自分で相性の良いおつまみを厳選!マリアージュ講座!

こちらのヴィノスダイアリーで食いしん坊cook等をはじめご紹介している様々なワインと食事やおつまみのマリアージュ。
 
毎回身近な食材を使ってご提案をさせていただいておりますが、「自分で相性の良い選ぶことは難しいの?」とそんなお声をいただくこともあります。

今日はご自身でできる簡単なマリアージュの方法を皆様にお伝えいたします!

 
1.色味で合わせるマリアージュ!

 
パッと見てすぐにできるのがこちらのマリアージュ。

例えば当店蔵直イタリアワインの中でも、抜群の人気を誇る「タラブーソ」
 

このワインが生まれるマルケサート農園は、世界的にも有名サッシカイアやオルネライアなどの高級ワインを造り出す産地、イタリア・トスカーナ州のボルゲリ村にあります。
 
実は、このサッシカイアの畑をマウリツィオさんの祖父が買い受け、ぶどう栽培をはじめたことがワイナリーの始まりです。
以降、試行錯誤を繰り返し品質を向上し続け、遂にはサッシカイアを超える評価を獲得したワインなのです。
 
凝縮されたカベルネソーヴィニヨンを贅沢に100%使用し、当店のワインの中でもよりパワフルな味わいが特徴です。
グラスに注いだ時は向こう側が見えないほどの濃厚さ...!
 
だからこそ、合わせていただきたいのはステーキなど色味のしっかりとしたお肉!


ジューシーな味わいも含めて、この赤身の色が濃厚なワインとの相性は抜群です!
 
よくお肉には赤ワインと言いますが、実は色味の淡い鶏肉などは白ワインと合わせていただくのも大変オススメですよ!
 
こちらのマリアージュは想像もつきやすく、実践された方も多いかもしれません。


 
次は上級編!
 
2.味わいでお互いを引き立てるマリアージュ!

 
「これが難しい!」と思うことも多いかもしれませんが、そんなことはありません。
言い方を変えれば、反対の味わいで合わせるマリアージュと言いかえることもできます!
 
例えば、カリフォルニアワインにある秘境の産地メンドシーノで見つけた「ネルソン・オレンジマスカット」
 

オレンジ・マスカットは、まるでオレンジの花ような甘い香りがすることからその名がついたカリフォルニア独特の品種。

以前はカリフォルニアで数多く栽培されていたのですが、時代の流れの中で辛口ワインが主流となり、他のぶどう品種に植え替えられ、今や入手困難な希少品種の1つとなりました。
 

しかし、家族経営で丁寧なぶどう造りを続ける「ネルソン・ヴィンヤード」がなんとオレンジ・マスカットの栽培を続けていました。

その情報を聞きつけ現地を訪問して交渉を重ね、なんとか譲っていただくことができた希少なワインがこの「ネルソン・オレンジマスカット」なのです。
 
味わいはというと、本当に収穫したぶどうをそのまま頬張ったかのようなピュアな甘さが、飲んだ瞬間に口いっぱいに広がります。
「オレンジ」と名がつくだけあって、柑橘系のような爽やかなアロマもお楽しみいただくこともできます!
 
甘いワインには甘いデザートというイメージが多いと思いますが、このワインを引き立てるのにオススメなのが辛さと塩気を感じる「ブルーチーズ」
 
特に昨日ご紹介したタスマニア産チーズシリーズにある「ロアリング・フォーティーズ・ブルー」は一つ一つ手作業で丁寧に青カビの繁殖処理を行い、濃厚なミルクな味わいと絶妙のなバランスで青カビの塩気と辛みを感じることができます。
その塩気や辛さがワインの甘さを引き立て、そしてワインの甘さがブルーチーズの特徴を引き立てるのです。
もちろん、近い味わいを合わせるマリアージュとして濃厚なタラブーソにこちらのブルーチーズを合わせても相性抜群です!
 
本日ご紹介したマリアージュ以外にも様々な楽しみ方があり、あくまで参考であって正解はありません。
今まで試したこともがないような組み合わせで、新たな発見もあるかもしれません!
 
是非、この機会にご自身のオリジナルのマリアージュをご自宅でチャレンジしてみて下さい。
ヴィノスやまざきのスタッフにもお気軽にご相談下さい!
 
高澤