こんにちは。たまプラーザテラス店店長です。
天候によって気温の変化が大きいこの季節。“晴れて暑い日”や“雨の肌寒い日”など、日によって飲みたいワインが大きく左右されるのではないでしょうか。
本日は私おすすめの、気温によって飲み方を変えられる“万能赤ワイン”をご紹介いたします!
オーストラリアの蔵元「カラブリア・ファミリー・ワインズ」が造る「スリーブリッジス・シラーズ」。
同蔵元が手掛ける「リッチランド」シリーズは、親しみやすい味わいとリーズナブルな価格で人気のワインが多く、直輸入開始当時から多くのお客様に支持されてきました。
(リッチランドの人気ブログ記事はこちら)
そんな彼らの造るプレステージタイプが「スリーブリッジス」シリーズです。
店頭では「リッチランド」シリーズが人気なのですが、現地を訪れ蔵元のこだわりを目の当たりにし、
「真のコスパワインは、このスリーブリッジス・シラーズなのかも…」と強く感じました。
「カラブリア・ファミリー・ワインズ」は、イタリア移民のカラブリア夫妻が設立した蔵元。現在は、2代目のビル・カラブリア氏と、3代目となるアンドリュー&マイケルの兄弟を中心に、家族経営でワイン造りを行う蔵元です。
近年では環境や安全に配慮したワイン造りを行うなど、保全活動にも力を入れています。
2年前、現地を訪れた際にアンドリューさんが「一番のお気に入りのワインなんだ」と言って出してきてくれたのが、この「スリーブリッジス・シラーズ」。
完熟したプラムや、ブラックベリーのような凝縮感溢れる果実味と、ダークチョコレートのようなニュアンスも感じられ、華やかな香りが品質の高さを思わせます。
その味の秘密を探るため、買付隊はぶどう畑を訪れました。
「スリーブリッジス・シラーズ」は「シラーズ」品種の銘醸地であるオーストラリア南部、バロッサ・ヴァレー地区に所有する自社畑の樹齢40~50年の古木のぶどうも一部使用しています。全てビルさん自身の目でぶどうの状態を見極め、収穫したものは1粒1粒全て手作業で選別されてワインが造られます。
更に12カ月の樽熟成を施すことで、濃厚な果実味にタンニン(渋味)の滑らかさとエレガントさも加わり、じっくりと味わいながら楽しめる赤ワインです。
店頭でも入荷待ちのお問い合わせを受けることがありますが、通常のワインよりも手間がかかり、生産量が少ないので、通年でご案内することは難しいのです。
実は、本日ご紹介した「スリーブリッジス・シラーズ」は召し上がる際の温度で、味の雰囲気が変わります。
肌寒い日は常温で、濃厚なコクと旨みをお楽しみください。
蒸し暑い日は冷蔵庫で少し(20分程度)冷やしていただくと、引き締まった酸と果実味も感じられます。
合わせるのは、牛肉のお料理はもちろん、夏バテ防止に鰻の蒲焼きもおすすめです。甘辛いタレの味が合うことはもちろん、山椒の香りも、ワインに感じられるほのかなスパイスの香りにマッチします!
また本日ご紹介のワインを含めた、合計4本のコクあり赤ワインが入った「CIAL横浜オープン記念・赤4本セット」も本日よりヴィノスやまざき各店・オンラインショップにて発売が開始いたしました!
是非、この機会にお楽しみくださいませ。