ギヨさんのヌーヴォーは、今・・・!?


今年もいよいよ、ボジョレー・ヌーヴォーの初荷が日本に到着したとのニュースが出ていましたね!

今年のボジョレー・ヌーヴォーは、航空便の大幅な減便による物流の遅れを考慮し、例年よりも2週間早い出荷が認められました。一番早い生産者では、現地からの出荷が許可された10月5日(月)に、すでに出荷したところもあるとのことです。

それから、すでに3週間。
ヴィノスやまざきのボジョレー・ヌーヴォーを造る匠ギヨさんはというと・・・

「出荷に向けて、これから瓶詰めするところだよ」とのこと。

ギヨさん・・・
ヌーヴォー、解禁日に間に合いますよね・・・!?

毎年ギリギリまでぶどうの完熟を待って造るギヨさんのボジョレー・ヌーヴォー。
私も昨年まで輸入を担当していたため、ギヨさんにはいつも本当にヒヤヒヤとしていました。

でも、送ってもらったタンクサンプルを試飲すると・・・
そんな不安も、一気に吹き飛ぶほどの味わいだったのです!

果たして、どんな味わいだったのかというと・・・

▼「ボジョレーの騎士」ボジョレー・ヌーヴォー2020試飲


▼「ボジョレーの騎士」ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー2020試飲

ヴィノスやまざきでは、毎年現地を訪問して、ボジョレー・ヌーヴォーの味わいを確かめています。
しかし今年は現地を訪問することは出来ないため、特別に瓶詰め前のタンクサンプルを送ってもらい、試飲を行うことにしました。

まずは、通常のボジョレー・ヌーヴォー。
イチゴのような、熟した果実の旨みがたっぷりで、「もしかして、ヴィラージュ・ヌーヴォーと間違えて送ってきたのでは?」と思ったほどの濃さでした。

さらにワンランク上のボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォーは、「えっ、これ本当にヌーヴォー!?」と疑ったほど香りがとても華やかで、グラスをまわすと、ワインがグラスの内側にしっかり残るほどの凝縮感。完熟ぶどうを頬張ったかのようなジューシーさの中に、しっかりとしたタンニンと複雑味、樽の香りを感じます。

入社して10年。
これまでで一番美味しいのでは・・・!?と思うほどの味わいに、本当に驚きました。

これだけのワインができるのは、しっかりと完熟を待ったからこそ。
今年ギヨさんには「解禁に間に合わなくても、例年通りしっかりと完熟したぶどうから、本当に美味しいヌーヴォー造ってほしい」と伝えていました。
この味わいが出来たなら、たとえ解禁日に間に合わなくても後悔はない・・・そう思えてしまうほどの味わいでした。

もちろん、ギヨさんが全力を尽くして造ったボジョレー・ヌーヴォーを、皆さまのお手元に解禁に間に合うようにお届けできるよう、ここから先はヴィノスやまざきの輸入チームが全力を尽くします!
ぜひ楽しみにお待ちください。

ソムリエ 本島

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