静岡本店、いよいよ始動!

今年4月に移転のため閉店した静岡本店が、本日いよいよプレオープンの日を迎えました。

多くのお客様にご来店いただき、「この日を待っていたよ」と沢山の温かいメッセージをいただきました。

この日を迎えることができたのは、長年支えてくださったお客様のおかげだと、改めて実感しております。本当にありがとうございます。

新しい本店は、足で買い付けたこだわりのワインやお酒をご用意し、テイスティングバーでワインをチーズや地元のお店のデリとお楽しみいただけます。
そして、それだけでなく、これまで以上に安心してお買い物ができるお店に生まれ変わりました。

すぐ隣が駐車場というだけでなく、「カーブサイド・ピックアップ」という新しいシステムで、事前のご注文・決済で、車に乗ったまま商品のお受け取りが可能に。

またこのご時世、対面での接客は・・・という方に、語りたくてたまらない私たちの代わりに、ひとつひとつのワインの買付ストーリーを動画にして、動画でのPOPも付けさせていただきました。

そして、アメリカ大使館からはモーガン・パーキンズ農務公使が来店。

コロナ禍で、アメリカをはじめ世界のワイン農家をサポートしてきた当店と、そのワインを楽しんでくださった沢山のお客様に感謝の気持ちを伝えたいと、来店されたのです。

モーガン氏からは、嬉しい言葉をいただきました。



「ヴィノスやまざきの皆様と、名だたる著名なゲストの皆様と一緒に、本日、静岡本店オープンに参加できましたことを、心より感謝申し上げます。

種本社長のおじい様とお父様が、ここ静岡で美味しい地酒を販売し、 そのご商売が、この地の酒販産業の礎になったと、つい先ほどお聞きしました。

静岡は、ヴィノスやまざきを育てた、高品質なものを理解されるお客様が沢山いらっしゃる特別な場所です。
ここに来る途中に、創業されたお店の前を通りました。そこから、ビジネスをスタートされて以来、25店舗までに拡大されたお話は、大変感慨深いものでした。

実は毎年、大使公邸で開催される大使館の独立記念日に、ヴィノスやまざきのワインが振る舞われています。また米国大使館は、ヴィノスやまざきの長年の取り組みに敬意を表するため、 2015年、当時のキャロライン・ケネディ大使より、『米国農産物ホール・オブ・フェーム(名誉の殿堂)』を表彰いたしました。

ご存知の通り、新型コロナの猛威は、日本とアメリカの外食産業に多くの苦難を与え、カリフォルニアのワイナリーも経済的な困難に直面しております。ヴィノスやまざきは、カリフォルニアのワイン生産者とのパートナーシップ、そしてそのワインを楽しむお客様のおかげで、生産者たちへのサポートを継続してくださっています。

改めまして、種本社長とヴィノスやまざきの皆様にお祝いと感謝申し上げ、今後の発展と、静岡でワインを楽しむ皆様のご健康を願っております。」

明日10月9日(土)11:00は、いよいよグランドオープン。
安全対策を徹底して、皆様のご来店を心よりお待ち申し上げております。

静岡本店 店長 鶴見 明

ヴィノスやまざき静岡本店 
住所:静岡市葵区七間町18番地4
電話:054-251-3607
営業時間:11:00~20:00(火曜日定休日)

蔵直(R)ワイン定期便、ここだけの(秘)内部情報とは・・・?

実はヴィノスやまざきで、お客様から最も多くお問い合わせやクレームをいただくのが、「蔵直®ワイン定期便」。「美味しかったからまた買いたいのに、どうしたら買えるのか?」が一番多いお問い合わせです。

「蔵直®ワイン定期便」は、30年以上にわたってお客様からご愛顧いただいている、月々のワインの頒布会。(詳しくはこちらから)大好評いただくようになり、業界でもこの言葉を使った頒布会が増えてきました。

この秋から、さらにパワーアップしてお届けします!

一体、何がどうパワーアップしたのか?
それを伝えるべく、早速、全国の店舗のスタッフを繋いで、オンラインで勉強会を開催しました。

そこでスタッフたちに伝えた㊙情報を、本日はブログをご覧の方だけに、こっそりご紹介させていただきます・・・!

注目のワインは数々ありますが、今、赤ワイン好きのお客様からご予約が集中しているのが「こだわり赤ワインコース(税込5,225円/月)。生産数のあまりの少なさから全店での通常販売が出来ないワインなど、人気蔵元のプレミアム赤ワインを、会員様限定でご用意しております。

今回、数十種類の候補の中から厳選したワインを、さらに全店長たちが試飲し、10月~3月までの6カ月分を選び抜きました。

その中でも、店長たちが「このワインをどうしてもお届けしたい!」と選んだワインが・・・

「R・ド・レイニャック」

このワインを造る蔵元「レイニャック」は、ブラインド(目隠し)テイスティングでボルドーワインの頂点とも言われる5大シャトーに勝利したこともある、ボルドーの革命児的蔵元。長年多くのお客様からご支持いただいている、当店の蔵直®ボルドーを代表する蔵元の一つです。

そんな彼らが、なんと「10年以上ぶりに新作ワインを造った」という情報を入手。
「定期便のお客様に、ぜひファースト・テイスターになっていただけたら・・・!」と交渉を重ね、リリースされたばかりのファースト・ヴィンテージを、当コースのお客様のためだけに買い付けました。

そのワインは、彼らが初めてカベルネ・フラン種100%で造る、全く新しいレイニャック・・・!

試飲した店長たちからは、
「レイニャックらしい果実の豊潤さはそのままに、より力強いタンニン(渋味)を感じる・・・」
「複雑で濃厚・・・!これなら、こだわり赤ワインコースのお客様にも気に入っていただけるはず。」

との声が次々と上がりました。

実はここだけの話、生産量が非常に少なく、まずは現地のお得意様のために造ったので、輸出された海外マーケットはまだほとんどないとのこと・・・もともと「1樽分しか用意できないよ」と言われたところを、何とかお願いし、2樽分譲っていただくことができました。

その他のコースについても、店長たちが自ら試飲して、コースの内容を考え抜きました。
食材のコースも、ワインとのマリアージュを、一つ一つ自分たちで確かめて選んでいます。

各コースともに数に限りがあり、先着順となりますので、どうぞお早めに!
この秋から「蔵直®ワイン定期便」で、ワインをより一層楽しみましょう。

蔵直®ワイン定期便チーム長こと 商品部 保坂

【プロフィール紹介】
大学卒業後新卒採用で入社。スーパーの売場作り、海外買付のかばん持ち、武蔵小杉店・仙台店の立ち上げ店長を経て、挫折の中から「川上から仕入れたワインを売るのではなく、お客様に喜んで頂く商品を開発することがミッション」と開眼、現職に。お店を支える裏方として、定期便のワインの生産者からの仕入れ交渉にも奔走。

【渋谷店20周年&セノバ店10周年】感謝の気持ちを込めたオンラインワイン会を開催しました!

今年、西武渋谷店は20周年、そして新静岡セノバ店は10周年を迎えました。

こうして大きな節目となる年を迎えることができたのは、長年にわたって支えてくださったお客様のおかげです。本当に、ありがとうございます。

アニバーサリーを記念して、特別なオンラインワイン会を開催!
お祝いにはなんと、ボルドーの人気蔵元「シャトー・ムーラン・オーラロック」のオーナー、トーマさんが駆けつけてくれました。

渋谷店・セノバ店とトーマさん、そしてご自宅からご参加のお客様をオンラインで繋ぎ、一緒に乾杯しました。

ワイン会の中では、ここでしか聞けない蔵元の最新情報や裏話など、トーマさんからたくさんお話を伺いました。当日ご参加になれなかったお客様にも、ぜひ知っていただけたら・・・!ということで、本日のブログで少しご紹介させていただきます!

イベント当日の様子は、こちらから▼



イベントでは、蔵元とのお付き合いは20年以上になりますが、ヴィノススタッフも「えっ、ムーラン・オーラロックの白ワイン!?」と驚いた、日本で初お披露目となったばかりの「シャトー・ムーラン・オーラロック白2020」の誕生秘話をご紹介。

実は、ヴィノスの買付隊長が「白ワインも造って!」と長年お願いしても、なかなか首を縦に振ってくれなかった白ワインを、トーマさんが畑から開拓して、こっそり造ってくれていたのです。

お客様からは、
「待っていました!果実味たっぷりで、樽の香りも感じて美味しい!」
「今飲んでも美味しいけど、数年寝かせてから飲むのも楽しみ・・・」

というお声を沢山いただきました。

ですが、生産量が非常に少なく、実はもう現地にも在庫が無いとのこと・・・。
店頭で見かけたら、お早めに手に取っていただくのがおすすめです。

そして、新静岡セノバ店がオープンした年のアニバーサリーワイン、シャトー・ムーラン・オーラロック2011。「熟成酒は高い・・・」という常識を覆し、この10年熟成古酒を、なぜ最新ヴィンテージと変わらない価格(実は今だけ、それ以上にさらに手頃な価格でご案内させていただいているのですが・・・)で譲っていただくことができたのか?その裏に隠されたエピソードが明かされました。

実は、お父さんのエルヴェさんが、10年前の新店オープン時に「このお店が頑張って10年続いたら、今と変わらない価格で譲ってあげる」と約束していたワイン。「私たちにとって、価格は重要ではないんだ。お客様が美味しく楽しんでくれることが、一番大切なんだよ。」と、世代を超えた約束をトーマさんが叶えてくれました。

お客様からは、
「ペトリュス(30万円~)と同じ評価を獲得したというのも、納得の味わい。」
「濃くて、深みがあって、本当に美味しい。それがこの価格(特別価格4,378円)で手に入るなんて・・・」

とのお声が絶えませんでした。

有名産地ボルドーの中でも、圧倒的なこだわりでワイン造りを行ってきた「シャトー・ムーラン・オーラロック」。

長年そのこだわりワインで私たちを楽しませてくれましたが、「こうしてワイン造りを続けられるのは、飲んでくれるお客様がいるおかげ。これからも父から受け継いた伝統を守りながら、日本のお客様に楽しんでいただけるような、より良いワインを造っていけるよう頑張るよ。」と話してくれたトーマさん。ぜひ彼らのワイン造りを、これからも一緒に応援していただければ幸いです。

オンラインワイン会でご紹介したトーマさんのワインは、今だけアニバーサリー記念の特別なセットでもお楽しみいただけますので、どうかお見逃しなく!

