食いしん坊Cookブログ【シャンパーニュに合うレシピ編】

グラスから立ち昇る美しい泡の一粒一粒が五感を刺激し、食欲が促される夏のスパークリングワイン。

世界中で造られるスパークリングワインの中でも、フランス北東部、パリから車で約2時間ほどの場所にある【シャンパーニュ地方】でつくられた発泡性ワインのみが、本来"シャンパーニュ(シャンパン)"と名乗ることができます。
発泡性のシャンパーニュ以外にも、実はラングルという名前の有名なチーズがあり、そしてそれはシャンパーニュによく合います。
テニスボールより一回り小さいサイズで、洗って熟成させるウォッシュタイプと呼ばれるチーズの中では食べやすく、クセは少ないチーズです。

 

本日の食いしん坊Cookブログでは、そのラングルを使用し、旬のフルーツである桃、熟成バルサミコ、ミントを加え、シャンパーニュにピッタリな料理をご紹介します。 ぜひご覧ください。


今回料理と一緒に紹介するシャンパーニュですが、こちらには理由があります。
実は、商品紹介にも記載されておりますが、「桃のような果実味」「ハチミツのような甘く香ばしい風味」と味わいを表現しております。

 

ですので、実際に桃とハチミツを使用することで、料理とワインの味をシームレス化し、お互いの味を向上させる1品となりました。

生産者の数は15000軒を超えるともいわれるシャンパーニュ地方ではありますが、通称「RM(レコルタン・マニピュラン)」と呼ばれる、自社畑のぶどうだけでシャンパーニュを醸造し瓶詰めする生産者は少なく、最近注目を集めています。
この家族経営の小さな農家モンマルトが造るまさにクラフトシャンパーニュは、力強くて、深い味わい楽しめることから、当店でもロングセラー。

 

オーナーのジャン・ギイさんは、“黒ぶどうの魔術師”とも呼ばれ、ピノ・ノワール種など果皮の黒いぶどうの取り扱いに定評があるベテランです。

 

キレのある味わいでエレガントに仕上がる白ぶどうのシャルドネなどより、黒ぶどうは比較的重厚な味わいで飲み応えのある仕上がりになり、黒ぶどうがもつ華やかなアロマと豊潤な味わいが特徴です。

 

 

 

代々受け継がれてきた畑では、農薬等を極力使用せず、オーガニックに近いかたちでぶどう栽培を行ってきたモンマルト。
近年では、フランスの農業省による高い環境価値を誇る蔵に表記を認めている“HVE”(High Environmental Value)を取得し、自然派シャンパーニュとしての注目を集めております。

 

農家が造るコクあり辛口シャンパーニュを、ぜひ地元のチーズと一緒にお楽しみくださいませ。

岩谷

 

ベンチャー農家が手掛ける夏の赤ワイン

今日から8月。
日本各地もようやく梅雨明けが始まり、ようやく夏本番という季節がやってきます。

夏といえば、やはり冷やして楽しむスパークリングや白ワインをお求めの方も多いと思います。

しかし、赤ワインでも軽く冷やしてお楽しみいただけるものも数多くございます。
例えば、カリフォルニア州のメンドシーノで見つけた「ネルソン・メルロ

色合いは淡く、ラズベリーなどのベリー系の甘酸っぱい香り。口に含むと果実味がありながらも、柔らかく酸を感じます。
冷やすことでその香りと酸を引き立たせ、よりこのワインの魅力を感じることができます。樽熟成を施しているため、余韻に残るカラメルのような甘い風味も印象的です。

カリフォルニアにあるメンドシーノは、カリフォルニア屈指の有機農業地として有名な産地。場所はカリフォルニアを代表する銘醸地「ナパヴァレー」の北にある産地。
そのため、ナパヴァレーよりも涼しく、ぶどうもパワフルな味わいが特徴のナパヴァレーに比べると爽やかな酸味を感じます。

そのメンドシーノで、奇跡的な出会いを果たしたのが「ネルソン・ファミリー・ヴィンヤーズ」。

そもそもの出会いは現地に訪れた時に目にした、現地の広報誌。つまりは瓦版のようなものでした。
もはや現地でも見つけるのは難しいとされる品種「オレンジ・マスカット」を、この蔵元が育てていることを発見し、すぐに山奥にあるネルソン・ヴィンヤード(ぶどう園)に飛びました。

そこには、代々受け継いできた家族のぶどうの樹を丁寧に育てるネルソンさんの姿とその愛情をたっぷりと受けた畑が広がっていました。

そのぶどうを使ってワインを造るのは、有名ワイナリーで修行をしてきたネルソンさんの息子のクリスさん。

元々はシリコンバレーでIT関係の仕事に従事していましたが、父の誇りある姿に胸を撃たれ家業を継ぐ決意をしたのです。

クリスさんは素晴らしい醸造家でありながら、「大手とは一線を画した新しいコンセプトのワインを造ろう」と、ヴィノスやまざきに相談をしてきました。

そして、提案してきたのがフルーティーで飲みやすく、低価格で提供できるメルロ。
カリフォルニアらしい果実実を残しつつも、飲み飽きがこない洗練された味わいを追究し、昨年、ようやく日本に到着しました。

もちろん最初からはうまくいきませんでしたが、私達の意見を取り入れながら、新しいコンセプトのワインに今でも挑戦し続けてくれています。

古き良きアメリカを守りながら、新しいことに挑戦するベンチャー魂。
その姿は、酒屋という家業を大切にしつつワインの直輸入を開始して様々な取り組みにチャレンジしてきたヴィノスやまざきの次の時代を生きる自分たちと重なり、刺激を受け胸が熱くなったことを覚えています。

そんな良きパートナーとも呼ぶべきネルソンが手掛ける赤ワインはもちろん、夏にもお楽しみいただきたいバラエティ豊かな赤ワインを6本厳選したセットもご用意をさせていただきました。

夏にこそ楽しんで欲しい、こちらの赤ワイン。ぜひご自宅でごゆっくりお楽しみ下さいませ。

高澤

夏ヌーヴォーをもっと楽しむ絶品レシピ!

先日、7月18日(土)に解禁した当店オリジナルの「夏ヌーヴォー」。

オーストラリアにある家族経営の蔵元「カラブリア・ファミリー・ワインズ」からこの時期限定でお届けする、日本のお客様だけの、今年2020年のヌーヴォー(新酒)です。


そのフレッシュ感ある味わいは、そのまま冷やしてお楽しみいただくのもオススメですが・・・
本日は更に夏ヌーヴォーを美味しく引き立てる、絶品レシピをご紹介いたします!

その名も
 絶品!旬の白桃とモッツァレラのサラダ ~当店大人気!北海道の酪恵舎のモッツァレラを使って~
【材料】
・モッツァレラ(チーズ) 1個:8等分くらいに切って水気をとる。
・白桃 1個:一口大に切る
・オリーブオイル(ペトラリア) 大さじ4~5
・ワインビネガー(白だと見栄えが良い) 大さじ4~5
・紅茶(今回はアールグレイ) 大さじ1
・レモン 1/2個
・バジル 適量


① まずは紅茶をすり鉢などですりつぶす
② ワインビネガー、オリーブオイルでドレッシングを作る
③ 桃、モッツァレラ、バジルの順でお皿に盛りつける
④ ①をまぶし、②をかけ、軽く合える
⑤ 最後にレモンをしぼって皮をすりかける


チーズはグルメ雑誌で日本一とも称された、北海道の「酪恵舎」が手掛けるモッツァレラチーズ。
南イタリアの伝統的な製法をベースに、日本産ならではのなめらかなモッツァレラに仕上げています。
柔らかくジューシーで、口に含んだ瞬間に牛乳の甘みが広がります。
 

オリーブオイルはチリの人気ワイナリー「テラマター」が、少量のみ仕込む「ペトラリア・エクストラバージンオリーブオイル」を使用。


もともとは、10年以上も前にチリに買付に行ったときに、お土産に買ってきた商品でした。
しかし、その美味しさに「こんなオリーブオイル、味わったことがない・・・」と度胆を抜かれ、何度もお願いして、日本のお客様用に特別に分けてもらっていました。
 
実はテラマターはチリでもいち早くオリーブオイルの製造に取り組んできた農家。
そのため古い樹齢のオリーブの樹から、その土地に合った品種を使って丁寧に造るため、そのクオリティはトップクラス。
 
樹齢60年のイタリア系の高級品種であるラシーモ種は、職人たちが全て手摘みで収穫しています!


甘口微発泡の「モスカート・ヌーヴォー」と合わせていただきますと、桃の酸味との相性がよく、あとから抜ける紅茶の風味がモスカート種の違った魅力を引き出します。
 
生ハムやアンンチョビなどをトッピングして塩気を加えれば、辛口の「シャルドネ・ヌーヴォー」ともマリアージュをお楽しみいただけます!
 
