5月も半ばを過ぎ、青空もまぶしく若葉の緑が目に見える季節になりました。ヴィノス
やまざきでは、新時代のワインを見極め、これからの季節におすすめのワインをご紹介させていただいております。ぜひ、各店舗、WEBショップをのぞいていただければ幸いです。
今月のこだわり赤ワインコースは、オーストラリアを代表する銘醸産地「バロッサ・ヴァレー」に蔵を構える小規模生産者、ルー・ミランダより飲みごたえある重厚な赤ワインをご用意いたしました。
今月のワイン:ルー・ミランダ ゴールデン・ライオン シラーズ バロッサ・ヴァレー
ストーリー
ルー・ミランダは、オーストラリア代表する銘醸産地「バロッサ・ヴァレー」の小規模生産者。ワイナリーを囲むように位置する自社畑のぶどうからこだわりのワインを造っています。
彼らとの出会いは、ヴィノスやまざきの人気オーストラリア生産者「カラブリア・ファミリー・ワインズ」のアンドリューからの紹介でした。ミランダ家は1991年にバロッサ・ヴァレーへ移り住む前はカラブリアと同じグリフィスでワイン造りをしていたため、当時から切磋琢磨して励んでいたとのこと。
2005年からはルー・ミランダ・エステートとして、「優れたワインは優れたぶどうから」という想いのもと、全て自社ぶどうからワイン造りを始めました。
アンドリューから、「バロッサ・ヴァレーに素晴らしい畑を持った生産者を知っているよ」と教えてもらい、今から約15年前に現地を訪問してその高い品質に感激したことが輸入のきっかけです。
創業者ルーさんの2人の娘 リサさん(左)、ワインメーカーのアンジェラさん(右)
ルー・ミランダはリンドックというバロッサ・ヴァレーの南部に畑を持ち、バロッサ・ヴァレーらしい力強さだけではなく、土壌や気候の特性から、上品さも併せ持つワインを造っています。
今月の「ゴールデン・ライオン シラーズ」は、素晴らしいぶどうを実らせた後に徐々に紅葉していく様に、「その一年の頑張りへの敬意」、また、「来年春に向けた期待」を込めて造られたワインです。畑のぶどう樹が全て色づいた時、まるで黄金色の情景は非常に素晴らしく、また、翌春の芽吹きに向けた準備が始まる大切な時期でもあるため、「今年一年のぶどうの樹への敬意」と「来春へ向けた準備期間の始まりへの期待」に対する気持ちを込めたと言います。
2年~3年使用のアメリカンオーク樽で最低12か月間の熟成を経て、バロッサ・ヴァレーらしい力強い果実味と緻密なタンニン、柔らかな口当たりが特徴です。
近年、オーストラリアではアメリカンオークからフレンチオークへ切り替えるワイナリーが増えてきましたが、ルー・ミランダでは、創業当初からの造り(アメリカンオークならではの樽の風味)を変えたくないため、赤ワインについては全てアメリカンオークを使っています。
【ゴールデン・ライオン シラーズ バロッサ・ヴァレー】
味わい:深い赤紫色、ブラックベリーやプラムの凝縮された果実味にスパイスの風味、樽熟成からくるバニラやトーストの香りもバランスよく調和された飲みごたえのある味わい。
蔵元:ルー・ミランダ・エステート
産地:バロッサ・ヴァレー
品種:シラーズ
ペアリング:
最後に、次回6月のお引き渡しは、6月15日(日)の開始を予定しております。
入荷の関係で引き渡し開始日や、引き渡し商品の変更が生じる場合がございますので、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。
それでは、来月の蔵直Ⓡワイン定期便でお会いしましょう!