お客様の声で誕生した「夏の」こだわり白ワイン!

先日、ある店舗でお会いしたお客様からこんなお声をいただきました。
「このボルドーの白ワイン、この間飲んでからすごい気に入ってはまってしまったんです…!」

そのワインはこちらのシャトー・レ・グラーヴ白樽熟成2019」。

お客様にその理由を伺うと
「爽やかですっきりとした味わいながらも、あとでしっかりとコクを感じる。このバランスが冷やして飲んでも良し、食事との相性も良しで我が家に欠かせなくなりました!」
とうれしいお言葉が!
 
実際にテイスティングしてみると、香りで柑橘系のニュアンスがありながらも、樽熟成を施したことによって酸が柔らかく飲みごたえもある…。
 
このワインを造るシャトー・レ・グラーヴは、フランスでもっとも有名なワイン産地の一つボルドー地方コート・ド・ブライ地区で、家族経営でワイン造りを行っています。

ヴィノスやまざきとは20年以上もお付き合いがあり、ワインの品質とコストパフォーマンスの高さで、彼らのワインは長年日本のお客様にも支持されてきました。

出会いのきっかけはフランスのグルメ"ミシュラン"に並ぶグルメ雑誌"ゴーミヨ"にて「コート」と名の付く地域の400種を超えるワインの中からNo.2に選ばれた記事を見て、すぐに訪問したのが最初でした。

そして訪れてわかったことは、ポヴィフさん一家が常に愚直にぶどう栽培に全力を注ぎ、天候が悪い年には徹底的にぶどうの選定作業を行って、完熟したぶどうだけでワインを造り続けていること。このため、収量が例年の1/3程度になってしまうこともあるそうです…

「ワインは農産物。そんな時もあるさ。毎年続くと本当に困るけど…。ヴィノスやまざきとは20年以上のお付き合いだから、お客様の期待に応えるために、これからも全力で頑張るよ!」と話す、オーナーのジャン=ピエール・ポヴィフさん。
そしてその想いは、現在一緒にワイン造りを行っている息子ジュリアンさんへと、確実に伝わっています。

そんなレ・グラーヴはぶどうそのもののピュアな味わいをストレートに表現する造り手。
そのため、樽での熟成を敢えて行わずフレッシュ感あるワインを得意としています。
 
しかし、「樽熟成のバリューで美味しいボルドー白ワインを飲みたい!」というお客様のお声を受けて、特別に造っていただいたのが本日の1本。
 
当初は「ワイン定期便」のお客様限定でのご案内としておりましたが、大きな反響をいただき、徐々に定番ワインとしてご案内できるようになったのです。
 
そんな昔も今もお客様に愛されるワイン、是非この夏の定番としてご自宅でお楽しみ下さいませ!
 
高澤

食いしん坊Cookブログ【秘境のチーズで造るアヒージョ編】 ~夏ヌーヴォー&チーズの予約特別価格は本日(12日)まで!~

もうすぐ到着いたします!
日本とは季節が反対のオーストラリアから、2020年に収穫したぶどうを使ったリッチランド・ヌーヴォー(新酒)と、同じくオーストラリアで造られたチーズが、まもなく入荷致します。

https://www.v-yamazaki.co.jp/shop/e/esummer/

そこで今週の食いしん坊Cookブログでは、リッチランド・ヌーヴォーに合わせて入荷するチーズの中から、濃厚な白カビチーズの「タスマニア・ブリ―」を使ったアヒージョをご紹介します。
 
「チーズをアヒージョに?」と思われるかもしれませんが、簡単で見た目も華やか、そしてワインにぴったりなパーティー料理が完成しますので、ぜひお試しください。
 

加熱することで、濃厚なチーズがとろけ、ミルクの香りがより引き立ちます。
素材の味を生かしたシンプルな味付けなので、柑橘系の香りを持つ、キリッと冷えた白ワインを一緒に合わせてみてはいかがでしょうか。



当店は、ワインだけでなくチーズやオリーブオイルなども、生産者の元を訪ね、直接買い付けを行っております。
今から5年ほど前、ヴィノスの買付隊は小さなプロペラ機に乗り、オーストラリア本土から200km以上離れた秘境タスマニア州を訪れました。

タスマニアは、政府の厳しい管理の元に豊かな自然が守られ、美しい空気、美しい空と海、そして濃い緑の草が一年中茂っています。
すべてを見渡せないほどの広い農場に放牧されている牛たちは、その新鮮な牧草を一年中食べることができるそうです。

青々とした牧草にはカロテンが豊富に含まれているため、それを食べる牛のミルクは、やや黄色がかった甘味のあるものになります。
そして、そのミルクから作られるチーズは、奥深い味わいに出来上がります。


ここでチーズを造っている職人のユーリさんは、実はチーズの本場であるスイス出身。
タスマニアには、チーズ造りの指導のために短期間だけの滞在予定でしたが、この土地のミルクの質があまりにも素晴らしかったため、スイスから移住したそうです。


早速、出来立ての「タスマニア・ブリ―」をそのまま試食させていただきました。
カットすると、ふわふわの白カビに覆われた中から、カスタードクリームのような黄色味を帯びたチーズが現れます。
口に入れた瞬間、ミルクの香りがしっかりと感じられ、噛むと白カビの皮のプチッとした食感と、クリームのように濃厚な味わいが楽しめます。
チーズ特有のクセは少なく、後口はさっぱりとしているので、とにかく美味しくて食べやすい!


実はユーリさんの造るチーズは、日本ではほとんど手に入りません。
しかも1日に造れるチーズの量が少なく、また通年での安定供給は出来ないとのこと。

放牧された筋肉質で健康な牛のミルクは、一般的な飼育方法の牛よりも搾乳量が少なく、さらに厳選した良質なミルクだけをチーズに使用するためです。

今回はその中でも、ヴィノスやまざきでマーケティングを担当するソムリエの本島が、「絶対に日本のお客様の口に合う!」と思い買付けてきたこだわりの3種類をお届けします。


こちらも買付隊が現地で何度もディスカッションを重ねて、特別に造ってもらった「リッチランド・ヌーヴォー」と共に、ぜひお召し上がりください。



「リッチランド・ヌーヴォー」と「タスマニアチーズ」を一緒にお楽しみいただけるセットもご用意しておりますが…特別価格でのご予約は、本日までとなっております!
ご配送・店頭お渡しのどちらも可能です。
ぜひご予約・お問い合わせを、お待ちしております。


岩谷

「ピノ・ノワール」は奥深い…。

昨日のブログでご紹介致しました、「マホニー・ピノ・ノワール」には、たくさんの反響をいただきましてありがとうございます。(昨日のブログはこちらから>>

そんな「マホニー・ピノ・ノワール」は長い間、私の中でのピノ・ノワールNo.1のワインであり、この味わいとコストパフォーマンスの高さを超えるものはそうはないだろうと思っていました。

しかし、昨年の買付でマホニーに匹敵するピノ・ノワールとの衝撃の出会いがありました。

DNAヴィンヤーズ・ピノ・ノワール2016

ピノ・ノワールらしい赤いフルーツの香りと、マホニーとは少し違ってジューシーとも言えるほどの果実味が押し寄せてきます。
果実の柔らかさの中に、タンニン(渋味)や程よい酸味による、芯の通った骨格も見え、ブルゴーニュワインのような本格的な味わい…。

昨年、カリフォルニアを訪れた際に、長年のパートナーともいうべきメンドシーノ地区のパイオニアであるデニスさんを訪ねました。

メンドシーノ地区は有機栽培の割合がカリフォルニア州の中でとても高く、有機認証を受けている畑も多いエリア。デニスさんはこの地域で40年も自然と共にワイン造りを行い、メンドシーノ産ワインの発展に尽力してきました。

ヴィノスやまざきでも、メンドシーノ産の有機ぶどうを使用した「トゥルーヴァイン」シリーズや、カリフォルニアのジンファンデル種の最高峰「コロ」など数々のワインをデニスさんと一緒に造り上げてきました。

そして「コロ」リリース前の最終確認も兼ねて、すべてのワインを試飲していた時。
「ぜひ、試してみてほしいワインがあるんだ。」とデニスさんが出してきたのが「DNAヴィンヤーズ・ピノ・ノワール」でした。

力強いコクのあるワインがメジャーなメンドシーノエリアでピノ・ノワール?と我々が疑問に思っていると
「実は、ロシアン・リヴァー・ヴァレーの畑を手に入れたんだ!!」との情報が!

