まだまだ続く「猛暑・酷暑」
ですが、暦の上では「立秋」を迎え、日本酒の蔵元からはそろそろ「秋」を運ぶお酒の準備が始まります。
厳しい残暑もあともう少し、日本酒とおつまみを楽しみながらのり越えて行きましょう。
今月の「地酒倶楽部 蔵」は、高知県を代表する「美丈夫」
地元米「吟の夢」を使用し、超軟水で醸される華やかで口当たりの優しいお酒です。滋味を感じながらもコクのある「ごぼうチーズ」と共にお楽しみください。
[高知]美丈夫 吟の夢
[おつまみ]ごぼうチーズ
ストーリー
【濱川商店】
日本酒ほど水の影響を受ける酒はありません。
酒を醸す微生物たちが存分にその生命力を発揮するのも、米がその個性を花開かせるのも銘水あってこそのこと。美丈夫のベースとなる仕込み水は、高知県の県木・魚梁瀬杉のふるさと魚梁瀬地区甚吉森を源とする奈半利川の伏流水。樹木の緑が美しい森の中、清流がしぶきを上げる涼やかな渓谷など、豊かな自然の風景の中を巡り巡って、蔵へと辿り着きます。
この清冽な水をベースに馥郁たる酒を醸す。そのために必要なのは、良質の原料米です。
「最高の米で最高の日本酒を造りたい」という思いから美丈夫が厳選したのは、酒米の最高峰である兵庫県産山田錦。中でも東条の特A地区指定の田んぼで収穫された酒米から生み出される日本酒のすばらしさを多くの人に伝えたいと願っています。
同時に日本酒のテロワール、といった視点からは、地元高知県で契約栽培される「吟の夢」、愛媛県の「松山三井」など、それぞれの米の特性を生かした醸造にも力を注いでいます。
酒造りに携わって34年。これまでにひしひしと感じるのは、仕込み水の重要性です。日本酒の原材料はおよそ7割が水。つまり、その酒の7割はその蔵の仕込み水なのです。
そして、美丈夫の酒造りの一番の特徴は、この仕込み水が国内屈指の超軟水であることです。超軟水から生まれる酒は言うなれば、飲むが易し造るは難し。扱いが難しくも、美丈夫の清らかな個性を形づくります。この地が育む仕込み水の短所を補い、長所を伸ばして行くことが、これからの美丈夫の酒造りだと考えています。
杜氏 小原 昭
平成28年度日本醸造協会醸造技能者表彰者、全国新酒鑑評会金賞(最高位) 8年連続受賞を含む11回受賞、四国清酒鑑評会優等賞(最高位) 13年連続受賞、SAKE COMPETITION GOLD賞6回受賞、他受賞多数。
山と森と渓谷を通ってきた清冽な水。
田んぼで黄金色に実る稲穂からの米。
酒を醸すための蔵へは、自然からの恵みが豊かに運ばれてきます。米を酒へと変える手仕事を重ねるのは、蔵の人間たちですが、天地の恵みがなければ酒造りの仕事は始められません。この土地だからこその恵みの数々を、旨い酒に変えて地元の人たちに戻したい。それが美丈夫という銘柄を誕生させた時の願いでした。
美しく、強く、そして優しく。美丈夫を醸す蔵として目指すのは「旨い酒を造る」という唯ひとつのことです。そのために、することは限りなくある。そんなふうに考え続けています。
【千田佐市商店】
明治30年より続く老舗佃煮屋【千田佐市商店】は秋田県八郎湖の東南に位置します。
佃煮の製造業をはじめた
初代千田佐市の名を受け継ぎ、
伝統の味を作りつづけています。
老舗の味を守りながらも、新商品の開発にも力を入れており、今回のようなこだわりの製品を提供しつづけています。
商品詳細
日本酒:【美丈夫 吟の夢】
蔵から近い栽培地、安芸市山間部の入河内。生産者と蔵元とが共に見守る田んぼで契約栽培された「吟の夢」が原材料。柔らかな飲み口と上質の米由来の穏やかな旨み、キレの良い後口が特徴です。高知県農業技術センターが長い歳月をかけて開発した酒造好適米、同じく高知生まれの清酒酵母・CEL酵母、そして高知の清冽な水。米、水、酵母すべてが地のもの。高知オールスターズによる純米大吟醸です。
産地:高知県
蔵元:濱川商店
使用米:高知県産:吟の夢
精米歩合:50%
アルコール分:15%
おつまみ:【ごぼうチーズ】
ささがきごぼうを唐揚げにし、甘辛だれとカマンベールチーズで味付しました。甘味と塩味のバランスが絶妙でごぼうの滋味あふれる味とあいまって味わい深い逸品となっています。
内 容 量:65g
原 材 料:ごぼう(国産)、還元水飴、食用油、小麦粉、チーズ、醤油、ごま、
(一部に小麦、乳成分、ごま、大豆を含む)