そして、これからの本格ワインシーズン、お客様と蔵元をつなぐオンラインイベントは、まだまだ続きます!11月にはヌーヴォー解禁イベントを、今年はなんと毎週開催!

詳しくはこちらから▼

皆さまのご参加を、心よりお待ちしております。

西武渋谷店 店長 木村 夏菜 & 新静岡セノバ店 鶴見 明

10月1日は「日本酒の日」

「ワイン専門店なのに日本酒?」
そう思われる方もいらっしゃるかもしれないので、ヴィノスの日本酒の取り組みを、改めてお話しさせていただきます。

創業の経緯を知らないと「ワインショップの日本酒なんて・・・」と思うかもしれません。
でも実は、ヴィノスやまざきの原点は日本酒。

1913年に静岡の小さな酒屋として創業し、先代・山崎巽は、地元静岡をはじめ、全国の地酒を自らの足で探して、お客様へお届けしてきました。

洞爺湖サミット・伊勢志摩サミットでも各国の首脳に振る舞われるなど、今では日本を代表する蔵元となった「磯自慢」もその一つ。当店とは長いお付き合いで、若き日の寺岡社長は、地元の蔵元たちと共に先代を囲み、日本酒の未来を夜な夜な熱く語り合ったそう。

その根底にあるのは、「お客様が本当に求める旨い酒をお届けしたい」という思いです。

この先代の思いを受け継いだのが、会長、社長、そして私たちスタッフ。
何度も蔵元のもとへと足を運び、今ある銘柄を仕入れて販売するだけでなく、蔵元たちと共に、オリジナルの日本酒も開発してきました。

たとえば、「磯自慢の日本酒が、日常的に気軽に楽しめたら・・・」というお客様の声から「磯自慢」と共同で開発した駿光の雫

また、静岡県内で最古の蔵元であり、地元の米と水にこだわって仕込む、吟醸王国・静岡を代表する老舗蔵元「初亀」と共に造り上げた粋囲

老舗ながら常に新しいことにも挑戦する「初亀」と当店のコラボだから出来た、地元静岡の酒米・誉富士を使った粋な日本酒です。

そして、日本酒の名伯楽と呼ばれた先代・山崎巽に敬意を表し、その名を冠した特別な酒を造りたい・・・と誕生した巽酒

静岡吟醸に欠かせない静岡酵母の開発者、河村傳兵衛氏の一番弟子で、その酒づくりの伝統を守る「國香酒造」の松尾杜氏と共に、造り上げました。

さらに、「日本酒好きの方にも、ふだんはワイン派の方にも、皆がもっと気軽に楽しめる日本酒を造りたい・・・!」と私が自ら開発に携わった、アペロS

なんとワイン酵母を使ったフルーティで華やかな味わいは、日本酒のイメージを覆します。

日本酒の日に、この4本全てをじっくり味わえる匠のオリジナル日本酒4本セット(税込9,900円)をご用意いたしました。

ここだけの話、新たな日本酒のプロジェクトも進行中です。
これからも皆様に喜んで頂ける日本酒をお届けしてまいりますので、ぜひご期待ください。

只今、オープン10周年を迎えた新静岡セノバ店では、先代の想いを受け継ぎ、これまで本店でご用意していた日本酒のほとんどを購入いただくことができます。

そして、新たな静岡本店がいよいよ来週、10月8日にプレオープン、9日にグランドオープンいたします!

ワインバー併設の専門店として、もちろんこだわりの日本酒やチーズなども取り揃えて、皆様のご来店をお待ちしております。
来週、ぜひ本店でお会いしましょう。

自称・先代の最後の弟子 福井 謙一郎

【プロフィール】
静岡県出身。新卒採用第一期生。
先代・山崎巽から直接日本酒の教えを受けた最後の弟子で、オリジナルの日本酒の開発にも携わる。
お客様の求めるものためならどこまでも。最近は、国内の蔵元巡りで新たな銘酒との出会いを求めて交渉中!

【イベント開催レポート】日本とウルグアイの架け橋に

つい先日、日本とウルグアイの国交樹立100周年を記念し、ウルグアイから初めて世界TOP100ワインに選ばれた注目蔵元「ガルソン」とリモートでつなぐ、オンラインワイン会を開催いたしました。

当日は、在日ウルグアイ大使(写真左上)もご参加いただき、約70名のお客様と一緒に乾杯!

ワイン産地としては全くの無名だったウルグアイのワインが、なぜ「世界TOP100」に選ばれ、そして今では沢山の日本のお客様にお楽しみいただけるまでになったのか、その秘密に迫りました。

▼当日ご参加になれなかったお客様は、こちらよりご覧ください!



「お客様が求める、本当に手頃で美味しいワインを届けたい」

ヴィノスやまざきが、産地やブランドにこだわらず、自分たちの目と舌で確かめたワインを30年以上お届けし続ける理由は、この思いに尽きます。

ガルソン」のワインも、まさにその思いで探し出し、出会ったワイン。
40時間以上かけて現地を訪問し、造りと味わいを確かめて、日本のお客様にお伝えしてきました。

「地球の反対側とこんなにつながれて、ブドウの生育までリアルに紹介していただけて、楽しかったです。ガルソン万歳!」
「現地の方から直接お話しをして頂ける、貴重な機会に参加することができて感激です。」


ご参加のお客様からは、こうした沢山のご感想をいただきました。
私たちの思いが、今回のイベントを通じて少しでもお伝えできたかな、と嬉しく思います。

これからも、ヴィノスやまざきはウルグアイワインのパイオニアとして、美味しいワインをお届けして参りますので、ぜひお楽しみに!

そして、次回10月2日(土)、渋谷店20周年&セノバ店10周年を記念した、ボルドーの大人気蔵元とつながる特別オンラインワイン会も、ぜひご参加をお待ちしております。

>>詳しくはこちらから<<

福井 謙一郎

【プロフィール】
静岡県出身。ヴィノスやまざきの新卒第1期生として入社。先代・山崎巽の最後の教え子として、商人魂と日本酒の知識を学ぶ。有楽町店店長、店舗スーパーバイザーを歴任した後、上海店の立ち上げにも携わる。
美味しいワインがあると聞けば、欧州やアメリカの山奥だけでなく、南米や南アフリカなど地球の裏側まで足を運ぶ、その情熱とフットワークの軽さはヴィノスでNo.1。
最近、苦手な英語の克服とワインの専門性をさらに高めたいと始めた米国ワインエデュケーター協会認定のCSW(Certified Specialist of Wine)の資格を取得。今後の商品開発に活かしていきたい!と意気込んでいる。

新・静岡本店のオープンによせて ~社長からのメッセージ~

お客様 従業員 元従業員 他ステークホルダーの皆様に
社長からのメッセージ

1913年に静岡市葵区常磐町に創業した静岡本店は、4月にシャッターを降ろし、閉店式を開催。沢山の皆様から惜しむ声や、色々なメッセージを頂き、改めて「店はお客様の為にある」という言葉を実感いたしました。

静岡には新静岡セノバ店もあり、また、これからは店舗の時代ではない、ECの時代だ・・・そんなアドバイスを経営のプロの方から頂戴しましたが、私達はお客様と出会い、そしてご意見を頂き、静岡の酒やフランスワインだけでなく、数多くのヒット商品を産み出させて頂きました。

やはり、お店は大切、本店は絶対に継続したい。
そんな思いで、10月9日、今までの本店のすぐ裏側、青葉通り沿いの七間町18番地に、ついに新本店をオープンする運びとなりました。

全く新しいコンセプトのお店を作ろうか・・・という意見もありましたが、すべて以前の本店にあった古いカウンター、棚、冷蔵庫、シャンデリア、一つも無駄にすることなく、中に入ると、あの本店の香りが漂ってくる・・・そんなお店になりました。

先代が世に出した静岡のお酒はもちろん、世界中の蔵元にご協力頂き分けて頂いた、高品質で手頃な価格のワイン、そしてワインバーでは、チーズだけでなく、昔からのお付き合いのご近所さんの造られるデリなどもご用意し、新しく生まれ変わる青葉通りで、ワインやノンアルワインと共にお楽しみ頂けます。

お客様からの、厳しくも温かいご意見も取り入れさせて頂きました。

駐車場が入れにくい・・・というお声に。
今度はすぐ隣が駐車場というだけでなく、新しいシステム「カーブサイドピックアップ」で、事前ご注文決済で、車に乗ったまま商品を受け取って頂けるようになりました。

このご時世、接客はほどほどに・・・というお声に。
語りたくて語りたくて仕方がない私達の気持ちを動画にして、動画でのPOPも付けさせて頂きました。

そして、オープンを記念するワインを何にするのか・・・

蔵元にも相談した結果、現在、世界的にも人気で価格が高騰しているナパ・ヴァレーのラザフォードという地区(この地区のぶどうで造られたワインは、何万、何十万するものも多い銘醸地です)のぶどうで、特別なワインを造って頂きました。

メモリアルワイン「1913」 メリタージュ ラザフォード 2018

閉店セールの時に、メモリアルワインをソノマのぶどうで造って頂き、一瞬で完売してしまいお問い合わせも多く頂いたのですが、新店オープンは、それ以上のワイン。大きな夢を詰め込んだような、大きなボディにしっかりとした骨格、そして伝統の1913(=創業年)というラベルにふさわしい品格・・・そんなワインです。

10月は、初めて東京に出店した渋谷店の20周年、そして新静岡セノバ店の10周年、さらに札幌店は、暖簾分け第一号店として10月末にオープン。私達にとって、この困難な時を乗り越えて、次に進む特別な時となりました。

今まで支えてくださったお客様に恩返しが出来るお店になれるよう、社員一同、頑張っていきたいと思っておりますので、新本店はじめ、ヴィノスやまざき各店を、今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。

10月8日のプレオープン、9日のオープンは、安全対策を徹底して、皆様のご来店を心よりお待ち申し上げております。

(株)ヴィノスやまざき
代表取締役会長 種本均
取締役社長   種本祐子

社長も驚き!?蔵元がひっそり造っていたシークレットワイン!