「ソノマ」は、カリフォルニア州の銘醸地、ナパ・ヴァレーの西側に位置する高級ワイン産地で、ピノ・ノワールが有名なエリアです。

そのソノマの中でも「ロシアン・リヴァー・ヴァレー」地区は古くからピノ・ノワールの銘醸地として知られ、ナパ・ヴァレーの有名ワイナリーもこぞって畑を買っているほど。

間違いなくカリフォルニアで最高峰のピノ・ノワールのワインが生まれる産地です。

しかも、その畑は「カリフォルニアの至宝」とも呼ばれているピノ・ノワールを代表するある有名ワインのぶどう畑の隣だというのです!
カリフォルニア随一のぶどうとその品質を活かしたデニスさんの匠の技術…どうりで美味しいはず!

と、納得するとともにその価格はさぞかし高いのだろう…とも思いました。
なんと言っても隣で造られる有名ワインは1万円を超える高級品。

そんな葛藤を抱えながら、デニスさんに恐る恐る価格を聞いてみると…驚きの価格が…!
気になった方はぜひ下部の商品ページからご覧下さい!

夏の暑い日には軽く冷やしてもお楽しみがいただける「ピノ・ノワール」種のワイン。
「マホニー」と「DNAヴィンヤーズ」との飲み比べもおすすめです。

ぜひこの機会に蔵直カリフォルニアピノ・ノワールの神髄をご堪能下さい!

福井

正直「ピノ・ノワール」は嫌いでした…

ワインと一言で言っても、数えきれないほどの種類があります。 色々な違いがありますが、味わいを大きく左右する1つがいわゆるぶどう品種の違い。

赤ワインを代表する品種だけでも、「カベルネ・ソーヴィニヨン」、「メルロ」、「シラー」など、ぶどうによって様々な特徴があります。

その中でも「ピノ・ノワール」と呼ばれる品種は代表格の1つ。
実は私、この「ピノ・ノワール」が嫌いでした…。

入社前からパワフルでコクのあるワインが大好きでしたが、当時何回飲んでもあまり「ピノ・ノワール」で美味しいというイメージを持つことができませんでした。
 
むしろ、軽くて酸っぱかったり…
きっと美味しいピノ・ノワールを飲めば違うのかなと思っていましたが、ブルゴーニュのトップクラスのワインは1本で数万円~数十万円。
なかなか手が出るものではなく、好みだからこればっかりは仕方ないと諦めていたくらいです…。
 
しかし、入社後に私の運命を変える衝撃の「ピノ・ノワール」に出会いました!
それがこの「マホニー・ピノ・ノワール

一口飲んで「あれ!?今までと違う!」と驚きを隠せなかったほど、その味わいは繊細ながら奥行きが深いものでした。
 
もちろん、ピノ・ノワールの特徴である酸味もあるのですがその酸味が赤い果実を口に含んだ時のような果実味に溶け込んで心地よく感じられ、あとからしなやかにタンニンがあり飲み込んだ後も長く余韻を感じる…。
 
「美味しい」という言葉以外で出てこない、そんな感動のピノ・ノワールに出会った瞬間でした。

衝撃の出会いから数年後、現地を訪れることができた私はその美味しさの秘密を聞いて「なるほど!そうだったのか!」と納得したのを覚えています。
 
「マホニー・ヴィンヤーズ」があるのはナパヴァレーの最南端に位置する「カーネロス地区」。

ここはサンフランシスコ湾に最も近いため、冷涼な空気が流れ込みます。
そのため、優れたピノ・ノワール種の栽培に適し、今ではカリフォルニアでも優れピノ・ノワールが造られる産地として知られています。
 
実は、そのカーネロスの素晴らしさを見出し、1970年代初期、ナパヴァレーで最も早くこの地域のピノ・ノワールを植樹に成功した一人が、マホニーさんなのです。

その当時は、まだ「カーネロス」というワイン産地名が存在していない頃。まさにパイオニア的存在だったその功績は語り継がれ、現在ワインの歴史の本にもマホニーさんの名が綴られています。
 
そして醸造を担うのは、かつてフランスの有名格付けワインに勝利した「パリ・テイスティング」事件でも登場したワイン、「デヴィッド・ブルース」を手掛けてきた名醸造家、ケン・フォスターさん。

「最高のピノ・ノワールを造るなら、マホニーのぶどうしか有り得ないよ。」と語る彼は、マホニーさんと共に100%自社畑のぶどうを使用した"Best of best"のピノを造りだしています。
 
こだわりはそのピノ・ノワールの種類。
 
各々特性の異なるピノ・ノワールのクローンを掛け合わせ、長年をかけてそれぞれのクローンにあった土壌をもつ畑で素晴らしいぶどうを育てることを成し遂げました。
 
今や有名ワイナリーもそのぶどうを求めて買付に来るほど…。

そんな現地でも高い評価を得るぶどうが生まれる彼らの畑は2つ存在します。
そのうちの1つ、「マホニー・ランチ」は、老舗蔵元セインツベリーの所有するブラウン・ランチ(時価1万円超)を見下ろす高台に位置する銘醸畑。

変化に富んだ気候や土壌から、風味豊かなぶどうが生み出され、そのぶどうの活き活きとした酸度が落ち切らないベストなタイミングを見極めて収穫します。

そして、樽を極力控えぶどうのピュアな味わいを生かしたワインは、このマホニーしか表現できないスペシャルなワインになるのです。
 

そんな「マホニー・ランチ・ピノ・ノワール」を中心に、この夏飲んで欲しいスパークリング、白ワイン、赤ワインを集めた「サマーワインセット」を本当に驚きの特別価格でご用意いたしました!

更に、全国のたくさんのお客様にこの味わいを楽しんでいただきたい!そんな想いを込めて、こちらのセットは送料・クール代金は無料でお届けいたします。

マホニー・ランチ・ピノ・ノワールは生産量も少なく、本当に希少なワインのためセットも限定数量のみとなっております。

ぜひこちらのワインで感動をともに分かち合いましょう!

高澤

夏本番はすぐそこ!夏ヌーヴォーご予約最終案内!

全国的な梅雨空で、どんよりとした天気に気持ちも下がっていませんか?

そんなジメッとした気分を吹き飛ばしたい…!
そんな時は、今年の収穫したばかりのぶどうを使用して仕込む、爽やかな夏の風物詩「夏ヌーヴォー」がおすすめです。

入荷が危ぶまれましたが、無事、先月末より受注予約を開始することができました。
既に全国のお客様よりたくさんのご注文をいただきまして、誠にありがとうございます!

いくつかある夏ヌーヴォーのご案内の中で、一番人気なのはこちらの2本セット

リッチランド・ヌーヴォー・モスカート&シャルドネ2本セット


爽やかですっきりとした口当たりの「シャルドネ」と、まるで果実をそのまま頬張ったようなジューシーな甘さの「モスカート」。2本を楽しめるお得なセットです。

辛口の「リッチランド・ヌーヴォー・シャルドネ」は、グレープフルーツやライムのようなフレッシュで爽快感のある口当たりです。
合わせるお食事としては、冷菜はもちろん、唐揚げなどレモンをキュッと絞った揚げ物などにもぴったりの味わい。

対してマスカットを丸絞りしたような、少し甘口の「リッチランド・ヌーヴォー・モスカート」は、キンキンに冷やして食前酒として。またぶどうの華やかな香りはエスニック料理にもぴったりで、まさに“夏を楽しむためのワイン”です。

 
昨日、密かに残しておいた昨年2019年のリッチランド・ヌーヴォーを召し上がった静岡セノバ店のお客様からは

「これぞ夏!って感じの爽やかさですね。キンキンに冷やして毎日飲みたい!」
「香りが華やかで、グラスを回すとより香る。」
「キリッと酸味が引き締まっていて飲みやすい。
 
といったお言葉をいただきました!
更に、去年お楽しみいただいていたお客様からは
 
「1年経って果実味が増して、これはこれで美味しい!」
 
という感想も頂戴いたしました!

もちろん、ヌーヴォー(新酒)なので、年によって味わいに違いはありますが、このぶどうを造っているオーストラリア内陸は非常に雨が少なく、穏やかな気候のため、味わいのイメージは毎年安定して案内することができます。
 
そのぶどうを使って仕込むのは家族経営で素晴らしいワインを造り続ける「カラブリア・ファミリーワインズ」。

2017年のファーストリリースからこのプロジェクトを共に進行し続け、日本のお客様が求める味わいを追究し続けており年を追うごとにその品質は上がっています。
 
今年は新型コロナウィルスの影響などもありながらも天候に恵まれ、ぶどうの生育も良好とのことで、さらに期待ができる仕上がりになると現地からも連絡が入っております!

大変な状況下であっても、「日本のお客様のために」と造っていただいた今年のヌーヴォーは彼らにとっても特別なものになったと思います。

私もそんな今年の夏ヌーヴォーを早く飲みたい…!
と自宅用で予約も入れておりますが、実は毎年スタッフ予約分もお客様に回してご案内するほどの人気があります。

早い年ではリリース直後わずか1週間足らずで完売してしまったこともありました。

ぜひお早めにご予約いただき、おすすめの2本セット(モスカート&シャルドネ)で今年の味わいをお楽しみ下さいませ。

ご予約は7月12日(日)まで、お渡し開始日は7月18日(土)からとなっております。
夏ヌーヴォーで、来る本番の夏に備えましょう!