夏ヌーヴォー、そしてチーズやオリーブオイルもご一緒にお求めいただき、是非ご自宅でお気軽にお楽しみ下さいませ。
 
たまプラーザ店 澤田

圧倒的な人気を誇る「蔵直ボルドーワイン」

ワイン好きな方ならば、言わずしれた銘醸ワインが生まれる産地「ボルドー」。
そのボルドーのフロンサック地区で生まれる蔵直ボルドーワインの中でも、長らくお客様に愛されているワインと言えば「シャトー・ムーラン・オー・ラ・ロック」は外せません。

ボルドーらしい深い赤色に、熟成を感じさせるレンガ色を帯びているのが見て取れます。
完熟したプラムやブラックベリーのような果実の香りと、バラやドライフラワーのような花の香り。口に含むと果実味と共に驚くほど滑らかなタンニン(渋味)、カカオやスパイスのニュアンスも・・・。
その圧倒的にバランスの良い飲み口と、ぶどうの品質の高さが伝わるような滑らかさに魅せられ、多くのボルドーワインファンがリピーターになっているのではないでしょうか。

造り手の「シャトー・ムーラン・オー・ラ・ロック」は、ヴィノスやまざきとは25年以上のお付き合いになる、人気の蔵元です。
フランス、ボルドーという土地は、数十万円するような高級ワインもあるほど、その品質の高さと知名度は世界中のワイン産地の中でも群を抜いています。
それらのワインは一般的に、シャトー(蔵元)が造ったワインを“ネゴシアン”というワイン商社が買い取り、そこで飲み頃になるまで待ちます。
中には瓶詰もネゴシアンが行うことも。

ボルドーで買付を始めた当初、買付隊は大きな悩みに直面していました。
蔵元を訪問し、出来たばかりのワインを試飲させていただき、「美味しい!」と思ってネゴシアンに価格を問い合わせると、飲み頃になったワインは驚くような高価格を提示されるのです。

「やっぱりボルドーで品質の高いワインは高級品になってしまうのだろうか…。」

それほど、この地ではネゴシアンが一般的であり、ここを通さず流通・販売させるような蔵元はほとんどありませんでした。

そんな中、フロンサックという場所で、一風変わった「ワインクレージー」と呼ばれる生産者がいることを耳にします。
なんでも、ネゴシアンをあまり通さずなかなかワインを譲ってもらえないが、とてもこだわったワイン造りをしている蔵元だというのです。
買付隊はすぐにフロンサックに渡り、そこで出会ったのがエルヴェさんです。

ボルドーの中でも“右岸”と呼ばれる、メルロー品種を使用する比率が高い地域にある「シャトー・ムーラン・オー・ラ・ロック」は代々、家族経営のワイン造りを行っています。
エルヴェさんは自身の造るワインの一部を、自分たちが持つセラーに保管し、熟成させていました。

そのワインの品質はとても高く、様々なワイン専門誌やコンテストでは時価数十万円のワインにも負けない高得点を獲得しているにもかかわらず、決してネゴシアンを通して販売しようとはしません。

「ネゴシアンを通して販売したら、最後にどんなお客様に飲んでもらえるのかが全くわからない。私たちは本当に私たちのワインを理解してくれて、楽しんでいただけるお客様のために、そしてその笑顔を想像してワインを造ってるんだ」

その言葉には、職人ならではのぶどうやワインに対する愛情だけでなく、ムーラン・オー・ラ・ロックのワインを愛する飲み手までの想いに溢れていました。

その想いは海を渡り、確実に日本でもムーラン・オー・ラ・ロックのファンを増やしています。

昨日開催された静岡朝日テレビカルチャーのワインセミナー。 長くご参加いただいたヴィノス歴何十年というお客様にもやはり、ムーラン・オー・ラ・ロックは圧倒的な人気がありました。

ブラインドでお楽しみいただいたのは、エルヴェさんが「日本のお客様の為に」といって譲ってくれた約10年の時を経た2011年ヴィンテージ。

ワインセミナーに参加されたお客様からは、様々の嬉しいコメントを頂戴いたしました!

多くのファンを魅了するエルヴェさんの想いが詰まった1本を、ぜひお召し上がりください。

新静岡セノバ店 石井

ポルトガルからきた”新”蔵直ワイン

ヴィノスやまざきでは、「シャトー・レゾリュー・赤ラベル」を始め「プティプロ・シャルドネ」、「メリタージュ・ナパヴァレー」など長らくお客様に愛されている定番商品と言われるワインがあります。
 
しかし、そんな定番人気商品に隠れて、今、密かに人気が出ているワインがあります…!
 
アルカス・ヴィーニョヴェルデ


レモンやライムを思わせる瑞々しい柑橘の香りと、青リンゴのような果実感があり、とにかくフレッシュ&フルーティー!
和食などのさっぱりとしたお料理と合わせていただくと、相性抜群です!
 
そしてこちらのワイン、名前を直訳すると「ヴィーニョ=ワイン」「ヴェルデ=緑」となることからわかるように、通称“緑のワイン”として知られる、ポルトガルを代表する種類のワインの1つ。
 
そもそもポルトガルワインって…と思う方もいらっしゃるかもしれません。
 
実際、日本国内の流通量も少なく、スーパーやコンビニなど普段のお買い物の店頭で見かけることは多くないかと思います。
 
しかしながら、現在著名なワイン評論家からも素晴らしい評価を受けておりワインの品質は世界でもトップレベルに成長しています。
 
そんなポルトガルから「手頃な価格で美味しいワインを買付けて、お客様にご紹介したい!」と、昨年初めて買付に向かいました。


ポルトガルに到着すると、世界遺産に登録されたドウロ渓谷に沿ってぶどうの段々畑が広がっていました。時には険しい道を抜けていきながら、ワイナリーを訪問していきます。


現地で数件のワイナリーを訪問しましたが、これぞ!というワインに出会えなくて諦めかけていたのですが・・・我々と共にワインを一緒に輸入している酒屋Kさんに紹介いただいた蔵元を最後に訪問しました。
 
やっとの想いでワイナリーに到着。
早速ワインをテイスティングすると…
 
「これだ!美味しい!」
 
長旅の中でやっと出会えた本命のワインに思わず声を出して喜びを表現しました。



キンタ・ダス・アルカスは、ポルトガルにあるヴィーニョ・ヴェルデ地区とアレンテージョ地区に自分達の畑を所有している家族経営の蔵元です。
 
1980年代にぶどう栽培を始め、自分たちで畑管理からワイン造りのサポート、瓶詰めまで一貫して取り組んでいます。


自社ぶどうを使用し、すべてが自然環境に配慮したIPMシステム(化学農薬に頼らないで害虫を駆除し畑を管理する)を導入し、その土地や品種の特徴を活かして造るワインは、果実味がしっかりとした味わい。
 
2012年には、ヴィーニョ・ヴェルデ地区で初めてビオ認定のワインを生産。一部商品はヴィーガン認証も取得するほど、自然にこだわったワイン造りをしています。



また、“インターナショナル・ワイン・アワード”という有名な大会で金賞を受賞し、ワイン試飲会でも高い評価を獲得しています。
 
地元でもトップクラスの品質の高さを誇る生産者として知られており、海外の有名レストランのソムリエがワイナリーを訪問し視察しているなど、世界からも注目されている生産者です。
 
先ほどご紹介した「ヴィーニョ・ヴェルデ」は、生産地区の名前であり、ワインの名前にもなっています。
“緑のワイン”と言われる由来は、生産される地区(ミーニョ地方)がとても自然豊かで“緑の地”と言われていること。またワイン自体も、完全にぶどうが完熟する前(緑がかった状態)に収穫し、フレッシュな酸と瑞々しさを表現しています。
 
また発酵途中のごくわずかな微発泡を有するのも特徴で、爽やかな風味とパチパチの泡がもたらす、すっきりとした味わいはまさに今の時期にぴったりです。
 
実は、「キンタ・ダス・アルカス」には「間違いなく日本のお客様に喜んでいただける!」と自信をもっておすすめするもう一つのワインがあります。


アルカス・アレンテージョ・レゼルバ
 
現地で飲んだ時、「これはあの人気ワインにも勝るかも!?」と日本でのヒットを予感した1本。
まず、グラスに注がれた瞬間の色調の濃さに驚きました。
ぎゅっと凝縮した果実味とバランスの良い味わいは、その場の全員が納得。
フレンチオークで8カ月樽熟成を行い、ブラックベリーなどの黒い果実にカカオやスパイスの風味を感じる濃厚ワインです。
 
どちらも、初回入荷時はすぐに売り切れてしまい、ようやく今月再入荷を果たしました。
自信を持ってお届けできるポルトガルワインとなっておりますので、是非多くのお客様に一度お試しいただければと思います。
 
ポルトガル買付隊 岩谷

これだけ頼めば間違いなし!大好評「サマーワインセット」

今、多くのお客様にお求めいただいているセットがございます。
それがこちらのサマーワインセット。

この夏にこそ飲んでいただきたい、スパークリング、白ワイン、赤ワインを揃えた計4本のセットです。
しかも!こちらのセットは「送料」「クール代金」もサービス!
 
「色々迷うことがなく、これだけ頼めば自宅用ワインが揃って助かります!」
「1回頼んだけれど、気に入って追加注文しました。」
 
全国のお客様からもありがたいお声を頂戴しております。
 
中でも、こちらの「ローラン・ギヨ赤 2016」は現地でもその味に驚き、ぜひともお客様に楽しんでいただきたいと選んだ1本。

グラスに注ぐと、濃厚で艶やかな色合いが高級感を醸し出し、芳醇な香りが立ち上がります。口に含むと程よい酸味と癖になるスパイシーな味わいが広がり、ぎゅっと凝縮した果実味が溢れて樽熟成の余韻がしっかりと残る…。
 
「美味しい…!これが匠の手掛けるワインなのか!」と現地で感動したことを今でも覚えています。
 
ギヨさんと出会ったのは15年以上も前のこと。


様々なヌーヴォーを探し続けて、満場一致で「おいしい!」と買付隊が納得したのがこのギヨさんのワインでした。
 
それ以来、ほぼ毎年現地を訪れ、そしてギヨさん自身も日本に来日して毎年進化する素晴らしいボジョレー・ヌーヴォーを造り続けてくださり、名実ともに「ボジョレー・ヌーヴォーの匠」としてお客様からもご支持をいただいております。


そんなギヨさんが「南フランスで、気軽に飲めて美味しいワインを造る!」と、新天地に新たな可能性を求めたのが、このワイン。

南フランスの中でも「コート・デュ・ローヌ地方」のぶどうを使ってつくられており、シラーと呼ばれる品種から織り成す果実味とスパイシーさが見事に表現されていました。
 
試飲した我々の反応を見たギヨさんが
「日本のお客様が絶対に喜んでもらえるワインが出来上がったよ」
 
と熱く語ってくれたのがとても印象的でした。

実は、こちらのワインが入った5,000円セットの他に、プレステージワインを揃えた10,000円セットもご用意しております。


もちろんこちらのセットも「送料」「クール代金」はサービス!
「今日の食卓にはどんなワインがいいだろう?」
もし迷っているようでしたら、こちらの「サマーワインセット」をお楽しみ下さいませ!
 