「これね、ずっと欲しいって言い続けていたワインなんだけど、造ってくれているって知らなかったから、びっくりした」

えっ、そんなことあるの・・・!?と思いながら、フランスかぶれの突撃リポーターNが気になって仕方がない「とある新着ワイン」。
 

・ヴィノスやまざきと25年の付き合いのある、超超超人気ボルドー蔵元。
・ワイン漫画『神の雫』で紹介されたこともあり、過去には評価誌で「シャトー・ペトリュス(30万円~)」など、名だたる超高級ボルドーワインと同じ点数を獲得した実力の持ち主。
・その蔵元が初めて造った、果実味たっぷりの超限定白ワイン!

本日は、そのワインの素顔に迫ります。

▲今回の主役「シャトー・ムーラン・オーラロック」当主のトマさんと種本社長

三代目 ヴィノスやまざき取締役社長 種本 祐子
 

静岡県生まれ。1987年、実家である山崎酒店に入社。先代から受け継いだ「店はお客様のためにある」の思いで、フランスの無名産地より安くて美味しいワインの直輸入を決意。生産者の元を自分たちの足で訪問・交渉し、お届けする「蔵直便」のワインビジネスを始める。

「ずっと、トマ(当主)に白ワイン造ってよってお願いしていたんだけど、うちは赤ワイン専門だからって言って、聞いてくれなくて・・・」

そう語るのは、ヴィノスやまざき3代目の種本社長。
今日の主役は、当店ボルドー人気蔵元「シャトー・ムーラン・オーラロック」
当店とは長年のパートナー的蔵元で、もはや親戚みたいな存在。
だからこそ、セラーの奥にあるワインもこっそり出してきてくれますし、通常であれば値段が上がる熟成酒も特別な価格でお譲りいただけています。

本日、ついに「シャトー・ムーラン・オーラロック白」がお披露目になりましたね!
果実味がぎゅっと詰まっていて、ふくよかな味わいにびっくりしました!

「シャトー・ムーラン・オーラロックはボルドー地方にありますが、同地を代表するぶどう品種「ソーヴィニヨン・ブラン」100%で造られています。
樽でしっかり熟成し、濃厚ながらも繊細さを兼ね備えた味わいで飲みやすいですね。

今飲んでフレッシュな果実味を。少し熟成してから飲めば、よりふくよかで熟した果実の味わいを楽しむことができそうです。」


実はトマからこっそり聞いたのですが、今回の白ワインはヴィノスに頼まれたから造ったそうで、しかも、蔵元史上初の白ワインだとか・・・!?

「ヴィノスのコクあり赤ワイン代表の蔵元ですが、絶対白ワインもやれば美味しいものを造ってくれると信じていたので。
でも、白ワイン造って!と何年もお願いしてたのだけど、うちは赤ワイン専門だからと断られて。
それが、急に白ワイン造ったからって蔵元から連絡がきてびっくり!隠してないで教えてよって思いました笑」

なんと!まさかの蔵元シークレットワインだったのですね!
しかもこちら、生産数量が少ない(2020年ヴィンテージはたったの2,600本!!!)のに、2,200本以上日本で輸入しました。

「このワインはヴィノスの声で生まれたから、ほとんど日本に送ったよ!と、トマから連絡がありました。
もうほとんど現地にも残っていないので、まさに希少ワイン。ぜひオーラロックファンにはお試しいただきたいですね!」


こちらの新作は、明日からご購入いただけます!ぜひお試しくださいませ!
商品詳細はこちらから

まだまだこだわりを聞きたい・・・という方に朗報です!
なんと、西武渋谷20周年&新静岡セノバ店10周年を記念して、現地のシャトー・ムーラン・オーラロックとつないでオンラインイベントを開催することが決定いたしました!!

当日は、トマさんから現地最速情報をいただくとともに、ムーランオーラロックの珠玉のワインを語りつくします!
ぜひワインを片手にご参加くださいませ!
詳細・お申込みはこちら

以上、突撃リポーターNがお送りしました。
イベントで皆様にお会いできるのを楽しみにしております。

【プロフィール】
第二の故郷フランスのワインに傾倒していたが、ヴィノスに入りナパワイン「メリタージュ」やウルグアイの「ガルソン」を飲み衝撃を受ける。ヴィノスが世界中から探し出してきた「掘り出しワイン」とそのこだわりを探るべく、社長専属の突撃リポーターに就任!

 

ヴィノスやまざきで働くきっかけを作った運命の一本!

「たくさんのワイン企業がある中、ヴィノスやまざきで働こうと思ったきっかけは何ですか?」

採用面接のときに必ず聞かれる質問。私はこう答えました。

「ヴィノスやまざきで運命の一本に出会ったからです。」

本日は、その運命の一本について語らせてください。

 

佐々木
 2016年入社。甘口のドイツワインがきっかけでワインの世界へ。ヴィノスやまざき渋谷店で「とあるワイン」に出会い、入社を決意。ルミネ北千住店、ルミネ立川店で店長を経験し、現在は目黒事務所勤務。自称ヴィノス1の甘党。甘口ワインのことならお任せください。(もちろん辛口も!)

自己紹介でも記載した通り、入社後には店長を経験し、現在は店舗運営や立ち上げに携わっています。
今ではワインに対する情熱は人一倍と自負していますが、実は就職活動を始めた当時は、祖父と同じ自動車業界を視野に入れていたため、ワイン業界で働こうとは露も思っていませんでした。

ある日、ふと就活の帰りに白ワインを一杯飲もうと、西武渋谷店のバーを訪れた時のこと。バーメニューのオススメを見て、オーダーしたのが運命の一本となった白ワイン。

それが、「ジボー・エヴァシオン」でした。

ぶどう品種は「ソーヴィニヨン・ブラン」。私が少し苦手とする、ピーマンや野菜などの青い香りが特徴です。
しかし、メニューには「パッションフルーツの様な~」とコメントが。

え?本当に?ソーヴィニヨン・ブランですよ?
……。
…。

これは試すしかない!!と好奇心に押されて注文しました。

そして出てきた時にびっくり。
一般的なソーヴィニヨン・ブランは、色が淡く、すっきりタイプが多いのですが、これは一目で分かる位はっきりとした濃い黄金色。
見た目からして只者ではない。

そして香りも・・・
「甘い!?苦手なハーブの香りも少ない・・・」
思わず、本当にソーヴィニヨン・ブランですか?と店員さんに聞いてしまったほどです。

さて肝心のお味のほうは…。
「お、美味しい!」
とにかく味が濃いのです!パッションフルーツやアプリコットを思わせる、たっぷりとした果実味についうっとりとしてしまいました。

なんでこんなに果実味が溢れるワインに仕上がっているんですか?と店員さんに聞くと、
「なんとか3,000円以下で美味しいソーヴィニヨン・ブランのワインを日本のお客様に届けたいと、買付隊がワインを試飲しまくったらしいのですが、とにかく酸っぱいのばかりで・・・飲みやすいものを見つけるのに苦労したそうです。
現地で試飲を重ね、ようやく最後に見つけた蔵元さんが、このワインを造るジボーさんだったと。

ぶどうを完熟させて収穫量を落としているので、果実味たっぷりでぶどう由来の旨味もありますし、酸味も柔らかくなっています。
ソーヴィニヨン・ブランのコンテストでもトップになったことがあるそうですよ。」

未だかつて、ここまでしっかり「濃い」と感じるソーヴィニヨン・ブランはありませんでした。
見た目、味、香り・・・全てが私にピシャリとはまりました。

「定番のぶどう品種」の「定番の特徴」を覚えただけでワインを知った気になっていた私に、衝撃を与えるとともに、ワインの世界の奥深さに気づくきっかけとなったのです。

その後、ヴィノスやまざきに通って他のワインも試すうちに、ワインの世界にのめりこんでいることに気づき、きっかけを作ってくれた当店への入社を目指すことになりました。
こうしためぐり合わせは、この運命のワインのおかげです。

そんな運命のワイン「ジボー・エヴァシオン」は、9/24まで会員限定価格で紹介中です!ぜひお試しください。
さらに、同蔵元のワンランク上のワイン「ジボー・ル・グラール」が、限定入荷中です!
より濃厚な味わいに仕上がっていて、ぎゅっと凝縮した果実味、ハチミツのような少し甘味のある味わいが素晴らしい一本です。

また、私と同じようにあっと驚くワインを飲む経験をして、当店に興味をもった方、こんな経験をしてみたい・・・!という方、ぜひ私たちと一緒に働きませんか?