新静岡セノバ店
石井

 

 

お客様に支えられて15周年

先日、横浜駅西口に国内25店舗目となるCIAL横浜店が誕生いたしました。


買付隊長の種本のメッセージにもあったように、このような事態でのオープンについて、様々な意見交換が社内でもなされ、種本だけではなく社員の想いが詰まった店舗となりました。
https://www.v-yamazaki.co.jp/blog/blog/b2020061702/
 
しかし、全ての店舗の誕生には物語があります。
 
今月で15周年を迎えた店舗があります。ヴィノスやまざき広尾店です。


創業の土地である静岡から、初めて東京にお店を出したのは2001年。
 
無名でも品質の高いワインを蔵元から直輸入する「蔵元直送便」で、静岡の小さな酒屋に首都圏からもたくさんのご注文をいただくようになりました。
 
そんな時に、東京のお客様から「ぜひ東京にお店を出してほしい」と声があり、大八車を曳くような気持ちで、西武渋谷内に東京第一号店を出店しました。
 
それをきっかけに新しいお客様も増え、遂には「ぜひ気楽に立ち寄れる路面店を出してほしい」とのご要望をいただきました。
 
広尾の駅前・交差点角地という、当時の私たちではとても考えられないような場所で出店できたのは、その時の大家さんが渋谷店のお客様だった、というご縁で、数々の出店希望がある中ヴィノスやまざきにお声かけいただき、2005年に広尾店は誕生したのです。
 
近くにそうそうたるワインショップや高級スーパーがあることを知り、大丈夫だろうか?と不安を感じたこともありました。
 
しかし「自分たちらしく静岡のお店と変わらないスタイルで頑張ろう」と、とにかくお客様に真摯に向き合い続けてきました。
・・・そして気が付けば15年。広尾という街が、お客様が、私たちを育てて下さったのだと本当に感謝しています。



もちろん、お客様に本当に美味しいワインを提供するためには知識や経験も不可欠です。
既にワインに精通した方が多い広尾店のお客様にご満足していただけるよう、歴代店長は代々ワインのプロ中のプロが務めてきました。
 
ワイン好きが高じ、銀行員をやめフランスのラングドックにワイン留学した鶴見。
ブルゴーニュ国立醸造学校を卒業し、現地の有名なワイナリーで醸造士をしていた寺田。
日本でも数少ない「インターナショナル・ソムリエ・ディプロマ」を持つ現池袋西武店長、四家。
ディプロマを目指しながら、現マーケティングチームの責任者である本島。


そんな歴史があるからなのか、広尾店の若手店長やスタッフはかなりの勉強家が多いです。

脈々と受け継がれてきた想いを継いだ現店長の小泉。



彼が、広尾店の中でも絶対的な人気を誇るワインとしておすすめするのが「レイニャック2016」です。



「レッドベリーやプラムのような果実の香りに、黒コショウのようなスパイス、スモーキーなニュアンスもあり、複雑実のある味わい。そしてタンニン(渋味)はシルキーで滑らかな口当たり、長く続く余韻が素晴らしいです!」とイチオシです。
 
ボルドー地方の中でもアントゥル・ドゥ・メールという地区に位置するレイニャック。


この地区は“格付け”が無く、高級赤ワインとしてはまだ知られていない地域でした。
しかし90年代後半に、現レイニャックオーナーのヴァテロさんが、長年の夢であったワイン造りのために購入したこの土地は、いくつかのボルドー高級ワイン産地の特徴を併せ持つ土壌だったのです。



以降、2004年には世界的なソムリエたちによる大会で、格付けワインである5大シャトーをも超える評価を獲得し、今では「HVE」(環境価値重視)という環境に配備したぶどう造りの認証を受け、グランヴァンと戦うだけでなくナチュラルなワイン造りにも気を配っています。
 
長年のファンが唸る、納得の1本をぜひお楽しみ下さいませ。
 
今後とも広尾店、そしてヴィノスやまざきをご愛顧いただきますよう
よろしくお願い申し上げます。
 
ヴィノスやまざきスタッフ一同
 

夏にこそ飲みたい「夢を叶えた」本格派赤ワイン

梅雨が明けたらいよいよ夏本番。

暑い夏には、当店でもご案内中の夏ワインにもあるように爽やかなスパークリングや白ワインのイメージがあるかと思います。
しかし「夏にはジューシーなお肉料理も食べたい!」という方も。 実際に夏バテ防止にはタンパク質が欠かせず、しっかりと摂取する方法はお肉を食べることが一番効果的です。 お肉料理に欠かせないのはやはり赤ワイン…!

そんなときにオススメしたいのが、フランスのボルドー地方の銘醸地「メドック地区」で誕生したこちらの「ユニメドック2016」▼

メドック地区と言えば、ブルゴーニュと並ぶフランスの2大産地ボルドーの中でもトップの銘醸産地。

こちらのワインは2,000円台とお手頃な価格ながらもそんな銘醸ワイン達に負けない味わいが大人気で、当店でも20年以上愛されるロングセラーワインの1つです。

改めてこの美味しさの秘密を確かめるために、スタッフを集めて本日テイスティングを実施しました!

 
「開けたてにも関わらず、果実味があって渋みがなめらか。」
「ボルドーなのに、スムースな口当たりですいすい飲めてしまう。」
 
というコメントが。
 
一緒にテイスティングに参加した買付隊長の種本も
 
「口に含むと、ふくよかな完熟した黒い果物の果実味。そこにさまざまな香りや味わいが複雑にからみあい旨みとともに押し寄せてくる…。旨い…。」
 
と思わず言葉を漏らすほど…

ユニメドックはボルドー地方の協同組合。一般的なボルドー地方の高級シャトーが造るものとは違います。
 
シャトーものではない協同組合のワインは世界中で造られていますが、カジュアルに楽しめる価格ではありながら品質も…というものも少なくありません。
 
しかし、ユニメドックは違います。
 
約160軒の契約している栽培農家からぶどうを購入してワイン造りを行うのですが、単に農家の方々が栽培したぶどうを購入するのではありません。
 
20年以上前から醸造責任者を担当するバッシェさんが、自ら1軒1軒農家を訪問し、どうすれば、より上質なぶどうを育てることができるのかを直接指導しているのです。

農家の畑は点在しており、年によって若干の出来栄えの差があったにしても、ぶどうを厳選することで品質を安定させることができるのです。

時にはわずか10数件の農家のぶどうしか使用せず、競争率10倍という超激戦を勝ち抜いた農家のぶどうだけがユニメドックになることも...。
 
今回ご案内する2016年ヴィンテージについても
「24年間このワインを造り続けているが、2016年はその中でもパーフェクトな年だった」と昨年買付に訪れた際にバッシェさんから墨付きをいただく出来栄え!
 


私たちに出会った当時、ボルドー大学を卒業したばかりの新米醸造家だったバッシェさん。
 
しかし「自分は農協の職員だが、いつかグランヴァンに負けないワインを造るんだ!」と高い志を真剣な眼差しで語っていたそうです。
 
このワインは、そんなバッシェさんの夢を間違いない体現した1本になりました。
 
気軽に楽しめて、それでいて本格派!
そんな赤ワインをご紹介した「ユニメドック2016」を中心にセレクトした「プレステージワイン6本セット」も期間限定でご用意しております。

赤ワイン好きのお客様にはきっとお気に召していただけると思いますよ!
ぜひ夏のお肉料理のお供に当店の蔵直ワインをお楽しみ下さいませ。
 
高澤


 

運命の出会いを果たした「幻のカバ」

明日7月7日は七夕。
離ればなれになった織姫と彦星が、一年にたった一日、天の川を渡って会うことができる日です。

このロマンチックな日にぴったりの、ヴィノスやまざきが運命的な出会いを果たした、1本のスパークリングワインがあります。

アウレウム カバ グラン・レセルバ

輝く黄金色に、きめ細かな泡が立ち上り、グラスの中でキラキラと輝く姿は、まるで天の川のよう。
柑橘類やリンゴ、ブリオッシュのような、華やかで複雑な香り。
そして繊細で上品な味わいながら、長い余韻がいつまでも続きます。

入手困難な幻のカバ」として、ヴィノスやまざきのお客様からも「次回到着したら教えてください・・・!」と、密かに入荷待ちをしている方が多いスパークリングワインなのです。

世界に名だたるシャンパーニュを生み出す産地、フランス東部のシャンパーニュ地方では、ボトルの中で泡を発生させ熟成させる「瓶内二次発酵」と呼ばれる製法で、スパークリングワインを造っています。

シャンパーニュは高額なものが多く、どうしても毎日は楽しめない。
何とか、気軽に楽しめて、シャンパーニュのような質の、美味しいスパークリングワインを見つけられないか・・・

そう悩んでいたときに、同じ瓶内二次発酵製法で造られ、しかしながら手頃な価格の「カバ」というスパークリングワインがスペインで造られていることを知り、現地で探し回りました。

しかし、カバの生産は大手メーカーが大部分を占め、小さな生産者のものは価格がどうしても高くなってしまいます・・・

なかなか納得のいくカバが見つからない中、「モンマルサル」という生産者の営業マンが「私たちのカバを、ぜひ飲んでほしい」と、バックパック一つで訪ねてきました。

その情熱に押され、試しに飲んでみると、驚きの美味しさ!そして安い・・・!