全国のお客様からのご注文を心よりお待ち申し上げております。
 
高澤

No.1ワインの理由

夏の暑い日が続いており、やはりスパークリングワインや白ワインが飲みたくなり、お陰様で当店オリジナルの夏限定ワインである「リッチランド・ヌーヴォー」や「タッキーノ・フリッツァンテ」好評をいただいております。

しかし、この時期であっても7月の売上No.1ワインは赤ワイン…!「ストーンヘッジ・メリタージュ・ナパヴァレー2017」なのです。

正直、その結果に驚きました…。
たしかに美味しい…でも、何故これだけお客様にご支持いただけるのか、その理由を改めて探るべく先日スタッフがブラインドテイスティングを実施いたしました!

様々なワインショップで、同価格帯かつ近い産地のワインを探して5種類用意。 スタッフも真剣に1本1本のワインをテイスティングしました。

すると… どのワインにも良さがありましたが、最終的には全員の評価が「5番目のワイン」に集中しました。

【テイスティングコメント】
「5種類の中で最もバランスが良く、滑らかな口当たりであり上品。飲み飽きない。」
「果実味も渋みもバランスが良く、食事にも合わせやすい為どんな場面でも飲みたいと思わせてくれる。」
「香りがほかのワインとは全く異なり、ミントや、ハーブを思わせる。果実味、渋み、酸味共にバランスが良く、思わず飲み進みたくなる味わい。」

そのワインこそが、「ストーンヘッジ・メリタージュ・ナパヴァレー2017」だったのです!

ただ飲みやすいだけではなく、そのバランスの良さや複雑味が「また飲みたい!」と思わせる理由だったことが改めてわかりました。

今や観光地としても有名になった、高級ワイン産地であるカリフォルニアナパヴァレー。
優れたワインが生まれていることは事実ですが、その価格は年々上昇し、気軽に飲める美味しいワインは正直少なくなってきてしまいました。

「もう、手頃の価格で美味しいナパヴァレーワインを提供するのは難しいのか…」

そんなときに出会ったのが街はずれの小さな商店とも思えるところにテイスティングルームを構え、信じられないような素晴らしいワインを手掛ける「ストーンヘッジ・ワイナリー」でした。

なんと「ブランドがなくても美味しいワインなら売れるインポーターは、ヴィノスやまざきしかない。」と、現地で評判を聞き訪ねてきたとのこと。」

「とにかくお客様の声を優先する」というストーンヘッジは、多くのナパヴァレーのワイナリーが年々価格を上げても踏みとどまり、今ではヴィノスやまざきのお客様のためにぶどうを買い付け、オリジナルワインを造ってくれるようにもなりました。

そして「3000円でとびきりおいしいナパヴァレーのワインが欲しい!」と彼らに依頼し、現地まで足を運び試行錯誤を繰り返して造り上げたのがメリタージュシリーズでした。

その年その年のぶどうの育成状況を見て、ストーンヘッジが現地で築き上げた素晴らしいぶどう農家とのコネクションを駆使してベストなぶどうを選定します。

2017年ヴィンテージは、ナパヴァレーの中でも注目の産地クームスビルのものをメインに使用。とても小さいエリアながら冷涼な気候で収穫量が少なく、繊細さと凝縮感を兼ね備えたぶどうが収穫されます。

その他ナパヴァレーの中でも特に高級ワイン産地として知られるオークヴィルやラザフォードのぶどうを一部使用することで、飲み飽きない複雑味を演出しています。

それにも関わらず、この価格…。

改めてこのワインの人気の理由を再確認しました。 1年を通じてお楽しみいただける当店のNo.1ワイン、是非ともお楽しみ下さいませ。

高澤

食いしん坊Cookブログ【自宅でロワールへのプチ旅行気分! ~チーズ×ワイン 編~】

「シェーブルチーズ」というのをご存知でしょうか?
シェーブルというのはフランス語で「山羊」のこと。
文字通り、山羊の乳でつくられたチーズで、牛乳からつくるチーズより歴史は古いと言われています。
山羊特有の強い個性のある風味で、それにやみつきになる人も多い反面、決して万人に愛されるチーズではありません。
 
そんな中、先日スタッフより
「このシェーブルチーズが案内しづらくて困っています・・・。」
と相談がありました。
それがこの「クロタン・ド・シャビニョール」というチーズです。



通称クロタンと呼ばれ、フランス・ロワール地方で造られるピンポン玉サイズのチーズで、シェーブルチーズの中では最も知名度が高いチーズの1つです。
 
そんなクロタンですが、熟成状態により味わいが様々に変化します。
時間の経過とともに少しずつ周囲にカビが生え水分が抜けていき、小さくなり味も濃縮しながら熟成していきます。
フランスのマルシェ(市場)では、熟成の程度が違うクロタンが並べて売られており、買いに来る人たちはその熟成の程度によりチーズの食べ方を変えて、ワインと一緒に楽しんでいます。

特に熟成が進み、触っても潰れないくらいの固さになったものは、シェーブル特有の香りと辛味が強くなる一方、他に形容しようがないくらい素晴らしい風味を楽しめるため、チーズ好きはあえて熟成タイプを選ぶ方が多いと聞きます。

しかしながら日本では、クセの強いチーズを食べ慣れなれている方は少ない…。
そのスタッフは、熟成が進んだクロタンをどのようにご案内したらいいのか分からず困っていた、とのことでした。


そこで本日の食いしん坊Cookブログでは、フランスのビストロで定番の、「焼いたクロタンのシンプルなサラダ」をご紹介いたします。
誰でも簡単にでき、食べやすく、かつ本格的なフランス料理ですので、ぜひ地元産のワインとお楽しみください。

クロタンチーズの酸味と野菜のフレッシュな味わいは、同じ産地の「ジボー・ソーヴィニヨンブラン」との相性が抜群です!
 
今回使用したクロタンですが、フランス・ロワール地方で最も有名なチーズです。
ロワール地方と言えば、ソーヴィニヨン・ブラン種を使用した辛口白ワインが多く、特に「サンセール」や隣接している「プイィ・フュメ」では、高級な白ワインも数多く存在します。
 
私自身も現地を訪れ、“誰もが納得できる白ワインを探す”ため、フランスの白ワイン銘醸地を訪れ、およそ80種類のワインを試飲しました…


特にサンセールでは地元のホテルに滞在し、レストランやワインショップなど地元の人たちから美味しいワインを造る蔵元の情報を聞き、次の日にはそのワイナリーへ向かうという、朝から晩まで絶え間なく様々な蔵を訪問していきました。
 
「白ワインで有名な地域なのだから、すぐ見つかるだろう」と思っていた我々の考えとは裏腹に、買付は難航し、納得できたワインはほとんどありませんでした。
 
そしてサンセール村を後にし、帰りの飛行機に乗るための途中路、運命的な出会いがあったのです。

それが、夫婦2人でぶどう栽培からワイン造りまで行う「ドメーヌ・ド・ジボー」でした。

 
サンセール村からも離れ、決して高級なワインばかりが造られるエリアではない地で、周囲より収穫を遅くし、極力農薬等を使わないで造る蔵元です。
 
彼らのワインを飲んだ瞬間に、
「これがロワールのソーヴィニヨン・ブラン…?」と全員が戸惑ってしまうくらいの果実味。
今まで試飲をしてきた他のワインとは違う!ということがその一口で分かりました。


完熟にこだわり、現地で一番遅い収穫になることもあるそうで…。
病害虫のリスクは高まりますが、その分糖度が高く凝縮感のあるぶどうが収穫できます。
 
そのぶどうを、時間をかけて低温抽出することでソーヴィニヨン・ブランらしいハーブのような爽やかさに加えて、驚く程のコクが表現されるのです!

その後現地のソーヴィニヨン・ブラン品種の世界大会ではこの蔵元のワインが1位を取り、名実ともにNo,1の座を獲得したのです。
いまでは白ワイン売れ筋No,1に挙げられることも多く、店頭の在庫がなくなってしまったときには、ケース単位で入荷待ちのお客様がいらっしゃいます。
 
「本当にこのワインに出会えてよかった。このワインを飲まなかったら、きっとソーヴィニヨン・ブランを嫌いになってしまっていたかもしれない・・・。」
当時を振り返ると、心からそう思います。


ぜひ「クロタンチーズ×ジボー・ソーヴィニヨンブラン」をお召し上がりいただき、ご自宅でプチ・ロワール旅行を楽しんでください!
 
