5月も半ばを過ぎ、青空もまぶしく若葉の緑が目にしみる季節となりました。ヴィノスやまざきでは、新時代のワインを担う、これからの季節におすすめのワインをご紹介させていただいております。ぜひ、各店舗、WEBショップをのぞいていただければ幸いです。
今月のうま得赤赤コースは、スペイン最大ワイン産地ラ・マンチャ地方で、当店人気蔵元エスタカーダが造る、樽の香ばしい風味を堪能できる複雑でコクのある赤ワインと、ポルトガルで家族経営でワイン造りを行っているアルカスが造る、まろやかでタップリの果実味を楽しめる赤ワインをご紹介します。
赤:エスタカーダ テンプラニーリョ 12ヶ月樽熟成
赤:アルカス赤
【赤ワイン】エスタカーダ テンプラニーリョ 12ヶ月樽熟成
ストーリー
スペインの首都マドリードの南に位置するワイン産地「ラ・マンチャ」は、スペイン最大のワイン産地であり、大手の生産者が広大な畑から比較的リーズナブルな価格帯で、大量のワインを造っています。
このワインを手掛けるフィンカ・ラ・エスタカーダは、このラ・マンチャの地で、自社畑で育てたぶどうから質の高いワインを造ろうと2001年に創業しました。
デビューから数年で、スペインでもトップを争う評価を世界各国で獲得していましたが、その蔵元を真っ先に発見し、輸入することに成功したのがヴィノスやまざき。
話を聞くと、ワイナリーまで日本からわざわざ足を運んできたのも、当店だけだったそうです。
彼らが所有している標高850メートルの高台に位置する畑は、ぶどうにとって最適の場所。 昼夜で大きな寒暖差が生じ、ぶどうの成熟がゆっくりと進むため、豊かな果実味と酸味のバランスが抜群で、華やかな香りのワインが生まれます。
彼らのワインは、そのコストパフォーマンスの高さから、ヴィノスやまざきの店舗だけでなく、レストランのソムリエといったプロフェッショナルからも評価が高く、 料理の味わいを引き立てるワインとして人気です。
商品詳細
味わい:濃い色調からイメージできるアメリカンチェリーやプラムのような赤黒い果実に、甘いスパイスのニュアンスが加わり、長期間の樽熟成によるモカやトーストのような香ばしい風味と、柔らかな渋みが調和しています。
蔵元:フィンカ・ラ・エスタカーダ
産地:スペイン ラ・マンチャ地方
品種:テンプラニーニョ
ペアリング:生ハムやサラミ、肉じゃが、豚の角煮、鶏肉のトマト煮などに合わせてみてはいかがですか。
【赤ワイン】アルカス赤
ストーリー
アルカスとの出会いは2019年、世界遺産に登録されたドウロ渓谷に沿ってぶどうの段々畑が広がり、時には険しい道を抜けていきながら自ら運転しワイナリーを訪問。
現地で数件のワイナリーを訪問しましたが、これぞ!というワインに出会えなくて諦めかけていたのですが、以前に知り合いに紹介いただいた蔵元「キンタ・ダス・アルカス」を最後に訪問しました。
既に車で1000km程走って正直疲れていたのですが・・・到着後すぐ「私たちのワインを飲んでほしい」とアレンテージョ地区の赤ワインをテイスティングしました。思わず「これだ!美味しい!」とやっと出会えたコスパワインに嬉しくなり、疲れやモヤモヤが吹きとびました。
一緒に同行したソムリエも「これは、初めて直輸入したレゾリューを飲んだときのぎゅっと凝縮した果実味を感じ、バランスの良い味わいで美味しい」と感動していました。
キンタ・ダス・アルカスはヴィーニョ・ヴェルデ地区とアレンテージョ地区に自社畑を所有している家族経営の蔵元。
畑管理からワイン造り、瓶詰めまで一貫して取り組んでいます。 自然に配慮したIPMシステム(化学農薬に頼らないで害虫を駆除し畑を管理)を用いてぶどうを栽培し、一部のワインはヴィーガン認証を取得してサステイナブルにこだわったワイン造りをしています。
商品詳細
味わい:赤い果実のチャーミングな香りとスパイスのニュアンス。果実味も酸味もバランスよく、最後に細かなタンニンも感じますが、味わいはとてもまろやかで飲みやすい仕上がりです。
蔵元:キンタ・ダス・アルカス
産地:ポルトガル アレンテージョ地区
品種:アラゴネス40%、トリンカデイラ30%、アリカンテ・ブーシェ20%、トウリガ・ナショナル10%
ペアリング:コロッケ、イワシのトマト煮、スペアリブ、すき焼きなどにもピッタリです。
最後に、次回6月のお引き渡しは、6月15日(日)の開始を予定しております。
入荷の関係で引き渡し開始日や、引き渡し商品の変更が生じる場合がございますので、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。
それでは、来月の蔵直Ⓡワイン定期便でお会いしましょう!