「これなら日本のお客様にも満足いただけるかもしれない」と期待に胸をふくらませながら、さっそく蔵元を訪ねてみると、カバを熟成しているカーヴにはクラシック音楽がかかっていました。

元音楽家であるオーナーのサンチョさんが、「ワインの熟成も、人と同じように、良い音楽を聞かせて熟成させたい」と音楽を流しているそうなのです。

こうして出会ったモンマルサルという蔵元は、小規模ながら、ほとんどを自社のぶどうから造るというこだわりよう。
近年では、スパークリングワインの生産者では非常に稀な、有機栽培にも取り組んでいます。

彼らの造るカバ「パラウ」や「エクストレマリウム」は、今では当店のスパークリングワイン部門で常にTOP3に入るまでになりました。

初訪問の際、買付隊の心を震わせた出来事があります。

はるばる蔵元を訪れた買付隊のために、感謝の気持ちを込めて、1本のスパークリングワインを特別に振る舞ってくれました。

このワインを口にした時、数々のシャンパーニュを試飲してきた買付隊が、
「これは、シャンパーニュに匹敵する美味しさ・・・」
と驚き、彼らとの出会いに運命を感じたそうです。

実はこのワインこそが・・・
蔵元のトップワインである「アウレウム」だったのです!

通常、複数の年に収穫したぶどうをブレンドすることが多いスパークリングワインですが、このアウレウムは、出来がよかった単一年のぶどうのみを使用しています。

そしてシャンパーニュ顔負けの42カ月以上もの長期熟成を行い、生産量は年間4000本という極めて少量生産。
毎年造っているわけではないため、一部の大切な顧客にしか提供していません。

自社畑の中でも、とりわけ優れた区画のぶどうを使用。
スペインの地場品種に加えて、シャンパーニュにも使われるシャルドネ種とピノ・ノワール種も使用しています。
シャルドネは樽熟成を行うことで、味わいにより深いコクと奥深さをもたらしています。

こうして、手間暇かけて生まれた「アウレウム」。
ただ今、店頭に入荷しておりますが、今回はわずか240本のみのご用意となりました。

特別な日に、ぜひ大切な方と一緒にお楽しみください。

本島

食いしん坊Cookブログ【夏の健康維持に、甘酒レシピ編】

日曜日に、簡単レシピを動画でご紹介しております【食いしん坊Cookブログ】。
今週は「健康」をテーマに、お手軽なあまざけアレンジレシピをご紹介いたします。

今年の夏は長引く自粛期間で、ストレスや運動不足など、健康に十分な配慮が必要との情報も。
 
日々を健康に、明るく過ごしたいですよね!
そんな時にオススメしたいのが当店の蔵のあまざけを使ったアレンジレシピです。


詳しいレシピは下記でご紹介いたします!


 
麹ではなく静岡の銘酒から生まれた、その中でも蔵元を代表する「純米大吟醸酒」の希少な酒粕を使って仕込まれる、当店オリジナルのあまざけです。


 
当店がまだ静岡の小さな酒屋「やまざき酒店」だった頃、当時静岡はお酒の産地としては無名の産地でした。
しかし、その質や味わいは日本が誇る逸品ばかり。その味わいを信じて、蔵元と二人三脚で全国へその味を広めていきました。
 
そうして全国的に有名となった静岡の地酒「磯自慢」、「初亀」、「開運」、「臥龍梅」、「正雪
を造る蔵元との絆から、このあまざけは誕生しました。


酒粕に含まれる麹菌や酵母の細胞壁の成分に、免疫力をアップさせる効果があり、その他にもビタミンB群や食物繊維が入っているので「飲む点滴」とも言われるほど、健康への効能は期待されています。
 
だからこそ「あまざけ」は夏の季語としても用いられ、この季節にぜひ楽しんでいただきたいのです!
 
そんなあまざけをご自宅でより一層お楽しみいただくために、当店オススメアレンジをご紹介いたします!


1.あまざけフルーツジュース、スイカピザ


今回は季節のフルーツ、すいかを使用しました。果肉を絞って甘酒に混ぜるだけ!
すいかはフレッシュでも、ジュースでもどちらでもOKです。
氷を入れても、よりさっぱりとお楽しみがいただけます。

合わせて、円状にカットしたスイカの上にお好みのチーズ、生ハムを乗せたスイカピザ。
スイカには塩をつけて食べる風習があるように、塩気の強いものと非常に相性が良いので、ブルーチーズやハードチーズなど風味が強いチーズがおすすめです!


2.あまざけスパークリング


普段からワインが好き!という方に楽しんでいただきたいアレンジ。
造り方は簡単で、あまざけとスパークリングワインを1:1で入れるだけ。
お好みで割合を変えていただき、ご自身のベストを見つけてみて下さい!
 

3.あまざけシャーベット


こちらは、ただ凍らせるだけでできる簡単デザート!程よい甘みとシャリシャリした食感は大人のスイーツです。
中にお好みのフルーツを入れて凍らせることで、更なるアレンジができますよ。
 
この夏、健康で楽しく過ごしていただくためにもぜひ「蔵のあまざけ」をお楽しみ下さいませ!


岩谷

暑さを吹き飛ばす「こだわりシャンパーニュ」

7月に入りましたが、まだまだじめっとした暑さを感じる今週末。

天気も優れずお出かけも難しいこのタイミングに、ご自宅でちょっと贅沢で爽やかなシャンパーニュはいかがでしょうか?

お食事にも相性がよく是非お楽しみいただきたいのがこちらの「モンマルト・ブリュット

スパークリングワインのジャンルの中でも、その品質保持のために厳しい基準が設けられている「シャンパーニュ」。

その中でも重要となるのはやはり原料となるぶどうです。

大部分の蔵元はぶどうを栽培農家から購入して製造しますが…
モンマルトは自らぶどう栽培を行い、そこから醸造まで全てを自身で行う「RM(レコルタン・マニピュラン)」と呼ばれる造り手です。

多くの有名な生産者が拠点を置くシャンパーニュ地方の「ランス」、「エペルネ」の2つの町の間に広がる「モンターニュ・ド・ランス」地区。

モンマルトは、その中でもプルミエ・クリュ(1級)に格付けされた銘醸村「ルード(Ludes)」に、1737年以来の長い歴史を持つ由緒ある蔵元です。

現オーナーのジャン・ギィさんで現在6代目。家族経営で高品質なシャンパーニュを造り続けています。

シャンパーニュを造るのは「白ぶどう」と思われがちですが、実はモンマルトが得意とするのは「黒ぶどう」品種。

代表的なピノ・ノワール、ピノ・ムニエの品種を主体として、白ぶどうであるシャルドネをブレンドすることで、ジューシーかつコクのある果実味にフレッシュな酸が楽しめます。

そのため、前菜のおつまみだけではなく様々なお食事とお楽しみいただける、食卓に欠かせない1本です!

ラベルに書かれている「Secret de Famille(家族の秘密)」の文字が示すように、代々受け継がれてきた家族の繋がりの大切さを感じさせる1本を、是非週末ご家庭でお楽しみくださいませ。

暑さが続くこの期間、1本じゃ足りない!

