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本当に美味しいと自信を持って買付けした
オスピス・ド・ボーヌの買付レポート

ヴィノスやまざきのお客様からも多数お問い合わせをいただく「オスピス・ド・ボーヌ」。素晴らしいワインを皆様にご紹介したいのはもちろん、ブルゴーニュ地方における、その長い歴史の中で築かれてきたワイン文化を伝えたいという思いがあり、2018年のオークションに参加しました。試飲せずにオンラインでも入札できる中、私たちは現地で全出品ワインを試飲し、本当に美味しいと判断した4樽だけを入札。2018年のグレート・ヴィンテージにふさわしい出来のワインをご紹介します。


オスピス

オスピス・ド・ボーヌとは・・・

「オスピス・ド・ボーヌ」は、中世に慈善施療院として、フランス・ブルゴーニュ地方のボーヌに設立されました。時の財務長官であったニコラ・ロラン氏によって設立され、その運営費は寄進されたぶどう畑から出来たワインの販売によって賄われました。「オスピス・ド・ボーヌ」は、現在病院ではなくなっていますが、1859年からは今日まで続くワインのオークション形式に変わり、「栄光の3日間」(毎年11月の第3土曜日~月曜日)の日曜日に開催されます。その収益は、他の病院の運営に活かされており、創設時の精神は現在も受け継がれています。

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オスピス・ド・ボーヌのオークションとは?

オスピス・ド・ボーヌが所有する畑から造るワインは、世界中からバイヤーが集まるオークションにかけられます。オークションに掛けられるワインの約85%は、プルミエ・クリュ(1級)とグラン・クリュ(特級)で占められており、その品質は高い評価を得ています。 ワインにはぶどう畑の寄進者の名前が付けられており、オークション前半は創設者のニコラ・ロランの妻であるギゴーヌ・ド・サランのキュヴェから始まり、そしてオークション後半はニコラ・ロランのキュヴェから始まります。

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【こぼれ話】

このオークションに参加できるのは、地元のネゴシアン(ワイン商)とその関係者のみです。それは、「オスピス・ド・ボーヌのワインは売却後から樽熟成をさせて瓶詰まではブルゴーニュから出してはいけない」というルールがあるから。私が入社前にボーヌの学校に通っていた頃、このオークションを寒い中、多くの観光客とともに外からずっと見ていた記憶があります。もちろん、その時はただの学生だったので、中には入ることは出来ませんでした。 しかし、2009年に初めてヴィノスやまざきの代表としてオークションに参加した時は、希望の樽を落とすぞ!という緊張感とは別に、選ばれた人間しか入ることのできないこの会場に、自らが立っていることへの緊張を今でも思い出します。


2018年は、ブルゴーニュ地方では「グレート・ヴィンテージの一つ」とされています。猛暑と水不足に悩まされたものの、よく乾燥した日々が続き、非常に凝縮したぶどうに仕上がりました。オークションで競り落とした、ヴィノスやまざきが自信をもってお届けする4樽を今回皆様にご紹介します。是非お楽しみください。

ソムリエ 寺田


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オスピス・ド・ボーヌ 栄光の3日間のスケジュール(試飲~競り落とすまで)

【11月17日(土)オークション前日】 オークション前日の土曜日には一般に一部のキュヴェが試飲のために開放されます。クロ・ド・ヴージョ城で晩餐会が開かれます。

【11月18日(日)オークション当日】 午前中に、オスピス・ド・ボーヌの全キュヴェ(40種類以上)のプロ向け試飲会があります。 午後になると、オークションが始まります。地元のネゴシアンと関係者のみが参加可能で、樽単位(228L=750ML瓶で約300本分)で競り合います。

【11月19日(月)最終日】 最終日には、興奮冷めやらぬ中、ムルソーの晩餐会で幕を閉じます。

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