今ではソーヴィニヨン・ブランが大好きな 岩谷
 
 

やっぱり南フランスワインが好きなんです…

ヴィノスに入社したのはもう十数年前のこと。
 
ワインの魅力に憑りつかれ、単独で南フランスへワイン留学を敢行。
以降、南フランスワインを啓蒙すべくヴィノスやまざきに入社しました。
 
入社してからは様々なワインを飲んでいますが、やっぱり今でもよく飲むのはラングドッグ地方のワインが多く、中でもこの時期に欠かせないのが「ラ・グラーヴ・メルロ」です。


食欲をそそる赤い果実の香りが立ち上がり、口に運ぶと柔らかくスムースに流れ込んでいます。そこからは香りよりももっと凝縮された果実感が広がり、飲みごたえと酸のバランスが抜群です。
この時期には少し冷やして飲むのが、温度によっての味わいの違いが楽しめるため、このワインの魅力を一層感じることができます。
 
今ではヴィノスを代表する南フランスワインとしてお客様に愛されていますが、実は、このワインを手掛けるオロスケットさんとの出会いの裏にはヴィノスやまざきの壮絶な苦労話があったのです…。



ヴィノスやまざきが、お客様の声で“安くて旨いワイン”を探し、南フランス・ラングドック地方から「シャトー・レゾリュー」のワインを借金してコンテナ輸入した話は、社内やお客様、また多くの雑誌で紹介されたこともあり、よく知られた話となりました。
 
「シャトー・レゾリュー」は大ヒットとなり、6ヶ月で売る目標だった1コンテナ分が1ヶ月で売り切れました。
しかし、そこは小さな蔵元だったため、その後しばらく在庫が足りず欠品してしまうことになります。
多くのお客様やレストランからもレゾリューを購入したいと、ありがたいお話をいただいても商品がない…。
 
そんな状態が続くのを避けるためにも、レゾリューの代替えワインを探すことになりました。
 
その際いくつかの蔵元のワインを輸入いたしましたが、多くの蔵元は有名になったら、生産量が増え「質が変わってしまった」とお客様から声があったり、価格をあげたり、挙句の果てには他のインポーターに移ってしまったり…。
なかなかヴィノスの考えに賛同して、日本のお客様のためにいいワインを提供し続けてくれる蔵元はいませんでした。
 
そして、苦難の後に出会ったのが、ワイン造りを始めたばかりのオロスケットさんです。


我々がオロスケットさんの叔父にあたる方の蔵元を訪ねたことがきっかけで、甥であるオロスケットさんから「是非、自分のワインの味も見てくれないか?」と連絡が入りました。
 
早速現地で味をみると、とても素直できれいなワイン。
 
レゾリューとはスタイルが違い、「まあ美味しいけど・・」というのがその時の素直な感想でした。
 
しかし、オロスケットさんは大変謙虚で向上心が高く「日本のお客様のためにはどんなワインを造ったら良いのか、是非アドバイスしてほしい!」と、頼んできました。
以降、毎年のようにオロスケットさんの元を訪ねては様々なディスカッションを重ねて、日本のお客様の好みや要望を伝えました。
 
「もっと凝縮感のあるぶどうを造ってほしい」と言えば、1本当たりの収穫量を減らすことで、ぶどう1粒の果実感を高めてくれたり…


「白ワインは、濃くても酸を大切にしてほしい」と伝えると、彼自身が真夜中にヘッドライトを付けて夜間収穫(ナイトハーヴェスト)をして酸の残るぶどうを収穫してくれたり…


こちらが伝える要求を、次から次へと実現していってくれたオロスケットさん。
 
ついに、現地のコンクールでも、最高金賞を獲得し「南フランスの英雄」として紹介されるなど、地元でも第一人者と言われるまでになったのでした。
 
さらにその向上心は留まることなく、ヴィノスやまざきが2年に一度開催している、ワインと日本酒のフェスティバル『蔵の祭典』にオロスケットさんを招待した際は、世界各国のワインをテイスティングし、「自分ももっと良いワインを造らないと・・・」と刺激を受けたそうで、今でもその品質は向上し続けています。
 
それでも価格は上げず、ずっと同じ価格で素晴らしいワインを提供してくれるオロスケットさんの心意気や謙虚さ。味わいはもちろん、その実直で真面目な人柄だからこそ、長年お客様に愛されるロングセラーワインになったのだと思います。


 ウルグアイやポルトガルなど、新進気鋭の蔵元のワインももちろんオススメですが、ぜひこの夏に当店の原点とも言える“南フランスワイン”を改めてお楽しみ下さい。
 
南フランス 買付隊員代表 鶴見
 

南アフリカなのに1位の白ワインって・・・

ワインが好きでヴィノスやまざきに入社し、ソムリエの資格も取得しました。

しかし、未だに、「なぜこのワインが売れているんだろう。」と、わからないことも時々あります。

その中の一つがボーモンという南アフリカの白ワイン。

南アフリカ?

ワインなら、フランス、イタリア、ドイツ、いや、カリフォルニアワインにオーストラリア・・・
南アフリカのワインがなぜ?

しかも価格が取り立てて安いわけではない・・・

ひそかに美味しいとロングセラーではありましたが、日本経済新聞の「NIKKEIプラス1 何でもランキング」の企画でなんと一位になってしまい、その人気は不動のものとなりました・・・。

確かに美味しい・・・。
芳醇な香り、とりわけ青りんごを思わせるようなフレッシュで爽やかさがありながらも、口に含むと蜂蜜のような濃厚な味わいが広がります!果実味をしっかりと感じながらも絶妙な酸のバランスは、高級ブルゴーニュに引けをとらない繊細さと上品さを感じます。

でもなぜ、このワインを取り扱うことになったのか?
聞いてみると・・・

今からおよそ15年前。
南アフリカのワインの品質が上がり始めた頃、南アフリカ政府から「すべての南アフリカワインを試飲する展示会をケープタウンで開催するから、是非来てほしい」とのこと。

当時はまだ現地に行く飛行機の利便性も悪く、2回乗り継ぎで40時間位かかりました。また、治安が安定していなかった時代・・・。
その条件下の中、現地で数百種類の試飲をするということで、参加したインポーターは2社のみ。
その1社がヴィノスやまざきだったのです。

現地に向かったのは「ヴィノスで一番のワインマニア」とも呼ばれる現会長の種本。
同行したのは、ブルゴーニュで醸造を学んだ経験のある「フランスワインしか認めなかった」寺田。

飛行機の欠航もあり、40時間どころではない時間を経て、現地に到着・・・すべてのワインの試飲が始まりました。

実際、南アフリカのワインはヴィノスやまざきの厳しい試飲で納得できるものは少なく・・・。
「本当に美味しいワインは見つからないのか・・・」と半ば諦めかけていました。

そんな時に「え?これ、高級フランスワイン以上に美味しいのでは?」と、出会ったのが、ボーモンのシュナン・ブラン品種を使ったワインです。

シュナン・ブランは南アフリカで最も栽培されているぶどう品種。
まろやかなコクと適度な酸味を持ったバランスの良い品種ではありますが、故にそこまで大差がなく平凡な味わいになりがちです。

しかし、ボーモンのシュナン・ブランだけは違いました。
そして、現在も人気のあと数件のワインだけが、突出して美味しかったと、会長は言います。

美味しいワインを見つけた・・・が、これだけでは終わりません。
当時はまだ治安が良くなかった南アフリカ国内を、レンタカーを借りて実際に回ることになりました。

辿り着いたボーモンは、南アフリカでも決して有名とは言えない「ウォーカーベイ」というエリア。

中でもボーモンがある南アフリカのケープ地方の南にあるウォーカーベイ地区は、海から10km程しか離れていないため海流の影響もあり、酸度と果実味がしっかりとしたぶどうが出来上がります。

家族経営の小さな蔵元であり、現在はセバスチャンさんがぶどう栽培からワイン造りまで全ての責任者を担っています。

特に、シュナン・ブランの白ワインには力を入れており、彼が造るシュナン・ブランは、他の南アフリカのワイナリーが、お手本として買い求めるほど。

つまり、南アフリカだからではない、ボーモンだから輸入を決めたということなのです。

「ヴィノスって奥が深い・・・」
そんな私がいただいた、南アフリカへの研修の機会。

今は近代的になり、国全体で自然な造りを目指し、品質も向上した南アフリカですが、やはりボーモンは遠く、本当に小さな家族経営の蔵元。現地を訪問した時に、4年前に社長が植樹したぶどうの樹が育っていました。

ヴィノスって、1本のワインのためにそこまでするんだ・・・

南アフリカの研修で学んだことは、ヴィノスのワインに対するパッション。
我々はその思いを引き継いでいくんだ。と、決意した瞬間でもありました。

そんなボーモンのワイン、是非、この暑い季節に冷やして楽しんで頂ければと思います。

南アフリカ研修二期生  高澤 励士

ワインのことならお任せください!「GOYOKIKI(御用聞き)」サービス再始動

3月~6月まで行っていた、お客様のお好みに合わせてワインやおつまみ、日本酒をセレクトする「GOYOKIKI(御用聞き)」サービス。
たくさんのご利用、ありがとうございました!
 
6月より全店舗が営業を開始した段階で一度サービスを終了いたしましたが、以降多くのお客様から「GOYOKIKIを再開してほしい!」との声をいただいております。
 
そこで・・・
本日7月23日(木)から8月31日(月)まで、期間限定で再開することが決定いたしました!


 
■「GOYOKIKI」サービスとは?
お客様のお好みに合わせて、ご自宅で楽しむワインやおつまみ、日本酒の御用聞きを承ります。
 
前回実施時は、
「外出をできるだけ控えたくて…」
「忙しくて、なかなか営業時間内にお店に行けなくて…」
など、さまざまなシーンで多くのお客様にご利用いただきました。
 
いつもはヴィノスやまざきの店舗へご来店いただき、顔なじみのスタッフに
「この料理に合うワインありますか?」
「この前飲んだワインが美味しかったのですが、他に似た味わいのおすすめワインはありますか?」
とお声がけいただくこともあるかと思います。
 
しかし、「GOYOKIKI」サービスをご利用いただけば、店頭にお越しいただく必要はありません!
 