というお客様のために、こちらのモンマルトが入った「プレステージ・スパークリングワイン6本セット」もご用意いたしました。

バラエティ豊かなスパークリングが楽しめるこちらのセットは、送料無料でご自宅にご配送もさせていただきますのでお気軽にご注文くださいませ。

今週末も当店の蔵直ワインをごゆっくりとお楽しみくださいませ。

高澤

星条旗に想いを馳せて

明日7月4日は、アメリカ合衆国の独立記念日です。

約240年前の1776年のこの日、イギリスから独立する「独立宣言」を採択した日として、「Independence Day(独立記念日)」に制定されています。

実は、例年在日アメリカ大使館での「アメリカ独立記念日」をお祝いするパーティーでは当店のカリフォルニアワインをご用意させていただいています。

「なぜヴィノスやまざきのワインが…?」
 
そこには我々ヴィノスやまざきとカリフォルニアワインには長く深い歴史があるからなのです。

そんな私たちヴィノスやまざきとカリフォルニアワインの出会いは約25年前にカリフォルニアワイナリーへの視察に訪れたことが始まりでした。
まだ今ほどカリフォルニアワインが有名ではなかったのですが、現地で飲んだワインの品質の高さに驚き、我が子のように大切にぶどう造りを行う生産者に出会ったことで、日本への直輸入を決意します。

以降、様々なワインを輸入していく中で多くのお客様にカリフォルニアワインのご支持をいただき、遂にはストーンヘッジ・メリタージュが弊社で9年連続人気No,1赤ワインになるなど、ヴィノスやまざきとカリフォルニアワインは切っても切れない関係に発展してきました。
ワインを通じて日本と米国の架け橋としての活動。その功績が認められ、2015年にはカリフォルニアワインの啓蒙に貢献したことで、ワイン業界初の「Hall of Fame(ホール・オブ・フェイム)」の称号を頂きました。
また、先述の「ストーンヘッジ・メリタージュ」をオリジナルで造っているストーンヘッジワイナリーから、「Hall of Fame(ホール・オブ・フェイム)」を記念したワイン「トロフィー・プレミアム」が完成したことは、とても感慨深いものがあります。
滑らかなカベルネ・ソーヴィニヨンのシルキーでいてたっぷりとしたボリューム感。
このワインを初めて現地で試飲した買付隊は、余りの美味しさに言葉を失ったといいます。

それもそのはず。
このワインはナパ・ヴァレーの中でも、「アトラスピーク地区」という山間のサブアペレーション(小地区)のぶどうを使用しています。
 標高が高く日照量に恵まれるため、昼夜の寒暖差が大きく、生育期間が長くなるこの地区のぶどうは、ナパ・ヴァレーの中でも、濃厚で複雑な味わいに仕上がると言われています。

そんなアトラスピークの、小粒で凝縮したカベルネ・ソーヴィニヨンを使用していただき、さらに12カ月の長期樽熟成を行って仕上げているのです。
 
こだわり抜いたこのワインは、おそらく売値で10,000~15,000円はするだろう…と思いました。
が!日本での発売金額を知り驚きました!
造りてである「ストーンヘッジ・ワイナリー」に確認したところ…
 
「これは、私たちからの、ワイナリーだけでなくアメリカ合衆国からのお祝いなんだよ。」
と、言っていただいたのです!
 
近年価格の高騰化が著しくも、根強いファンの方に支えられているカリフォルニアワイン。
その由縁は、もちろん上質なワインを作り続けている醸造者たちの努力と試みにあると共に、アメリカのワインマーケティングの手腕にもあることは確かです。

ですが、私たちは“美味しくて手頃な”、また“本当の意味でコスパの高い”ワインを仕入れることの難しさ、大切さを、身をもって実感しています。

これからも、たくさんのワインとお客様との出会いのきっかけになれるよう、ヴィノスやまざき社員一丸となって取り組んでまいります。

例年では、独立記念日に行われる盛大なイベントに、たくさんのワインで乾杯がされています。
今年は、アメリカ、日本国内ともにたくさんの困難がありますが、また来年、ワインを片手にお互い笑顔でこの日を迎えられることを願って・・・「Cheers!(乾杯)」

ヴィノスやまざき一同

 

 

自宅で本格焼肉×ワインのマリアージュ

      自宅で本格焼肉×ワインのマリアージュ ~焼肉稲田の極上焼肉と楽しむワイン~

「最近、以前に比べてあまり外食してないな」という方も多いのではないでしょうか。

本日は、まだ外での食事は控えている方も多い中ではあると思いますが、ご自宅でも特別なひと時をお過ごし頂きたく、ワインも美味しくまたお食事も大変美味しくお楽しみ頂けるおすすめのお店をご紹介させて頂きます。

目黒にあり、非常に高い人気のお店がこちらの「焼肉 稲田」
「目黒で美味しいお店は?」と聞かれたときに、ヴィノススタッフが真っ先におすすめするレストランの一つです。

業界屈指のクオリティーを誇るこの精肉卸会社が 直営する焼肉店「焼肉 稲田」です。
熟練した肉の職人の確かな目で、日本全国の最高品質の黒毛和牛の中から、さらに独自の厳しい基準と実際に目で吟味を行い、部位ごとにこだわり抜いて仕入れを行い至高の黒毛和牛のみを使用しております。 こだわり抜いた黒毛和牛の味、品質に誇りを持ち、その上安心してお楽しみ頂けるお肉が存分に楽しめる人気の絶品焼肉店です。

こちらで美味しい焼肉を...。
と思いますが、外出を控えていて何人かで外で楽しむのはまだ難しい、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかしご安心下さい!実は【焼肉稲田】ではんだご自宅でもお楽しき頂けるよう、人気の焼肉を盛り込んだお弁当のテイクアウトもして頂けます。
焼肉稲田HP:http://kuroge-wagyu.com/hi//

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こちらをお電話でご予約頂けると、ご自宅で本格焼肉がお楽しみいただけます。

【焼肉 稲田】受付時間 13:00-22:00 お受け取り時間 17:00-22:00

ご連絡先 03-5447-2914 
※お受け渡しの時間が変更している場合がございますので、お電話の際ご確認をお願い申し上げます。

出来立ての焼肉のお弁当をテイクアウトをし自宅で合わせた所、相性ぴったりだったワインがこちらです。

今回は黒毛和牛ハラミ焼肉弁当と合わせて頂きました。

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トゥルーヴァイン・ジンファンデル

このワインは、有名なナパ・ヴァレーより更に北に位置する生産地、メンドシーノ地域のぶどうを畑から指定し、40年以上のワイン造りの実績を持つデニスさんに作っていただいた特別なワインです。

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こちらのワインにはこのジンファンデルの中でも、現地メンドシーノの銘醸畑「ブリス・ランチ」のぶどうを厳選して使用しています。


少し涼しいこの地域では、完熟した味わいがありながら濃すぎずフルーティでアロマティックに仕上がります。

ナパ・ヴァレーの有名ワイナリーも彼らのぶどうを買い付けるほどの素晴らしいぶどうができるのです。
お肉のジューシーな味わいと凝縮されたぶどうからくる果実味とのマリアージュはまさに絶品です。

依然として心配な時期が続いておりますが、会社の垣根を越えて全国のお客様に食とワインで幸せをお届けできるようにこれからも精一杯活動して参ります。今後とも、どうぞよろしくお願い致します。

営業部

▼本日ご紹介したお店
焼肉 稲田
TEL:03-5447-2914
HP:http://kuroge-wagyu.com/hi//
目黒駅JR東口より徒歩2分

夏のご挨拶に。身体が喜ぶワイン贈りませんか?

早いもので、いよいよ7月に入り、“夏らしさ”のある生活が馴染んできたのではないでしょうか。

今年は様々なところで新しい生活様式を取り入れ、例年行っていた、ご実家への帰省や友人・お世話になった方への挨拶はお便りやメール、オンラインに変わる方が多いそうです。

暑い日が増えると同時に“ご挨拶に”とワインをお贈りされる方も増えてきました。

ヴィノスやまざきでは、「こんな時だからこそ、ワインを飲んで楽しく、気分を上げてほしい!」と夏ワインや夏ギフトをご用意しております。

本日は、健康に気を遣われる方にもぴったりな、身体に嬉しいサスティナブル(持続可能な)農法で造ったワインのギフトをご紹介させていただきます。

カリフォルニアギフトセット(トゥルーヴァイン シャルドネ/カベルネ・ソーヴィニヨン)


アメリカ・カリフォルニア州北部、メンドシーノという地区で、ヴィノスやまざきのこだわりが詰まったワインが造られています。

デニスさんは、この地域で昔から自然と共にワイン造りを行い、メンドシーノ産ワインの発展に尽力してきた第一人者。

買付隊長の種本とは、20年以上の友人であり、昨日ご紹介したメンドシーノ地区を象徴するワイン「コロ」のヴィノスやまざきオリジナルを一緒に造り上げてくれました。(ワインの詳細は7/1ブログをご覧ください)



実は、メンドシーノは全米でも有機認証やサスティナブル(持続可能な)農法を採用している畑が多く、そのぶどうのクオリティーの高さからナパ・ヴァレーの有名ワイナリーもそのぶどうを多く使用しています。

そんなこの土地を知り尽くし、40年以上ワイン造りを行うデニスさんだからこそ造れた、こだわりのワインがこちらの「トゥルーヴァイン」シリーズ。

味わいはもちろん、ネーミングやラベルまで、全てオリジナルで造ったワインです。

「トゥルーヴァイン」という名前の由来は新約聖書の「わたしはまことのぶどうの木 Thy art true vine tree」から始まる有名な一文。「“本物”は本物を追求したぶどうの樹からできる・・」という言葉に想いを込め、ラベルにもその一文を記載しました。



シャルドネを使った白ワインは、フローラルな香りと、白桃やトロピカルフルーツのような果実味がストレートに感じられます。
柔らかな酸味となめらかな口当たり、心地よいコクが楽しめます。
 
赤ワインは、カベルネ・ソーヴィニヨンを主体に、オーク樽で18ヶ月熟成を施しています。高級ワイン産地のナパ・ヴァレーよりも冷涼な気候ゆえに引き締まったぶどうができ、上品で気品のある味わいに仕上がっています。

どちらもサスティナブル(持続可能な)農法で造られたぶどうを使用し、優しい口当たりと豊かな香り、ナチュラルな味わいが特徴です。

この時期、大切な方にこそ、“本物”が伝わるこだわりのギフトを贈りませんか?