皆様が、人生が変わってしまう、そんな運命のワインに出会えることを祈って、締めとさせていただきます。

佐々木
 

ウルグアイ大使も駆けつける、オンラインワイン会!?

いつもブログをご覧いただいているお客様に、緊急のお知らせです。

9月24日(金)19時、今年で日本とウルグアイの国交樹立100周年となる節目の年を迎えるのを記念し、日本とウルグアイをつなぐオンラインワイン会の開催が決定しました!

しかも、当日は、駐日ウルグアイ大使にもご参加いただき、ヴィノス買付隊と一緒にガルソンワインを楽しみます。

そこで、現地まで足を運び買い付けてきた、ヴィノスのウルグアイ・アンバサダーである私、福井から、このワイン会の見どころをお伝えいたします。

今回のワイン会が、どうしても見逃せない理由は、3つ!

★NO.1・・・なかなか足を運べない、地球の裏側ウルグアイのワインづくりに迫る!
★NO.2・・・ZOOMのチャット機能で、その場で蔵元へ直接質問もできる!
★NO.3・・・テイスティングしながら一緒にワインの魅力を楽しめる!

ヴィノスがここまで出来る理由は、一体なぜなのか?

それは、日本で注目を集める以前から、産地やブランドの知名度に関わらず、その味わいを確かめて納得し、広めてきたからです。

「手頃で美味しいワインをお届けしたい」

その思いで、ヴィノスやまざきは数々の無名産地を発掘し、新たなワインを探し続けてきました。
まだ見ぬ蔵直Rワインを探す旅の中で出会ったのが、秘境ウルグアイの「ガルソン」。

一口試飲してみると、これまで飲んできたどのワインにも負けない圧倒的な濃さと、バランスの良さに驚愕・・・!

でも、見たことも聞いたこともないウルグアイのワインが、果たしてお客様に受け入れられるのか・・・。

これは、自分の目で確かめるしかない!と、現地を訪問することにしたのです。

飛行機を乗り継ぎ40時間。
はるばる現地まで足を運び、そこで目にしたのは・・・

豊かな自然と一体となった畑。
1000もの区画に分けて、きめ細かくぶどうの栽培を行っていました。

ガルソンは、2008年にオーナーのアレハンドロ・ブルゲローニ氏によって設立。

当時ウルグアイワインの90%以上は別の地域で生産されていましたが、アレハンドロ氏は今のワイナリーがあるガルソン地区(蔵元名でありながら、地区の名前でもあります)に注目し、未開拓の地を開墾して、畑を造り、ぶどうを植えました。

最初、地元の人々からは「その場所でぶどうを栽培するのは難しい、成功するはずがない」と言われていたそうです。しかし、ぶどうの栽培を始めると、大西洋からの海風と独特な土壌により、素晴らしいぶどうが育ったのです。

今では、当店でリピーターの絶えない大ヒットワインに成長。

まったくの無名ながら、世界的な評価誌で「世界TOP100ワイン」「ニューワールド・ワイナリー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれるなど、今世界でもっとも勢いがある蔵元の一つなのです。

お客様と生産者をつなぐ「架け橋」として、ガルソンとオンラインでつなぎ、ご自宅からリアルタイムで蔵元へお連れします。

ぜひご自宅で彼らのワインを片手に、蔵元と一緒に乾杯しましょう!

>>詳しくはこちらから<<

福井 謙一郎

【プロフィール】
静岡県出身。ヴィノスやまざきの新卒第1期生として入社。先代・山崎巽の最後の教え子として、商人魂と日本酒の知識を学ぶ。有楽町店店長、店舗スーパーバイザーを歴任した後、上海店の立ち上げにも携わる。
美味しいワインがあると聞けば、欧州やアメリカの山奥だけでなく、南米や南アフリカなど地球の裏側まで足を運ぶ、その情熱とフットワークの軽さはヴィノスでNo.1。
最近、苦手な英語の克服とワインの専門性をさらに高めたいと始めた米国ワインエデュケーター協会認定のCSW(Certified Specialist of Wine)の資格を取得。今後の商品開発に活かしていきたい!と意気込んでいる。

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皮ごと絞って作られているため、りんごを丸かじりしているかのようなジューシーな甘さ、
後味に少しビターなニュアンスが感じられます!
さらに、りんごポリフェノール「プロシアニジン」は、赤ワインに含まれるポリフェノール以上に
高い抗酸化作用があるそうです!
(詳しくはこちら

当店で一番人気の30か月(!!)熟成の旨味たっぷりなコンテもついた、
お子様からご年配の方まで楽しめるセットはいかがですか?

 

とっておきの赤ワイン+ミモレットチーズセット

濃厚赤ワイン好きにはたまらない、当店オリジナルトロフィーワイン!
高級ワインがひしめき合うナパ・ヴァレーの「ラザフォード」地区の、カベルネ・ソーヴィニヨンを使用し、
溢れる果実味と柔らかなタンニン(渋味)、樽のスモーキーな印象・・・

とにかくパワフルで、ポリフェノールたっぷりなこちらのワインは、
ぜひ旨味たっぷりのミモレットチーズと一緒にお楽しみください。

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2.特別な日には特別なワインを。ヴィノス厳選希少ワイン。

ドゥルドン ヴィエイヤール ヴィエイユ ヴィーニュ 2012

シャンパーニュのコンクールで、わずか12本のシャンパーニュしか獲得できなかった
ゴールド・コメット(金賞)をとった実力派「ドゥルドン」。
古木の黒ぶどうのみを使い、5年も熟成した希少シャンパーニュは、
黒ぶどう由来の果実味と溶け込んだ泡がお見事です!

他にも、修道僧が「神に労働を捧げるため」に造る聖なるワイン「修道士の赤サントノラ」
や、ナパの名門ワイナリーが造る濃厚コクあり白ワイン「ヘイヴンズ シャルドネ」など、
希少ワインをお探しの方はこちらもチェック

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3.強いアルコールが苦手・・・飲めなくなってしまった・・・という方も安心。
低アルコールでゆったりお酒ライフ。

ソレイユ・キュヴェ・ユウコ

「赤ワインは渋くて飲めない」「アルコールに弱い」そんなお客様の声に応えるべく、
蔵元とヴィノスやまざきが共同開発した、低アルコール(6%)で甘口の赤ワイン。

「通に好まれるワインだけではなく、アルコールに弱い人でも飲める、
ポリフェノールたっぷりの美味しいワインを探して!」


という、買付隊長のお母様の言葉がきっかけで生まれた、まさに敬老の日にふさわしい一本。
渋味がなく、ぶどう本来の甘味のみで造られているため、さっぱりと飲みやすい味わいです。

お得な 6本セットもご用意しております!▼
ソレイユ・キュヴェ・ユウコ(R) 6本セット

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他にもお探しのワインがございましたら、お気軽にLINEチャットにてお問合せください。
▼LINEおともだちご登録はこちら

今回、ヴィノスやまざきから皆様へ日頃の感謝をこめて、エッチングは先着10名様まで特別料金にて承ります!!

ご家族や大切な方に、なかなかお会いできない…そんな今年の敬老の日は、世界にたった1つのメッセージを込めた1本で、心暖まる素敵な敬老の日をお過ごし頂けるよう、心から願っています。


ヴィノスやまざき通販チーム

「P」との別れ、そして「V」との出会い

現在開催中のワインフェア『Farmers Wine Fair!』はご覧いただいておりますでしょうか。

中でも『美味しい!なにこれ!あり得ない!』と驚かされたワインが、

【シャトー・ヴェリー 2006】

10年以上熟成されているにも関わらず果実味がいきいきとしていて、ヴィンテージワインが苦手な私でも止まらなくなる味わい。

どんなワインなのか気になる・・・!

いてもたってもいられなくなり、社内でもフランス買付に最も多く赴いたフランス買付隊長 鶴見に突撃取材いたしました!

-このワインに出会ったきっかけは何だったのでしょうか?

『ヴィノスは昔からボルドーの無名産地のワインを紹介してきたんだ。
今人気のシャトー・レグラーヴはコート・ド・ブライ、そして昔コート・ド・カスティヨンの「P」というワインを大ヒットさせ、日本にコート・ド・カスティヨンブームを巻き起こしたんだよ。』


そうだったんですね。ところで「P」はなぜ今ヴィノスにないんですか?

『「P」は、ヴィノスのフィロソフィーとは合わなくなり輸入することをやめたんだ。
同じコート・ド・カスティヨンで美味しいワインはないのかというお客様の声があり、探していた時にシャトー・ムーラン・オーラロックから紹介されたのが「シャトー・ヴェリー」だったんだよ。』


なるほど!「P」との別れがあったおかげでシャトー・ヴェリーに出会えたんですね!

『そうなんだよ。紹介されてヴェリーさんと最初に会った時に、お話を聞かせてもらおうと畑に行ったら、私たちそっちのけで畑作業に没頭されてしまって困ったんだよね。芯からぶどう栽培の職人という感じだったな。でも後から彼の華々しいキャリアを聞いてとても驚いたのを覚えているよ。』

実はナパ・ヴァレーやオーストラリアなど新大陸で醸造の修行をし、フランス帰国後は多くの格付けシャトーの醸造コンサルタントを行うミシェル・ロラン氏の右腕として活躍していたヴェリーさん。紹介してくれたムーラン・オーラロックのコンサルタントもしていました。

ではなぜコンサルタントをしていたヴェリーさんが、自分の名前を冠したワインを造り始めたのでしょうか?