いつもご利用いただいているお店や通販部(TEL:0120-740-790)にお電話をいただければ、スタッフが皆さまのご質問ご要望にお応えいたします。
もちろん、お電話だけではなく各店へのメールや公式LINEアカウントでもご案内をさせていただきます!
店頭にお越しいただいている時と同じように、お気軽にスタッフにお申し付けください。

そして、お選びいただいた商品は、お客様のお手元へ「代引配送」でお届けいたします。サービス期間中は「代引手数料」さらには「クール代金」はいただきません
ワインだけではなく、ワインに合うチーズやおつまみも、安心してお選びいただけます。
 
GOYOKIKI」サービスの詳細はこちらから▼
https://www.v-yamazaki.co.jp/shop/t/t1008/

各店舗へのご連絡先はこちら▼
https://www.v-yamazaki.co.jp/blog/storelist/
 
でも「何をどう頼んだらいいか分からない…」
そんな時もご安心ください!
スタッフが、商品選びからお手伝いいたします。
たとえば実際に、このようなお電話をいただいたこともありました。
 
「GOYOKIKIサービスを利用したいのですが、ワインのことがまったく分からず…
今週末、お料理に合わせたいのですが、おすすめはありますか…?」
 
この時にご紹介した商品が、こちらのスパークリングワインです。

ペール・ギヨ メソッド・トラディショナル
 
グレープフルーツのような爽やかな果実の香りにあふれ、フルーティーさとキリっとした酸味とのバランスが抜群の、スパークリングワイン。
前菜からメインまで、幅広いお料理にぴったりの味わいで、これからの季節、ご自宅に常備しておきたい一本です。
 
 
手がけるのは、毎年人気No.1のボジョレー・ヌーヴォーを手掛け、ワイン醸造歴30年以上のキャリアがあり、ワインの匠として知られているローラン・ギヨさん。

 
ギヨさんとの出会いは、今から15年以上前。
フランスのボジョレー地方に、ワイン造りに情熱を傾ける若手生産者がいるとのことで、初めて訪問しました。

 
「美味しい…!」
と、一口飲んで、その凝縮感に驚いた買付隊。
 
あれから約15年間、当店のボジョレー・ヌーヴォーと言えば「ギヨさんのヌーヴォー」と呼ばれるくらい、本当にたくさんのお客様の声を頂戴しました。
 
ギヨさんは、「最高にコスパなワインを造る!」と、ボジョレー以外の地域の畑も開拓し、長年の経験を活かしてワイン造りを行っています。
常にぶどうも完熟をギリギリまで待ってから収穫するなど、ワイン造りに一切妥協しません。


 そんな匠のギヨさんが、シャンパーニュと同じ瓶内二次発酵製法で造る、スパークリングワインが「ペール・ギヨ メソッド・トラディショナル」。
 
じつは、プライベート用のため、生産量が限られるのですが…
長年の付き合いがあるからこそ、譲っていただくことができました。
 
ただ今、こちらのペール・ギヨ メソッド・トラディショナルが入った「サマーワインセット」もご用意しております。
GOYOKIKIサービスのご利用ですと、クール便・代引手数料も無料でお届けが可能ですので、ぜひお見逃しなく!


 
GOYOKIKIサービスでは、お客様一人一人にあった商品を、ご提案させていただきます。
 
Go toキャンペーンのお供にも、また連休中はおうちでゆっくりされる方も。
お気軽にお電話(TEL:0120-740-790)またはLINEやメールにてお問い合わせ下さい。
 
あなたの専属ソムリエこと 本島

いよいよ明日解禁!「家族」の絆から生まれた「夏ワイン」

先日解禁したばかりの「リッチランド・ヌーヴォー2020」は、もうお召し上がりいただきましたか?

そして、いよいよ明日・・・
ヴィノスやまざきの、もう一つの夏の風物詩「タッキーノ・フリッツァンテ」が解禁します!

タッキーノ・フリッツァンテ」は、北イタリアの小さなぶどう農家が造る、ほんのりとした泡が心地良い、微発泡の辛口ワインです。

は、数年ぶりに輸入が実現!
レモンやグレープフルーツを思わせる柑橘系のすっきり爽やかな味わいで、夏の食卓に欠かせません。

は、とてもふくよかで、濃厚ながらやさしい渋みが特徴。
一度飲んだら病みつきになってしまう味わいで、毎年リピートされるお客様がとても多いワインです。

造り手である「タッキーノ」の当主ロミーナさんは、ヴィノスのイベントで何度か来日したこともあり、日本が大好き。

「日本のお客様に早く召し上がっていただきたくて、待ちきれない!」
と、メッセージが届きました。

タッキーノは、ぶどう栽培から瓶詰めまでを一貫して行う、家族経営の生産者。

祖父の代には自家用ワインを、
父の代にはレストラン用にワインのタンク売りを、
そして3代目のロミーナさんとその兄弟が、念願の自分たちのワイン造りを始めました。

情に厚く、家族思いのロミーナさん。
女性ながら、ワイン造りへの情熱は人一倍で、家族と協力し合いながら、力のいる畑仕事も全て自らの手で行っています。
日によく焼けた肌が、それを物語っています。

タッキーノは、北イタリア屈指の銘醸地ピエモンテ州の中でも、「モンフェッラート」とよばれる丘陵地帯でワイン造りを行っています。

彼らの畑も、丘の急な斜面に広がっていて、現地を訪れた買付隊も
「気を抜くと、滑り落ちてしまいそうだった・・・」
と話していたほど。

機械での収穫はできないため、手作業で一つ一つぶどうを丁寧に収穫しています。

そんな小さな蔵元ながら、イタリアの有名評価誌『ガンベロロッソ』では、その年の最高評価にあたるトレビッキエーリ(3つ星相当)の常連

トレビッキエーリ受賞ワインは「サッシカイア」など有名ワイナリーが多く名を連ねており、それに並んで高い評価を毎年安定して獲得している、確かな実力を持った蔵元です。

生産量に限りがあり、通年供給してもらうことが難しいため、このワインを一番美味しく楽しめる夏の季節にだけ、特別に造っていただいています。

「ヴィノスやまざきや、日本のお客様は、皆いつも優しくて家族みたい」と話していたロミーナさん。
彼女が日本のお客様のことを思って造る「タッキーノ・フリッツァンテ」は、夏の時期にしか飲めない限定ワインです。

この夏、ご自宅用にももちろん、離れて過ごすご家族や友人など、大切な人に贈るのもおすすめですよ。

本島

ワインバー再開!お客様が支持する実力派南米ワイン!

皆様こんにちは!
ヴィノスやまざき有楽町店店長の芳賀です。
 
先日7月17日(金)より、有楽町店、西武渋谷店、新静岡セノバ店、京都店で長らく休業しておりましたテイスティングバーの営業を再開いたしました。


長い間、開業について多くのお問い合わせをいただいておりました。
今回お越しいただいたお客様が楽しまれる様子を見て、私たちスタッフも大変嬉しく思っております。


 
また、営業再開にあたりまして新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、席数や一部提供メニューの制限、検温や消毒等を実施しております。
 
合わせて、混雑時におきましては各店事前予約を実施しておりますので下記の予約フォームもしくは直接対象店舗へご連絡下さいませ。
 
【テイスティングバー予約フォーム・店舗連絡先】
有楽町店▼
https://coubic.com/vinos-yamazaki/742544
03-5224-6391
 
西武渋谷店▼
https://coubic.com/vinos-yamazaki/790585
03-5728-1169
 
新静岡セノバ店▼
https://coubic.com/vinos-yamazaki/418094
054-266-7186
 
京都店▼
https://coubic.com/vinos-yamazaki/829266
075-253-0808
 
一部、店舗の営業時間と異なる場合がございます。何卒ご理解の程よろしくお願い申し上げます。

 
現在、テイスティングバーをご利用のお客様については2,000円(税抜)以上のワインのお持込については、抜栓料をサービスとして、店頭価格でワインをお楽しみいただけます。
 
その中で「この時期、このワインをゆっくり飲んで楽しむのが好きなんです!」と人気のワインがあります。
 
それがこちらの「ガルソン・アルバリーニョ・レセルバ


抜栓したては、この時期にぴったりの心地よくフルーティーな酸味があり、桃や柑橘系を思わせるフレッシュな味わいですが、時間が経ち温度が上がるとグっとコクが増して、また違う一面を見せてくれるワインです。
「ゆっくり楽しみたい」というお客様がいらっしゃるのも頷けます!


このワインを手掛けるのは南米の産地「ウルグアイ」の蔵元「ボテガ・ガルソン」。
日本ではあまり見かけないワイン産地ではありますが、この「ボテガ・ガルソン」は専門誌での高評価を数多く獲得し、著名なワインジャーナリストが次々と訪問するなど、近年注目を浴びている蔵元です。
 
最初は「ウルグアイのワインが、日本で売れるのだろうか?」と、私も含め多くのスタッフが半信半疑でした。

実際に試飲をしてみると、確かに美味しいしクオリティもとても高い。彼らの十八番のぶどう品種である”タナ”を使った濃厚でコクのある赤ワインは、牛肉消費量世界一の国で楽しまれるのにふさわしい、肉料理にぴったりな味わいです。

しかし、ワインの産地としては日本では全くの無名…さらに、調べてみると、ヨーロッパや南アフリカよりもさらに遠く、ウルグアイから日本に到着するまで、船便で2カ月以上もかかることが分かりました。
 
そこで、最初は試しに少量だけ輸入し、当店の試飲イベント『蔵の祭典』でお披露目を行いました。
「無名産地のブースにお客様が来てくださるだろうか?」そんなスタッフの不安をよそに、ボデガ・ガルソンのブースは長蛇の列に!


最近では「あのウルグアイのワイン、美味しかったよ!また買いに来たけどありますか?」というお声もいただくほど。
おかげさまで大人気ワインとして、コンテナ単位で輸入できるようになったため、1年を通じてご案内できるようになりました!
 