 
ヴィノスやまざきでは各種夏のギフトを承っております▼
https://www.v-yamazaki.co.jp/shop/e/egift/


ワインを通じて皆様に、“楽しい”と“健康”が訪れますように。

駒木根
 

新しい仲間とともに切る新しいスタート

本日、ヴィノスやまざき東京オフィスにて2020年度新入社員入社式を行いました。

本来であれば、2020年4月1日に行う予定でしたが、新型コロナウイルスの影響により、遅れながら本日無事に6名の新入社員、そして中途入社の4名、計10名の新しい仲間を迎えることができました。
 
去年の今頃就職活動をしていた当時は、よもやこんな状況になるとは誰も予想していなかったと思います。
 
入社を迎えた4月。
直後に緊急事態宣言が発令され、半分以上の店舗が休業を余儀なくされました。
その結果、本来配属予定だった部署に着任ができず臨時の職務にあたってもらうこともありました。
 
右も左もわからない中で、不安もひと際強く感じたことと思います。
 
しかし、そんな中でも誰1人欠けることなくこうして全員が集まれたことを本当に嬉しく想い、そしてこの3ヵ月でたくましくなったみんなの姿に感動すら覚えました。

そんな新入社員に、本日1本のワインを記念品として贈呈しました。
 
それがこちらの「コロ by Vinos & DNA 2016」
コロ(CORO)とは、ジンファンデル種を主体にプレミアムワインを造るために、カリフォルニア「メンドシーノ」の地を代表する敏腕醸造家たちのコラボレーションによって2000年に誕生しました。
 
有機栽培の地として知られるメンドシーノですが、コロ(CORO)として認められるためには、厳しい基準と品評会の審査を通過しなければなりません。
セパージュ(品種の配合比率)だけではなく、最低熟成期間や、樽の使用方法など・・・。細かく厳しい基準が多く設けられております。
 
さらに、コロ委員会の複数人によるテイスティングにより、コロとして名乗れるレベルである事が認められて、初めてコロ(CORO)と名付けることが出来る、カリフォルニアのジンファンデル種の最高峰ブランドなのです。
 
今から約20年前に、このワインを手掛けるDNAヴィンヤードのオーナーのデニス氏と、買付隊長である種本が「いつかヴィノスやまざきのコロ(CORO)を作りたい」と話していました。

当時は夢のような話だと感じていたと思いますが、長年の時を経て昨年なんとこの1本が完成したのです。
種本自身、そしてヴィノスやまざきはその20年の間に様々な困難に見舞われながらも今日までやってくることができました。
 
それは、常に「お客様に喜んでいただくために何ができるか」を考え、経営理念である「Work for Others(利他の精神)」のもとに様々なことにチャレンジしてきたからだと、本日新入社員の前でもメッセージとして語りました。
コロはそんな取り組みの1つ。
日本のお客様のために本当に美味しいメンドシーノ最高峰を届けるために造られた1本であり、再び造られることはないかもしれない貴重なワインです。
 
そんなワインには、1人1人の名前を刻み、種本自らの手で想いを込めて新入社員へと手渡されました。
私自身、様々な取り組みの中で多くのお客様と築いた絆によって当店が支えられていることを、この3ヵ月間本当に強く実感しました。
 
新入社員の中には、そんなお客様に支えられた日々を振り返り、決意表明を述べながら思わず涙を流す者もおりました。
 
改めてこれまでヴィノスやまざきを支えて下さった皆様、本当にありがとうございます。
 
緊急事態宣言も明け、少しずつ日常が戻って参りました。
しかし、まだまだ油断はできず、これまでとは違う新しい生活スタイルが求められています。
 
我々も同様に新しい時代に向けてスタートを切っていかなければなりません。
 
今後はそんな逆境の時代にこそイノベーションを起こすべく、ヴィノスやまざきに入社した10名の新しい仲間とともに、「Work for Others」の精神を忘れることなくお客様のために蔵直ワインを通して様々なご提案をさせていただきます。

【ヴィノスやまざき2020年度新入社員】
池田 真名
押山 大輝
熊谷 南望
櫻澤 稔央未
杉本 慎太郎
宮下 真由香
海野 友伽
菊地 広恵
篠原 里見
住友 真智
 
新しい仲間と共に、これからもヴィノスやまざきをよろしくお願いいたします!
 
店舗グループ 高澤

 

 

もう一つの夏ワインがイタリアから届きます!

先日のスタッフダイアリーでご紹介した、ヴィノスやまざきの夏の風物詩「リッチランド・ヌーヴォー」。 

今年も早速、多くのお客様からお問い合わせをいただいております。誠にありがとうございます。
 

そして、忘れてはいけないのが、もう一つの「夏ワイン」です!
それはイタリアの自然派ぶどう栽培農家「タッキーノ」が造る微発泡ワイン。


 リッチランド・ヌーヴォーが販売される前から、ヴィノスの夏の風物詩として、長年楽しみにされているお客様の多い、元祖「夏ワイン」です。
 
”夏にしか飲めないワイン”として口コミで広がり、店舗によってはご予約だけでほぼ完売してしまった事もありました。
 
日本では、まだ珍しい「辛口の微発泡赤ワイン」ですが、実は、北イタリアでは古くから日常的に楽しまれています。
買付隊がイタリア屈指の銘醸地「ピエモンテ州」へ夏の時期に訪れた時、現地の方がこぞって飲んでいたのが、辛口の微発泡ワインでした。
 
「この文化を日本のお客様にもお届けしたい!」と強く思い、このワインを造るにふさわしい蔵元はどこだろう・・・そう考えた時に思いついたのが、タッキーノでした。


 タッキーノは家族経営の生産者で、ぶどう栽培から瓶詰めまで一貫して行います。彼らの所持する畑は急な斜面なため、機械での収穫はできません。手作業で一つ一つ良質なぶどうを丁寧に収穫します。


 また、小さい蔵元ながら、イタリア有名ワイン評価誌『ガンベロロッソ』では、トレビッキエーリ(3つ星相当)の常連という実力派です


 そんなタッキーノにお願いして造ってもらうことになった微発泡ワインですが、
生産量に限りがあり、通年供給してもらうことが難しいため、このワインを一番美味しく楽しめる夏の季節にだけ、日本のお客様のために特別に造っていただいています。
 
 

タッキーノ ロッソ フリッツァンテ
とてもふくよかで、濃厚ながらやさしい仕上がりの赤の微発泡ワイン。
「バルベラ」という地場品種を使用し、たっぷりの果実味と、色が濃い割には控えめな渋みが病みつきになってしまいます。冷蔵庫でキリッと冷やしてお召し上がりください。
 

タッキーノ ビアンコ フリッツァンテ
スッキリと爽やかな辛口微発砲白ワイン。
口の中でシュワシュワ弾ける泡が食欲を刺激します。
色々なお料理に合わせやすい万能ワインで、キンキンに冷やして、昼間から楽しみたい一本です。
 
 「タッキーノ・フリッツァンテ」は赤白ともに7月23日(木)に入荷予定です。
数に限りがありますので、是非事前ご予約をおすすめします。
 
ご予約はこちらより。↓
https://www.v-yamazaki.co.jp/shop/e/esummer/
 ご予約期間:6/27(土)~7/5(日)

過去に試された方もそうでない方も、今年の夏はシュワッと微発泡ワインを楽しんでみませんか?
皆様のご予約お待ちしております!

深澤
 

南の小島で作られる、職人チーズが入荷します!

チーズの本場といえば、フランスやイタリアなど、ヨーロッパのイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。
でもじつは、オーストラリアもチーズ大国だということをご存知でしたか?

