョ・ヴェルデ＝緑 のイメージ通り、自然がたっぷりで緑が本当に豊富！
葉っぱに降り注ぐ太陽の光がまぶしく、畑のぶどうの樹もすくすくと成長しています。
ZAPのフレッシュでフルーティな味わいの秘密を探ってみると…その理由は畑にありました。
同じ地区の生産者の畑の多くは花崗岩質の土壌なのに対して、アルカスの畑は「シスト」と呼ばれる、岩を多く含む土壌。
昼の間に日光を浴びて温まった岩が、冷え込む夜間に熱を放出することでぶどうに最適な温度変化をもたらすそうです。
なので、比較的涼しいこの地域でも、とても完熟したぶどうを収穫することができるんですね！
もともとぶどう農家としてスタートしたアルカスは、今でもポルトガルを代表する有名生産者にぶどうを卸しています。
そんな中、品質の良い一部のぶどうのみを使って、自分たちのワインを造っています。
こだわりの造りなのに、手ごろな価格を実現しているという、常識はずれな蔵元なのです。
そんな蔵元が造る、果実味たっぷりの爽やか微発泡「ZAP」。
太陽が燦燦と降り注ぐ日でも、ちょっとジメジメした湿度の高い日でも、気分を晴れやかにしてくれること間違いなしです！
今年も数量はわずかのみ…お早めに、そしてケースでおまとめでご購入されることをおすすめします！
ポルトガル買付隊 保坂