買付隊が現地を訪ねその美味しさの秘密に迫ったところ、そこで目にしたのは畑を1000以上の区画に細かく分けて、徹底的に丁寧にぶどう栽培を行う様子でした。


なぜそこまでするのか?と聞くと「畑に起伏が多くて地形が複雑だから、たとえ隣の区画でも、日当たり一つ全然違ってしまうんだ。とにかく、良いぶどうを造ろうとした結果だよ。」との答えが。
 
だからこそ、様々な品種をベストな状態で収穫しこんな素晴らしいワインができるのだと確信したのです。
 
そして、最近更にうれしいニュースが飛び込んで参りました!
世界最大級のワインコンペティション「インターナショナル・ワイン・チャレンジ」(IWC)を主催するウィリアム・リード社が主催する、ワイン観光に取り組む世界最高のワイナリーを選ぶ「ワールズ・ベスト・ヴィンヤード・アワーズ 2020」(World's Best Vineyard Awards 2020)において、ガルソンが見事第2位に選ばれたのです!▼
https://www.worldsbestvineyards.com/2/
 

今後もますます目が離せないガルソンのワインは、各店テイスティングバーでも。
そしてもちろんご自宅でもお楽しみいただけます!
 
ぜひ今年の夏の1本に、こちらのワインをお召し上がりくださいませ!
 
有楽町店 芳賀
 

夏のシャンパーニュは「ブラン・ド・ブラン」!

今日は各地で気温30度を超える真夏日となりました。
いよいよ夏本番となり、やはりこの時期に飲みたくなるのはシャンパーニュ!

中でも「ブラン・ド・ブラン」造りの「ジャン・ミラン・トラディション」はこの夏に是非オススメしたい1本です。

香りは爽やかな青りんご、白桃のようなフレッシュ感が立ち上がります。
口に含むとキメの細かい泡、香り同様フレッシュかつキレがありながらもしっかりとした果実感のある味わいが広がります。
そして、最後にはバターやバニラのような風味が余韻として残り、シャンパーニュらしいエレガントさんをしっかり感じさせます。

「ブラン・ド・ブラン」とはそもそも一体何のことなのでしょうか?
実は白ぶどう100%で造り上げるスパークリングのことを指します。

「白いシャンパーニュは白ぶどうから造られるんじゃないんですか!?」

そう思われる方も多いかもしれませんが、主なシャンパーニュは黒ぶどうと白ぶどうどちらも使用して造られます。

色素を含む果皮を加えずに果汁だけを発酵させることで、黒ぶどうからも白ワインのような色調で造ることが可能なのです。

白ぶどうからは爽やかでフレッシュな味わい、黒ぶどうからはパワフルで力強い味わいが演出されます。

そのため、夏には爽快感ある「ブラン・ド・ブラン」の人気が高まり、この時期はシャンパーニュのお問い合わせも増えるのですが…

シャンパーニュについては使用できるぶどうに制限があり、その地域性から栽培も難しいとされています。

それ以外にも様々な厳しい規定が設けられていることから、他のスパークリングワインに比べて価格は高くその金額は年々上昇しているのが現状です。

そのため、お客様からも「格別に美味しいシャンパーニュは、高いものばかり…本当に美味しくてコストパフォーマンス抜群のシャンパーニュを探してきてほしい。」というリクエストがあとを絶ちませんでした。

その声を受けて買付隊はシャンパーニュ地方のあらゆる村を訪ね歩きました。

そして、探し回った末に辿り着いたのが、シャンパーニュ地方南部コート・デ・ブラン(フランス語で白い丘)に位置し、特級の格付けを持つ「オジェ村」。

その名前の通り、シャンパーニュ地方でも白ぶどうのシャルドネ種で有名な産地で、特にオジェ村は「ブラン・ド・ブラン」タイプのシャンパーニュを最も得意としている地域です。

村人を訪ね、「美味しいシャンパーニュの造り手を探しているのですが…」という私たちの質問に、どの村人も「それなら、ジャン・ミランに行きなさい。あそこなら、間違いないよ。」と教えてくれました。

早速蔵元を訪ねて話を聞くと、もともとはぶどう栽培農家で、なんと150年以上の歴史があるとのこと。当時栽培したぶどうは全て卸売してしまい、自分たちでシャンパーニュの生産は行っていませんでした。
ご主人のアンリ・ポールさんいわく、当時卸売していたお得意様の中には、シャンパーニュ好きならば誰もが知る有名シャンパーニュの生産者が名を連ねていたそうです。

そんな彼らが、本当に少量ではありますが自分達のぶどうを使って現在はシャンパーニュを造っており、その味わいに買付隊が全員に納得!そして、価格も有名メゾンの半分以下…。

すぐに直輸入を開始して、「ジャン・ミラン」は当店の蔵直シャンパーニュを代表する生産者の一つとなりました。

そして、我々はミランに更なる要望を届けました。

「手頃で美味しいシャルドネ100%でブラン・ド・ブランのシャンパーニュを日本のお客様のために造ってほしい」

最初に申し上げたように、制限や規定が多いシャンパーニュの中で単一品種のシャルドネのみで造り上げれば希少性はさらに高まり、やはり価格の上昇は否めません。
しかし、ジャン・ミランは見事に5,000円を切る価格でこの「ジャン・ミラン・トラディション・ブリュット」を造り上げてくれたのです!

この夏、是非とも「ブラン・ド・ブラン」の味わいに酔いしれて下さい。

高澤

食いしん坊Cookブログ【鰻のボルドー風赤ワイン煮込み 編】

まもなく訪れる、土用の丑の日。
この日に鰻を食べると、「今年も夏が来たな・・・」と感じる方も多いのではないでしょうか。
 
鰻は日本だけでなく、世界中でも愛されている食べ物です。
たとえばフランスでは、ワインの銘醸地ボルドー地方が有名です。
 
我々がよく見る“ニホンウナギ”とは少し姿形が違う“ヤツメウナギ”を、地元ボルドー産のコクあり赤ワイン、香味野菜と一緒に煮込みバターで仕上げる、“ランプロワ・ア・ラ・ボルドレーズ(ヤツメウナギのボルドー風赤ワイン煮込み)”をよくビストロで見掛けます。
 
ソムリエの資格取得試験でもよくボルドー産赤ワインに合う料理として出題されるほど、現地では一般的な料理です。



しかし、“ヤツメウナギ”は日本では入手困難であることから、実際食べた事がある人は少ないかもしれません。
そこで本日の“食いしん坊Cookブログ”では、スーパーで購入した鰻の蒲焼から造る、『鰻のボルドー風赤ワイン煮込み』をご紹介します。
 
蒲焼だけではない、ワインに合う鰻の召し上がり方をご紹介いたしますので、ぜひボルドー産の赤ワインを用意して、お試しください!
 
こちらの料理には、ボルドー産赤ワインの中でも、メルロ種の比率が高いワインを使用するのが、より本格的に仕上げるコツです。
有名な産地では、右岸と呼ばれる地域の“サンテミリオン”や“ポムロール”といった、高級ワインを生み出す銘醸地があります。
そこでは、1本数万円から数十万円するグランヴァン(偉大なワイン)が、数多く存在しています。
 
本日のレシピで使用したのも、もちろんボルドー産の赤ワイン。
様々な有名ワイン誌において、高級グランヴァン以上の評価を獲得したこともある実力派「シャトー・ド・レイニャック」が造る、クラシックタイプのワインです。
 
レイニャックは、現オーナーのイヴ・ヴァテロ氏が、「5大シャトーを超えるようなワインを自らの手で造り上げる」と、16世紀から続く歴史ある蔵を1990年代に購入。
 
畑とワイナリーを全面改装し、今や世界中で注目を浴びる「ボルドーの革命児」的な存在の蔵元です。



ヴァテロ氏に初めて会った時には、
「有名シャトーに負けないボルドーワインを造る!」
「産地にこだわらず、最高の土壌で、今までの常識を打ち破るものを造る!」
そんな鼻息の荒いヴァテロ氏に、じつは最初は好感を持てなかったのですが・・・
 
ぶどう栽培に良いと聞けば自分の敷地に湖まで掘ってしまい、「ボルドーワインは長く熟成しなければ美味しくない」というイメージを覆すため、熟成中に樽をまわす醸造技術「オクソライン・システム」を使って美味しいワインを追い求めるなど、その徹底ぶりには脱帽せざるを得ませんでした。


今では、お互いに激論を交わし合う仲になりましたが、それも信頼関係があるからこそ。お客様の求めるワインをお届けしたいという熱い想いを共有する、良きパートナーです。



畑はサステイナブル(保全農法)を実践し、10年以上除草剤を使っていないとのことで、畑の周りには野生の鹿やウサギなどが生息するほど。自然に寄り添ったぶどう造りを行っております。
 
また、ぶどうの収量をボルドーの平均値から1/4以下に落とすことで凝縮感を高め、ワインに深い味わいを与えています。さらに、収穫時の選別も含めると全部で4回も選果を行い、より状態の良い粒だけを使用しています。



現に、国際的な審査会「クラスマン・デュ・グラン・ジュリー・ヨーロピアン」や「インターナショナル・ワイン&スピリッツ・フェア」では、メドック1級格付けワインを越える評価を獲得したこともあります。
 
そんなボルドーワインの歴史ある評価を覆したレイニャックが、クラシックスタイルで地元の方中心に愛されているのがこの「シャトー・ド・レイニャック」です。



樽の香りがハッキリとする新樽の使用を控え、古樽を使用することで落ち着きが出ます。 口に含むとゆっくりと鼻腔の奥に香りが広がり、口当たりは非常に滑らかでタンニン(渋味)は細かく、ブラックベリーの味わいだけでなく、スパイスや葉巻のような香りも感じられます。 飲むたびに変化する複雑味が楽しめるワインです。


最新ヴィンテージの2016年は気候、醸造共にパーフェクトな当たり年とのこと。
ビッグヴィンテージと言われる2009年や2015年に匹敵する出来栄えに仕上がったそうです。



そんなワインを、今回の料理に使用しました。
一晩漬けこむことで、鰻の皮や身にしっかりと赤ワインの風味が溶け込み、いつもの鰻料理とは一味も二味も違った味わいに。
バターを入れることで煮詰まった渋味も柔らかくなり、濃厚なソースをお楽しみ頂けます。
 
料理とワインを合わせるポイントの1つが、「料理で使ったワインをテーブルでも楽しむ」こと。
シャトー・ド・レイニャックと一緒にお召し上がりいただくと、ワインの重厚で複雑な味わいが、濃厚なソースと相まって、抜群のハーモニーを奏でます。
 
鰻とワインで、元気に夏を乗り切りましょう!
 