ヴィノスやまざきは、美味しいワインを求めて世界中を訪ね歩いてきましたが、
本当に良いものをお届けしたい
という想いは、ワインだけでなく、チーズも同じ。

本日は、現地でそのこだわりに心動かされて買い付けた、オーストラリアの職人のチーズをご紹介いたします。

乳製品大国のオーストラリア。チーズの輸出量では、世界トップ5に入るチーズ大国です。

中でもオーストラリアの南方にあるタスマニア島は、良質なミルクから作る美味しいチーズの宝庫。
「タスマニアに、職人が作る絶品チーズがある」と聞き付け、買付隊は現地へ飛びました。

まず訪れたのは、オーストラリア第二の都市・メルボルン。
この街で、130年以上の歴史がある地元民の台所「ビクトリア・マーケット」を訪れると、多くの人がタスマニア産のチーズを買い求めていました。

期待を胸に、さっそくメルボルンからタスマニア島へ。
そして、そこからさらに小さなプロペラ機を乗り継ぎ、ようやくたどり着いたのが、離島の「キングアイランド」です。

島に降り立ち、真っ先に肌で感じたのは、澄んだ空気、美しい空と海、そして濃い緑に覆われた豊かな自然でした。

牛たちは大自然の中で放牧されていて、青々とした草原の草をたっぷりと食べ、時には海岸近くまで行って海藻も食べたりしながら、のんびりと過ごしています。

この島でチーズ作りを行う職人のユーリ・バーガーさんに話を聞くと、
「ここキングアイランドでは、一年を通して緑の牧草が生い茂っている。
牛たちは、冬場でも干し草ではなく、新鮮な牧草を食べることができるんだ。」
と教えてくれました。

南緯40度に位置するキングアイランドは、「ロアリング・フォーティーズ(吠える40度=南緯40度に吹く偏西風)」と呼ばれる、非常に強い海風が年中吹きつけます。

牧草にも海のミネラルが付着するため、この牧草を食べた牛のミルクは、ミネラルもたっぷり。
日本で見かける牛乳より、少し黄色みがかっていて、奥深い味わいのチーズが出来上がります。

スイスの牧場に生まれたユーリさんは、酪農研修でこのキングアイランドを訪れた際に、
「世界中でもっとも良質なミルクが手に入り、チーズ作りに適しているのはこの土地だ」
と確信し、19歳で単身キングアイランドへの移住を決意しました。

それから40年以上、自らの生涯をかけて、島民に牛の飼育からチーズの作り方まで、熱心に教育してきました。

普段は島外の人は入ることができない工房内に入れてもらうと、ユーリさんの指導のもと、たくさんの地元のスタッフたちが手作業でチーズを作っていました。

そんなキングアイランドで造られるチーズは、どれも味わい深く濃厚。

ブルーチーズの「ロアリング・フォーティーズ・ブルー」は、一つ一つ手作業で状態を確認し、熟成のためのワックスがけを行います。

そして、これまで食べたスモークチーズの中で、もっとも美味しいと思った「ストークス・スモークチェダー」。
チェダーチーズのまろやかさと、香ばしい燻製の香りがハーモニーを奏でていました。

私が現地まで訪問して買い付けた、自信をもっておすすめできるチーズです。

そしてただ今、夏に楽しむオーストラリアの「リッチランド・ヌーヴォー2020」と共に、本日ご紹介したタスマニアのチーズセットもご予約を承っております。

こだわりの詰まった職人のチーズが、ワインの美味しさをいっそう引き立ててくれます。
ぜひご一緒にお楽しみください!

本島



 

お待たせしました!今年も夏ヌーヴォーのご予約開始です!!

昨日のブログでご紹介いたしました、オーストラリアの人気蔵元「カラブリア・ファミリー・ワインズ」が手掛ける夏の風物詩、リッチランド・ヌーヴォー」がいよいよ到着します!
 


 
◆夏のヌーヴォーって?
ヌーヴォーと言えば、有名なのはフランスのブルゴーニュ地方のボジョレー地区で造られる新酒「ボジョレー・ヌーヴォー」ではないでしょうか。
毎年11月の第3週木曜に解禁されるこの地区の新酒は日本でも一大ブームとなり、今でも“その年のワインの味”として注目を集めています。
 
しかし、「夏にヌーヴォー?」と思う方も多いでしょう。実は、ヌーヴォーとは「新酒」を意味する言葉です。
 
南半球では、私たちのいる北半球と季節が逆転するため、2~3月に収穫したぶどうで「新酒」を造ると、ちょうど日本の夏の時期にお届けすることができ、ヴィノスやまざきでは「夏ヌーヴォー」として毎年ご案内しております。
 
◆夏ヌーヴォーができるまで
近年「夏ヌーヴォー」という言葉はワインショップや酒販店でも使用され始めています。
ヴィノスやまざきではこのプロジェクトにいち早く取り組み、この季節ならではのフレッシュな味わいのワインは、多くのお客様からの支持をいただけるまでになりました。

 
「夏ヌーヴォー」を造るにあたって、味と同じくらい重視したのは、価格面です。
「手軽に楽しめるように、1000円台半ばでご案内したい…!」

白羽の矢が立ったのが、当店の蔵直オーストラリアワインの中でも特に人気の高い、「リッチランド」シリーズを手掛ける「カラブリア・ファミリー・ワインズ」。
その味わいとコストパフォーマンスの高さで、このシリーズのワインは1000円台ワインで常に上位人気に入ります。


最初は「そんなの造ったことないよ」と断られてしまいましたが、「絶対にお客様に喜んでもらえるはず!」と蔵元と交渉すること1年以上。ついに「日本のお客様のためにやってみよう」と引き受けてくれ、名前も「リッチランド・ヌーヴォー」に決まりました。
 
 
でき上がった「リッチランド・ヌーヴォー」は、もぎたてのフレッシュなぶどうの風味がたっぷり!


「これは絶対、日本の夏にぴったりのワインになる!!」と確信を持ちました。
 
実際、初年度は我々の想像以上の反響をいただき、わずか2週間で完売・・・。
以降毎年たくさんのご注文をいただき、今ではヴィノスやまざきの“夏の風物詩”と言っても過言ではないほどに、多くのお客様に愛されるワインになっています。
 
 
2020年の「リッチランド・ヌーヴォー」は?
このワインはぶどうの収穫後、すぐに仕込んで出荷してもらうため、時間的な余裕はあまりありません。


毎年、ぶどうの収穫は3月前後。
今年は世界中での新型コロナウィルスの影響がある中の収穫だったのです。

「今年はリッチランド・ヌーヴォーを造ることができないかもしれない…。ぶどうの生育は素晴らしいのですが、できたとしてもお届けできるのが8月か9月になってしまうかもしれません。」
蔵元から、そんな連絡が入ったのが2月のことです。
 
私たちも販売に向けて準備を始めたそんな中でした。
しかし、「こんな時だからこそ、飲んで元気になったり、気分をリフレッシュさせてくれるような“リッチランド・ヌーヴォー”を、日本のお客様にお届けしたい!」と交渉を重ね、
そしてついに「ギリギリだけど、7月中に日本に着くように、何とか出荷が間に合いそうです!」と連絡が!

こんな困難な状況でも、あきらめずにワイン造りを続けてくれた蔵元に感謝でいっぱいです。
 
 
◆予約期間は7月12日(日)まで!
「カラブリア・ファミリー・ワインズ」の手掛ける「リッチランド・ヌーヴォー」は2種類あります。
 
一つは辛口の白ワイン「リッチランド・ヌーヴォー シャルドネ」。


白桃やパイナップルを思わせる果実の風味と、すっきり爽やかな酸味が合わさった、まさに“夏ワイン”!
様々なお食事とも合わせられる味わいで、特に魚介類との相性は抜群です!
 

もう一つはシュワっとした微発泡が楽しめる甘口ワイン、「リッチランド・ヌーヴォー モスカート」です。


完熟したマスカットをそのまま頬張ったかのような、ジューシーな果実の甘さを感じる一本。
口の中で弾けるシュワシュワとした泡と程よい甘さが、気分を盛り上げてくれます!
 
今年はこのような状況の中で、ご案内が遅くなり、大変申し訳ございませんでした。
ようやくご予約がスタートいたしました、「リッチランド・ヌーヴォー」。ぜひお試しください!
 
夏ヌーヴォー現地調査隊 保坂
 
★予約お申し込みフォーム

ご予約受付期間:6月27日(土)~7月12日(日)
販売期間:7月18日(水)~8月31日(月) ※予約品以外は無くなり次第販売終了です

まさに今の季節にぴったり!気温に合わせて飲み方を変えられる”万能赤ワイン”

こんにちは。たまプラーザテラス店店長の澤田です。


天候によって気温の変化が大きいこの季節。“晴れて暑い日”や“雨の肌寒い日”など、日によって飲みたいワインが大きく左右されるのではないでしょうか。

本日は私おすすめの、気温によって飲み方を変えられる“万能赤ワイン”をご紹介いたします!