『“シャトー・ヴェリー”は、彼が長年思い描いてきた夢を実現したワインなんだよ。』

コンサルタントとして活躍する一方、長年彼の夢だったもの。それは、

“小規模でいいから、ぶどう栽培から醸造まで徹底的にこだわった自分のワインを造りたい。”

というものでした。

そんな夢を抱き続け、やっと理想的な畑を見つけたのが最初にも紹介したボルドー右岸の“コート・ド・カスティヨン地区”。

4haという庭のような小さい畑でしたが、銘醸地サン・テミリオンに隣接し、ほとんど変わらない土壌・気候条件にも関わらず土地の値段は何倍もお手頃という、彼の理想に叶ったものでした。

そんな畑から造られるワインは、納得した年のみしか生産されないこともあり、極少量生産。そのため毎年輸入されないものの、常に一流の味わいを提供してくれるのです。

『シャトー・ヴェリーのワインは、若い時は果実の凝縮感に溢れ、奥に新大陸を思わせる味わいだけど、長期熟成させるとまろやかな渋みやスパイスが溶け込んだ深みのあるフランスを感じる味わい。すぐに開けても、寝かせても楽しめるのが特徴だね。
世界各国で修業を積んだ彼の人生を表しているような印象だったよ。』


そんなシャトー・ヴェリーは、現地の人を虜にし、無名蔵元でありながら星付きレストランにもオンリストされるほどとなったそうです。

私も見事に虜にされた一人。
またヴェリーが飲みたくなったのでこの辺で終わりにしたいと思います。

カリフォルニアワインのような果実味があり、明るい味わいのワインが注目を集めていますが、目立ちはしない、しかしこだわりが存分に詰まった味わい深いボルドーワインもぜひこの機会にお試しください。

田川 結貴

速報!幻の樽ヌーヴォーのご案内

本日は、会員様、また、いつもブログを読んで頂いている方に、特別なご案内です。



職人が特注で作った樽ヌーヴォーです。

ボジョレー・ヌーヴォーのご予約には、早いのでは?と、思われるかもしれませんが、まず、樽から作るため、この期間だけの先着順でのご案内となります。

例年、毎年ご注文いただいている方だけにご案内をしており、「どうしたら、買えるの?」というお問い合わせが多いため、今年は、ブログとメルマガにてご案内させて頂きます。


① 世界で一つだけの貴方だけの「本物」の樽ヌーヴォー

一般的な樽ヌーヴォーは、ディスプレイ用の樽にビニールバックのヌーヴォーを自分で入れるというもの。しかし、当店の樽ヌーヴォーは、本格ワイン用の樽を、樽職人に作って頂きます。

3L、5L、15Lと、小さいものは、ご自分用にお買い求めいただけます。
限定数しか職人が作れないので、毎年、短期間の予約期間で完売になってしまいます。


② この樽で熟成するとなると、中身は、相当濃いワインでないと・・・ヌーヴォーで大丈夫?

はい、中身は、当店が30年以上のボジョレーヌーヴォーの取り扱いの中から、最終的に「ここは凄い。」と脱帽した、ワインの匠でモルゴン村の職人、ギヨさんが、グランクラ(特級畑)の樹齢118年のぶどうも使って造る、濃厚で力強いヌーヴォー。

「これは本当にヌーヴォーなのですか?」というお問い合わせも多く、ソムリエの社員も、ヌーヴォーの概念が変わったという、驚きの味わい。

樽で熟成するとさらにまろやかになり、深い味わいを楽しむことができます。

さらに樽に入れる前に、最後の試飲分を日本に送って頂き、私共が最終確認をします。


③ 予約すれば、必ず手に入るの?

今年は、4月にフランス全土を襲った誌もの影響で、ボジョレー地区のぶどうの生産量は大きく減少しました。そんな中、ギヨさんの畑は奇跡的に大きな被害を免れ、美味しい樽熟成のボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォーを造れることになりました。

とはいえ、生産量はぐっと例年より減り(その分、さらに美味しくなりそうとの情報ですが)、瓶の方の量は減るかもしれませんが、樽のお客様の分を最優先し、ギヨさんが確保してくれることになりました。

樽は、ディスプレイとして使用することは勿論、飲み終わった後は、他のワインを入れて楽しむことも出来ます。ご希望があれば、ギヨさんから、お客様のお名前とメッセージを入れさせていただくよう、お願いする予定です。

今年も、カウントダウンイベントは中止になる可能性も高く、外でお友達と飲む機会も例年より少ないと思います。

こんな時だから、幻の樽ヌーヴォーで、是非、お家での時間を楽しんで頂ければ幸いです。

2021年ヌーヴォー隊長 三浦

【プロフィール紹介】
岩手県出身。JSAソムリエ。そごう横浜店立ち上げ、武蔵小杉店などを経て、2021年春から西武池袋店へ。専門知識だけでなく、普段ワインを飲まない方にも「ワインって難しくないんだ」と思っていただけるような、アットホームな接客を心がけています。ヴィノスのヌーヴォー隊長として本気のワインをお客様に届けるべく奔走中。


「樽ヌーヴォー」特設ページはこちらから:https://www.v-yamazaki.co.jp/shop/e/etaru/

奇跡のワイン ついに復活!!

ヴィノスやまざきが過去扱っていたワインの中で、ダントツの人気だったのが、

「DearRich(ディアリッチ)」

というカリフォルニア・モントレーのワインでした。
 

白(シャルドネ)は、しっかりとした酸に、ジューシーな果実味、
赤(ピノ・ノワール)は、濃いのに繊細で、果実味たっぷり。
多くのお客様がケースでご購入くださった幻のワインでした。

このワインを造ってくれたのは、カリフォルニアのモントレーでぶどう園を営むリチャード・スミスさん。

1993年、カリフォルニアワインコンテストで優勝し、リチャードさんのぶどう園で勉強させてもらった時に出会いました。

 

当時、モントレーは無名産地で、 ほとんどのぶどうをナパの有名ワイナリーに販売していました。(現在もですが)

モントレーの山間部は、寒暖の差が激しく、朝晩は夏でもダウンが必要なほど。
海から吹き込む風がぶどうを病害から守り、健康で味わいのあるぶどうが出来るのです。

「自分達でワインを造り、モントレーという産地を広めたい。」

元々はぶどう農家だったリチャードさんが試行錯誤を繰り返し、自らのワインも、
また近隣のワインも10年、20年かけて世界に認められるようになったのです。


「高額になってしまったモントレーのワイン。
何とか、品質は保ったまま3,000円位で売れるものを造ってもらえないか・・・」



リチャードさんにお願いするも、
「全てぶどうを買い取り、タンク一本造るつもりでなければ、それは無理」と、断られました。

それでも諦められず、“Dear Richard”と手紙を書き続けました。

そしてヴィノス社員一同で頑張り、お店を増やし、ついに創業100周年の時に、念願のプライベートワインが実現したのです!

ワインの名前は、ヴィノスで決めなさい、と、言って頂き、
ずっと、ワイン造りをお願いしたお手紙“Dear Richard”をそのままワイン名とし、
ラベルには、最後に書いたお手紙の内容をそのまま掲載しました。

大ヒットした「DearRich」
しかし、その夢は、リチャードの突然の死で閉ざされてしまったのです・・・。

息子さんも、ワイン造りからは撤退。
ぶどう農家にまた戻る…ということで、諦めました。

それが昨年の2020年。
世界的なパンデミックの中、助けたナパ・ヴァレーのワイナリー「ウォーターストーン」のブレントさんが、
(※その時のエピソードはこちら)

『それなら、僕が再現する!』

と、モントレーのぶどうでDearRichを造ってくれることになったのです!


考えてみればウォーターストーンは
リチャードさんのところから醸造家が独立して作った暖簾分けのワイナリー。

「お世話になったリチャードの想いを私達が引き継ぎます!!」と、
ナパのトップ醸造家が、モントレーのぶどうで造ってくれた【新生DearRich】

 

出来上がったワインを試飲して、涙が出てきました。

まさに、これは亡きリチャードの味。

モントレーの山間部の風に揺らぐ、ぶどう畑が目の前に蘇ってきました。
そして、さらに、ナパの技術で美味しくなっている・・・・!


「もうワインをお届けできません。廃盤なんです。」と何度お断りしても、
「DearRichが飲みたい。」と、おっしゃって下さったお客様、
本当に本当に長らくお待たせいたしました。

 

そして、初めて目に留めてくださった方も、ぜひ、ぜひ、召し上がって下さい。
実は、カリフォルニアは山火事などの影響で、次また十分な量のぶどうを収穫できるかわからないピンチな状態です。

また幻のワインにならないよう、私は、ケースで購入します。
とにかく、フルーティで、この残暑にこそ飲んで元気になって頂きたいワインなのです。


復活した奇跡のワインは、きっと、私達の心にも奇跡を起こし、この困難な時代を
乗り越えられる元気の源になってくれると信じてやみません。


種本祐子

ヴィノスやまざき取締役社長 買い付け隊長
シニアソムリエ カリフォルニアワインマスターコンテスト優勝
アメリカ大使館より長年のカリフォルニアワイン啓蒙の功績を認められHall of Fameを受賞。
有名ワイナリーではなく、農家の畑に出向いた回数は、おそらく業界屈指かも…。

 

店長に質問「今、一番売れているワインは何?その秘密は?」

「今、お店でどんなワインが売れているんですか?」と、聞くと、

「とにかくケース単位でリピーターさんが多いのが、新商品の、グールガゾーの赤と白なんです。」

と、どの店長も口を揃えて言います。

グールガゾーと言ったら、ヴィノスやまざきが、輸入を始めるきっかけになったワイン。
それも、30年近く前には誰も見向きもしなかった、南フランス・ラングドック地方の蔵元。