ソムリエ 岩谷
 

地元の皆様に愛されて5周年 ~愛されるワインとともに~

皆様こんにちは!
ヴィノスやまざき川崎アゼリア店、店長の富士宮です。

以前は同じ神奈川県内の店舗であるたまプラーザ店で勤務をさせていただき、この度6月から川崎アゼリア店の店長に着任いたしました。
 
そして時を同じくして、川崎アゼリア店は2015年7月にオープン以来今月で5周年を迎えます。


地元密着型の店舗として長きに渡り近隣住民の皆様、そして川崎駅をご利用の皆様に支えられてここまでこれたこと、本当に嬉しく思っております。
 
そんな川崎店では、あるワインが大人気です。
それがこちらの「シャトー・エルヴェ・ラ・ロック2015」


色合いは少し向こうが透ける濃い赤黒色。
赤い果実のフルーティーな香りがありながらも、カカオのような香ばしさも感じられ、口に入れるとしっかりと果実味とコクが感じられます。
程よい酸とあとから柔らかく感じるタンニンはフルボディながらも気品溢れる味わいです。
 
そして味わいだけでなく、お客様がこぞって「エルヴェさんのワイン」と呼ぶことから、親しみと愛情すら感じることができます。

 
このワインを手がけるのは「シャトー・ムーラン・オーラロック」という家族経営の小さな蔵元。
出会ったのは1994年。蔵元から直輸入を始めてから1年たった頃のことです。
 
当時、買付隊はボルドーにネゴシアン(フランスボルドーは、ほとんどのシャトーがネゴシアンと呼ばれる仲買人を通じて商取引を行っています)も通さず、なかなかワインを譲ってくれない、でも、地元では密かな話題のシャトーが「フロンサック」という、あまりメジャーではない所にあると知人から聞きつけ、訪ねていきました。


 フロンサックという土地のワインの品質を向上させる為、自分のシャトーだけでなく地域全体の畑の品質向上にも取り組んでいる方とのこと。
 
しかし、頑固そうで取っつきにくく、ワインは高級ワインにも負けない程のコクはあるものの、渋みが強い…
時間を置けばもっと良くなるのに、年代物はネゴシアン経由でなければ難しいのか・・(一般的にネゴシアンが飲み頃になるまでの年月を保管します)
と、思っていたら、奥のワインカーブに案内され、そこには何と10年以上前の素晴らしい年号のワインが熟成されていました!
 
「ネゴシアンに売らないで取っておいたんだ・・あなたたちのような人が来るのを待っていたんだよ。」と、ニコっと笑った笑顔がとても優しく、頑固ではなく、恥ずかしがり屋だということがわかった瞬間でした。


以降、ヴィノスやまざきが2年に一度開催する生産者とお客様を繋ぐイベント「蔵の祭典」にも参加していただくなど、日本にも何度も来ていただけるようになり、ヴィノスの先代の山崎巽とも意気投合。まるで親戚のようなお付き合いがスタートしたそうです。
 
新しいお店が出来た時は自ら店頭に立ち試飲をしてくれるなど、常にお客様の幸せを考えて、人間としても尊敬している、エルヴェさんとその息子のトーマ。


実は、あの著名なワイン漫画「神の雫」で紹介された時も、時価数十万円する高級ワイン「ペトリュス」と同等評価をとっても決して慢心することなく、「日本のお客様に飲んでほしいから…」と、素晴らしいワインを造ってくれる、現地でも一目置かれる、まさに真のグランヴァン(=偉大なワイン)を手掛けるシャトーなのです。


こちらは、そんなエルヴェさんとトーマのラストネームである「エルヴェ」の名前を付けたワイン。高級感はあっても、決して気取ることのない彼らの人間性がそのまま表現されたかのような1本です。


ヴィンテージの2015年は、川崎店が誕生した年。
このワインができるまでは何十年というワイン造りの経験を経て、さらにはエルヴェさんやトーマの愛情と想いがたっぷりと詰まっています。
 
そんな2人が手掛けたワインだからこそ、日本のお客様からも愛されるワインとなり得たのだと思います。
 
川崎店も、このワインのように多くのお客様に愛されるようこれから先も末永く精進して参ります。
 
ぜひ川崎店にお立ち寄りの際は、こちらの「シャトー・エルヴェ・ラロック 2015」をお手に取っていただければ幸いです。
 
これからもヴィノスやまざき川崎アゼリア店を、よろしくお願いいたします!
 
川崎アゼリア店店長 富士宮
 

いよいよ明日解禁!“夏ヌーヴォー”が入荷します!

お待たせいたしました!!
毎年大人気を頂戴しております、“夏ヌーヴォー”こと、「リッチランド・ヌーヴォー」が明日、いよいよ解禁です!


オーストラリアの家族経営の蔵元、「カラブリア・ファミリー・ワインズ」からこの時期限定でお届けする、日本のお客様だけの、今年2020年のヌーヴォー(新酒)です。


ヌーヴォーと言えばボジョレー・ヌーヴォーが有名ですが、新酒を意味する“ヌーヴォー”は実は様々な場所で生産することができます。
そこで、オーストラリアが日本との季節が逆であることを活かして、この時期だけご案内できるオリジナルヌーヴォーを“夏ヌーヴォー”として、「ヴィノスやまざきのお客様のために!」造っていただいているのです。

今年は入荷が危ぶまれましたが、何とか、本格的な夏を迎える前にご紹介できることとなりました。



そして気になる今年のお味は…!?

一昨日、日本の港に入港したばかりの「リッチランド・ヌーヴォー」。
品質のチェックを含めて、スタッフがこっそり試飲してみました!



「リッチランド・ヌーヴォー」には2種類あり、辛口白ワインの「リッチランド・ヌーヴォー・シャルドネ」と、ほんのり甘口微発泡白の「リッチランド・ヌーヴォー・モスカート」があります。


リッチランド・ヌーヴォー・シャルドネ

一口飲んで、驚きです!!
毎年ご案内しているシャルドネ・ヌーヴォーに比べて、果実の濃縮感がとても強いのです!
すっきり、さっぱりと楽しめ、カルパッチョや酢の物などと相性が良かった例年のシャルドネ・ヌーヴォーでしたが、今年はいつもより味が濃厚…!
「こんなに果実味がしっかりとあるシャルドネ・ヌーヴォーは初めてだね!」
「トロピカルフルーツや白桃のような果実感がすごい!」
「生のお魚もいいけれど、鶏肉や豚肉にも合いそう。」
といったテイスティングコメントに。

今回は特に、ぶどうの生育を左右する春先の天候が良好で、全体的な収量は少なくなったものの、その分一粒一粒に十分な栄養が行き渡ったことで味の濃いぶどうが収穫できたそうです。


さて、もう一方の「リッチランド・ヌーヴォー・モスカート」のお味は?

・・・まさに“ジューシー”!!
完熟のマスカットを頬張ったときの味わいが、口いっぱいに広がります。
ぶどう感たっぷりの甘さと、パチパチ弾ける微炭酸が心地よく、一口で笑顔になってしまうようなワインです。

「ただ甘いだけでなく、しっかり酸も感じるからいくらでも飲めそう!」
「ぶどうのコクがしっかりとしているため、氷を入れても楽しめますね。」
「家族全員で楽しめる!意外と食事にも相性が良さそう…!」

甘口ワインは食卓には難しいのでは?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実は夏に食べたくなる“エスニック料理”などとの相性が抜群なんです。
他にも、イタリアンでバジルを使ったパスタや、モッツァレラチーズのカプレーゼなどにも。
もちろん、飲みやすさ抜群のワインなので、食前酒としてもお楽しみください!


今年も期待大!のリッチランド・ヌーヴォーですが、ご予約されていらっしゃらないお客様も、明日7月18日(土)より店頭及びWEBショップにてお買い求めいただけます。
 
この時期、なかなか気軽に会いに行くことができない方へ2本まとめてのギフトにも大変オススメです。

ぜひ今年のヌーヴォーをいち早くお楽しみ下さい。

本島

【季節の読み物】ワインのプロに聞きました!鰻に合うワインとは?

来週、7月21日は土用の丑の日。

この日に鰻を食べる風習は諸説ありますが、江戸時代頃からというのが一般的です。
平賀源内が「本日丑の日、土用の丑の日うなぎの日、食すれば夏負けすることなし」と看板を立てたことで、夏の売上が芳しくなかった鰻屋を繁盛させた、という話があるそうです。

そんな歴史から日常的に鰻を食べるようになっていったわけですが…
ある店舗の新入社員から1つの質問がありました。
 
「鰻とワインは合うのでしょうか?」
お客様からもお声があったという素朴な疑問。
 
その答えは…ずばり合います!!

鰻は日本食のイメージが強いと思いますが、実はヨーロッパ始め世界でも食べられている魚です。
特にワインのフランスでは、ボルドーなどの大きな河がある地域で“ヤツメウナギ(ランブロワ)”という種類の鰻がいて、フレンチの定番として食卓に並びます。

では一体どんなワインが相性がよいのでしょうか?

本日は「インターナショナル・ソムリエ・ディプロマ」資格を持つ、業界でも屈指の実力を誇る西武池袋店店長の四家が、土用の丑の日に合わせて「鰻に合うワイン」を選んでもらいました!