オーストラリアの蔵元「カラブリア・ファミリー・ワインズ」が造る「スリーブリッジス・シラーズ」。



同蔵元が手掛ける「リッチランド」シリーズは、親しみやすい味わいとリーズナブルな価格で人気のワインが多く、直輸入開始当時から多くのお客様に支持されてきました。
(リッチランドの人気ブログ記事はこちら

そんな彼らの造るプレステージタイプが「スリーブリッジス」シリーズです。

店頭では「リッチランド」シリーズが人気なのですが、現地を訪れ蔵元のこだわりを目の当たりにし、
「真のコスパワインは、このスリーブリッジス・シラーズなのかも…」と強く感じました。



カラブリア・ファミリー・ワインズ」は、イタリア移民のカラブリア夫妻が設立した蔵元。現在は、2代目のビル・カラブリア氏と、3代目となるアンドリュー&マイケルの兄弟を中心に、家族経営でワイン造りを行う蔵元です。
近年では環境や安全に配慮したワイン造りを行うなど、保全活動にも力を入れています。



2年前、現地を訪れた際にアンドリューさんが「一番のお気に入りのワインなんだ」と言って出してきてくれたのが、この「スリーブリッジス・シラーズ」。



完熟したプラムや、ブラックベリーのような凝縮感溢れる果実味と、ダークチョコレートのようなニュアンスも感じられ、華やかな香りが品質の高さを思わせます。

その味の秘密を探るため、買付隊はぶどう畑を訪れました。


スリーブリッジス・シラーズ」は「シラーズ」品種の銘醸地であるオーストラリア南部、バロッサ・ヴァレー地区に所有する自社畑の樹齢40~50年の古木のぶどうも一部使用しています。全てビルさん自身の目でぶどうの状態を見極め、収穫したものは1粒1粒全て手作業で選別されてワインが造られます。



更に12カ月の樽熟成を施すことで、濃厚な果実味にタンニン(渋味)の滑らかさとエレガントさも加わり、じっくりと味わいながら楽しめる赤ワインです。

店頭でも入荷待ちのお問い合わせを受けることがありますが、通常のワインよりも手間がかかり、生産量が少ないので、通年でご案内することは難しいのです。


実は、本日ご紹介した「スリーブリッジス・シラーズ」は召し上がる際の温度で、味の雰囲気が変わります。

肌寒い日は常温で、濃厚なコクと旨みをお楽しみください。
蒸し暑い日は冷蔵庫で少し(20分程度)冷やしていただくと、引き締まった酸と果実味も感じられます。

合わせるのは、牛肉のお料理はもちろん、夏バテ防止に鰻の蒲焼きもおすすめです。甘辛いタレの味が合うことはもちろん、山椒の香りも、ワインに感じられるほのかなスパイスの香りにマッチします!


また本日ご紹介のワインを含めた、合計4本のコクあり赤ワインが入った「CIAL横浜オープン記念・赤4本セット」も本日よりヴィノスやまざき各店・オンラインショップにて発売が開始いたしました!
https://www.v-yamazaki.co.jp/shop/g/gX-CIAL10A/



是非、この機会にお楽しみくださいませ。
 
たまプラーザテラス店 店長 澤田

 

え!このワインがセットに入っていいんですか!?

昨日のスタッフダイアリーで、CIAL横浜オープン記念に合わせたお得なワインセットの一部をご紹介いたしました。

今回、その中のひとつに、スタッフも驚くようなスペシャルワインが入っていますので、このスタッフダイアリーをご覧の方だけ…一足先にご案内させていただきます!

シャトー・ムーラン・オーラロック」はフランス・ボルドー地区でワイン造りを行う小さな蔵元。

ボルドーといえばフランス屈指のワイン銘醸地で、左岸にあるメドック地区の“5大シャトー”と呼ばれるワインは、ヴィンテージ(年号)によって5万円~数十万円にのぼります。

そんなボルドー地方の右岸、フロンサックという小さな村で、彼らは代々ワイン造りを行っています。

オーナーのエルヴェさんは、真摯にぶどう栽培に取り組み、品質の高いワインを造ることで周りの生産者からも一目置かれ、過去にはフロンサック村の村長を務めたことがあります。

そんなエルヴェさんのモットーは、「良いワインは良いぶどうから。

毎日欠かさずぶどうの手入れを行っているため、その手はぶどうの色素で紫色に染まってしまっています。

実際、私もそのぶどう畑を見た時、感動を覚えました!
丁寧に手入れされたぶどう、美しい緑色で生き生きとした葉っぱ…隣のぶどう畑との違いは一目瞭然でした。

また、ワイン造りに妥協することがなく、少しでも心配なことがあると醸造所に寝泊まりしてしまうことから、「ワインクレイジー」と呼ばれたりもするそうです。
現在は息子のトーマさんが当主を引き継いでおり、今は親子二人三脚でぶどう栽培から瓶詰めまで一貫して行い、こだわりのワインを造っています。

そんなエルヴェさんが造るワイン「シャトー・ムーラン・オーラロック」は、ブラックベリー、チョコレートのニュアンスと柔らかい果実味が特徴で、ボルドーワインながらも穏やかな口当たりと滑らかさが自慢の1本です。

数々の大会やワイン評価誌で、有名ワインを凌ぐほどの高評価を得ており、先日も最新ヴィンテージ2019年が世界的ワイン評論家ジェームズ・サックリング氏から93-94点という高得点を獲得!
しかしながら、過去にはそういった評価雑誌などの掲載を断ったこともあるそうです。

「ワイン造りは儲かろうと思ってやっているわけじゃない。高得点が出ても、本当にこのワインを好きで飲んでくれている人の手に届かなければ、造っている意味がないからね。」

そう私たちに言いながらも、その手は休むことなくぶどうの樹の手入れを行っていました。

CIAL横浜オープン記念ワインセット」は、まさに“職人”が造る蔵直ワインもお楽しみいただけます。
ぜひヴィノスのワインで楽しい週末をお過ごしください!

深澤



 

たくさんの反響ありがとうございます! …ご要望にお応えして全店販売決定!

先週のCIAL横浜オープンの投稿に、たくさんのコメントをいただき誠にありがとうございます。

スタッフダイアリーでご紹介した「ありがとう横浜セット」と「社長のワイン人生セット」は、関東圏に限らず、オンラインショップでも全国のお客様から沢山のご注文を頂いております。

「昔行った横浜旅行を思い出しながら飲んでみます。」
「私もアイスワインと出会ってからワインが好きになりました!」といった嬉しいお声がございました。

その中で、「“ありがとう横浜セット”は他の店舗で買えますか?」というお問い合わせも。

当初は、CIAL横浜店とオンラインショップのみでの販売でしたが、皆様のご要望にお応えすべく、全店舗にてご紹介しております。
そしてさらに、6月27日(土)より、価格で選べるお得なワインセット(CIAL横浜オープン記念セット)の追加販売も決定致しました!
 
数あるセットの中でも、私、高澤がぜひご紹介したいセットがこちらです!


店頭入荷してもすぐに売り切れてしまう限定ワイン「ペール・ギヨ・ヴィオニエ」が入った「4本(白2・赤2)5,000円セット」です。

ペール・ギヨ」は、私が入社して初めてフランス買付に同行し訪問した蔵元です。
当主のギヨさんとヴィノスやまざきの出会いは約15年前・・・フランスでワイン造りに情熱を傾ける良い若手生産者がいると聞き、現地を訪問したのがきっかけでした。


フランス東部ブルゴーニュ地方のボジョレー地区でワイン造りをしており、毎年11月にご紹介している「ボジョレーの騎士」シリーズは、当店のボジョレー・ヌーヴォーの中でもダントツ人気です!

毎年ぶどうの完熟を待つため、村の中でも非常に遅い収穫を行います。毎年日本のお客様の声を反映して、ヌーヴォー(新酒)とは思えないほど、力強くしっかりとしたワインを造ってくれます。



そんなギヨさんのもとを訪ねた際に、「南フランスでもぶどう栽培を始めて、今年からワインを造ったんだ。」と飲ませてくれたのが、「ペール・ギヨ・ヴィオニエ」でした。


実際に飲んでみると、その溢れる果実味に驚きました…!

少しとろみのある黄金色で、南フランスらしいボリューム感と、完熟した桃を頬張っているかのようなジューシーさ。

飲んだ後もフルーツの香りがどんどん立ち上ってくるようでした。

「このワインをぜひ日本のお客様に届けたい!」とその場で交渉しましたが、その年と翌年の分は全て予約で完売してしまっているとのこと。

それでも絶対に仕入れたい…!と粘り、ようやく昨年初入荷することができました。


初回入荷分は、ギヨさんが造る新しいワインとあり、ご注文が殺到し、2,3週間で完売!
 
その後の再入荷後もリピーターの方が多い人気ワインです。
今回の入荷分もいつまでご案内できるかわかりません・・・。
これらのCIAL横浜オープン記念セットは今週末6月27日(土)より4日間、6月30日(火)までの期間限定で、全国のヴィノスやまざき店舗・オンラインショップでの販売です。


夏のはじまりに合わせて、白ワイン4本やスパークリングワイン4本などこの時期にオススメのラインナップもご用意しております!

気になるセットがございましたら、ぜひお早目にお求めくださいませ!

高澤