当時は(今もかもしれませんが)、白はブルゴーニュのシャルドネ(品種)、赤はボルドーのカベルネ・ソーヴィニヨン(品種)が圧倒的に人気でした。

ブルゴーニュの高級ワインとなるシャルドネは素晴らしく、また、ボルドーの格付けワインもコクがあるのに滑らかで、多くのワインファンを魅了してきました。
しかし、難点はお値段が高いのです・・・

お客様から、「この位美味しくて、もっと安いワインはないの?」と言われ、フランス大使館の試飲会で、誰も人のいないブース、ラングドックワインのブースで出会った蔵のひとつが、こちらのドメーヌ・グールガゾー

ブルゴーニュでワインを造っていた創業者のピケさんが、より良い地を探し、ぶどうを植えたのがラングドック地方。

当初は、高級品種を植えて地元から大バッシングにあうも、その後多くの造り手が追随し、シャルドネやカベルネを作り出し、今では、ヴァンドペイ(地酒)というランクながら、世界的に有名になっていったのです。

しかし、難点は、量が少なく、一年間在庫が持たないということ。
家族経営の蔵なので、何せ収穫量にも限りがあるのです。

「もっと、量を供給してほしい。そして、できれば、さらにお買い得価格に・・・」
と、買い付けの時に、ポツリと口にしたら・・・

なんと、当主のアニックさんが、「さらに手頃な価格のワインに挑戦します!」と、私達の無理な難題に応えて下さったのです。

出来上がったワインを飲んでびっくり。
はシャルドネに負けない、キリリとした酸味と、なんとも言えないジューシーさ。
は、グールガゾーならではのカベルネの良さを、さらに奥深くスパイシーな味わいに。

そして、この価格(税別1,280円)は、いったいなぜ・・・

その秘密は、品種でした。

白は、シャルドネだけでなく、地場品種のグルナッシュ・グリや、ヴィオニエという南のアロマティックな品種を使うことで、さらに華やかでジューシーなワインに。
そして赤は、シラーという、南の高級ワインに使用される品種をブレンドしたのです。

単一の品種でないので、「ヴァン・ド・ペイ(地酒)」というランクは名乗れません。
テーブルワインとして扱われるので、おそらく税金も安く、これだけ良いぶどうを使っても、価格が抑えられるのです。

そう来たか・・・!
地場品種に縛られていた地に、シャルドネやカベルネと言った国際品種を植えてイノベーションを起こしたグールガゾーのピケさん。そして、今度は娘のアニックさんが地場品種をブレンドすることで、新しいコンセプトのワインを造る・・・

本当に美味しくて安いワインは、こうして何世代にもわたって試行錯誤の中で、産まれてくるのです。

「なぜ、こんな造りを思いついたのですか?」と、アニックさんに聞くと・・・

「だってヴィノスやまざきのお客様は、格付けやランクでワインを選ばないでしょ。だから思い切り挑戦できたの。」とのこと。

とは言っても、また在庫が切れる可能性大です。
是非、お早目にお試し下さい。

種本 祐子

ヴィノスやまざき 取締役社長
シニアワインアドバイザー、カリフォルニアワインマスター、他フランスのワインの騎士等、数多くの称号あれど、常にワインの師匠は「お客様」。お客様の求めるワインが、なければ造る!そんな思いでワイン一筋35年。

あなたの疑問にお答えします!① 甘口ワインの謎とは?

「えっ、これがワインなの!?」
「ワインは苦手だと思っていたけど、これなら飲める!」


お店でご案内していると、こうした驚きの声をいただくワインがあります。
それがヴィノスの「甘口ワイン」たち。

▲ヴィノスやまざきの「甘口ワイン」コーナーで、簡単に見つかります!

実は甘口ワインって、他のお店ではあまり多くなく、ヴィノスでしかないものも多いので
「え?なぜ、ヴィノスさんの甘口ワインって美味しいんですか?」とか、
「自然な甘さなんですが、この味は何故ですか?」というお問い合わせが多いのです。

甘口ワインと言っても色々な国、色々な産地、ほんのりした甘さから蜂蜜のような味のものまでさまざまですし、ヴィノスの特注というものも多いので、なかなか調べてもわからないと思います。
すみません。
今日は、ヴィノスの人気ワインについてお話しさせてください。

私たちは、甘口ワインにも、かなりのこだわりがあるので、甘さを添加したようなワインは一切取り扱っていません。

そもそも、ワインとは、ぶどうが発酵してできる飲み物。
糖分の高いワインは、アルコールの高いワインになりますが、そこで糖分をアルコールにしないで残したものは、自然な甘さのある低アルコールの甘口ワインとなります。

人気甘口ワインベスト5を見ますと

人気NO.1 ソレイユ・キュヴェ・ユウコ 赤 甘口

南フランスラングドック地方 自然な糖分を残し、低アルコール(6%)に仕上げています。

NO.2 3ブリッジズ 貴腐ワイン

ヴィノスのパートナーの、オーストラリアのカラブリア・ファミリーが造る貴腐ワイン。
ぶどうを完熟させ干しぶどう状態のものを使用し、特殊な製法で作るデザートワイン。
フランスやドイツ産なら5,000円は下らないどころか、数万円、数十万円・・・が、まさかの2,380円。
しかもワインコンテストの甘口ワインの部でNo.1になったことも。

NO.3 ネルソン オレンジ・マスカット

カリフォルニアで絶滅品種のオレンジ・マスカットを探し、メンドシーノの農家からぶどうを買い取って特注で造っています。その名の通り、柑橘系なのにマスカットのような甘さ。

NO.4 マンフレディ アスティ・スプマンテ

もともとお爺さんの代にワインを大八車で行商していたマンフレディ家が、「美味しいアスティ(甘口スパークリング)はないの?」というお客様の声から造り始めたという、マスカットを頬張ったかのような甘口スパークリングワイン。

NO.5 ブラウネベルガー ユッファー リースリング シュペートレーゼ

実は、創業時から一番売れているのが、このワインかもしれません。

ワインは苦手と言っていた日本酒通の先代が、それではだめだと通い始めた日本で一番古いワイン塾「岩野貞夫ワイン教室」で、亡き岩野先生が教材用にドイツから輸入したワイン。

日本人に本当に美味しいワインを飲ませたい!と、岩野先生が選びました。
そのワインを口にした瞬間、先代は涙が出る程、感動したそうです。
甘いのに、きっちりした酸味もあるのですっきりして、もう、なんとも言えない幸せな気持ちになったと聞いています。

ドイツのモーゼル地区にある、ウィリ・ハッグ家という小さなワイングート(蔵)で造っています。
ドイツワインは【 村名 + 畑名 + 格付け(下記を参考にしてください)】で表記されますが、
こちらは、

・「ブラウネルベルグ村」の
・「ユッファー(乙女)という畑」の
・「シュペートレーゼ」という甘さの格付け。

モーゼル川の厳しい斜面にあり、収穫は命綱を使って行うこともあるという畑。

この畑のぶどうでワインを造っているのは、この蔵の親戚など数件。
そちらの価格は下のクラスでも4000円位する高価なワインなのです。

が、ウィリ・ハッグは、本当に小さな家業。
岩野先生が亡くなられ、ワイン教室が解散され、輸入してくれていた酒屋さんもご高齢廃業。
大手のインポーターが狙っていた時に、このワインの以前の輸入元だった酒屋さんから、

「このワインはヴィノスやまざきにしか譲りたくない。末長くお願いします。」

と、当時から一番たくさん販売していたヴィノスやまざきに代理権をくださったのです。

日本に本当に美味しいワインを広めたい、そう思ってこのワインに取り組んでこられた先代や、その時代のワインの開拓者のためにも、私達は、このワインの良さをお客様に伝え続けていきたい、と考えています。

美味しい甘口ワインって何でしょう?
甘さだけではなく、しっかりとした酸ものった味わいのもの・・・
砂糖や添加物ではなく、ぶどう本来の甘さを活かして作られたワイン・・・
私は先代から、そのように教わってきました。

そういうワインは、朝晩寒く、しかし日照量もある斜面等で造られている場合が多く、買い付けは苦労することもありますが、
「これなら、私にも飲める。」
「ワイン好きだから、デザートとしても飲みたい。」

そんな方々に楽しんで頂ける甘口ワイン。

これからも甘口ワインのパイオニアとして、美味しいワインをご紹介できるよう、頑張っていきますので、是非ヴィノスの甘口ワイン、お楽しみください。

種本 祐子

ヴィノスやまざき 取締役社長
シニアワインアドバイザー、カリフォルニアワインマスター、他フランスのワインの騎士等、数多くの称号あれど、常にワインの師匠は「お客様」。お客様の求めるワインが、なければ造る!そんな思いでワイン一筋35年。

世界初!?私たちだからできたワイン酵母×シャンパン製法×低アルコールの意外なお酒とは。

「ワインのヴィノスさんが、日本酒の取り扱いを始めたんだ。」
こう聞かれることが多いのですが、実は違います。

ヴィノスやまざきの原点は、日本酒。
本当に良いものをお届けしたいと、全国の蔵元を自らの足で探して、お届けしてきました。

新卒第一期生として、ヴィノスやまざきに入社。
先代・山崎巽の最後の教え子として、日本酒のいろはを直接教わった私としては、ワインだけでなく、日本酒も、もっと多くの方に知っていただきたいと感じていました。

このままではいけない・・・!
先代からの銘酒に頼るだけでなく、お客様に喜んでいただける新たな日本酒を開発したい。
もっと日本酒の魅力を知っていただくには、一体どうしたら?