 

~四家ソムリエコメント~
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鰻は蒲焼の場合、赤ワインがベストです。
中でも甘辛いタレにはラングドック地方で育った完熟ぶどう由来の果実味が、また炭火で焼いた時にできる鰻のコゲには樽熟成から来るスモーキーさを持つワインが、とても合います。
さらに山椒の風味は、シラー、カリニャン、グルナッシュといった南フランス品種由来のスパイシーさと通ずるものがあります。しかしながら、ワインは辛い物との相性があまり良くないので、かけすぎには注意です。

それをふまえておすすめのワインはこちら。

「シャトー・レゾリュー・赤ラベル2016」

口に含むと、南仏らしい、太陽の恵みをたっぷり受けたぶどうの香り。胡椒のようなスパイシーさと、柔らかい渋みがバランスの良さを感じさせます。
更に、お料理と合わせる際にとても大事になるのは、味とともに、そのワインの温度です。
一般的に「赤ワインは常温で」と言われていますが、これはフランスの基準です。
日本の気候に合わせるのであれば、夏場でしたら14度~16度くらいがベスト!
これは少し口の中が冷たくなるくらいの温度です。
 
今の時期に室温で飲むと25度くらいになってしまい、これではアルコールを強く感じすぎてバランスが崩れてしまいます。
夏場は湿度も高いので、冷蔵庫で軽く(20~30分程)冷やすくらいの温度で飲んだ方が食も進みますよ!
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このワインを日本に輸入したのは、今から約25年の蔵直ワイン開始当時に「本当にお客様の望んでいるワインは何だろうか」と試行錯誤していた時、あるお客様から「本当に美味しいワインは1万円位するね。私は毎日飲みたいから1000円代で1万円並の味のワインがあればケースで買うよ。」と言われましたことがきっかけでした。
 
そんな時、時を同じくしてフランス大使館の商務部の方が来店されたのです。
「フランスには無名の産地がまだまだありますが、なかなかそういうワインを大手インポーターは輸入してくれないのです。是非一度試飲していただけけませんか?」とのこと。
 
フランス大使館の試飲会は大手企業の方々が有名産地のブースに群がっていました。
そんな時に、誰もいなかった当時は無名産地と言われたラングドック・ルーションのブースで出会ったのがこのワインです。

 

あまりの美味しさと価格の安さに驚き、すぐに現地に飛んだ買付隊。
そこで目にした丁寧な手摘みの収穫。買付隊初のすぐに仕入れをお願いしました。

 

しかし、初のワインの輸入。当然資金はなかったそうです。
地元である静岡の銀行に飛び込み1000万を背水の陣で借金し輸入しました。
 
そして、いよいよ店頭へ届いた赤いラベルのワイン…。
半年で売ろうと思っていた数千本はなんと一か月で完売!
購入された有名作家の方が「一口飲んだ時、1万円はするな・・と、思った。」と、新聞のコラムにも書いて下さり、輸入ワインに取り組むきっかけになった、ヴィノス原点のワインなのです。



ぜひこちらワインを鰻と共にお楽しみいただき夏を乗り切りましょう!
 
高澤

 

しゅわっと爽やかに!日本の夏の食卓に合わせる微発泡夏ワイン

蒸し暑い季節には、冷たいもの、さっぱりしたものなど、ついつい同じようなお料理が食卓に並んでしまいますよね。
合わせるお酒も、ビールやサワーなどになりがちですが、ぜひ、「日本の夏の食卓に合わせていただきたい…!」と特別に入荷するワインがあります。

ヴィノスやまざきの夏の風物詩、北イタリアの自然派ぶどう栽培農家が造る微発泡ワイン「タッキーノ・フリッツァンテ(白/赤)」です。



白ワインは「コルテ―ゼ」という北イタリアの地場品種を使用し、果実味と酸味のバランスが良い、爽やかな味わいの微発泡ワインです。
冷たい魚料理や、酢の物など、さっぱりとしたお料理にとても良く合います。
カルパッチョ、エスカベッシュ(南蛮漬け)やごまだれを使ったお料理など、冷たいお料理に合わせてみてください。

スパークリングワインほど炭酸が強くないので、のど越しだけでなく、ワインの味も楽しみながら召し上がれます。
毎年ケースでご予約いただくお客様が一番多いのも納得な、“夏の食卓ワイン”です!


そして日本ではまだ馴染みが少ない、赤の辛口微発泡ワイン「タッキーノ・ロッソ・フリッツァンテ」。
「バルベラ」という、ジューシーなぶどうの香りが特徴の品種を使用しています。
凝縮感のある味わいですが、渋味が穏やかなので、「渋いのは苦手だけど、軽い味なのも物足りない!」という方におすすめの品種です。

このワインを召し上がる際はしっかりと冷やしていただき、濃いぶどうの香りと、口の中でぱちぱち弾ける泡立ちをお楽しみください。
食卓におすすめの食材はカツオ。通常、ワインを合わせると生臭さが増してしまう食材ですが、お醤油にオリーブオイルを加えて一緒に召し上がっていただくと、その相性の良さに驚きますよ!その他にも、サバやイワシなど旬のお魚、トマトやナスなどの味の濃い夏野菜にもぴったりです。



こちらのワインの造り手は、北イタリア・ピエモンテ州で代々続く家族経営の蔵元、「タッキーノ」。
ぶどう栽培から瓶詰めまで一貫して行っています。
小さな蔵元ながら、イタリアのワイン評価雑誌では高い評価を獲得する実力派です。


彼らの畑は急な斜面にあり、機械での作業ができないため、手作業で一房一房ぶどうを丁寧に収穫します。



そんな彼らのワインは生産量が少なく、通年供給してもらうことが難しいので、このワインを一番美味しく楽しめる夏にだけ、日本のお客様の為に特別に造っていただいています。

今年の入荷は7月23日(木)を予定しております。
店頭にも入荷しますが、7月17日(金)までご予約にて特別価格でご案内しております。



ぜひ、夏の食卓ワインとして、お楽しみください!

駒木根

ブルゴーニュワインのプロが唸った、ロングセラー白

私たちスタッフが「これは絶対に飲んで欲しい…!」とオススメする白ワインが、先月末に再入荷を果たしました!キャンペーンなどをしなくてもリピートでご購入いただくお客様が多く、入荷してもすぐに売り切れる、26年間白ワインの部で圧倒的人気No,1の白ワインです。
 
それがこちらのドメーヌ・プティプロ・シャルドネ樽熟成


 
その人気の秘密はシンプルに、価格と味わいにあります。

26年前、業界でもかなり早い時期にソムリエ資格を取得し、ワインスクールの仲間たちとブライングテイスティングばかりしていた、買付隊長の種本。
彼らが「とても美味しい!」と思った白ワインは、フランス・ブルゴーニュ地方の有名ワイン産地、ムルソーやモンラッシェなどの名前が付くワインばかりでした。・・・つまりシャルドネ品種を使い、木樽で熟成させた、ワインマニア垂涎のワインたちです。

しかし当然ながら、それらのワインの価格は決して安くありません!当時でも5000円で手に入ることはなかなかありませんでした。
そんな時に、フランス大使館の試飲会の数あるワインの中で、まだ日本では“無名産地”ともいえるほど、あまり人気が無かったラングドック地方のブースで運命の出会いがありました。

それが「ドメーヌ・デュ・プティプロ」という蔵元。別名「ドメーヌ・グール・ガゾー」と呼ばれます。

このワインに感動した種本は、すぐさまスペイン国境付近にあるフランス・ラングドック地方のミネルヴォワ村を訪れました。
私たちを迎えてくれたのは、創業者のピケさん。


 
もともとはブルゴーニュ地方でワインを造っていたのですが、より安い土地で“ブルゴーニュ品質”のワインを造るため、フランス各地を巡り、この土地を探し当て移住してきたそうです。
 
しかし当時のラングドック地方のぶどうは大量生産のものが多く、地元の品種でワイン造りをしている周りの生産者たちが、ピケさんのワイン造りに危機感を感じ、「いくら植えてもぶどうの樹を引っこ抜かれてしまってね・・・」と、昔話として笑顔で話してくれました。
 
そんな苦難を乗り越えたピケさんにとって、シャルドネ品種は特に思い入れが深く、今ではこの土地にこの品種をもたらしたパイオニアとも称されています。
 
先ほどご紹介した当店のワイン「ドメーヌ・プティプロ・シャルドネ樽熟成」には、彼らが持つ単一畑「プティプロ」のぶどうを使ってもらっています。


 
敬意を込めて、店頭で販売する際は「ドメーヌ・デュ・プティプロ」という名前を使わせていただくことになったのです。

実は今から15年前にヴィノスやまざきに入社した寺田は、もともとブルゴーニュの某有名ドメーヌ(蔵)で醸造の修行をしていました。現在も、ブルゴーニュワインのオークションなどの買付けは必ず寺田がその厳しい舌でチェックし、品質の高いワインを仕入れることができています。

入社当初には「え?本当にその価格で美味しいのですか?」と「ドメーヌ・プティプロ・シャルドネ樽熟成」の味わいに半信半疑だった寺田に、本日、改めて試飲した本音の感想を聞いてみました!

「んー…!これは美味しい…」と思わず唸る寺田ソムリエ…!

「白桃のような果実の凝縮感と、樽熟成によるナッツやバニラの香り。飲み終わりに酸味もしっかりとあり、ぶどうの品質の高さを感じます。甘さが残らないのも食事との相性がとてもいいと思います。」
続けて「1000円台の白ワインとして、ブルゴーニュ産のシャルドネがお好きな方でも、ぜひお試しいただきたいです!」とのコメント。

ブルゴーニュワインのプロもおすすめの白ワイン。
まだお召し上がりいただいたことがない方も、ぜひお試しくださいませ!


高澤