皆さまは、ワインを何と一緒に楽しんでいますか?
レストランでワインを選ぶ時には、ソムリエにおすすめを聞く方も多いかもしれません。
しかし、最近ではご自宅でワインを飲まれる方も多いはず。
その時、お料理とワインの相性はどうしても気になるものです。
「お肉だったら、赤ワインかな。」
「お魚は白ワイン?」
など、なんとなくのイメージで決めていませんか?
ワインはたくさんの種類があり、それぞれ異なる味わいです。
食べ物との組み合わせを、さらに深めて考えてみると、さらに美味しい発見があります!
そこで、本日は「魚だけど赤ワイン!」にチャレンジ。
今が旬の「初ガツオ」に合う赤ワインを、スタッフが実際に合わせて検証しました。
■合わせるポイントは?
えっ、お魚に赤ワイン?
そう思われるかもしれませんが、実はカツオのような赤身の魚は、意外にも赤ワインが合うのです!
お魚に合わせる赤ワインを選ぶ時、気を付けるポイントは1つ:「渋みの少ない赤ワインを選ぶこと」
赤ワインの渋み成分であるタンニンが魚の脂と結びつくと、金属っぽい生臭さを生み出してしまいます。
■おすすめ1:某国空会社ビジネスクラスにも搭載!?のフレッシュなピノ・ノワール
そこでまず選んだのは、渋みが少ないぶどうの代表品種「ピノ・ノワール」。
高級ワインが多いピノ・ノワール・・・ですが、今回は家飲みに毎日気軽に楽しめる、手頃な価格のピノ・ノワールと合わせて実食しました。検証(詳しくはこちら)の結果、おすすめのワインがこちら!
テラマター・ピノ・ノワール
フレッシュなベリーの香りにあふれ、酸味は抑え目。
酸味の強いものが多いピノ・ノワールですが、このワインには、ふくよかさもあります。
シンプルにお醤油でも良いのですが、ややタンニンを感じるので、食べ方はたたき(ねぎを散らして和風に)がベスト!その他にも、にんにくをつけた場合もばっちり合いました。
このワイン、過去には数千本の中から狭き門を潜り抜け、日本航空のビジネスクラスにもオンリスト。1,000円台と手頃ながら、実力派の一本です。
「美味しいピノ・ノワールは高くて、なかなか毎日は楽しめない・・・手頃で美味しいものは見つけられないだろうか?」そんな思いでたどり着いたのが、地球の裏側チリにある、テラマターでした。
彼らのワインは、チリではめずらしい100%エステート(自社畑)。
手頃な価格でも、ぶどうを買い集めて造るのではなく、自分たちでぶどう栽培から行っているので、安定した質と味わいのワインをお届けできるのです。
■おすすめ2:イタリアの有機農園が造る!オーガニックのまろやか赤ワイン
次に選んだのは、こちらの一本。
ラ・セルヴァ・テルツォ
オーガニックのぶどうから造られ、このワインも渋みが少なく、するすると飲めてしまいます。
フレッシュながら軽すぎず、ややタンニンも感じるので、たたきにすると、香ばしい風味とマッチ。オリーブオイルと塩こしょうで洋風にしても、美味しく楽しめました。
このワインを造るのは、イタリアの銘醸地トスカーナで、有機栽培に取り組むラ・セルヴァ農園。
トスカーナの中でも、沿岸部のマレンマ地区にあり、今では多くの有名ワイナリーも進出する注目産地。ですが、彼らが畑を開墾した当時は、周囲に畑も家もなかったため「セルヴァ(=野生の大きな森)」と名付けたのだそう。創業当時から、ぶどうや野菜をオーガニックで手造りしていて、地元の方に販売してきました。
ふだんあまり注目されることがなかったワインですが、実は、当店で10年以上のロングセラー。
カツオとの意外なペアリングで、今回、新しい楽しみ方を発見することができました。
■まとめ
ポイントは、「渋みが少ない赤ワインを選ぶ」に加えて、「何風」に食べるかにもかかっているようです。
お醤油の代わりに、塩とオリーブオイルで味付けてみると、ワインとの相性がさらに良くなります。
当店のロングセラー「ペトラリア」のオリーブオイルは、それだけで調味料になる、まるでエキスのようなオリーブオイル。エキストラバージンオリーブオイルの中でも最上位クラスの酸度でありながら、チリ産なので、とにかくお手頃価格。ぜひお試しください。
最後に、楽しみ方のワンポイント。
お刺身は冷たいままいただくお料理なので、ワインも少し冷やすのがおすすめです。
ワインを冷蔵庫で30分くらい冷やすと、少しひんやりとして、ワインの味わいも引き締まります。
初夏の陽気の日も増えてきました。
美味しい料理とワインのペアリングで、体に気を付けて、元気に頑張っていきましょう!
たまプラーザ店 女子チーム
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