悩みに悩んだ末、地元・静岡の酒蔵と協力し、ある1本のお酒を造りました。

ワイン酵母を使用した、オリジナル日本酒「アペロS」

早速試飲すると・・・

「これは・・・本当に日本酒なのか!?まるで白ワインのようなフルーティさで、柔らかい酸味と、ほのかに柑橘系の余韻まで感じる・・・!」

今まで味わったことのない新感覚のテイストに驚愕し、これだ!と確信しました。

果たしてお客様に、ワイン酵母の日本酒は受け入れられるのか??
期待と不安の中、リリースすると・・・フルーティで飲みやすい味わいが話題となり、最初に用意した3000本はあっという間に完売。

喜びも束の間、今度は、お客様からこうした声をいただきました。
「普段あまりお酒を飲まないけど、低アルコールで飲みやすい日本酒があったらいいのに・・・。」

なんとか応えたいと、「アペロS」をベースに試行錯誤を重ね、ついに今月・・・
低アルコール(6%)でシュワっとしたスパークリング日本酒が完成しました!
いよいよ今週、8月13日(金)に到着します。

シャンパンのような、きめの細かい泡立ちにしたい。そのために、手間と時間はかかっても、シャンパンと同じ瓶内二次発酵(ボトルの中で自然に泡を発生させる)で造りました。

グラスに注ぐと、白桃やりんごのような、華やかな香り。
ほんのりお米の甘さを感じ、すっきり飲めて、とにかくフルーティ!
バランスの良い酸味もあって、キンキンに冷やして楽しめます。

日本酒はたくさん飲めないという方も、ご安心ください!
飲みきりサイズの300mlなので、ぜひ気軽に楽しんでほしいです。

日本初、いや、世界初かもしれない!?
ワイン酵母で低アルコールの、スパークリング日本酒アペロ スパーク

ぜひ一度、お召し上がりください。

自称・先代の最後の弟子 福井 謙一郎

【プロフィール】
新卒採用第一期生。お客様の求める酒のためならどこまでも。欧米、アメリカ、南アフリカ、チリ、アルゼンチンはもちろん、ウルグアイまで行ってしまう変な奴。
学生時代の不勉強を反省し、ソムリエや利き酒師、最近では英語で米国ワインエデュケーター協会認定CSWワインスペシャリストの資格を取得。座右の銘は打率1割、チャレンジして失敗した数は社内1。それでも俺は今日も行く!

~匿名ソムリエの謎解き日誌⑤~ 良いワイン=有名産地、は間違いだった!?【後編】

他社の大手インポーターにいた私が、ワイン業界ではありえない「ヴィノスやまざきの謎」を解明するため、ひっそりと始めたこの謎解き日誌。

前回は、なぜ無名産地ラングドックのワインを、ヴィノスは主役として輸入しているのかを紐解いた。



フランスへのワイン留学も経験し、フランスワインには詳しい方だが、ヴィノスのラングドックワインには驚かされることばかりだ。中でも、私の度肝を抜いた蔵元がある。それが・・・

ドメーヌ・ド・グールガゾー(別名プティ・プロ)

初めて彼らのシャルドネの白ワインを目隠しで飲んだ時の感想は、こうだった。

「これは・・・ブルゴーニュのワイン?たっぷりの果実味に、樽の香りもしっかり感じて、酸味とのバランスもいい。完成度が高いな。」

前職でブルゴーニュの有名生産者のワインも取り扱っていたので、きっと5000円くらいするものだろう。そう思っていたところ・・・またしても、ラングドックのワイン。

しかも今度は1000円台!?ありえない・・・!!
今日はその謎を、解き明かそう。


1.果実味×ミネラル×酸味・・・その味わいは、まるでブルゴーニュ!?

蔵直便第一号「シャトー・レゾリュー」の次にヴィノスが追い求めたのは、旨得白ワイン。

当時、シャルドネで造られたワインは、フランス銘醸産地ブルゴーニュ産の高いものばかり。
でも、ブルゴーニュワインの果実味、ミネラル感、酸味・・・あのバランスの取れた味わいのワインを、しかも1000円台で見つけ出すのは不可能・・・。

そんな時に出会ったのが、「ドメーヌ・ド・グールガゾー」

創業者のピケさんは、もともとブルゴーニュでワインを造っていたらしい。
だから、あの味わいが造れるのか・・・。

それだけではない。
ブルゴーニュでワインを造るとどうしても高くなる。もっと手頃な価格でワインを造り、多くの人に楽しんでもらうには、どうすれば・・・その想いでたどり着いたのが、ラングドックという土地。

ぶどう栽培に最適な環境を見抜く力、醸造の知識。
それがあれば、匠はどの土地でも美味しいワインを造りだせるのだ。


2.本当は内緒にしたい・・・あなたの知らない旨得ワイン、教えます。

この蔵元のワインは入荷してもすぐに売り切れてしまうので、本当は秘密にしておきたいが・・・
なんと今週(8月10日)、新入荷ワインが到着する。(しかも、これまで以上に手頃な価格で。)

「ドメーヌ・ド・グールガゾー 赤白」

早速、一足先に味わってみた。
まずは白から・・・

フレッシュな果実、華やかで甘い香り・・・口に含むと、意外なことにも果実味と若干のビター感があって、お料理にもぴったり合いそうだ。

一緒に試飲した店長たちのコメントもメモしておこう。

「果実味たっぷりで美味しいですね。夏にぴったり。まさに爽やかな一本。」
「シャルドネとかソーヴィニヨン・ブランはもう飲み飽きたという方にもいいかもしれないですね。」


さて、次に赤も飲んでみよう。

こちらも果実味がぎゅっと詰まった味わいながら、まろやかな口当たり。
渋みも穏やかだし、軽く冷やしても美味しいし、飲みやすい!

「重い赤が飲みたくない時に、いいですね。」
「明るい時間からでも飲みたいかも。夕暮れ時とか最高ですね。」


価格も1,280円(税抜)と手を伸ばしやすいので、これはデイリーに飲みたい・・・。


多くのワイン企業においてフランスワインの主役といえば、ボルドー、ブルゴーニュそしてシャンパーニュ。ワインのプロ目線で見ると、なぜヴィノスでラングドック地方のワインが重要視されているのか、不思議でならなかった。

しかし、「ワインの質=産地ではない」と思い知らされた。
それを分かってくださるお客様がいるから、レゾリューやグールガゾーは、当店人気蔵元の一つとなったのだろう。

有名産地ワインを飲んで「ワイン通」を名乗る人がいたら、もっと面白いワインを試してみてほしい。
そんなワインを探すなら、ヴィノスやまざきしかないだろう。

▲社長と現当主のアニックさん。

そういえば、フランスでふらっと立ち寄った小さな小さな蔵元のワインは、有名じゃなくてもめちゃくちゃ美味しかったなぁ・・・と思い出した。

次に現地に行ける時には、自分も無名産地で無名ワインを掘り出して一躍スターにしたいと思いながら、今日はここまで。

ヴィノスやまざきの謎解きソムリエ
すみません、今回も匿名でお願いいたします。

~匿名ソムリエの謎解き日誌⑤~ 良いワイン=有名産地、は間違いだった!?【前編】

他社の大手インポーターにいた私が、ワイン業界ではありえない「ヴィノスやまざきの謎」を解明するため、ひっそりと始めたこの謎解き日誌。

オリジナルワインの開発、店舗の陳列など、ヴィノスやまざきには驚かされてばかりだが、今日は「他社のワインインポーターでは絶対ありえない」と思ったことを書いておこう。それは・・・

ヴィノスやまざきの主役は、南フランスのラングドック地方のワイン

今回は、この謎を解き明かしていくとしよう。

1.なぜヴィノスやまざきの主役は、南フランスのラングドック地方のワインなのか
2.無名産地の逆転劇。二つの産地のエスプリが詰まったワイン。

1.なぜヴィノスやまざきの主役は、南フランスのラングドック地方のワインなのか

「出てくるワイン、ラングドックばかりで珍しいですね?」

思わずこう訊ねた、社員研修の最終日。
ヴィノスの看板ワインとして試飲に出てきたワインは、ラングドック地方のワインが中心。
普通ワイン専門店なら、主力はボルドー、ブルゴーニュ、シャンパーニュなどでは・・・?と思ったのだ。

社長に話を聞くと、始まりは、27年前に初めて直輸入した、南フランスのラングドック地方の「シャトー・レゾリュー」のワイン。

当時は、ボルドーやブルゴーニュなど有名産地のワインが注目を浴び、ラングドック地方のような無名の産地は見向きもされない存在だったらしい。

試飲会でも閑散としたブースにあった、ラングドック地方のワイン。
飲んでみると・・・これが驚くほどに美味しくて、しかも安い。
これだ。そう己の舌を信じ、借金してまで輸入したこのワインは、瞬く間に人気者に。

「産地」は重要じゃない・・・美味しいワインは、探せば無名産地にだってある。
日本のお客様も、美味しければ気に入ってくれる。
こうなったら、自分で探すしかない!

こうして、無名産地でのヴィノスやまざきの買い付けストーリーが始まったのである。

2.無名産地の逆転劇。二つの産地のエスプリが詰まったワイン。

私が入社してすぐ、蔵元の来日イベントで出会った「シャトー・ド・ペノティエ」
試飲してみなよ、と言われ飲んだのが、彼らのプレミアムワイン「エスプリ・ド・ペノティエ」だった。

「・・・!?これ、本当にラングドックのワインですか?」

私はボルドーに住んでいたこともあり、すぐ近くのラングドック地方も訪れたことがある。
でも、現地でもここまで果実味と渋みが完璧に見事に調和した味わいを飲んだことはない。

これはまるでボルドーワイン、それもランクが高いものにも負けない・・・。
今まで自分が飲んでいたラングドック地方のワインは一体何だったのか・・・?と思いながら聞くと、

「これは、カバルデス地区のワインなんですよ」

・・・そんな地区が?
カバルデス地区は「ラングドック地方」と「ボルドー地方」のぶどう品種をブレンドすることのできる、特別なエリアらしい。さらに・・・

「ペノティエは17世紀から続く由緒あるシャトー。しかもオーナーのマダム・ミランはラングドックワイン委員会の会長で、産地のことを知り尽くしているんだよ。

ちなみに、ヴィノスの蔵元たちが世界中から勢ぞろいする『蔵の祭典』というイベントがあってね。
そこでボルドーの蔵元と意気投合して、ボルドー1級シャトーの醸造長を、ペノティエに紹介してあげたんだ。」


なるほど、このワインは、産地も造り手も、ラングドック地方とボルドー地方の融合なのか・・・。

しかし、この「エスプリ・ド・ペノティエ」
この味わいなら絶対高いだろうなぁ、1万円くらいかな?と思いながら、値段を見ると・・・

えっ・・・5,000円(税込5,500円)!?
さらに今だと3,980円(税込4,378円)!!?
一体どうして!!??

聞けば、「蔵直だから」(=余計なマージンがないから安くできる)。
さらに、「長いお付き合いだから、交渉して、特別に譲ってもらった」。

ネゴシアン(=仲買人)を通したワインばかり取り扱っていた(もちろん、まけてくれません)私としては、そんなのありなのか・・・!?と思いながらも、これはラッキーだ・・・と思うように。
なぜなら、高級ボルドーワインレベルのワインが、5,000円以内で手に入るのだ。

しかし、これはまだ始まりに過ぎなかった。
私はこの後、これをはるかに超える旨得ワインに衝撃を受けることになるのだが・・・本日はここまで。
(【後編】に続く)

ヴィノスやまざきの謎解きソムリエ
すみません、今回も匿名でお願いいたします。
 

このシラーがこんなに美味しい秘密

「これは一体・・・!?」
フランスかぶれの突撃リポーターN、とあるシラーの赤ワインを飲んで目から鱗が落ちました。

フランスでも広く栽培されている「シラー種」。
アメリカのシラーなんてなぁ、と思っていたのに・・・これは美味しい!

実はこのワイン、昨年のワイン定期便でご案内するや否や、多くのお客様から
「あのワインがすごく美味しかった!もう手に入りませんか?」
「ナパ・ヴァレーのシラーは初めて飲んだけれど、こんなに美味しいなんて!」

とお声をいただき、交渉の末譲っていただいて、ついに今週お店に到着いたしました。

本日は、そのワインの素顔に迫ります。

▲今回の主役「ヘイヴンズ」醸造責任者のドンさん(左)と種本社長(右)
 

三代目 ヴィノスやまざき取締役社長 種本 祐子

静岡県生まれ。1987年、実家である山崎酒店に入社。先代から受け継いだ「店はお客様のためにある」の思いで、フランスの無名産地より安くて美味しいワインの直輸入を決意。生産者の元を自分たちの足で訪問・交渉し、お届けする「蔵直便」のワインビジネスを始める。


「果実味に溢れていて、樽の香りもしっかりあって・・・とにかく濃くて、美味しい。
さすがヘイヴンズだよね。」


そう語るのは、ヴィノスやまざき3代目の種本社長。
8月1日(日)に新発売となったヘイヴンズ シラー ナパ・ヴァレー
自分も試飲してみたが、とにかく濃厚ですごい。どうやってこの美味しさを実現したのでしょうか。

「ヘイヴンズは、ナパ・ヴァレーの中でも高級ワインを造っている蔵元さんでね。
ナパ・ヴァレーの中でも銘醸畑のぶどうを使っているので、旨味とコクがたっぷりに仕上がるんですよ。」

欲しいワインのためなら人里離れた山奥に行ったり、何度断られても輸入させてほしいとオファーしに行ったり・・・ヴィノスはとんでもないワインの探し方をしているが、ヘイヴンズとはどうやって出会ったのだろう。
ヴィノスやまざきが仕入れることになったきっかけを聞いてみました。

「以前は他社さんが仕入れていて。その当時ヴィノスは高いナパワインを販売していなかったんですよ。
でも、ヘイヴンズがワイン造りの危機に瀕したことがあって。

素晴らしいワインをなんとか残したい・・・と立ち上がったのが、当店と25年のお付き合いがある蔵元、ストーンヘッジのオーナー。彼が、ヘイヴンズを引き継ぐことになったんです。」


そんな大事件が・・・!?

「そうそう。その後、彼らからヴィノスで売らないかとオファーがきて。
ヴィノスなら、ヘイヴンズのブランドを守りながら、日本のお客様に届けてくれると信じてくれたんでしょうね。長いお付き合いですし。」


なるほど。社長に直接聞くと勉強になると思いつつ、率直な質問をしてみようと思います。
1万円レベルのワインを、なぜ8,800円(税込9,680円)・・・さらにそこから5,000円(税込5,500円)にできたのはなぜですか!?

「それは簡単。ヴィノスは蔵直便で仕入れているから。
やはり直輸入にすると、コストがかからないですし、蔵元のホットニュースもすぐに届けられるから、一石二鳥ですよね。」


ストーンヘッジと同じ醸造設備を使い、有名ワイナリーでも醸造を担当してきた匠のドンさんが造っているので、コストは減らし、以前よりもはるかに品質が上がっているそうです。

SNSでも、ナパでシラー100%・・・?という声を耳にしました。
ナパ・ヴァレーのワインと言ったら、カベルネ・ソーヴィニョンで造られたワインが多い印象ですが、シラー種100%は珍しいですね。

「お客様からそういう驚きの声があったのは、本当に嬉しいですね。
こういった面白いワインをお届けして、ドキドキワクワクを提供するのが私たちの使命ですから。」


最後に、お客様からこんなお悩みがありました。今この暑い時期にスタミナをつける料理と一緒に飲みたい、でもパワフルワインなので数年寝かせた方がいいのか・・・どちらがおすすめ?と。

「今飲んでもパワフルな味わいを楽しめるし、寝かせたらまろやかになって美味しいですよ。
でも限定品なので今しか手に入らないから・・・どちらも楽しむなら、ぜひお買い得な6本セットでおすすめしたいですね。」

「もっと他のワインのことも聞きに来てよ(笑)」と、熱意溢れる社長に、次回も突撃インタビューしたいと思います!

以上、突撃リポーターNがお送りしました。

【プロフィール】
第二の故郷フランスのワインに傾倒していたが、ヴィノスに入りナパワイン「メリタージュ」やウルグアイの「ガルソン」を飲み衝撃を受ける。ヴィノスが世界中から探し出してきた「掘り出しワイン」とそのこだわりを探るべく、社長専属の突撃リポーターに就任!

スーパーウルトラ美味しいスパークリングワインは、これだ!!

今年は、家で泡を楽しむ人が多く、ヴィノスやまざきの店頭でも赤ワインに並び、シャンパンやスパークリングワインが売れています。

シャンパンは、フランス・シャンパーニュ地方で、瓶内二次発酵(ボトルの中で自然に泡を発生させる)で造られるのですが、では、この造り方は、他の地方や国では出来ないの??

ずばり、出来ます。
スペインやイタリアにも有名なスパークリングはあるのですが、今日は、私の第二の故郷、フランスのスパークリングをご紹介。

白ワインの得意な、ロワール、アルザス、ボルドー地方には、この方法で造るクレマンというものがあり、特に、クレマン・ド・ボルドーは人気で、長年取り組んできました。

が、ほとんどのクレマン・ド・ボルドーは、ぶどうを契約農家から買って造られ、美味しいのですが、スーパーウルトラ美味しいかというと・・・?と、心の中にくすぶっていました。

「ならば、白ワインの得意なシャトーに造ってもらおう。」
と、7年前にお願いに行ったのが、シャトー・レ・グラーヴ

20年以上前からのお付き合いです。

知り合うきっかけとなったのが、フランスで最も有名なグルメ雑誌『ゴー・ミヨ』のワイン特集。

産地名に「コート」と名の付く400本以上のワインの中で、当時全くの無名であったレ・グラーヴのワインが、見事第2位に選ばれたからです。

(一位も輸入しましたが、訳あって止めました。この話は、また後日・・・。)

訪ねてみると、本当に小さな小さな家族経営の蔵元。
ボルドーなのに、ワイン商にも売らず、

「え、その価格で大丈夫!?」

と聞き直してしまったほど、本当に安かったのです。

ぶどう畑に行くと、真面目に減農薬農法に取り組んでおり、きれいなぶどうが溌剌と育っていました。
そして、とにかく美味しい!

そんなシャトーにお願いしたので、まず、スパークリングの設備を造るところから始まり、数年前にやっと商品化しました。

ミュスカデルという繊細なぶどう中心に、シャンパン並みに1年以上も熟成させ出来上がったスパークリングは・・・

もう、美味しくて美味しくて、「スーパーウルトラ美味しい」。
フランス語で言うと、「トレトレ ボン!」

フランスワインにはまり、銀行から転職して19年。
やっぱり小さな農家のワインは、本当に旨い!!

今、農家の泡のセットもご案内しているようです。

是非、日本代表の活躍を見ながら?おうちスパークリングを楽しんでください。

フランスかぶれソムリエ T

【プロフィール】
ヴィノスやまざきのフランスワインにはまり、銀行やめてフランスにワイン留学してしまった変わり者。お陰で、買い付けの運転手と通訳を努めるため、フランスの隅々の農家ワインには、めちゃくちゃ詳しい。現在は、静岡在住。